ネトゲをするならどんなグラボが必要?おすすめのグラボなど

グラフィックボード(グラボ)

MSI オリジナルクーリングシステム TWINFROZR VI 搭載 GeForce GTX 1070グラフィックボード GeForce GTX 1070 GAMING X 8G

ゲームやアドベンチャーゲームのようなグラフィック処理能力をそれほど要求されないゲームであればCPUに内蔵されたグラフィックでも十分動作することがあります。



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遊びたいゲームに必要なスペックを知る

グラボだけに限らず、PCでネットゲームを遊ぶのであれば動作環境についてはある程度理解しておいた方がいいです。

家庭用ゲーム機は全て同じ性能になるように作られているため、対応したゲーム機であればソフトを購入したり、ダウンロードしたりする事ですぐに遊べるようになりますが、PCは人によって構成が大きく変わるためどうしても個々人で性能が変化します。

そのため、「このくらいの性能のPCならこのゲームを遊ぶことが出来ます」という1つの指標として提示されているのが動作環境です。

大抵はゲームの公式サイトなどで表示されているため、確認する事ですぐに知ることが出来ます。

また、検索エンジンなどで「作品名+動作環境」や「作品名+必要スペック」などで検索する事でも見つけることが出来ます。

公式サイトの動作環境ではGeForceとRadeonの基準になるグラボしか知ることが出来ませんが、ゲームによっては外部サイトなどでユーザーたちが有志で個々人のPCのスペックを公開して「このグラボならこのくらいの動作が出来た」といった、より細かいレベルでの動作検証をしている事も有ります。

気になる人はこちらも一緒にチェックしてみるのがおすすめです。

最低動作環境とか推奨動作環境の違い

PCゲームの場合には大抵の場合で「必須動作環境(タイトルによって最低動作環境など表現に差があります)」と「推奨動作環境」など2種類提示されています。

必須や最低と書かれているものは動作「だけ」はする環境、対して推奨動作環境というのはある程度のクオリティを維持して快適に遊ぶために必要なスペックを指しています。

ネットゲームの場合には特にグラボのスペックが推奨動作環境を満たしているか、どのくらい上回っているかで使える描画設定などがかなり変化するため、のめり込むほど遊ぶのであれば推奨動作環境で指定されているグラボの更に1~2段階高い性能のグラボを用意するとかなり満足のいくクオリティで遊ぶことが出来ます。

また、ネットゲームは常にアップデートによりコンテンツが追加されるという性質上、稀に途中で必要なスペックが引き上げられることがあります。

そういった時に必要最低スペックぎりぎりでプレイしていると、今後遊べなくなるといった事が起きるため、グラボを新しく選ぶのであればある程度性能に余裕があるグラボを選ぶのがおすすめです。



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グラボの性能差が分からない人はベンチを参考にしよう

動作環境などを見て必要なグラボを見ても、「そのグラボがどのくらいの性能なのか」というのは分かりづらいかと思います。

特に、現行のシリーズの下位製品と旧来のシリーズだと旧来の上位製品のほうは性能が良かったりするため、「最新の低価格のグラボ買ったら性能が少し足りなかった」という事が起こる可能性があります。

PCショップなどでは、グラボの性能を数値化するベンチマークソフトの結果をまとめているため、このようなトラブルを防ぐ意味でも動作環境として提示されているグラボと最近のグラボの数値の差を比較してみるのがおすすめです。

また、ベンチマークの結果は、検索エンジンで「グラボベンチ」や「グラボ名ベンチ」などで検索することで見つけることが出来ます。

注意点として、あまり古いグラボを使っていると一覧に乗っていない事があります。

古いグラボの中には性能が足りず「そもそもベンチマークの負荷に耐えられない」といったものがあるため、基本的に諦めて新しいグラボを買うのがおすすめです。

どんなグラボがおすすめ?

ゲーム用途としてグラボを選ぶのであれば、選択肢はnVidiaのGeForce系かAMDのRadeon系のどちらかになりますが、中でもおすすめなのは多くのネットゲームで最適化されているGeForceのグラボです。

GeForceの利点としては、ネットゲームに最適化されている事に加えてドライバの完成度が高いため、ある程度安定して使っていくことができる点があります。

特に最近のモデルから選ぶなら、GeForce GTX10~から始まるモデルの中から、自分が遊びたいゲームのタイトルに合わせて購入するのがおすすめです。

GTX10xxシリーズは性能を抑えた代わりに手に取りやすい価格になっているモデルから、現行のグラボの中でもトップクラスの性能を持つヘビー級のモデルまで揃っている人気のシリーズです。

ゲーム用におすすめのグラボ「MSI GeForce GTX 1060 GAMING X 6G」

MSI GeForce GTX 1060 GAMING X 6G 『Twin Frozr VI/OCモデル』 グラフィックスボード VD6092

3Dのネットゲームを遊びたい場合、GTX 10xx系の下位モデルである1050や1050 Tiなどでも問題無く遊べる事が大半ですが、ある程度快適さを重視したいのであれば1ランク上のモデルであるGeForce GTX 1060を搭載したMSIのグラボ「MSI GeForce GTX 1060 GAMING X 6G」がおすすめです。

高めのクロック数と6GBと大容量のVRAMを持つなど実用的なスペックを確保しつつ、価格も抑えられているため、「ゲーム用に初めてのグラボを購入したい、でも快適に遊べるくらいの性能は欲しい」という人でも満足できる性能を持つグラボです。

後述する1070や更に上位の製品である1080には流石に手が出ないけど、快適にゲームをしたい、という人にもおすすめです。

ゲーム用におすすめのグラボ「MSI GeForce GTX 1070 GAMING X 8G」

MSI オリジナルクーリングシステム TWINFROZR VI 搭載 GeForce GTX 1070グラフィックボード GeForce GTX 1070 GAMING X 8G

ゲーム用のグラボで、少し奮発する気ならnVidiaのGeForce GTX 1070を積んだMSIのグラボ「GeForce GTX 1070 GAMING X 8G」がおすすめです。

価格は少し高いですが、その分性能も高く3Dのネットゲームに対応できるどころか、タイトルによってはゲーム側で設定できる最高設定程度ではスペックを持て余すほどです。

性能が高い分、無駄があるように感じてしまうかもしれませんが、逆に言えば最高クラスの画質設定でも余裕をもって動作できるため、結果的静かに動かすことが出来る点は大きなメリットです。

流石に現行最高の性能を持つ1080や1080Ti等と比べると若干劣りますが、それでもここ数年にサービスが開始したネットゲームの大半に対応できるだけのスペックを持っていますし、今後も当分は必須動作環境を下回る可能性の低いモデルです。

Radeonのグラボはダメなの?

ゲーム用途で言えばGeForceがド安定ですが、だからといってRadeon系のグラボじゃゲームが出来ないのかというとそんなことはありません。

ネットゲームならほぼ確実にRadeonのグラボも動作環境の一覧に記載されていますし、必要なスペックを満たしていれば快適にゲームを楽しむことだって可能です。

ですが、RadeonのグラボはGeForceのドライバと比べると、バージョンで癖が強いなどの安定感に欠ける面があるため、ドライバの入れ直しなどが必要になるなど全体的に面倒な部分が多いのが欠点です。

実際、筆者がプライベートで使用しているゲーム用のPCはずっとRadeonのグラボを使い続けていますが、ドライバの更新をしたら画面が真っ白に光り輝いてゲームどころじゃない、なんてことを数回体験したことがあります。

まとめ

とりあえずネットゲームしてみたい、というのであればGeForceのグラボを使うという点を守れば、スペックの不足以外のトラブルは高負荷時にコイル鳴きといった避け難いトラブルを除けば殆ど起きないと思います。

今回紹介した2枚のグラボはどちらも高スペックで、ある程度長い期間使っていけるものを選んでいますが、その分高価です。

性能は下がってしまいますが、もっと安価なグラボもたくさんあるため不安な人はそういった製品から手に取ってみるのもおすすめです。