サイコパスを扱った洋画ベスト10ランキング

第10位 「ミザリー」

ミザリー(特別編) [DVD]

テレビの連続ドラマを見ていて、早く続きが知りたいと思った経験は誰でもあるでしょう。

そういう一種の飢餓感が高じて精神的におかしくなるというのは、ファン心理としてはありがちなのかもしれません。

ただ、それ自体を物語にしてしまったのは、この「ミザリー」が初めてでしょう。

ここではロマンス小説家が犠牲者となりますが、誰でも犯人の心理に少しは同情できるだけに、恐ろしさも一層高まります。

第9位 「殺人者はライフルを持っている!」

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日本では劇場公開されなかった低予算のサスペンス映画ですが、監督のボグダノヴィッチがその後有名になったことで、アメリカでは古典的な扱いを受けています。

主人公が何の理由もなしに家族や一般市民をライフルで撃ち殺してゆくのですが、その淡々とした様子がいかにもリアルで恐怖を呼びます。

特にガスタンクでの狙撃場面は忘れられない名シーンです。

第8位 「M」

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サイコものの古典中の古典。

フリッツ・ラングは犯罪組織の描写で特徴を見せますが、ここでも異常な犯人を追うのが職業的犯罪者たちであるというのが興味深く思えます。

犯人の背中に押されたMの文字のショットなど、ラングのビジュアルセンスが光ります。

第7位 「見知らぬ乗客」

見知らぬ乗客 [DVD] FRT-106

全くの他人に、突然、交換殺人を持ちかける。

こんな人間が本当にいるとは思えませんが、ヒッチコックの語り口の見事さで、観客はそれを自然なものとして納得してしまいます。

女性を尾行した上で殺してしまうところは、ヒッチコックの作品中でも特別エロチックな雰囲気を醸し出す名場面です。

第6位 「ヘンリー」

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連続殺人犯を描いた映画も数多いのですが、これだけ”背筋が凍る”という形容がぴったりな作品はありません。

出て来る俳優が当時無名だったせいもあるのでしょうが、あまりに演技がリアルで、本当に精神異常者では、と勘ぐりたくなります。

「愛するからこそその人間を殺してしまう」という主人公は、異常者のなかでもその精神の歪み方が突出しています。

第5位 「“アイデンティティー”」

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「そして誰もいなくなった」のような犯人当てのストーリーと見せかけて実は――という異色の異常心理もの。

最後の最後に意外な犯人が明らかになるのですが、これはエラリー・クイーンの名作と同じような設定です。

ミステリー好きには存分に楽しめる秀作でしょう。

第4位 「血を吸うカメラ」

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マーティン・スコセッシが鍾愛する映画として有名で、サイコものとして時代に先駆けた異色作です。

被害者を撮影しながら殺すことに快感を覚える主人公の気持は、動画を手軽に撮影できるようになった現在の方が同感できる人間が多いかもしれません(もちろん、殺人にまで至る事は稀でしょうが……)。

第3位 「殺しのドレス」

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この映画の犯人は服装倒錯者ですが、この描き方だと服装倒錯の趣味そのものが異常な行為だと思われてしまいます。

デ・パルマ監督はヒッチコックの真似をすることが多く、これも「サイコ」のバリエーションなのですが、変態的な題材をあまりに気軽に扱うので、異常者の性癖の特異さがリアルに感じられないことが多いようです。

第2位 「羊たちの沈黙」

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「サイコパスの殺人者が同時に探偵でもある」という設定がまず魅力的です。

確かに名探偵の代表であるシャーロック・ホームズも、全能に思えると同時に異常者に近い変人です。

それを現代的にリアルに描こうとすれば、ハンニバル・レクターのような存在になってしまうのかもしれません。

第1位 「サイコ」

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サイコパスという言葉が一般化するきっかけとなった作品で、今でも異常心理ものの古典として揺るぎない地位を誇ります。

ヒッチコックの他の作品と違うのはユーモアが全くないことで、確かにこの題材と犯人では、下手に余裕のある笑いの要素を入れるのは無理でしょう。

まとめ

「心の正常さと異常さの境界線は曖昧だ」と言う医者が多いのですが、その人間が他人に危険を及ぼすとなると、さすがに異常だと言い切っても無理はないでしょう。

そんなサイコパスと呼ばれる人間を扱った映画を集めました。