GTX1080を搭載したパソコンは、あとどのくらい戦える?

GeForce GTX1080

マウスコンピュータ 17.3型ゲーミングノートPC[Win10 Home・Core i7・HDD+SSD 2TB+240GB・メモリ 16GB・GTX1080] G-tune BC-GTUNEI67G18N4 (2016年12月モデル)

GTX1080は、現在では間違いなくかなりハイスペックのグラフィックボードになります。

でも、そんな超ハイスペックといえるGTX1080であっても、この先ずっとそれで戦い続けることはできないでしょう。

基本的には常に買い替えていかないとなりません。

では逆に、GTX1080で今後どのくらい持つのでしょうか?

ここではそれを見ていきます。






2年程度はトップクラスである可能性は高い

まず結論から見ていくと、GTX1080は、今後2年程度はトップクラスである可能性が高いです。

でもそれは逆に言えば、これだけハイスペックだといわれているGTX1080であっても、あと2年くらいでハイスペック環境としては限界がきはじめててしまうということになります。

それだけ、技術の発展というのは目覚ましいものなのです。

たった2年でも世界は大きく変わる

たった2年で世界は全然変わるのです。

もちろんそれにはタイミングもあります。

たとえば4Kテレビの初めてのお披露目は2011年くらいのことですが、技術的任は2009年からの2年と、2015年からの2年では伸びが違います。

もちろん、2015年からの2年でも、人知れず大きな進化はしているでしょうが、もっと進化するタイミングというのもあるのです。

だから、実際にどのくらい置いていかれるかはわかりません。

場合によってはたいして置いていかれない可能性もありますし、もしかしたらすごく置いていかれる可能性もあります。

ただ一つ言えるのは、基本的には2年程度はハイスペックとしては認められているだろうということです。

それにはもちろん理由があります。

ムーアの法則というものがある

その根拠といえるのが、ムーアの法則という法則です。

ムーアというのは、インテルの創始者の人物なのですが、その人物が言うところでは、「コンピューターの性能はだいたい2年程度で倍になる」のです。

実際たくさんのコンピューターにおいて、2年程度スペックを大きく刷新するような製品がでてきています。

もちろんそれにはいつか天井があるかもしれません。

でも、まだまだ伸びる余地はあります。

だから、基本的には2年程度でGRX1080のスペックを大きくしのぐ製品が出てくると考えるのが普通です。

GTX1080が出たのは2016年のことです。

つまり2018年前後には、それをしのぐグラフィックボードが出る可能性があるということです。

しかし、それが出たからと言ってすぐにGTX1080が弱くなるかというと、そんなことはありません。

まだまだ戦えます。

でも、その新しいグラフィックボードをさらにはるかに超えるものが出てきたらどうでしょうか?

そのころには少なくとも第一線のグラフィックボードではなくなります。

なのであと2年程度でハイスペックではなくなるということになるのです。






使用するものの重さも増えていく

グラフィックボードを何に使用するかということによっても全然変わってきます。

これを使用する人は主にゲームに使用するのでしょうが、ゲームの重さも、年々増してきています。

それにもムーアの法則が当てはまると考えてよいでしょう。

ゲームもコンピューターのようなものですから。

そうして重さが増えていけば、次第にGTX1080では厳しくなることも出てくるのです。

それもあって、トップクラスでいられるのはあと2年程度となります。

もし使用するものの環境が変わらないのであれば、別にこちら側のスペックが落ちるわけではないのですから、そのゲームなどに関して言えば、十分トップクラスでしょう。

それ以上に快適な動作などないこともあるでしょうから。

でも新しいゲームであれば、もっと重たい処理があって、もっとハイスペックでないとそれが良い画質で稼働できないこともあるのです。

もちろんそういう新しいゲームでも、GTX1080であれば、そこまですごくカクカクしてしまうということはそうそうないでしょう。

ただそれはやはり最前線ではないです。

現時点でも重たいものもある

GTX1080をもってしても、もうすでに重たいものだってあります。

実際今の最先端といえるのは、GTX1080ではなく、GTX1080Tiになるのです。

そっちであれば、スムーズに動くものの、GTX1080ではちょっと重たいということがもうすでに出てきているわけですから、ここから2年後3年後、どんどんつらくなっていくことは間違いありません。

どこまで追い続ければよいのか

GTX1080は決して安いものではありません。

もちろん出た当時と比べると安く変えるようにはなっていますが、まだまだ6万円程度してしまいます。

でた当時に変えていたらもっと高かったはずです。

それなのに、数年で買い替えていかないとならないのです。

最高スペックのものを求めるのであれば。

ではそれはいつまで続くのでしょうか?

いつまでも、新しいものが出るたびに買い替えていかないとならないのでしょうか?

その答えは、残念ながらYESです。

それは、おそらくいつまでも止まることはありません。

今は3D4Kが最高でしょうが、これからVRもどんどん進んでいきますし、8Kなんていうゲームも出てくるかもしれません。

そうしたらその次には16Kになるでしょうか。

いずれにしても進化はやむことはありませんから、追い続けるのをやめるときには、この趣味をやめるときしかありません。

進化するのは一つではない

当然ながら進化するのはグラフィックボードだけではありません。

CPUだってどんどん進化していきます。

もしハイスペック環境でいたいのであれば、それだってその都度新しいものを入手していかないとなりません。

もちろんモニターなどもその必要があります。

そしてそれらの価格は、どんどんインフレしていく可能性が高いです。

スペックが高くなるのですから、価格がインフレしていくのは当然なのです。

ということはつまり、追い続けていくのはすごくお金がかかるということです。

妥協しながら楽しむことも大切

ゲームというのはあくまでも趣味です。

もちろん場合によってはそれのプロの人もいるでしょうが、多くの場合では趣味になります。

それなのに、何年かに一回十万円以上のお金を払って、パソコンを最高環境に変身させていくのは、決して得策ではないでしょう。

あまりおすすめはできません。

すごくお金に余裕があればそれは自由ですが、いつかその過ちに気が付くこともあるものです。

だから、妥協を覚えることも大切です。

たとえばGTX1080であれば、完全な画質を求めなければ、これから先ある程度ゲームが重たくなってきたとしても、まだまだ5年6年、なんならそれ以上戦えます。

ゲームをしなければ、もはやパソコン自体が壊れるまで第一線で戦えるでしょう。

ゲーム以外ではそもそもそこまでのスペックを求められる機会もそんなにありませんから。

なので、ゲーム趣味を卒業したり、あるいはある程度の妥協を覚えたりしてハイスペック環境を求めないようにしていくのが、一番賢いでしょう。

もちろん最前線のハイスペック環境を求めること自体が趣味の方もいますから、その場合にはそれは別に否定はしませんが。

まとめ

GTX1080クラスのグラフィックボードでも、いつまでもハイスペックとは言われないのが、現代なのです。

技術革新とは本当に恐ろしいものです。

ただ、GTX1080は現時点ではすごくハイスペックになりますから、逆に今買って2年程度すごくハイスペックで戦って、それ以降はハイスペック環境から徐々に降りていくというのもありでしょう。







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