これは絶対面白い!おすすめ邦画ベスト100パート2

普段は洋画を見ることが、多いのですが、今回、ふりかえってみると、邦画も結構見てました。

忘れっぽい性格なのですが、題名を見ると、「ああ見たことある」とすぐ映画のシーンがよみがえります。

映画の力ってすごい、と思います。

ホラー映画が苦手なので、ホラー映画は入ってません。

寅さんシリーズも好きなのですが、どれを選ぶか大変なので、今回は入れませんでした。

第100位「クローバー」

クローバー 【通常版】 DVD

漫画が原作のようです。

見ていても、ストーリーが、いかにも漫画でありそうな展開です。

でも、全然それがいやじゃないです。

ホテルの広報で働くヒロインが、突然上司と付き合うことになって、というお話しです。

その上司がクールで、仕事ができていい感じです。

ちょっと影があるのも女心をくすぐります。

武井咲ちゃんもかわいいです。

二人のデートシーンなんか、見てるこちらまで、ときめきます。

素敵なシーンが多いです。

最後の上司がテラスの上からヒロインに訴える場面なんか、もう女心をわしづかみにされる感じです。

現実にはこういうこと起きない分、映画でどっぷりはまって、夢の世界を心ゆくまで味わいました。

第99位「ハナミズキ」

ハナミズキ スタンダード・エディション [DVD]

私、実は若いころ、漁師の奥さんにちょっとだけ憧れた時期があって(笑)。

海の男って男っぽくてよいなあと思ってました。

この映画では、生田斗真くんが漁師です。

イケメンがこんな男っぽい職業って、もう鬼に金棒ですね。

生田斗真くんはこの役のために、実際の漁師さんについて、ワカメを浜に干す作業の練習をしたそうです。

ほんの短いシーンのために、ちゃんと板について見えるように訓練するところが、俳優さんですね!

物語はヒロインとその生田斗真くんが高校生で出会ってから、大人になって紆余曲折あって、再会するまでのドラマです。

紆余曲折あっても、こういう恋って羨ましい。

いろんなことを乗り越えてこそ、順調な関係より、愛が深まる感じがします。

第98位「花より男子ファイナル」

花より男子ファイナル スタンダード・エディション [DVD]

テレビドラマもおもしろくて、すっかりはまってしましました。

完璧に漫画の世界ですが、現実ばなれしているところが、このシリーズのいいところ。

加賀マリ子さんなんて、はまり役だと思います。

ちょっと浮世離れしている、俺様な松潤が最高です!

このファイナルでも壮大な浮世離れが繰り広げられます。

無人島で、二人の愛のテストって、もう凡人の発想ではありません。

でも、この無人島での場面がいいシーンが多いんです。

もう、年甲斐もなく、きゅんきゅんしっぱなし。

いやあ、ドラマもスケール大きかったけど、このファイナルも最初から最後までスケール大きいです。

お見事。

個人的には中年になった花より男子も見たいかも(笑)。

第97位「北のカナリアたち」

北のカナリアたち [DVD]

柴田恭平さんと吉永小百合さんが夫婦役なので、みなくちゃと思ってみました。

吉永小百合さんは好きな女優さんの一人ですし、柴田恭兵さんは若かりし頃は劇団「東京キッドブラザース」でブイブイいわしてた俳優さんです。

最近はいい感じで年を重ねて、素敵なおじさまになっておられます。

過去を背負った子供たちが、大人になって。

でもあるきっかけでみんなその背負ったものから、解放されたんじゃないかな、と思います。

これ、事実だけ見たら、吉永小百合さん演じる先生って、なんて奴だ、と思いますが、映画なので最後まで気持ちは吉永小百合さんに寄り添ってしまいます。

最後まで、謎解きの感じもあります。

全体的にしっとりとせつない映画です。

最後は泣きます。

第96位「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

樹木希林演じる、お母さん、素敵です。

大好き。

なんかもう、自分の不幸も、息子のふがいなさも、全部おおらかに、のんびり受け止める感じ。

田舎のお母さん、って感じで抱きしめたくなります。

リリーフランキーさんの自伝をもとにした映画だそうです。

テレビでよく見るリリーフランキーさんに、こんな背景があったのか、と驚きます。

でも、このお母さんだから、途中から、リリーフランキーさんもがむしゃらに頑張れたんだろうな、と思います。

リリーフランキーさんも、リリーフランキーさんなりにお母さんを大事に思っていて、お母さんもそれを分かっていて、結構幸せだったのかもしれません。

第95位「東京タワー」

東京タワー 通常版 [DVD]

第96位と東京タワーつながりです。

個人的な偏見かもしれませんが、東京タワーってノスタルジックな感じで絵になります。

スカイツリーじゃ、こうはいかないだろうなあ。

岡田准一くんが若い!

そして黒木瞳さんがきれいなので、二人がカップルで並んでいても、違和感ないです。

岡田准一くんのお母さんと、黒木瞳さんがお友達という設定は洋画の「50歳の恋愛白書」と同じです。

この設定は年の差カップルの定番になるのでしょうか。

でも、若い男の子にいろんなことを教えるって、いいかも~。

やってみたいかも~。

でも、無理なので映画でその気分を味わいます。

こういう、実生活で経験できないことを味合わせてもらうのも映画のいいところだと思います。

第94位「犬神家の一族」

犬神家の一族(1976)

横溝正史のシリーズの一つです。

一時期、流行って次々と横溝正史原作の映画が作られました。

横溝正史特有のおどろおどろしい、でも美学にもとづいた殺人事件。

それはたいてい登場人物たちの、いまわしい過去へと続いていきます。

この映画も次々と起こる殺人のなかで、そのいまわしい過去もあばかれていきます。

なんといっても、この映画、湖の中に逆さになって足だけ突き出た死体のさまが衝撃的でした。

で、このシリーズを解決していく探偵役は石坂浩二さんが演じます。

これがはまり役で、のちにいろんな俳優さんが、リメイクで演じますが、石坂浩二さんの金田一耕助が一番だと思います。

下駄ばきの袴姿で、ぼさぼさ頭をかきむしるしぐさが、なんか違うんですよね、と監督のようなことを言いたくなります。

第93位「小さいおうち」

小さいおうち

山田洋次監督作品ということで、いい感じで山田洋次さん特有の雰囲気のある優しい、ゆったいりとした空気感の、やわらかい感じのする映画です。

時子役の松たか子さん、板倉役の吉岡秀隆さん、タキ役の黒木華さん、ぴったり適役です。

昭和の感じが濃厚です。

戦争に向かう、でもまだのんびりしていた時代のお話しです。

タキの回想録で回想されて物語は進みます。

秘めた思いや、秘められずにあふれだした思いがあります最後に以外な、でもよかったような、よくなかったような、悲しいような、切ないような結末があります。

でも見たあとの後味はいい映画だと思います。

生きてることを、しみじみと味わいたくなるような、そんな感じがしました。

第92位「そこのみて輝く」

そこのみにて光輝く 通常版DVD

すくいようのないようなるトーリーです。

でも、最後に希望が見えるような、いい終わり方です。

人から見たら過酷にみえるような状況でも、それでも彼女はせいいっぱい、一生懸命にやっていて、輝いている、という意味かな、と勝手に解釈しています。

貧しい一家を支えるために、風俗まがいの店で働いたり、工場で働いたり、仮釈放の弟勤め先確保のためにそこの妻子持ちの社長の愛人もやって、認知症で寝たきりの父親の介護もやって。

そして仕事での事故で仲間を死なせて自暴自棄になっている男と出会い、お互いに不器用なもの同士、言葉少なく、距離を縮めていきます。

私はこの映画を見て綾野剛さんのファンになりました。

ヒロインが子供時代の父親との思いでを話すシーンがあたたかい感じで好きです。

第91位「黒い雨」

黒い雨 [DVD]

キャンディーズでスーちゃんだった、田中好子さんが主役といえば年がばれてしまいますが、女優さんとして開花しましたね。

残念ながらご病気で亡くなられましたが、水谷豊さんの奥様になられた伊藤蘭さんを見るたび、スーちゃんも生きていたら、どんなにかいい女優さんになっていただろうな、と残念な気持ちになります。

物語は原爆に直接被ばくはしなかったけど、その後の放射能を含んだ黒い雨をあびている女性が、大人になって縁談が持ち上がるも、そのことが原因で破談になります。

戦後のおはなしですが、登場人物がみな、何かしら戦争で傷ついたり、人生を狂わされた人たちです。

でも最後に、元特攻隊の生き残りで、普段はおだやかなのですが、バスなどのエンジン音を聞くとフラッシュバックで枕を抱えて車の下に潜り込もうとしてしまう男性(なので、村人はバスが近づくと必死で停車させ、エンジン音がしないように、皆でバスを押して進ませます。

やさしさにあふれたシーンです)と結婚することになります。

第90位「キネマの天地」

キネマの天地

よくにた題名の「シネマの天使」と間違えやすいです。

まったく違う映画です。

ごっちゃになって「キネマの天使」と言っちゃったり。

浅草で売り子をしていた娘が、旅役者をしていた父親や、監督にはげまされながら、大部屋女優から、主演女優へと成長していくお話しです。

途中で皆で歌われる「蒲田行進曲」がずっと心に残ります。

ずいぶん前に見たのですが、まだ、でだしのところが歌えます(笑)。

そして頭の中でこのメロディが流れると、いっきに映画の世界へともどります。

この時代のエネルギッシュな浅草の雰囲気、いい感じです。

ヒロインがけなげに、ひたむきにがんばる姿に、私もいろいろとがんばろう、という気になります。

第89位「図書館戦争」

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言論の自由を守るため、政府軍から図書館軍が、書物を守ります。

軍隊どうしで戦う戦闘ものです。

奇想天外なストーリーです。

いえ、今の日本の情勢からいって、そうとも言い切れないかもしれません。

ちょっとそういう方向に向かっている気もします。

なんしか、政府軍には気の毒ですが、図書館軍はイケメンぞろいです。

もう、それだけで図書館軍の勝ちです。

そして無骨だけど頼れる上司、岡田准一くんとヒロインとの、胸きゅんきゅんものの、ラブロマンスもあります。

もう、岡田准一くんのりりしさだけでも、見たかいがありました。

普段から鍛えておられるだけあって、格闘シーンは真に迫ってます。

ストーリーももう、息がつけないほどの展開です。

戦闘シーンも迫力あります。

第88位「のぼうの城」

のぼうの城 通常版 [DVD]

本当にあった史実をもとにした映画だそうです。

こういう人がいたんだ、と思って見る映画はフィクションとはまた違います。

特に、こんなすごいことやっちゃって、攻めてくる強敵を、籠城したまま、負かしてしまうってすごいです。

痛快です。

野村萬斎さんが主役を演じておられるので、お殿様って感じが半端ありません。

途中で、敵陣を油断させるために、船をこぎだし、船の上で敵陣にうたいながら踊るシーンがあるのですが、このころのうたと踊りって、こんなふうに素朴な感じだったんだろうなと思います。

そこが、リアルなのは、やっぱり野村萬斎さんの芸の力だと思います。

最後、姫が秀吉さんにとられるところがちょっと切ないです。

でもあとあじの良い映画です。

第87位「桐島、部活やめるってよ」

桐島、部活やめるってよ

話題になった同名小説が原作の映画です。

少し不思議な空気感のある映画です。

題名にある、桐島くんは登場しません。

登場人物たちの話しの中に、名前がたびたび登場するだけです。

そして、みんなの話しをつなぎ合わせていくと、どうも桐島くんという人はみなの注目を集めるような、リーダー的な重要人物のようだ、ということがわかってきます。

高校生たち、それぞれの目線に切り替わって物語がすすみます。

高校生活のあの甘酸っぱさがよみがえります。

放課後のあの、ブラバンの練習や、運動系のクラブの掛け声がまじりあった、独特の雰囲気とか。

いけてない男の子と、いけてる男の子の微妙な距離感とか。

女子特有の、はみ出ないために、のりに合わせる感じとか。

第86位「8日目の蝉」

八日目の蝉

今でも思い出します。

映画館でチケットを買うとき、カウンターのお姉さんにうっかり「8月の蝉」と言ってしまったのですが、お姉さんは冷静に「八日目の蝉ですね」と復唱してくださいました(笑)。

たぶん、同じ言い間違えをする人が多かったんだと思います。

「八月の蝉」だと普通ですよね(笑)。

赤ちゃんの時に、父親の不倫相手に誘拐されて、そのまま8年間、その不倫相手を母親と思って育った女子大生が、そのころのことをたどる旅にでます。

実家に戻ったあとも、実の両親とは少しギクシャクして、女の子は今は自分も妻帯者と不倫しています。

映画、見てると実の両親が悪く見えてきて(ただ愚かなだけかもしれませんが)、誘拐しちゃった不倫相手に同情してしまいます。

女の子もそうだったんじゃないでしょうか。

でもそこには血の関係もあるので、複雑な気持ちだろうなと思います。

第85位「THE 有頂天ホテル」

THE 有頂天ホテル

三谷幸喜ワールド、たっぶり堪能できる映画です。

オムニバス形式でたくさんの人物が登場しますが、唐沢寿明の胡散臭い、三流マネージャーが一番笑えました。

尋常でなく、はじけてます(笑)。

売れない歌手役のYOUさんもいい味出てます。

胡散臭い役も多い、多い。

それらを豪華な俳優陣が演じるのですから、見ごたえあります。

曲だって甲本ヒロト作曲です。

その曲が贅沢な使われかたをしています。

舞台はホテルの中なんですけど、ストーリーもよくできてるな、と感心します。

そしていろんな登場人物たちの話しが交差して、最後はパーッとハッピーエンド。

三谷幸喜さんの映画は、間違いなく楽しい。

保証されてるようなもんです。

第84位「さよならみどりちゃん」

映画「さよならみどりちゃん」【TBSオンデマンド】

なんの知識もなく、なにげにTSUTAYAで見つけて、借りて見たら、おもしろかったんです!

西島秀俊が演じる男が、いるいる、こういうやつ、って感じの男です。

いい加減で、だらっとした感じで、でものりがよくて、みんなの兄貴分みないな存在で、男子には慕われ、女子にはもてるって感じの男です。

西島秀俊、本人がほんとうはそんなやつなんじゃ?

と思わせるぐらい、自然です。

いろんな映画、ドラマでいろんな西島秀俊を見ましたが、この映画の西島秀俊が一番魅力的なんじゃないでしょうか。

でもいい加減で、責任感なくて女性を幸せにはしないタイプ。

でも優しいというたちの悪いタイプ。

翻弄されるヒロインにきっと共感すると思います。

第83位「メゾン・ド・ヒミコ」

メゾン・ド・ヒミコ

これは、何かで予告編を見て、きっとおもしろいに違いないと確信して、DVDを借りてきて見ました。

確信どおり、おもしろかったです。

おもしろいだけでなく、心に残る映画。

見て得した気分になりました。

失踪した父親がゲイだったっていうところからもう、先が気になります。

ゲイの老人ホームで働くオダギリジョーに言われ、ヒロインは父親もいるそこで働き始めます。

切ないのは、ひかれあった二人が一夜をともにしようとするのですが、なかなか先に進まない。

ヒロインが「触りたいところないんでしょ?」と言って終わります。

ひかれるけど、ゲイなので、女性には欲望がわかない。

ひかれているのに。

切ないです

第82位「 シャル・ウィ・ダンス?」

Shall we ダンス? [DVD]

リメイクされたハリウッド映画版も見ましたが、私はやっぱりこちらのほうが好き。

主人公は役所広司さんでなきゃ。

普通のサラリーマンが、社交ダンスを始めて夢中になる、っていうのがみそですから。

役所広司さん、本当に普通のサラリーマンに見えます。

俳優さんになる前はお役所で働いてて、それで「役所」という芸名になったと聞いています。

また、草刈民代さんが、あんな人なら、そりゃサラリーマンも一目惚れする!

と納得できます。

りんとしてて、憧れられそうな感じ。

会社のトイレで竹中直人とダンスし始めたら、同僚が入ってきて、男同士手を取り合っていたので、カモフラージュのため、竹中直人が失神したふりをする場面が、おなかかかえて笑えます。

ちょっとしんみりもできて、最後は明るい気分になる映画です。

第81位「北の零年」

北の零年 [DVD]

四国に住んでたお侍さんたちが、やむにやまれぬ事情で幕末に、北海道へ移り住み、荒れ地を開墾しだします。

でも、そこはもとはお侍さんたち。

クワを持つ手つきひとつ、ぎこちなく、また同行した奥様の中には、慣れない農作業に嫌悪感をしめすひともいたり。

そしてなかなか農作物が育たないので、なんとか窮地を脱するために、雪の中を渡辺謙は札幌に向かいますがそのまま行方不明に。

残された妻子は仲間たちに、逃げたのだと責められます。

いろいろあって、馬を飼うことにしたらうまくいきなんとか生活が成り立つようになった時、また難問が。。。

というストーリーです。

壮大な自然の中で、もがく人間の小ささ、弱さ。

でも、そこで逃げずに立ち向かった人に、本当の幸せがおとずれるのだ、と思いました。

第80位「白ゆき姫殺人事件」

白ゆき姫殺人事件

ビデオで見ました。

この頃、気になる映画があっても、上演期間が短いので、見に行こうと思い立ったときには、すでに上映が終了していたりします。

でも、しばらく待ったらDVDで見れます。

この待ってる間に忘れてしまうことも多々あるのが悩みの種ですが。

この映画、SNSが発達した今、起こりそう、いえ、実際に起こっていそうな話しです。

誰かが「そうなんじゃない?」となにげなくつぶやいたことが、拡散されるにつれ「そうなんだって」とまるで事実のように伝わってしまう。

この映画、謎解きの要素もあります。

そして意外な、あっと驚く結末です。

ファンなので、こんなだめ男の役でも、綾野剛くんのだめっぷりさが、素敵です。

第79位「あげまん」

あげまん<Blu-ray>

ちょっとだけ古い映画です。

伊丹十三監督が、奥様の宮本信子さんを主役に何本か映画をとられてますが、どれも上品なコメディで大好きです。

この宮本信子さんが、どんな役をしても品がいいように思います。

テレビドラマの「あまちゃん」でがらっぱちな祖母の役をなさってましたが、そんな役でも下品にならず大好きな女優さんです。

この映画では芸者さんの役で、付き合う男性が次々と出世していく、いわゆる、あげまんな芸者さんの役です。

そして利用されて捨てられても、からっと明るい。

素敵。

最後のほうのシーンで愛する人の窮地を救うために、ひどいことされたのに、たくさんの札束が入った袋をひきずってくる場面なんて、愛らしいです。

第78位「あの夏、いちばん静かな海」

あの夏、いちばん静かな海。 [DVD]

北野武監督です。

テレビではギャグばっかり言ってるイメージなのに、こんなに美しい映画を作るなんて、人は見かけではわかりません。

耳が聞こえないサーフィンに夢中になる男の子と、その男の子といつも一緒の女の子のお話しです。

女の子も耳が聞こえないので、二人ともセリフはありません。

全体的に波の音がいつも聞こえる、静かな映画という感じです。

こういう、映像をじっくり楽しめる雰囲気も、いいです。

残念ながらDVDで見たのですが、海の風景が多いので、映画館の大きなスクリーンで見たら、もっと良かっただろうなと思いました。

最後はちょっと切ないけど、でも最後の女の子に元気がもらえて、とてもいい映画です。

第77位「影武者」

影武者

黒沢明監督の映画です。

さすが、黒澤明監督。

お金がかけられるという事情もあるでしょうが、豪華賢覧。

衣装も、風景も、お城ないのしつらえもゴージャスです。

もうそれだけでも映画を見た!

って気分になれるので、うれしいところです。

最初主役の影武者は勝新太郎さんが予定されていたそうですが、撮影現場に自分の演技を確認するためのカメラを持ち込んだところ、黒澤明監督が「演技は私が指導する」といったことに勝新太郎が従わずに降板となったそうです。

勝新太郎さんも、黒澤明監督もプロですね。

映画に対する思いいれがどちらも強くて譲れなかったのでしょうね。

そんな人たちがかかわった映画です。

見ごたえあるのも当然です。

第76位「学校」

学校

これ、シリーズになっているそうです。

知らなかった。

ほかの作品も見なくちゃ、と思います。

この映画も山田洋次監督です。

もうすでにランキングに何本か入れてます。

だっていいんですもん。

あったかくて。

変に感動もんじゃなくて、じわっとよさが伝わるような、あったかさ。

人間っていいなあと思えるような。

この映画は夜間中学が舞台です。

通っている生徒も個性的、さまざまな経歴、年代の生徒が一緒に学びます。

一緒に学ぶって、それだけで連帯感出ますよね。

それが、もう、本当に年も環境も、性格もバラバラな人たちが一つの教室で学ぶんですから。

でも、それぞれいろんな経験をしているので、人生についても勉強は十分されてる雰囲気。

それが独特の雰囲気を作ってます。

西田敏行の先生もいいです。

金八先生に負けてないです(笑)。

第75位「かもめ食堂」

かもめ食堂

ラッキーなことに、この映画は映画館で見ました。

大きなスクリーンで見れてよかったです。

なぜかというと、もちろん、ヘルシンキが舞台なので、外国の風景を大きなスクリーンで楽しめたというのも、あるのですが、出演者が、小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさん、です。

独特の空気感、雰囲気を持った三人が集まったんです。

大昔、三谷幸喜のドラマで深夜枠でやってた「やっぱり猫が好き」っていうドラマがあって大好きだったのですが、その時のメンバーも小林聡美さん、もたいまさこさんでしたが、そこには室井滋さんもいました。

いい感じで室井滋さんがはじけて、ふたりの空気をぶち壊すのが、あのドラマのだいご味でもありました。

この映画を見て、小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさんの作る空気に酔いしれました。

ゆったり、のんびり、のテンポが心地よかったです。

第74位「菊次郎の夏」

菊次郎の夏 [DVD]

北野武監督です。

「あの夏、いちばん静かな海」とはガラッと雰囲気が変わります。

北野武監督本人も、無職でふらふらしてて、同棲相手に養ってもらってる、どうしようもない中年男の役で出演しています。

北野武監督が「死ぬまでにいちど見たほうがいい」と絶賛したエンターテインメント集団「コンボイショウ」のメンバー全員が出演しています。

実は私、コンボイショウのファンなので、出演シーンは食い入るようにみてしましました。

ストーリーは一人祖母に預けられて育てられている男の子が、夏休み、実のお母さんに会いに旅に出ます。

ひょんなことから北野武監督も付き添いますがお金をギャンブルですったので、貧乏旅行がそこからはじまります。

切ない、悲しい場面もあるのですが、そこは子供の底力、最後は男の子が元気に走っていくシーンで、私も元気になりました。

第73位「夫婦善哉」

夫婦善哉 [DVD]

森繁久彌が、妻子がありながら、ふらふらしてて、勝気な売れっ子芸者といい仲になったりします。

お金持ちの甘ったれのボンボンです。

この組み合わせ、少しまえのNHKの朝ドラの「あさがきた」と同じ組み合わせです。

あちらも、あさちゃんが、ふらふらしてるぼんぼんの旦那さんに代わって、ばりばりと商売にせいを出してました。

王道の組み合わせなのかもしれません。

ふらふらした頼りない男に、しっかりした女がつくのか、それとも、ふらふらしてる男と付き合うと、必然的に勝気なしっかりした女にならざるおえないのか、そのへんはわかりませんが、でもこちらもいろいろありますが、結局仲良しです。

最後の「たのんまっせ、おばはん」のセリフ。

有名ですよね。

舞台となった夫婦善哉のお店、いまだにあります。

法善寺横丁が何年か前に火事でほとんど焼けてしまったのは残念ですが、ほとんどもとのままに元通りにはなってます。

入ってるお店が、今風になってるところもありますが。

第72位「日本沈没」

日本沈没

沈没、しそうですよね。

世界地図で見ると小さな島国です。

ぼん、と本当に沈みそう(笑)。

もうブクブク。。

と衝撃的。

日本映画でのパニック映画の、初めてか、それに近いものではないでしょうか。

今見ると今の映画とは技術が全然違うので、パニック映画にしては、のどかな感じがするかもしれません。

でも当時は衝撃的だったんです。

私は子供だったので、本当に日本が沈没しないか心配になって寝れなくなったくらいですから。

小松左京さんの小説が原作です。

のちに筒井康隆さんがこれに対抗して?

パロディで「日本以外全部沈没」という小説を書かれました(笑)。

日本以外、全部沈没したので皆が日本に押し寄せてくる、というお話しだそうです。

そんなパロディ小説が出版されるなんて、しゃれてますし、遊びごころがあっていいですね。

第71位「霧の旗」

霧の旗

昔の話しをすると年齢がばれますが、好きな映画を紹介するためだから仕方ありません。

私も含めてですが、なぜ映画ファンって、自分の好きな映画を人にも好きになってもらいたいと思ってしまうのでしょう。

わたしのまわりの映画ファンも好きな映画の話しになると熱心です。

それは、さておき、話しを戻すと、私が子供の時、大人も子供も、山口百恵さんと三浦友和さんのコンビのドラマに夢中でした。

放映がはじまると、全員茶の間に集まって、テレビにくぎずけ。

たいてい、百恵ちゃんが誰かにいじめられるので、「あれはいかん、あんなんしたらいかん!」と皆で本気で怒ったものです。

そのコンビでドラマだけでなく映画も何本も撮られています。

これは、切ない、悲しい話しです。

兄のえん罪をはらすために妹の百恵ちゃんが友和さんに近づいて、その後、兄がえん罪になった経過も、だんだん謎がとけていきます。

最後が悲しいんです。

そこもまたいいんです。

第70位「八つ墓村」

八つ墓村

この映画、当時、ものすごく流行りました。

映画の有名なシーンを真似して、学校でクラスの男の子たちが頭の両脇に鉛筆を1本ずつはちまきでしばりつけて、「たたりじゃあ~、たたりじゃあ~、八つ墓村のたたりじゃあ」とよく走り回ってました。

あのころは、今より映画の本数も少なく、映画館も少なかったから、同じ映画を皆、見てることが多くて、だからそんな遊びも皆に大うけでした。

映画は横溝正史シリーズの、あの独特のおどろおどろしい世界です。

でもなぞ解きの展開がいいんですよね。

たいてい、ヒントは誰かの証言だったり。

田舎の旧家が舞台になることが多いのでその雰囲気もいいです。

そして、たいてい登場人物には悲しい過去があるのですが、もちろんこの映画もそうです。

第69位「春琴抄」

春琴抄

山口百恵さんと三浦友和さんのコンビです。

目が見えないけど、勝気で琴の名手である、裕福な商家のいとさんが百恵ちゃんです。

ずっとつきっきりで、その身の回りの世話をする下男が三浦友和さんです。

百恵ちゃんの勝気ぶりが素敵です。

惚れます。

それにもくもくと文句も言わず、ただただ、心を込めてお世話する友和さんにも惚れます。

最後に衝撃の結末があってそれが愛の深さを物語ります。

この映画が好きすぎて、原作も読みました。

谷崎潤一郎原作です。

谷崎潤一郎って、びっくりするくらいエロティックな小説も書きますが「春琴抄」や「細雪」のような情緒あふれる小説も書かれますね。

頭の中がどうなってたのか、ちょっと不思議です。

第68位「キタキツネ物語」

キタキツネ物語 [DVD]

ドキュメンタリー映画です。

子供の時に見たのに、なぜにいまだに覚えているんだろう。

不思議。

それだけ感動が大きかったのでしょうか。

北海道のキタキツネを子供から、成長するまで、長い年月をおいかけます。

北海道の雄大な自然の四季と、かわいいキタキツネたちが成長していくさまをつぶさに見ることができます。

子供のところから見るので、気分はすっかりキツネの親(笑)。

何かにつけて「がんばれ」「だめじゃない、くじけるな」などと応援してしまいます。

子供ごころに、キツネにも、さびしいとかうれしいとかいう気持ちはあるに違いない、キツネの世界もたいへんだな(笑)と思いました。

サンリオが制作だそうです。

映画も作っていたのですね。

びっくりです。

第67位「細雪」

細雪

吉永小百合さんと岸恵子さん、好きな女優さんが二人出演です。

吉永小百合は、若くて、可憐です。

今でもおきれいですけど。

この映画、舞台にもなってて、たびたび上演されています。

着飾ってお花見に繰り出す場面での豪華な着物は、舞台でみれば見ごたえがありそうです。

いろんな事件も起きます。

大阪船場の旧家の4姉妹が主人公です。

末っ子の4女が、幼馴染と駆け落ちしたり、ひどく内気な3女に縁談が持ち上がったり。

4姉妹ならではの、喧嘩したり、仲良くなったりが繰り返されます。

長女と次女の旦那さんは参加しているようで、蚊帳の外(笑)。

せっかくの縁談をことわったりして、長女と次女をやきもきさせてきた3女が、やっと、仕事がよくわからないけど旧家のボンボンと縁談がまとまった時、長女と次女がこっそり二人で「雪子ちゃん、ねばらはったなあ」「ほんま、ねばらはったなあ」とささやきあうところが、これぞ姉妹!

と思って笑ってしましました。

第66位「顔」

顔 [DVD]

藤山直美さん主演です。

実家のクリーニング店の2階ですっとミシンで縫物をしていて、35年間引きこもって、家から出なかった女性。

妹にいつもバカにされていましたが、衝動的に妹を殺してしまいます。

それから「捕まるもんか!」と逃亡生活を始めます。

最初、ほんとにいじけて、うじうじして暗い性格の藤山直美さんが、逃亡生活を続けていくなかで、たくましく、顔つきも別人のようにかわっていきます。

スナックで働いたりもして、ちゃんとお化粧して、明るくはしゃいだりまでします。

さすが、藤山直美さん、この顔つきが徐々に変わっていくさまを、みごとに演じておられます。

最後は、泳いで!

逃げる。

痛快なコメディです。

第65位「典子は、今」

典子は、今

サリドマイ児典子さん、本人が出演されている、セミドキュメンタリーです。

妊婦のつわりを緩和し安眠をうながすとして処方されていた「サリドマイド」のお薬が原因で、障害を持った赤ちゃんたちが生まれました。

今はもう、その薬は使用されてないようですが、当時は普通に出されてて、飲んでいた妊婦さんも多かったようです。

典子さんは、両手がほとんどない状態で生まれてこられましたが、足を器用に使って、身の回りのこともこなされ、この映画の時には事務の仕事をなさってました。

くさることも、いじけることもなく、たんたんとやるべきことをなさってたのが印象的でした。

大好きな女優さん、高峰秀子さんのご主人、松山善三さんが脚本、監督だったのですね。

知りませんでした。

こんな映画を作るなんて。

なるほど高峰秀子さんが好きになるわけです。

第64位「長崎ぶらぶら節」

長崎ぶらぶら節 [DVD]

芸者さんの映画っていうだけで、見たいなという気分になります。

しかも吉永小百合主演です。

長崎で「ぶらぶら節」という古い唄があって、それがすたれかけているのを、記録として残そうと大学の先生が、あちこち古い芸者を訪ね歩いて、唄の歌詞を記録していきます。

そこに、吉永小百合演じる、もう若くはない芸者が助手のようにしてついて歩きます。

その中で吉永小百合は先生にひかれていくのですが、もう若くないからと、自分から身を引きます。

こういうところが、邦画のよさですよね。

洋画では、なかなか、この雰囲気は出せないと思います。

この芸者さん、実在の人物らしく、当時、他の芸者さんにお金を貸してやったり、面倒見がよくて、若い芸者さんにも慕われていたそうです。

第63位「天国の駅」

天国の駅

吉永小百合さん、主演映画です。

悲しい、切ない、美しい映画です。

日本で初めて死刑囚となった女性の話しです。

でも、過酷な状況で、運命に翻弄されて、仕方なくおかした殺人に見えます。

出てくる登場人物が、特に女性が、みな悲しいです。

でも、悲しいからこそ、映画が美しくなっているようにも思います。

雪深い、温泉宿が舞台です。

少し知恵遅れのようですが、純粋で真面目な西田敏行さんは、親切にしてくれる吉永小百合さんを慕っていて、吉永小百合さんのためならなんでもします。

色っぽい吉永小百合さんのシーンもあります。

「神様より雪よりもきれいだよ」と西田敏行さんが吉永小百合さんにいうシーンが、とても美しく悲しいです。

第62位「砂の器」

砂の器 デジタルリマスター版

昭和の風景、昭和話し、昭和が色濃いです。

なんとなく、この人があやしそうだ、と思ってからも、なかなか謎が解けません。

でも、このころの映画の、この、だんだん謎が溶けていく感じ、ネットなど情報も発達してない時代に、刑事さんたちが、あちこち全国を飛び回るようにして、そして地道に訪ね歩いて、人に話しを聞いたり、現地を確かめたり。

この地道な過程がいいです。

さすが、松本清張原作。

この先どうなるのか、目が離せません。

ハンセン病で村を追われた父親と一緒にお遍路に出た少年が、その後どう成長したのかが、殺人事件の捜査の過程で浮かび上がってきます。

時代に翻弄された人間の悲しいお話しだと思いました。

第61位「嫌われ松子の一生」

映画「嫌われ松子の一生」

小学校で教師をしていた松子が、ちょっとした過ちをした生徒をかばったところから、転落していきます。

これでもか、というくらいの転落っぷりです。

その転落人生を、ミュージカル仕立てで、CGも駆使して、キッシュな感じの映像でつづられていきます。

その転落の過程も、あまりの転落っぷりに、現実感が乏しくなってくるので、あまりかわいそうという感じの映画ではありません。

ただ、映像やミュージカルっぽいところが、おしゃれな感じで、アート感覚で、でもストーリーはわかりやすいので、気楽に楽しめる映画だと思います。

特にCGを駆使した映像が今っぽくていいなと思いました。

東京スカパラオーケストラでバリトン吹いている人も出ていて、いい味だしてます。

60位「海猫」

海猫 [DVD]

幼い時に母を亡くした少女に、母方の祖母(三田佳子)に、母の話しを語って聞かせます。

この冒頭のシーンの、悲しみをこらえるような、悲しい瞳で語る三田佳子さん、ここだけで、涙腺がゆるみそうになりました。

まだ冒頭なのに。

もうはじまりから心をわしずかみにされます。

この後、少女の母は漁師に嫁ぐので、漁師町の風景の中で、物語がすすみます。

海猫が飛ぶ、海のシーンがいいです。

映画館の大きなスクリーンで見たので、こういう雄大な風景は大きなスクリーンで見たほうが迫力があります。

切ない、悲しいお話しですが、海の風景が大きくつつみこんでくれます。

あと、こういう少女の存在は悲しい映画に希望をそえてくれるような気がします。

第59位「座頭市 」

座頭市 <北野武監督作品> [DVD]

勝新太郎さん主演で有名な「座頭市」を北野武さんが監督、主演です。

北野武さんですから、それまでのものとは、がらっと違う「座頭市」です。

シリアスながらも、コメディのにおいもちらほら。

圧巻は下駄ばきでのタップ。

下駄のカランコロンっていう音、いい音だと思いますが、それをタップに!

着物の裾をからげて、ものすごい大人数で下駄ばきのタップのシーンは圧倒されます。

北野武さん自身もタップをされるので、タップを知り尽くしているからこそのシーンかもしれません。

ぜひぜひ、ここだけでも必見です。

それにしても、そんなこと考えてて、実行してします北野武さんって、やっぱりすごいと思います。

最後の最後の終わる寸前に、ちょっとしたオチもあるので、ここ、絶対に見逃さないでください!

第58位「幸福の黄色いハンカチ」

幸福の黄色いハンカチ デジタルリマスター2010

「ハートウォーミングな映画」と聞くと私はこの映画が真っ先に浮かびます。

それぞれハートウォーミングに持ってるイメージが違うとは思いますが、私はこの映画です。

この映画、見てる間、何度も涙腺がゆるみますが、それは悲しいからというより、あたたかい感動の涙です。

武田鉄矢が若い!

ちゃらんぽらんな若者の役です。

金八先生からは程遠い(笑)。

ナンパした桃井かおりを車に乗せて、北海道を旅しているうちに、刑務所から出所して、どこかに向かうふうな高倉健さんと知りあり、同乗させることになります。

で高倉健さんと一緒にいるうちに、桃井かおりさんと武田鉄矢さんも、だんだん変わっていきます。

こういう、感動の涙って、何度流してもいいものです。

第57位「セーラー服と機関銃」

セーラー服と機関銃

薬師丸ひろ子さん主演です。

NHKの朝ドラ「あまちゃん」では、すっかりベテラン女優の役がいたについてましたが、こちらの薬師丸ひろ子さんは若いです!

かわいいです!

当時、現役の高校生だった薬師丸ひろ子さんが修学旅行に行かれた先で、私の友人も修学旅行で一緒になったらしいのですが、実物も、それはそれはかわいくて、「もう、他のアイドルはいらない」と友人は言っておりました。

この映画は母子家庭の高校生が、母が亡くなり、一人で生きていこうとしたら、高校生ながら暴力団の組長になるはめになって。。

というお話しです。

コメディですが、ほろっとさせられるところもあります。

機関銃を撃った後、薬師丸ひろ子さんが「快感。。」とつぶやくシーンが有名でした。

第56位「青春の門」

青春の門 [DVD]

五木寛之さん原作です。

何度も映画化されたり、ドラマ化されているようですが、私が見たのは田中健さんと大竹しのぶさんの分です。

大竹しのぶさんの演技を見て、「体当たりの演技とはこういうことを言うのだ」と思いました。

すごい迫力で、根っからの女優さん、という感じがしました。

ストーリーは炭鉱でのお話しなのですが、登場人物、みな、男気がある、女気がある、筋が通ってる、のオンパレードです。

炭鉱の事故で閉じ込められた朝鮮の鉱夫たちを救うために自分の命を差し出す、血はつながってなくても子供を必死で育てる、人に受けた恩を忘れない、困っている人を当然のように助ける、自分の良心、信念にしたがって熱く生きていく人々です。

第55位「戦場のメリークリスマス」

戦場のメリークリスマス [DVD]

大島渚監督です。

そして、坂本龍一さん、ビートたけしさん、先日、残念にも亡くなられたデヴィッド・ボウイさんが出演されてます。

日本軍の捕虜収容所に収容されたイギリス、オランダなどの捕虜と、それを監視する日本兵の話しです。

私は鬼軍曹のビートたけしさんが、にこっと笑って、デヴィッド・ボウイさんに「メリークリスマス」と言うシーンと、刑として首まで埋められてたデヴィッド・ボウイさんが、見に来た坂本龍一さんに微笑みかけるシーンが印象的でした。

戦闘シーンがないのですが、静かな物語の中に戦争の悲惨さ、悲しさ、むごさが感じられる映画でした。

この映画のテーマ曲、もちろん坂本龍一さん作曲ですが、すてきな曲です。

曲が流れるだけで、映画がよみがえってきます。

第54位「動乱」

動乱 第1部海峡を渡る愛/第2部雪降り止まず

「話せばわかる」の臨終の言葉で有名な二・二六事件の映画です。

高倉健さんと吉永小百合さんです。

日本映画をずっと支えてきたお二人です。

映画も上質な映画という感じがしました。

現代から振り返れば、「なせそんなことをした、他に方法はなかったのか」と思えますが、当人たちは自分の信念に基づいての、そして一部の上層部にたきつけられての行動だったとわかります。

でも、この見て見ぬふりというか、むしろ「やっていいよ~」のような雰囲気をかもし出していた上司が、二・二六事件が失敗した後は、高倉健さんたちを助けたり、かばうどころが、知らんぷり。

こんな人たちが日本を戦争へと導いたのかと思うと腹が立ってたまりません。

第53位「ラヂオの時間」

ラヂオの時間

三谷幸喜さんの映画です。

三谷幸喜さんって、細かいエピソードをつなげていくオムニバスとか、いろんなたくさんの登場人物で一つの物語をつむぎだすとか、たくさんのものをまとめるのに長けておられるような印象があります。

これがまさにそう。

主婦が応募したラジオドラマが賞を取って、ラジオで実際に放送されることになります。

ところが主演の女優さんが、桁外れにわがまま女優でラジオドラマのシナリオをどんどん変更させます。

日本名を外国人の名前がいいとか。

そうすると場面も変えなくちゃいけないので、急遽シナリオ書き直し、他の俳優も対抗してなんだかんだ言いだして、、、、のドタバタコメディです。

ドタバタコメディでも、品よく仕上がっているのは三谷幸喜さんの力だと思います。

第52位「Wの悲劇」

Wの悲劇

薬師丸ひろ子さんと三田佳子さん出演です。

大ベテラン女優三田佳子を下積みの時から支えてきた、お金持ちのパトロンが、三田佳子さんの部屋で亡くなります。

スキャンダルを恐れた三田佳子さんは、駆け出し女優の薬師丸ひろ子さんに「売り出してあげる」ことを条件に、死んだパトロンは薬師丸ひろ子さんのパトロンだったことにしてもらいます。

スキャンダルの渦中で話題の人となった薬師丸ひろ子さんは、順調に女優への道を踏みだしたように見えますが。。

というストーリーです。

世良公則さんが薬師丸ひろ子さんの相手役で出演なさってます。

ドロドロの愛憎劇の中で、薬師丸ひろ子さんのかわいさ、純真さがひかります。

第51位「探偵物語」

探偵物語

薬師丸ひろ子さんの出演作品が続きます。

でも、これ、ハリウッド映画「ブラックレイン」にも出演した松田優作さんが相手役です。

こういう俳優さんと組んでもそん色ない薬師丸ひろ子さんって、やっぱりただのアイドルでない、女優としてもすごい人なんだな、と思います。

松田優作さんのかっこよさって、「しょうがねぇなぁ」としぶしぶ気乗りしない風で、一生懸命、熱くなってしまうとこだと思うのですが、まさにこれがそう。

お嬢様女子大生と、ボディーガードに雇われた私立探偵が、事件に巻き込まれて、それを解決していく、というお話しです。

もちろん、話しの途中もいいのですが、ラストシーン、空港で抱き合うシーンが、素敵です。

若い二人ですが、お互いの思いを飲み込んで。。

というのも大人の世界だなと思います。

第50位「月はどっちに出ている」

月はどっちに出ている

この映画に出てたルビー・モレノさん、長い間見ないな、と思っていたら、TVで「あの人は今」みたいなのに出てて、今は普通に暮らしておられてびっくりしました。

この映画に出てたルビー・モレノさん、チャーミングでした。

タクシードライバーの岸谷五朗とフィリピン女性のルビー・モレノさんの恋愛を軸に、まわりの人たちの人間模様もおりこんで、とにぎやかな映画です。

方向音痴のタクシードライバーがいて、いつも道に迷っては無線で誘導してもらうのですが、その時、タクシー会社側に現在地を聞かれても答えられないので毎回「月はどっちに出ている?」と聞かれます。

人生の揶揄かな、と思いました。

人生に迷ったとき、なにか軸になるもの、自分の信念などからはずれてないか、というような。。

第49位「転校生」

転校生 [DVD]

まだ無名で若い、小林聡美さんと尾美としのりさん出演です。

高校生が石段からいっしょに転げ落ちてしまって、中身が入れ替わってしまうお話しです。

急に男っぽくなる小林聡美と、なよなよして、くよくよ泣き出す尾美としのりさん、そこだけでも楽しいです。

男っぽくなった小林聡美さん(中身は尾美としのりさん)は入れ替わった後の生活も楽しんでますが、なよなよした尾美としのりさん(中身は小林聡美さん)は、自分のからだで尾美としのりさんが何かしでかすのではないか、自分のイメージを壊されるのではないかとひやひや、やきもきします。

大林宣彦監督の尾道三部作のうちの一つです。

この映画を見ると、本当にいいところだなあと思います。

第48位「アイコ16歳」

アイコ十六歳 [DVD]

今でも、キリッと弓を引く袴姿が目に浮かびます。

一時憧れました。

弓道。

この映画を見て。

かっこいいです。

でも、よく考えたら、弓道って若者のスポーツというわけではないので、今からでもはじめられますね。

考えてみようと思います(笑)。

確か主演の富田靖子さんはこの映画がデビュー作だったと思います。

昔から見ている女優さんが、ベテラン女優さんへとなっていくのも映画ファンとしてはうれしいところです。

「あの子、おぼこかったのになあ」とまるで親戚のおばちゃん状態(笑)。

映画は高校の弓道部で、真面目に練習するわりには、ちっとも上達しないままの女子高校生が主人公です。

昔の彼やクラスメートをおりなすお話しです。

第47位「里見八犬伝」

里見八犬伝

薬師丸ひろ子さんと真田広之さん出演です。

今はハリウッドで活躍されいる真田広之さんですが、こちらの映画ではまだうら若く青年といった感じ。

当時、アイドルなみに人気があったのもおわかりいただけると思います。

現在、おじさま、とお呼びするお歳になられてますが、それでもあのかっこよさですから。

無念の死を遂げた姫のからだから8個の玉が飛び出し、その8個の玉にまつわる8人の男たちが、その100年後に仇討ちをはたすために、それぞれが探しだされて、仇討ちに向かうというもの。

薬師丸ひろ子さんと真田広之さんの身分違いの恋(美男美女の身分違いの恋って盛り上がります!)がどうなっていくのか、もみどころのひとつだと思います。

第46位「ビルマの竪琴」

ビルマの竪琴 [DVD]

ビルマ(今のミャンマー)で終戦を向かえた日本兵たちが投降して収容所に収容されます。

戦争が終わったにもかかわらず、山の中で抵抗を続ける日本兵たちに投降するよう説得するために、中井貴一さんはそこへ向かい、そのまま消息をたちます。

その中井貴一さんが、僧侶になっていることが分かって、仲間の兵士たちは、一緒に日本へ帰ろうと説得しますが、たくさんの兵士たちの死体を見てしまった中井貴一さんは、やっぱり帰れない、ぼくは供養のために残るといいます。

帰りたかったと思います。

でも死んだ仲間たちを残していけなかったのだと思います。

また、中井貴一さんを連れて帰れなかった仲間の苦悩も思うと胸が痛みます。

本当に戦争はむごいです。

第45位「東京物語」

東京物語 ニューデジタルリマスター

世界が認める小津安二郎監督です。

それに伝説の女優さん原節子さんと、笠智衆さん。

笠智衆さんは映画「寅さん」シリーズの住職でおなじみですね。

ここでもその住職のまま、あの語り口が好きです。

原節子さんは若くして引退してからは、いっさいマスコミの前に出られず、きよいというか、きっぱりされているというか。

何か信念があってのことと思いますが、そこも伝説っぽいです。

都会で暮らす子供たちのところを、年老いた両親が順番に訪ねていきますが、忙しい子供たちは親をかまってあげられません。

唯一、戦死した息子のお嫁さんだけが、仕事を休んで両親をあちこち案内してあげます。

小津安二郎監督の映画って、ちょっとほろ苦い現実をあつかった感じのものが多いように思います。

でもこの空気も人気のひみつかもしれません。

第44位「時をかける少女」

時をかける少女

これも大林宣彦監督、尾道三部作のうちのひとつです。

原田知世がういういしい。

でもブレンディのCMの原田知世さん、あんまり、この時から変わってないように見えます。

うらやましい!

ストーリーを説明しようと思うのですが、言葉にするとややこしいんです。

タイムトラベルするし、入れ替わるしで。

なので見てください(笑)。

筒井康隆さんの原作を読んでも面白かったです。

でも、このストーリーをよく映画にできたなあ!

と思います。

尾道のあたたかい、人の息づかいの感じられる風景が、このSFっぽいストーリーを地に足のついたものにしているように思います。

ラベンダーの香りがキーワードっていうのもいいなあ。

第43位「あゝ野麦峠」

あゝ野麦峠 [DVD]

大竹しのぶさん、原田美枝子さん、みんな若いです。

村から少女たちが集められて、製糸工場で女工になるため、素足にわらぞうりで、冬の険しい山を凍えながら超えていきます。

皆腰を縄でつながれていますが、夜通し歩くので幼い少女の中には居眠りしながら歩く子もいて、足を滑らせ谷間へ落ちていきます。

縄でつながられていた他の子も。

すると先導役の大人が縄を切り、ぶら下がっいた子は谷間へ落ちていきます。

それが冒頭。

その先も過酷な生活が待っています。

もう、むごたらしいことも起きます。

それでも女工の少女たちはたくましいです。

最後の大竹しのぶさんの「飛騨だ、飛騨が見える」と喜びながら息だえるところは涙なくしては見れません。

第42位「テルマエ・ロマエ」

テルマエ・ロマエ

とても楽しいコメディです。

阿部寛さん、市村正親さん、北村一輝さん、このお三人が古代ローマ人の衣装をつけて、古代ローマ人の役を演じてて、しかもそれが、違和感ないってところで、失礼ですが笑ってしましました。

顔が濃い、濃いと思ってましたが、こんなに濃いとは。

ちなみに舞台挨拶のシーンをみましたが、上戸彩さんが、「この三人の中で一番顔が濃いと思う人に拍手してください」とアンケートをとったところ、阿部寛さんが堂々一位でした(笑)。

さすがの濃い!

お話しはタイムトリップして現代の日本に来てしまった、古代ローマ人が、日本の銭湯や一般家庭でのお風呂グッズなどを見て感動し、タイムスリップで自国に戻った後、それを再現して大評判になるというお話し。

日本のものにびっくりするさまが笑えます。

第41位「居酒屋兆治」

居酒屋兆治

高倉健さんと、あの歌手の加藤登紀子さんが夫婦役です。

あら、びっくり。

ならんだら本当に夫婦に見えます。

二度びっくり。

高倉健さんと加藤登紀子さんが居酒屋を営んでいて、そこにくるお客さんたちや、高倉健さんにまつわる物語です。

昔の恋人で今はお金持ちのおうちの奥さんになった大原麗子さんが家でしたので、高倉健さんが探しに行きます。

加藤登紀子さんはそれをこころよく送り出します。

このくだりや、奥さんを亡くした小松正夫さんが泣き崩れるシーン、その小松正夫さんのいないお店で小松正夫さんを責めるようなことを言った伊丹十三さんを追いかけて、高倉健さんが叫ぶシーン、どれも人間くさくて感動的です。

第40位「おはん」

おはん

本当にすみません。

また吉永小百合さんです。

でも本当に邦画って感じだし、吉永小百合さんの映画にいいものが多いのでしかたありません。

しかも宇野千代さん原作です。

宇野千代さん自身の生涯が、波乱万丈で、そちらにもふれたいのですが、ここは映画のお話しなので、ぐっと我慢です。

もう、奥ゆかしい、古い日本の女です。

石坂浩二さんが、ちょっとたよりないやさ男役です。

吉永小百合さんと夫婦だった石坂浩二さんが、芸者の大原麗子さんといい仲になったので、吉永小百合さんが身をひきます!

現代ではありえないですね。

そしてしばらく大原麗子さんと暮らしていた石坂浩二さんですが、また吉永小百合さんとよりをもどします。

おい、おいって感じです。

それから先も以外な展開が待ってます。

ストーリーを見るとドロドロ愛憎劇な感じがしますが、全然違います。

しっとりとした抒情的な映画です。

第39位「夢千代日記」

夢千代日記

重ね重ね申し訳ありません。

また吉永小百合さんの映画です。

でも見ていただけたら、ご納得いただけるんじゃないか、と思っています。

山陰の雪深い温泉町の、余命いくばくもない芸者吉永小百合さんが主人公です。

切ない、悲しい、美しい映画です。

同僚の芸者、樹木希林さんの存在が、この映画をふっと明るくしているような気がします。

ちなみに舞台となった湯村温泉には夢千代の像や、記念館まであります。

みんなに愛されている夢千代さんです。

テレビドラマでも放映されていました。

その時も最後が悲しいい終わりかたでしたが、この映画なんて、ほんとに、しみじみと悲しいです。

こういう雰囲気を出せるのは、やっぱり吉永小百合しかいないように思います。

第38位「野生の証明」

野性の証明

吉永小百合さんの映画もいくつも取り上げていますが、薬師丸ひろ子さんの映画も、たくさん取り上げています。

本当に好きです。

自然な感じでかわいいです。

「人間の証明」という映画があってその後この「野生の証明」が作られました。

次はなんだ、と思ってましたが次はなかったようです(笑)。

山奥の村で大量虐殺事件が起こります。

その生き残りの薬師丸ひろ子と、自衛隊員だった高倉健さんを中心に、その事件の謎にせまります。

高倉健さんにだまされたと誤解した薬師丸ひろ子さんが、誤解と気づき、高倉健さんに「お父さん!」と走り寄るところからが涙こぼれます。

感動します。

薬師丸ひろ子を背負って、もくもくと歩いて進んでいく高倉健さんのシーンも胸にこたえます。

第37位「南極物語」

南極物語

タロー、ジローの物語です、というだけで、もうあの犬たちだけで南極で生き抜くシーンがよみがえってきて、それだけで涙が出そうです。

南極観測隊がやむおえず、引き裂かれるような気持ちで犬たちを南極に置き去りにして帰ります。

それまで、とてもかわいがっていたので、このシーンも涙なくしては見れません。

その後、自分で鎖を切って、氷の中を走り回る犬たち。

中には、氷の裂け目に落ちてなくなる犬も出てきます。

このあたりの犬の悲しそうな表情がたまらなく悲しいです。

そしてやっとまた南極にもどってこれた時、なんとタローとジローが生き延びていて、高倉健さんと再会できます。

ここは号泣です。

過酷な南極の気候の中で、ふんばる犬たち、ぜひ見てください。

第36位「楢山節考」

楢山節考 [DVD]

悲しい、悲しい、やるせない、お話しです。

でも映像が情緒的なので、美しく、救われます。

悲しくて、美しい映画、っていうのもいいです。

心が洗われる感じがします。

昔々の日本で、貧しい村の掟で年よりは山へ捨てられます。

大家族の家の年より坂本スミ子は丈夫で働きものですが、自ら自分の丈夫な歯を砕き「私は歯がないから」と食べ物を家族へ分け与えます。

村の掟なので息子の緒方拳は坂本スミ子を泣きながら山へ連れて行って置き去りにします。

坂本スミ子は息子の後ろ姿に手を合わせます。

この映画のずーっと後に、姥捨て山に捨てられた老婆たちが、一致団結して生き延びていた、という映画も作られました。

この映画を見た時、生き延びて!

と思ったので、同じ思いの人も多かったのかもしれません。

第35位「まあだだよ」

まあだだよ

黒澤明監督で所ジョージさん主演の映画です。

おもしろいです。

コメディって感じじゃないんですけど、全体的にクスっとなんどしてしまう、明るい、ユーモラスな映画です。

戦前、戦後に活躍した、実在の作家、内田百閒さんのお話しです。

この内田百閒さんがとってもユニーク。

最初奥様が庭にくる野良猫に餌をやるのを、苦々しく見てるのですが、この猫がなつくと、自分の刺身をやるくらい溺愛。

そしてこの猫が行方不明になると元教え子たちも巻き込んで、大騒ぎで捜索し、心配しすぎてごはんものどを通らない。

あんまりおもしろかったので内田百閒さんが書いた「ノラや」という本を読んだのですが、その行方不明になったノラのことを心配してぐちぐち、めそめそ、泣き言ばかりのオンパレードなんですが、それがおもしろいのなんのって。

泣き言をこんなにおもしろく書けるなんてすごいと思いました。

第34位「八甲田山」

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高倉健さん出演です。

すみません。

高倉健さんの映画も何度も登場しています。

でも、はたと気づきましたが、それだけ、いい映画にたくさん出ている、いい俳優さんってことだと思います。

悲しいお話しです。

明治時代、軍隊の訓練のために2つの連隊が八甲田山に違うルートで上り、山頂ですれ違って下山する予定だったのに、片方の連隊が遭難し200名近くがなくなった実際の事件をもとにした映画だそうです。

吹雪く山の中でおにぎりを食べようとしたら、かちんこんちんに凍っていて、歯が立たないとか、立ったまま亡くなる人とか、錯乱して服を脱ぎ捨て亡くなる人とか、過酷すぎる場面が続きます。

この訓練も上層部の軽い思い付きがきっかけでした。

本当にいい加減なトップってどうしようもないです。

第33位「武士の一分」

武士の一分 [DVD]

木村拓哉さんのお侍すがた、素敵です。

個人的にこのかた、雰囲気がちょっと松田優作と似てるところがあるな、もしかしたら松田優作さんのファンかも、と思うのですが、この映画ではすこし松田優作さんのかおりがかすかにするような気がするお侍さんです(笑)。

特に毒見で、毒にやられて目が見えなくなる前後あたりが。

その後、離縁された奥様が、舞い戻って、でも口をきかないようにしてこっそり、木村拓哉さんのお世話をします。

時代劇特有のこの奥ゆかしさ。

でも現代に作られた時代劇なので、その奥ゆかしさも昔のものとは少し空気感が違います。

現代風ですね(笑)。

でも、そこが、この映画をあまり重くせず、いい意味で軽い感じにしているのだと思います。

第32位「復活の日」

復活の日

この映画、順位をだいぶと迷いました。

でも思い切って32位に入れてしまいます。

年齢がばれますが、子供の時にこの映画を見た衝撃が強すぎてか、いまでもありありと場面を思い出せるんです。

すごい映画です。

ウィルスと核戦争で地球上の人類が死に絶えた後、生き残ったのはさまざまな国からきた南極隊員だけ。

でも、その南極大陸にもコンピューターの誤作動でロケットが発射される危険が出たため、草刈正雄さんが阻止するためアメリカに向かいます。

そして6年間歩き続けるのですが、髪はぼうぼう、服はちぎれて、のすごいありさまです。

草刈正雄さん、NHK大河ドラマ「真田丸」では、たまにいい加減だけど頼りになる殿でしたが、若いこの時から頼りになったんです!

南極隊員女子は人類を増やすため、出産が義務となり、セックスの相手をくじ引きします(涙)。

地球が滅亡しかかってる時、死を覚悟した多岐川裕美さんが、男の子と一緒にボートで沖へ向かって進み「お父さんって呼んでごらん」「おとうさーん」という悲しい場面もありました。

第31位「フラガール」

フラガール

明るい、楽しい、元気になれる映画です。

フラガールたち、震災のあとも、、また頑張って踊りを再開したというニュースは飛び上がるくらいうれしかったです。

つたなくても、不器用でも、ひたすらに努力すれば、自分も変わるし、まわりも変えられる、しかもこんなふうにまわりを元気にできるのは、すばらしいことだと思います。

こういう、素敵な事実を、楽しい映画にしてもらって、ありがとう、と言いたいところです。

松雪泰子さんって、シリアスな演技の女優さんって、勝手なイメージを持っていましたが、この映画でのコミカルな感じも素敵です。

笑いあり、涙あり、感動ありっていうのが、贅沢な気分になります。

一本の映画でいろんな感情をよびおこされるお得な映画です。

第30位「星になった少年」

星になった少年 Shining Boy & Little Randy

ゾウ使いに憧れた少年が、高校入学前にタイへ行き、ゾウ使いの修行を終え、帰国するも、20歳そこそこで事故でなくなるお話しです。

ストーリーを見て、絶対フィクションと思ったのに、実在していたんです!

本当にそんな少年がいたなんて感動します。

いくら両親が動物プロダクションをしているからといって、少年の夢を実現させるなんて、ご両親もすごいと思います。

前代未聞、日本人が他国タイのゾウ使いを目指して、それを実現させる、それもやったのが、高校に入学する前の、まだ大人になりきれてない少年です。

誰も挑戦したことがないようなことに挑戦するって、年下ですが尊敬します。

今も生きておられたら、どんなだったろうと思うと残念でなりません。

第29位「沈まぬ太陽」

沈まぬ太陽 スタンダード・エディション(2枚組) [DVD]

渡辺謙さん主演です。

理不尽なことたくさん起こりますが、渡辺謙さんは屈しません。

自分が正しいと信じる道を突き進んでいきます。

「仕方がない、企業なんて、サラリーマンってそんなものだ」と半ばあきらめて、正しくない、理不尽だと思っていても、その企業の方針にしたがうのが、たいていのサラリーマンではないでしょうか。

実際の飛行機事故も取り上げられていて、自分たちの身を守るために、企業側は卑劣とも思える方針を打ち立てます。

遺族へのお詫びより、企業の保全優先です。

憤りを感じます。

途中で渡辺謙さんが、父を心配する息子に「普通でいるために、普通にしがみついているのもしんどいんじゃないか」のようなことを言います。

こころからそうだと思いました。

人を大切にしない、会社って、社会って、結局、だれも幸せになれない集団になるのでは、と思います。

第28位「鉄道員(ぽっぽや)」

鉄道員(ぽっぽや)

高倉健さんが主演です。

ストーリを見て、この役を高倉健さんが?

とちょっと不思議な気もしました。

でも、杞憂でした。

この役は高倉健さんです!

田舎のあまり乗客もいないような雪深い、さびれた駅の駅員が高倉健さんです。

このあたりの背景は高倉健さんにぴったりです。

北海道の雪の中の映画、他にも出ておられました。

「駅STATION」です。

そういう過酷な孤独な環境に高倉健さんのたたずまいが、溶け込むように似合います。

切ない話しなのですが、亡くなった娘、広末涼子さんが幽霊となってあらわれて、お父さんをなぐさめてはげますシーンが胸があたたかくなります。

こういう、孤独から救われていく展開もいいです。

第27位「乱」

乱

黒澤明監督です。

手間暇かけたんだろうな、お金もかけたんだろうな、と思います。

風景も衣装もゴージャス。

出演者も豪華は俳優陣。

ですから、もう、それだけで、見ごたえがあります。

黒澤明監督の映画って、迫力が違うような気がします。

重みのある迫力というか。

圧倒されそうになります。

シェイクスピアのリア王を時代劇に置き換えた映画です。

あの、親子を超えた愛憎劇、殺し合い、人間のおろかさ丸出しの世界が格調高く展開されます。

個人的には、従順にみえた原田美枝子さん演ずる奥方が、本心を吐き出し、高笑いしてののしり始めるところが、人間のこわさにふるえました。

道化師役のピーターが出てくるところは救わる気持ちになります。

いい感じです。

第26位「悪い奴ほどよく眠る」

悪い奴ほどよく眠る

これ、モノクロ映画です。

でももう、ストーリーといい、画像といい、迫力があります。

昔の映画なので、ゆったりしているはずなんですが、今とはスピード感が違うはずなんですが、それでも次々と展開していくので、目が離せません。

しかも、父親を殺した息子がその上司に復讐していく話しです。

復讐をはたしていく映画って、「これはハッピーエンドで終わるにちがいない」と安心して見れるものもありますが、この映画、見ててもわからないんです。

最後まで、復讐がうまくいくのか、いかないのか、はらはらしながら、そして上司の、あまりもの悪っぷりにもう、憤りながら熱くなって見てしまします。

最後はもう、意外すぎる結末です。

ほんとに悪い奴らって、腹の底から悪人で、罪悪感もなく、よく眠れるんでしょうね。

第25位「悪魔の手毬唄」

悪魔の手毬唄

横溝正史、金田一シリーズの一つです。

おどろおどろしい殺人が繰り広げられ、登場人物の悲しい過去や、旧家の容赦ないしきたり、おきてなど、お決まりの要素てんこもり。

こういう世界なので、このシリーズ好き!

とは言いにくですが、当時、とても人気がありました。

今、テレビで再放送されてても、見入ってしまいます。

ある村を牛耳っていた旧家が落ちぶれてきて、そこに台頭してきた2つの家の対立と、村にきたよそ者が起こした詐欺事件、そういった昔の出来事と、村に伝わる手毬唄どおりに娘たちが殺されていく連続殺人事件を金田一耕助が解決していきます。

このシリーズ、殺人の動機がたいてい、同情しえないような悲しい、やむをえない理由なのですが、とくにこの映画の殺人の動機は涙が出ます。

本当に悪いのは、だれだ、という気持ちになります。

第24位「ひめゆりの塔」

ひめゆりの塔(1982)

本当にこんなことがあったんですよね。

戦時中、沖縄にアメリカ軍が上陸した中で、お国のために女子学生たちが集められて、各防空壕に配置、けがをした軍人の看護などの任務につきます。

砲弾をくぐり抜けての水くみ。

水くみで命を落とさないといけないぐらい、命が軽く、粗末に扱われた時代です。

防空壕では満足な薬もなく、傷口からわいたウジをピンセットで取ったり、麻酔なしで足を切断する手術に立ち会ったり。

大人でも過酷で耐えられるかどうかわからない状況に、まだ大人になりきれていない少女たちがほりこまれす。

少女たちのひたむきさ、一生懸命がかがやいています。

自分の家族からも引き離されて。

一緒に頑張ってきた友達もどんどん死んでいき、敗戦色が濃くなると、最後は日本軍から解散を命じられます。

いらなくなったらポイ捨てです。

生き残って今の時代に生きているもとひめゆり部隊のひとたち、かなりの高齢だとは思いますが、どんな気持ちで今の世の中を見ておられるのだろう、と胸が痛みます。

第23位「駅/STATION」

駅 STATION

高倉健さんにと倍賞千恵子さんです。

素敵な組み合わせだな、と思いました。

大人のカップルって感じです。

内容も大人の世界です。

厳しく、悲しい、それでも、その悲しみを抱えて生きていくひとたちです。

倍賞千恵子さんが営むお店のカウンターで、高倉健さんの隣に座り、もたれかかりながら、テレビから流れる「舟歌」に合わせて口ずさんで、高倉健さんがそっと手を握る場面。

いいです!

く~っと声がもれそうになります。

悲しい映画なんですが、ここは心あたたまる場面です。

駅前の食堂で働く烏丸せつことその兄の根津甚八の兄弟の、兄弟愛の強さ、きずなの深さのあたりは涙なくしてはみれませんでした。

いいです。

大人の映画です。

第22位「鬼龍院花子の生涯」

鬼龍院花子の生涯

なんと言っても「なめたら、あかんぜよ!」です。

夏目雅子さんが、並み居る荒くれ男たちを前にして、きりっとたんかを切ります。

故人の名誉のために。

しびれます。

同性ながらほれます。

あまりにかっこよくて。

普通の食堂を営む両親の子供だった夏目雅子さんが、ひょんなことから任侠の世界の親分夫婦に引き取られます。

その後、妹、鬼龍院花子が生まれて、夏目雅子さんの目を通して、鬼龍院花子の悲しい一生が語られます。

甘やかされてわがまま放題に育った鬼龍院花子と、溺愛しながらも、最後は組を取らないといけなかった、父親の悲しい話しです。

もしかしたら娘に裏切られたと思って、ショックのあまりの選択だったのかもしれません。

土佐の任侠の世界、宮尾登美子さん原作ですが、この世界の雰囲気にはまって、宮尾登美子の小説もずいぶん読みました。

第21位「人間の証明」

人間の証明

終戦直後、パンパンと呼ばれる、米兵相手の売春婦がいたことは周知の事実です。

身寄りをなくしたり、みな、さまざまな悲しい理由でされてたようですが、あの人たちはその後どうしたんだろう、幸せになっているといいな、と思ったりしていました。

こうの映画を見て、こういうケースもあるだとうな、と思います。

黒人と日本人のハーフの青年が東京で刺殺されたところからその事件を追ううちに、悲しい事実が明らかになっていきます。

幸せだった一家がどうしてそうなったのか。

ジョー山中が歌う主題歌が悲しいです。

劇中、何度も引用される詩のフレーズが幸せだった過去と、今の悲しい状況を対比させて、胸がしめつけられるようです。

第20位「マルサの女」

マルサの女<Blu-ray>

伊丹十三監督で監督の奥様宮本信子さん主演です。

宮本信子さんが演じられると、こんなコミカルな役も下品にならず、大人も楽しめるコメディになります。

当時、こういう職業があるとは知らなかったので、「へえ、こんなことしてるんだ」というところも興味深く見ました。

ファッションなども当時をしのばせるものですが、必見は当時の携帯電話!

肩からショルダーバッグのように下げて使用します(笑)。

一見、ショルダーバックかと思います。

当時を思い返すと、この少しまえに、車に電話がつくようになって!

お金持ちの象徴となっていました。

この少しあと、今から22~3年ほど前、私は携帯電話を持たされて、自転車で写真のネガの配達をするバイトをしていましたが、このころの携帯電話でも、固定電話の子機ぐらいの大きさで、しかもまだ普及してない時代だったので、道端で使用していると奇異な目でみられたものです。

第19位「毎日かあさん」

毎日かあさん(通常版) [DVD]

西原理恵子さんの漫画、大好きです。

愛のある、あたたかい毒のある感じが好きです。

その西原理恵子とアルコール依存症だった元夫との物語です。

途中、二人の子供を守るため、離婚されますが、その後も交流は続き、最後はアルコールから立ち直られたのに、亡くなってしまわれます。

重い内容ですが、そこは西原理恵子ワールド。

くすっと笑わせる場面も満載で、笑って、泣ける映画になってます。

この映画を小泉今日子さんと永瀬正敏さんという、元夫婦が演じられるというのも、おもしろいなと思いました。

私、この元だんなさんが書かれたご自身をモデルにした小説も読みましたが、アルコール依存症ってほんとうに壮絶ですね。

第18位「母べえ」

母べえ

戦争のおろかさ、むごさ、悲しさ、そして平和の大切さをテーマにした映画はたくさんありますが、この映画ほど、平和の大切さを、押し付けるでもなく、強く主張するでもなく、でも見る人に幸せな家庭が壊れていくさまを見せて、しみじみと平和、おだやかな幸せのありがたさを感じさせてくれる映画はないような気がします。

とにかくあたたかい人たちがたくさん登場します。

最後の「もうすぐ、父べえに会えるね」という言葉に「あの世でなんか会いたくない。

生きている父べえに会いたい」というセリフが胸を打ちます。

無念だったのでしょうね。

父べえは何も悪いことはしてなくて、自分の信じることを正直に話しただけでした。

時代に殺されてしまったようなものです。

第17位「さくらん」

さくらん

さすが蜷川実花ワールド、ゴージャスに満開です。

もう、画像がきれい。

部屋の装飾と着物の豪華さで目を奪われます。

私、蜷川実花さんが東京オリンピック開会式をプロデュースすると聞いて、嬉しくなりました。

期待できそうじゃないですか。

何かやってくれそうです。

映画のほうは、子供の時に売られてきた土屋アンナさんが立派なおいらんになっていく過程とその後を描きます。

もう、作り笑いを練習するあたりは涙腺がゆるみます。

それにしても土屋アンナって、よく考えたらお父様はアメリカ人!

だけどおいらん役(笑)。

でも、これがびっくり、はまり役です。

役にぴったり。

違和感、まったくなし。

むしろ他の日本人特有の顔立ちの女優さんだと、この豪華絢爛な画面に太刀打ちできなさそうに思いました。

第16位「おくりびと」

映画「おくりびと」【TBSオンデマンド】

シブがき隊でアイドルとして活躍、「ない、ない、ない~」と踊っていた本木雅弘さんが、こんなに素敵な大人になって、こんなすばらしい、いい映画を作り上げたなんて。

この職業を知った本木雅弘さんが、どうしてもこの映画をやりたいとがんばったのだとか。

すばらしい。

そんな大人になったなんて、と親戚でもないのにうれしくなってしまいます。

ストーリーもいいです。

オーケストラ解散にともなって音楽家としては挫折した主人公が、職がなかったので、なかば仕方なくこの仕事につき、仕事をこなしていく中でこの仕事の大切さに気づき、この死者をきれいにして弔う仕事に心をこめて従事していくさまが描かれます。

最初まわりの人たちは彼の職業を聞いて、引きますが、実際に見て考えをあらためていきます。

第15位「ALWAYS 三丁目の夕日」

ALWAYS 三丁目の夕日

昭和の色濃く味わえる映画です。

もう、皆、エネルギッシュ。

で善人ばかり。

ほんとうにいいひとばかり。

このころの「おせっかい」って困っている人を見逃せなくて、親切しんから思わずやっちゃうというものでした。

この頃の「おせっかい」は迷惑な感じのものが多いような気がしますが(笑)。

集団就職で出てきた堀北真希ちゃんがホームシックになるあたりや、堀北真希ちゃんのお母さんと奉公先の薬師丸ひろ子(素敵なおばさんになっててうれしいかぎりです!)が堀北真希ちゃんのためを思っての手紙のたばのくだりなど、ほろっとする場面が満載。

でもとにかくあったかくて、エネルギッシュで、元気の出る映画です。

第14位「続ALWAYS三丁目の夕日」

ALWAYS 続・三丁目の夕日

もう気分はすっかり堀北真希ちゃんの親戚です。

堀北真希ちゃんがたくましく、しっかり働くすがたを見て、「堀北真希ちゃん、立派になって」とそこだけでも涙腺がゆるみます。

今回はここに堀北真希ちゃんの淡い恋もからむのですが、奉公先の薬師丸ひろ子と堤真一の夫婦が「大切な娘さんを預かってるから」と、実の親のようにそわそわするところがいいです。

当然、主人公の吉岡秀隆さんもいい味出してます。

本当に、みんないい人過ぎて、何度もじんとしてしまいます。

こういう、お互いを大切に思いやる心はなくしたくないものです。

この映画、いつも思うのですが、夕焼けの風景がいいんですよね。

あ、題名になっているから当然ですね(笑)。

第13位「少年H」

少年H [レンタル落ち]

戦時中を描いた映画なんですが、こころあたたまる、ホームドラマっていう感じです。

あったかい、いい家庭なんです。

伊藤蘭さんと水谷豊さん(あら、実生活でも本当のご夫婦ですね)が少年Hの両親です。

お父さんは仕立て屋さんです。

お母さんはクリスチャンです。

のどかでおだやかな一家です。

途中、空襲で燃え盛る中を、少年とお母さんがお父さんの商売道具の重いミシンを持ち出して逃げようとしますが、重すぎて断念します。

その後焼け野原で再会した父親にミシンを持ち出せなかったことを悲しそうに話す少年にほろっとします。

先輩と一生懸命に武器を隠すシーンなど、戦争の理不尽さが少年の目を通して描かれていきます。

第12位「誰も知らない」

誰も知らない [DVD]

理不尽です。

なぜ、この子供たちがこんなめに合わなければいけなかったのか。

大人の無責任さに、本当に腹がたちます。

そして、そんないい加減な親を、それでも慕う子供たち。

自由な恋愛を繰り返す母のもと、父親の違う子供たちの兄弟です。

皆、学校には行ってません。

子沢山だと部屋を借りられないので、長男と母の母子家庭ということにして他の子供たちはスーツケースに入れられてこっそり運び込まれます。

でも母も子供たちも、お遊び気分です。

そのうち、母が新しい恋人と大阪へ行っていまします。

最初のうちは仕送りがあったのですが、そのうち途絶えます。

子供たちはそれぞれの父親のところにお金をもらいに行きますが。。

この話しは実際の事件をもとにして作られたそうです。

その後実際では長男は施設に引き取られ、普通の高校生活を送り、今では自身も家庭を持っておられると聞いた気がします。

安心しました。

第11位「吉原炎上」

吉原炎上

五社英雄監督の映画です。

今ではすっかり刑事役がいたについた(笑)名取裕子さんですが、この映画では美しくも悲しい、女の情念のようなものを演じておられます。

吉原の過酷な遊女たちの世界が繰り広げられます。

仁支川峰子さんが結核になって、布団部屋に閉じ込められ、そこで錯乱して血を吐くシーンなんか壮絶です。

名取裕子さんが、売れっ妓になるために、想像を絶する努力をしていくところも。

吉原の女に惚れてしまった根津甚八さんの悲しさ。

最後の吉原が火につつまれるシーンは圧巻です。

せっかく身請けされたのに、その吉原が燃えるのを見て、せっかく手に入れかけた安定を捨ててでも、駆けもどらずにいられないのは自分のすべてをささげきったところだったからでしょうか。

第10位「時代屋の女房」

時代屋の女房

おとぎ話のような雰囲気の映画です。

いろんな登場人物が、それぞれに物語をもってます。

こういうの、好きです。

いろんな人に、いろんなことがあるっていう感じ。

全体的にふわっとした、あたたかさにつつまれた映画です。

骨董屋「時代屋」と営む渡瀬恒彦さんのところに、ふらっと猫を抱いた夏目雅子さんがおとづれ、そのまま居着いてしまいます。

この日傘を指して登場するシーンから、夏目雅子さんが縛られない、自由な感じの女性という雰囲気をただよわせている気がします。

さすが女優さんですね。

その後、いろんなことが起こります。

夏目雅子さんは時々いなくなります。

で途中でほんとに居なくなって帰ってこないところで、渡瀬恒彦が不安になって探しに行きます。

第9位「海街diary」

海街diary

ほんとにダイアリーを見ているような映画でした。

そして、三姉妹のキャラクターもいいです。

しっかり者の姉、恋多き女の次女、ユーモラスな三女、そこに腹違いの中学生の妹を引き取ることになって、というお話しです。

この引き取られた中学生が最初、遠慮してお行儀よくしてたのが、打ち解けて、本当の家族になっていく過程がいいです。

三姉妹の母として、大竹しのぶさんが出てきますが、その普通のおばさんぶりにびっくり。

さすが女優さんですね。

演技でこんなにリアルに普通のおばさんになれるなんて。

とにかく姉妹の間のお互いをなんとなく思いやる感じの関係が、見てる私をも幸せな気分にしてくれました。

第8位「瀬戸内少年野球団」

瀬戸内少年野球団 [レンタル落ち]

夏目雅子さんが「私たち、野球やりまっしょ」と言ったあと、グレンミラーの曲が軽快に流れます。

もう、その場面で、今までのいろんなシーンが押し寄せてきて「がんばれ!

みんな!」という気持ちになって涙腺がゆるみます。

もう、何かしないと元気でない状況です。

敗戦のあとの島です。

みな、何かしら、戦争の傷がなまなましくて、まだ傷がいえるとかそんな状況ではありません。

それでも子供たちは、自分たちなりに、立ち直っていこうとしています。

子供たちの中に「あさがきた」の友近と一瞬、いい仲になりそうになった番頭さん役をしていた山内圭哉さんも出ていたよ、と友人に聞いて、確かめたら、意外な役で出ておられました(笑)。

第7位「明日の記憶」

明日の記憶

渡辺謙さんと樋口可南子さんが夫婦です。

バリバリの有能なエリートサラリーマンが若年性認知症を患います。

この、患いかけるところの、本人の恐怖が伝わります。

仕事先から会社へ戻る道が分からなくなるなんて、急にそんなことが自分に起きたら怖いです。

最初のうち、しっかりしている時もあるので、主人公はとまどいます。

それから仕事を退職して家にいるようになると、家のなかにメモがたくさんはられています。

「私の頭の中の消しゴム」でも同じ情景がありましたが、これを見ると症状が進んでいるのだな、と涙腺がゆるみます。

エリートサラリーマンだったときとは違って、とまどいがちな不安げな表情です。

陶芸教室で認知症を利用されてだまされるくだりは、もうたまりません。

悲しいのですが、ずっと支え続ける、奥様の樋口可南子さんの存在が胸をあたたかくしてくれます。

第6位「ナビィの恋」

ナビィの恋

おじいと幸せに暮らしていたおばあが、昔の恋人が島に戻ってきたところから物語がはじまります。

なんという歌か歌の題名は忘れましたが「もとの19にしておくれ~」と歌う島唄がとても印象的です。

沖縄の唄って少し物悲し感じがしつつ、でも楽しいリズムのものもあって素敵だなあと思います。

このおばあがチャーミングです。

特に島に昔の恋人が戻ってきた後、ソワソワする感じが少女のよう。

ういういしいです。

ラスト、おじいと積み上げてきた生活を投げ出して、昔の恋人についていくなんて、並大抵の決心じゃありません。

またそれを、悲しみつつも応援するように見送るおじい。

こんな二人の男性に愛されて、おばあは幸せに違いありません。

第5位「あ・うん」

あ・うん

なんと、高倉健さんと板東英二さんが出演です。

板東英二さんの演技力が心配なところですが、心配ご無用です。

朴訥とした感じが昭和の雰囲気にぴったりです。

向田邦子さん原作で、いろんな映画、ドラマが作られていて、いくつか見ましたが、この映画が一番好きです。

俳優さんも役にぴったりだと思います。

なにより、板東英二さんの富司純子さんが、天真爛漫でのんびりしてて、いいです。

平和でのどかで、幸せな家庭に遠くから戦争の足音が聞こえるような、ラストシーンです。

「さとこちゃん、行きなさい。

おじさんが責任を持つ」と高倉健さんに言われて、板東英二さんの娘役の富田靖子さんが入隊する恋人を追いかけていったあと、富司純子さんが「穴のあいた靴下でお嫁に行かせちゃった」とつぶやくシーンが好きです。

第4位「映画女優」

映画女優

吉永小百合さんって、すごい女優さんですね。

はすっぱな女の人の役を、見事に演じ切ってます。

昔々の実在の女優さん、田中絹代が映画女優になって、晩年は経済的に窮しながらもずっと女優を続けていくという物語です。

この田中絹代さんというのが、かなり破天荒な感じです。

でも女性は奥ゆかしく、という時代に女優になるのですから、それくらいの元気が必要だったのかもしれません。

印象的だったのは、夫だった渡辺徹と喧嘩中、「そんなこというなら、ここでおしっこしてやる!」「できるもんならやってみろ!」で、本当にやっちゃうところ。

食卓の畳の上で。

あの、吉永小百合さんが。

衝撃でした。

でも、面白いです、この映画。

第3位「華の乱」

華の乱 [DVD]

吉永小百合さんの映画が続きます。

見返すと吉永小百合さんの映画、多いですね。

ファンタジーなので仕方ないです。

見逃してください。

戦時中に「君死にたもうことなかれ」と戦場に向かった弟に向けての歌を発表した歌人、与謝野晶子の映画です。

妻子ある与謝野鉄幹と激しい恋に落ち、一緒になった後、仕事がなくなった鉄幹のかわりに、たくさんの子供を育てながら、精力的に仕事をしまくります。

この「精力的に仕事をする」というのが、文字で見るのと映像で見るのとでは大違い。

壮絶です。

そこに、革命家の夫婦や、小説家に思いを寄せられたり、鉄幹を取り合った昔の友が病気になり、鉄幹がそちらに行ってしまったり、いろんなことが起こります。

腹が座ってるというか、すごいう女性です。

第2位「博士の愛した数式」

博士の愛した数式

不思議なお話しです。

でも、リアルです。

私は学生時代から数学が苦手だったのですが、この映画を学生時代に見ていたら数学に対する考え方もずいぶん違っていたと思います。

今からでの数学を勉強してみようか、という気にさえなります。

ほかの映画でのセリフでもありましたが、数式って、数学大好きな人から見ると美しいんですね。

記憶障害で、少しまえのこともすぐ忘れてしまう、数学の博士だった人が主人公です。

そこにヘルパーとして通うようになった女性とその息子が、博士と交流していくなかでの物語です。

博士の隣には義理の姉が住んでいて、ひかれあっていたような過去もあります。

静かで、穏やかな時間が流れる、見るとあたたかい気持ちになる映画です。

第1位「二十四の瞳」

二十四の瞳 (デジタルリマスター2007)

古い、とても古い映画です。

モノクロです。

私はこの高峰秀子さんという女優さんが好きです。

きっぱりした感じで。

子役から大活躍されてたそうです。

なんでも、おばにあたる人から、実の父親から引き離され、学校にも行かせてもらえずに働かされていたとか。

20代で結婚した時に旦那さんに掛け算や割り算を教えてもらったとか。

今からは考えられないことです。

映画のほうは、淡路島の田舎の分校に若い先生が赴任してきます。

その後、戦争をはさんで教え子たちが大人になるまでの交流のお話しです。

ハンカチかタオル用意して見てください。

私は何回も見て、次に何が起こるか知っていても、毎回涙が出ます。

本当にいい先生と生徒たちです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

洋画もいいのですが、邦画はより身近な分、どっぷりはまったり共感できたりできるように思います。

古い映画を何度も見て、昔の日本にどっぷりつかって楽しむのもいいものです。

そして最近ではどんどん技術も進んでます。

映像、ストーリ、どちらの面でも新しいこころみがされて、映画もどんどん、変わってきています。

そんな実験的な映画、斬新なストーリー、映像をチェックするのも楽しいです。

同じ国?と一瞬とまどうくらい、昔の映画と今の映画って、まったく変わりました。

登場する人物も。

そんな文化の変化、考え方、風潮の変化も見比べると楽しいです。

順位については悩みました。

「え?これが〇〇位?」というようなのもあるかもしれませんが、映画委はその時その時の気分でまた面白さが違ったりしますので、そこはよろしくお願いします(笑)