初めてグラボを購入する人でもここだけ押さえておけばいいポイントって何?

グラフィックボード(グラボ)

グラボには色々な種類があって一体どれを選べばよいのか迷ってしまうことがあると思います。

グラボを初めて購入する人なら尚更だと思います。

そこで今回は、グラボを初めて購入する人でも分かりやすいように、とりあえずここだけは押さえておきたいというポイントをいくつか取り上げながら解説します。

ポイントさえ押さえれば、グラボを上手に選ぶことが出来ますので参考にして下さい。



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グラボを選ぶ前に確認しておくべきこと

グラボを選ぶ前にいくつか確認しておかなければいけないことがあります。

そもそも自分のPCケースに入る大きさのものなのかといったことや、補助電源が必要かどうかなどといったことです。

これだけは押さえておきたいという大事なポイントをいくつか紹介します。

自分のPCケースに入るサイズなのかどうかを確認

この確認事項はとても重要なことで、例えばグラボのサイズが大きいがために自分のPCケースに入らないという場合があるからです。

グラボには省スペースモデルの小さいものから、ロングサイズの大きいものまでと色々な種類があります。

自分が使用しているPCケースがフルタワーやミドルタワーなどの大きいサイズのモデルなら心配はいりません。

しかし、スリムタワーやコンパクトタワーの場合、グラボの大きさによっては入りきらない場合もあります。

グラボを買う時にはメーカーの公式ホームページ等を参考にして、必ずサイズの確認をしておきましょう。

もう一つの注意点として、PCのマザーボードにグラボを差し込めるかどうかも確認しておきましょう。

補助電源と電源ユニットの確認

グラボは、高性能なモデルになると補助電源というものが必要になる場合が極めて多いです。

通常の場合だと、電力はPCのマザーボードから供給されるのですが、高性能なグラボだとマザーボードの電力だけでは足りなくなってしまいます。

そこで、電源ユニットに付いているPCI Expressというケーブルを使用してグラボに必要な電力を補うのです。

PCの電源ユニットから伸びているPCI Expressのピンをグラボの補助電源差込口に差し込んで電源を供給してあげます。

補助電源に使う必要なピンの数は、それぞれグラボの種類や性能によって異なりますので事前の確認がとても重要です。

大抵の場合、グラボの商品紹介ページなどには、補助電源に必要なピンの数が記載されていますのでそこを確認しておきましょう。

補助電源6ピン、8ピンなどと書かれている部分がそれに当たります。

最近の性能の良いグラボの場合だと、6ピン、8ピンなどと数が多くて電力を多く必要とする場合が多いです。

補助電源に必要なピン数を調べたら、次は電源ユニットに付いているPCI Expressのケーブルの有無を確認しましょう。

余程の古い電源ユニットやワット数の少ない電源ユニットでない限り、PCI Expressのケーブルが付いていないということはないと思います。

ここで大事なことは、PCI Expressのケーブルの有無を確認した後、PCI Expressのケーブルに付いているピン数をしっかりと確認しておくことです。

例えば、購入したグラボに必要な補助電源のピン数が8本なのに電源ユニットのPCI Expressのケーブルには6ピンしか本数が無かったとしたら正常に使用出来ません。

ある程度性能の良いグラボでも補助電源のピン数が少ないグラボや、補助電源を必要としないグラボも中にはありますので色々と探してみると良いでしょう。

グラボが必要とする電源供給量を調べておく

先ほど説明した補助電源とも関係することなのですが、グラボを正常に動かすためには個々のグラボで定められている電源供給量というものが必要になってきます。

この電源供給量が足りないと、高負荷なゲームなどをしている途中で急に画面がブラックアウトしたり、電源を入れても起動しなかったりとトラブルの原因となります。

グラボが必要とする電源供給量は、各メーカーのホームページなどで参照することが出来ます。

大抵の場合は、少なくても500W以上の電源容量を持つ電源ユニットを使用しているのであれば問題はないかと思います。

ざっくりと述べてしまうと、補助電源がいらないグラボの場合、400Wから500Wぐらいの電源ユニットで問題なし。

補助電源が6ピン、8ピンの場合は500Wから650Wの電源ユニットで問題なし。

さらに多い6+8ピンや8+8ピンの場合は、600Wから750Wの電源ユニットであれば問題なし。

おすすめの電源容量は600W程度のものであれば、ある程度色々な種類のグラボに融通を利かせることが出来るのでおすすめです。



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自分の使用用途に合わせてグラボを選ぶ

グラボを選ぶ上で大事なのは自分の使用用途に合わせて賢く選ぶという事です。

高負荷がかかるような最新の3Dゲームを最高設定のグラフィックで遊びたい人はハイエンドクラスのグラボが良いでしょう。

ある程度グラフィック設定を下げて低画質、中画質でもいいから色々な種類のゲームを遊びたい人はコストパフォーマンスに優れたグラボがおすすめです。

自分がどんな目的でグラボを使いたいのかを少し考えてみましょう。

使用用途を例として挙げながらグラボの選び方を解説します。

軽いゲームをカジュアルに楽しみたい人向けのグラボ

最新のゲームなどはやらなくて、少し古い昔のゲームや軽めの2Dゲームなどをしたいという人には、GTX750tiなどがおすすめです。

GTX750tiというグラボは一昔前のグラボではあるものの、コストパフォーマンスに優れたグラボとして人気を博しました。

最新のゲームは厳しいですが、少し古いゲームだったら全然いけます。

最近のゲームでもグラフィックの設定を落とすことで中には遊べるゲームもあるのは確かです。

最新の3Dゲームを高画質で遊びたい人向けのグラボ

綺麗な高画質でゲームを楽しみたい人には、GTX1070がおすすめです。

GTX1070ならほとんどのゲームを高画質で楽しめますし、コストパフォーマンスにおいても優れています。

最近流行りのVRにも対応しているグラボです。

メーカー製品の種類によって異なりますが、高性能な割に補助電源が8ピンと意外と少ないのが特徴です。

中古のグラボは大丈夫なのか

グラボを新品で買う場合、ものにもよりますが数万円というお金が必要になります。

そこで視野に入ってくるのが中古品です。

中古品の場合でもグラボは結構な値段がするのが現状です。

実際のところ中古のグラボってどうなのかを解説します。

マイニングに使用されたグラボは避けた方が良い

マイニングに使用していたグラボは買うのをやめた方が良いでしょう。

マイニングでは24時間365日グラボを稼働させているため、グラボに負荷がかかり故障の原因となる場合があります。

グラボを中古で買う時は、マイニングで使用されていないかということをなるべく確認する方が良いでしょう。

中古品の場合だと保証がつかない場合がある

グラボを新品で買う場合は保証書が付いてきますが、中古品だと保証が付いていないのがほとんどです。

中古で安く買ったはいいものの、すぐに壊れて使えなくなってしまったら元も子もありません。

グラボを中古で購入する時は、信頼のあるパソコン専門店などで購入するのがおすすめです。

そういったパソコン専門店の場合だと、中古品保証が付く場合もあるのでおすすめです。

グラボを買う時はamazonのレビューを参考にしてみよう

グラボを買う時に参考になるのがamazonのレビューです。

使ってみた感想やプレイ出来たゲームのことなど色々と書かれていて参考になります。

人の評価が物差しとなる

実際にグラボを使用した人たちの意見を取り入れることで意欲的な購入の動機となります。

何の前情報が無くて買うよりも安心して購入できるのはうれしいシステムです。

「このグラボでこのゲームが遊べた」などと色々役立つ情報が書かれているので利用しない手はありません。

まとめ

グラボを選ぶということは意外と難しいものです。

しかし、大事なポイントをしっかりと押さえておけば何とかなるものです。

分からないことがあればインターネット上で検索すれば、グラボについて色々と調べることが出来る便利な世の中です。

amazonなどのオンラインショップを覗けばグラボのレビューも書かれていて参考になります。

最後に納得して買うのは自分自身ですので、人の意見を物差しとして賢く利用してみて下さい。

参考URL・参考文献・根拠など

https://www.dospara.co.jp/
https://thehikaku.net/pc/new/hikaku-desk4.html
https://www.seikatsu110.jp/pc/pc_computer/33531/
https://g-pc.info/archives/1452