今だから敢えて6700K? 「鉄板」CPU対応マザーボードは「Z170」チップセット搭載が断然おすすめ!

マザーボード

Intel CPU Core i7-6700K 4GHz 8Mキャッシュ 4コア/8スレッド LGA1151 BX80662I76700K

今やCPUの代表格と言えばIntelの「Core i7」でしょう。

Corei7は基本的に世代毎にソケットもチップセットも変更されるため、使用できるマザーボードも異なります。

今回はその中でもある意味今一番「買い」なi7-6700Kに対応したチップセット、マザーボード・・・特に「Z170」に焦点を当てていきたいと思います。



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基本-CPUの選び方

CPUは、マザーボードとセットでないと動作させられません。

そして当然、マザーボードに求める性能もCPUに求める性能も各ユーザーで違ってきます。

Corei7を選ぶユーザーは高い性能を求める部類ですが、その中にも種類があります。

例えば、6700Kの後に出た6800K・・・これは確かに性能面で言えば飛び抜けています。

従来の「4コア8スレッド」から「6コア12スレッド」へ、要するに従来の~Xがつくような、最高級ラインのi7的位置付けなのです。

当然、価格は従来のi7より高いです。

6xxxになって若干身近にはなりましたが、それでも2017/1/7現在、6800Kは約5万、6850Kは7万弱、6900K(8コア16スレッド)に至っては11万近く・・・。

ここまでCPU単体にお金をかける人は、最先端のヘビーな使い方をしたい人や、とにかくスペックの高いパーツが好きな人も多いです。

正直、結構コアなPCゲーマーの筆者でも6800Kの5万でさえ高いと感じてしまいます。

そして、それらのCPUは標準ライン(6700KはLGA1151)と違い、LGA2011-3という特殊なソケットを採用しています使用できるチップセットもX99という特殊なものであり、このチップを搭載したマザーボードはどれも非常に高いです。

できる限り安く・・・なんて考えは捨てろ!

と言わんばかりで、最安が27000円程度です。

その2つを組み合わせたら・・・とんでもない額のPCが組み上がってしまいますよね?

そこで今記事のメインでおすすめしたいのが、次章以降で触れる「i7-6700K+Z170マザーボード」なのです。



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6700Kと対応チップセット、マザーボード

まず、6700Kは6800Kの前に出た当時の最新CPUで、4コア8スレッドという従来のi7のラインです。

価格は4万弱、現在の為替相場を考えると及第点といえる価格で、6800Kより1万ちょっと安いです。

更に対応チップセットの最上位、Z170を搭載したマザーボードでも中には1万を切るようなものまであり、現実的な価格のPCを組み上げるのにおすすめな組み合わせかつ性能も十分、というようなものです。

同じLGA1151なら、何故6700ではなく6700K?

まず、6700と6700Kの価格差は約3000円です。

その価格差だけで、4コアすべてのクロックが定格3.4→4GHzに上がるのです。

コストパフォーマンスというものは、目先の値段だけで判断して良いものではないと、筆者は考えております。

そして、語尾にKがつくi7は・・・勿論6700Kも、オーバークロックが可能です。

その際に必ず必要になってくるのが「Z170」であり、その高機能性が生きてくるのですが、それは次項以降で明記します。

6700Kをフルに活かす最上級チップセット、Z170

ASUSTeK Intel Z170搭載 マザーボード LGA1151対応 Z170-A 【ATX】

LGA1151用のチップセットは4種類存在します。

Z170、H170、B150、H110です。

それぞれのチップセットには色々な違いがあり、勿論それらを搭載したマザーボードにも大きな違いがあります。

PCIExpress3.0のレーン数とその構成の自由度

玄人志向 USB3.0増設ボード PCI-Express x1 (Gen.2) 用 外部2ポート+内部19ピン Renesas製チップ搭載 ロープロファイル対応 USB3.0R-P2H2-PCIE

まず、PCIExpressのレーン構成を変更できるのはZ170だけです。

その他のチップセットでは1×16のみですが、Z170は1×16 or 2×8 or 1×8+2×4と多様な構成を選べます。

2×8にできるということは、当然CrossFireやSLIなどのグラフィックボード2枚刺しが可能です。

更に特筆するべき事項は、「Z170のPCIExpressのレーンは合計20レーンある」ということです。

これは、グラフィックボード1枚刺しだろうが2枚刺しだろうが、まだ4レーンのマージンがあるということです。

これを付属のM.2スロットに分け振れば理論値最大32GB/sでの超高速SSDデータ転送が可能になりますし、当然4レーン分をPCIExpressx4のSSDに使ったり、各種拡張カードに使う余裕があります。

勿論それらの4レーン同士は排他仕様になってはしまいますが、排他でも困らないほどの充実度なのです。

因みにSATA Expressとも排他仕様になってしまうので、よく計画してから組み上げましょう。

「K」のオーバークロック

先述の通り、語尾にKがつくi7はオーバークロックが可能です。

しかしそれをサポートしているのはZ170だけです。

6700Kは元のクロックが4GHzということもあって大幅なクロック上昇状態での常用は厳しいでしょうが、最近では冷却性能の高い水冷、しかもメンテナンスフリーの製品が多く安く出回っており、それらとの併用で、将来性能不足を感じた時の一時的な延命措置的な使い方は十分可能でしょう。

筆者の経験上「標準ラインの最上位i7を搭載したPCは、4年後になってもグラフィックボード換装だけで最新のゲームが遊べる」ので、その可能性の向上、PCの更なる長寿化にZ170搭載マザーボードが一役買うと考えられます。

H170、B150、H110をおすすめしない理由

これらは数が多く、Z170を買えば関係ないことになるので簡単な説明になります。

●B150、H110はM.2スロットがない
●H110にはハードウェア単位での「OSのブート領域の不正な書き換え」を防ぐ機能がない
●前項のようにZ170以外はオーバークロックができない、PCIExpressのレーン数の変更もできない
●Z170とH170以外はチップセット自体でのRAID非対応等です。

マザーボードの具体的な機種の選び方

●使用可能メモリの種類

基本的にZ170はDDR4-2133対応ですが、中にはDDR3対応のものもあります。

流用できる、且つ他に使い道がない大容量の高品質メモリがあるなど特別な場合を除いて、選択肢の幅を広げたり将来性を確保するためにDDR4対応のものを選んだほうが良いでしょう。

●搭載(内蔵)LANチップ

断然、IntelかQualcommがおすすめです。

筆者の環境では、この2社のチップは有線無線問わず、今までリンク切れが一度も起こっていません。

また、実効速度も段違いです。

安物とは訳が違います。

そのためだけに+3000円出してでもこの2社どちらか(Intelのチップセットなので大半はIntel)のLANにする価値があります。

●各社独自の「売り」機能

高品質な部品、高品質な基板、LANへのサージプロテクト、USB3.1への対応、オーバークロックメモリ対応・・・等です。

それらにも満足できましたら、あとはその中でセールで安くなっていたものを買うぐらいでも大丈夫でしょう。

●価格

Z170にも、3万円弱するようなマザーボードが存在します。

しかし有難いことに、上記をほぼ押えた(OCメモリはともかく)ような機種が12000円ぐらいからでも存在します。

必要だと思う機能が全て備わっていれば、安い機種でも大丈夫でしょう。

まとめ

上記のように決して高いものでもありませんし、LGA1151用のマザーボードなら断然Z170チップセット搭載機種という事はわかって頂けましたでしょうか。

また、標準ラインのi7の最上位、ハイエンドとしては比較的安い6700Kと組み合わせることにより、できるだけ出費を抑えながら、高性能かつ長期間使っていける、延命も簡単に安価でできる優秀なPCが組めるのです。

マザーボードと、それと必ずセットになるCPU以外のパーツに関してはこの記事には書きませんが、この記事が皆様のパーツ選びの助けになりましたら幸いです。







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