おすすめ邦画、おすすめ洋画ランキング

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絶対に面白いおすすめ邦画ベスト100

   

映画は週に最低一本程度、時間がある時一日に三本、四本観ることもあります。

気になってよく手に取るのは、コメディやラブストーリー、ドラマが多いです。

映画は、その日その時の、心の調子を吟味して観るものを選びます。

気分に合わないものを観ても、結局途中で観るのをやめてしまうことがあるので、心を落ち着かせたい時は、静かで大人の映画を、気軽に時間を過ごしたい時は、コメディかアニメ映画を借ります。

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第100位「悪夢のエレベーター」

悪夢のエレベーター

まずこの映画の主なシチュエーションである、人がエレベーターに閉じ込められ、その中で話が展開していくいう状況が面白い。

実際に自分がエレベーターに閉じ込められた時のことを想像してしまう。

実際にはこんなにいろんな偶然が重なるエレベーターはないと思うが、ついその状況を想像してしまうと笑みがこぼれてしまう、真な映画だ。

コメディぽくコメディではない映画だと思う。

この映画の最初から中盤までに色々なやり取りがあり、終盤にかけてエレベーター内にいる人々の関連性などがわかっていく、そして急転直下な結末を迎える。

この映画は最後の最後まで楽しめる映画であったと思う。

ゆるりと休日に見たい映画。

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第99位「恋するマドリ」

恋するマドリ 通常版 [DVD]

ちょっとだけ痛くて切ないけれど、新垣結衣の表情に、声にとにかくほっこりした。

当時から可愛かったんだな、と改めて思った。

映画は情緒溢れる可愛らしい映画。

主人公の名前かと思ったマドリは、間取りのことだった。

引っ越し先の部屋の大きな窓から入る陽当たりが気に入ったというモノローグは、多少文言は違うかもしれないが、今も頭に残る印象的な台詞。

主人公ユイにとって憧れとなるような人物二人が実は元恋人だったと気付いた時の複雑な想いは、観ていてチクリと胸を刺す。

真剣に画面にかぶりついて観るというよりは、家事や他ごとをしている時に、リビングに流しておきたいタイプの映画だと思った。

うるさくないし、映像も穏やかなので、BGMにはうってつけ。

第98位「カイジ」

カイジ 人生逆転ゲーム

原作のカイジが好きで観た映画。

さらに藤原竜也の舞台も好きで、最高の組み合わせだと思い楽しみにしていた。

藤原竜也が原作のカイジに近い演技をしていたので、非常に感動した。

原作でのカイジはダメ人間だが、芯の強い部分があり、カリスマ性もある。

その絶妙さを見事に藤原竜也が演じ切っていた。

この映画は基本的に色々なギャンブルをモチーフにした物語で随所に緊張感の溢れるシーンが登場してくるため、結構ハラハラドキドキしてしまうと思う。

感情移入してしまう人には最後まで見ることができない、辛い作品かもしれない。

原作で出てくるキャラもふんだんに登場してきて、原作と相違ないキャスティングに原作ファンはもちろんのこと、そうでない人も必ず楽しめると思う。

さすが、舞台俳優のイメージが強い藤原竜也の演技、必見だ。

第97位「借りぐらしのアリエッティ」

借りぐらしのアリエッティ [DVD]

アリエッティみたいな小さい友達が欲しくなる。

当時の恋人と観たが、内容よりもその可愛らしさに二人で興奮した思い出。

アリエッティが「借り」に失敗するだろうとハラハラするし、翔との心の寄り添いについても、結局は相容れない種族な訳で決して共存することができないほろ苦さもしっかりと描かれていて、切ない。

映像も音楽も美しく、それが余計にアリエッティのやり切れなさを支えているかのよう。

人間にとっては、あまりに些細で日常的な光景が、小人たちにはまるでジャングルのような大冒険の世界、それを表す色使いや音の描写がすごく効果的だった。

第96位「それでもボクはやってない」

それでもボクはやってない

やっていないことで不当に罰せられるなどの、冤罪系の映画を見ると暗くなるので、観ないようにしていた作品だ。

この作品は、レンタルビデオ店で常に店員のおすすめになっていたので、気になって観た作品。

観てみると、主人公演じる加瀬亮が痴漢冤罪事件に巻き込まれる映画だったが、最後の最後までそれでも僕はやっていない、と主張したまま終わる、少し後味は悪い話かもしれない。

しかし加瀬亮の弱々しい演技や緊迫感溢れる状況に魅了された。

さらに映画もずっと暗い話ではなく面白い場面も散りばめているため、非常に観やすい映画になっている。

この映画を観たとき、実際に自分が同じ立場に立って見たときを想像してしまい、食い入って見てしまうような作品だった。

痴漢の冤罪ほど怖いものはないと感じた。

第95位「クワイエットルームにようこそ」

クワイエットルームにようこそ

この映画は、蒼井優の演技の詰め込み方が凄まじかったという印象を持っている。

とにかくこの作品内の蒼井優が、ガリガリに痩せているのに驚いた。

この作品のために役作りをしている蒼井優のインパクトが非常に強かった。

この映画自体は、精神病の患者をテーマにしているので、とても暗い映画かと思ったが、案外、軽快に作られていて、コメディ要素がふんだんに感じられて必要以上に重苦しい気分にはならなかった。

これは、監督が松尾スズキ作品であったため、うまく作り込んだのだと思う。

ストーリー自体は、主に精神病棟内での話が中心になるが、精神病棟内に入っているメンバーもとても豪華で、全体を通じて、非常にみごたえのある作品である。

第94位「寄生獣」

寄生獣

この作品は、漫画を原作とした、ファンタジー映画のような作品である。

特にこの作品では、キャストがとても豪華であると感じた。

いろんな映画に出演している深津絵里や阿部サダヲなど演技派俳優、女優が集まっており、さらに若手の染谷将太を主人公として、最近ドラマでも活躍している橋本愛も出演している。

この作品は、現実世界とはだいぶかけ離れているため、リアリティは全くないため、アニメ映画に近い感覚で見ているといいと思う。

まず主人公の右手に虫みたいなのが寄生して、それで戦うというシチュエーションが非常に奇怪である。

どの役も特徴的であり、今後の続編に期待させるような映画だったかな、という印象。

今後の展開にも注目した作品の一つである

第93位「リリィシュシュのすべて」

リリイ・シュシュのすべて 通常版 [DVD]

内容を理解するのが非常に難しい映画だと思った。

正直、私は今でも真の内容を全然理解していないかもしれない。

この映画を最初に観た当時は中学生だったので、なぜこの映画が当時人気で支持を集めていたのかが、さっぱり分からず、映画の内容を汲むことができなかった。

だが、大人になって観た時に、少しだけ言いたいこと、伝えたいことに気づくことができた。

子供の心の傷だとか、人間の心の揺れ動きだとか、周囲に流される感じだとか、そんなことを冷静に観ることができた。

もし、一度見て、心に響かなかったなら、是非時間を置いてもう一度観て欲しい。

このように何度も観てもその度に思うことが変わる作品はこれを置いて他にはないかもしれないと感じる。

第92位「グラスホッパー」

グラスホッパー スタンダード・エディション [DVD]

映画の最後のほうに出てくる鯨と蝉のアクションがカッコ良かった印象。

特に、浅野忠信の目力に狂気を感じて恐怖を感じたし、山田涼介の演じた殺し屋の役がスマートに人殺しを行いかっこ良く、女性ファンももちろんのこと、男性ファンも増やしたであろう印象を受ける。

この二人のアクションは今まで観たことはなかったので、この映画で二人の印象は大きく変わった。

また、主人公を演じた生田斗真は、当初かっこいい、クールな役をやるイメージがあり今作の主演に向いてるか疑問であったが、役にあったオドオドした感じが新鮮で面白かった。

映画の内容は、最初から最後まで、かなり話が重いような印象を受けている。

特にデートには向かない映画だと思うが一人で見るには最適な一作であると思う。

第91位「百万円と苦虫女」

百万円と苦虫女

この作品を見た理由は、内容よりも蒼井優を見たくて見た。

予想どおり蒼井優がめちゃくちゃ可愛かった。

彼女はこのような不幸な役が本当に似合うと思う。

この映画の話自体は百万円を貯めたら次の場所に蒼井優が移動する、人間にあまり深入りしない根暗そうな不幸な女性の話である。

本当に蒼井優が主人公役にぴったりで、彼女しかこの役にははまらないんじゃないかと思わせる。

映画の中で、驚くような大きな事件などは起きないが、淡々と日々を送る中での主人公の葛藤をえがいた映画だったので、余計に主人公のちょっとした仕草や目線の先などが光って見える。

邦画って動きがなくてツマラナイという人には向かないものの、個人的にはとても味のある一作で何度も観返している。

第90位「モテキ」

モテキ

当時この映画はとても話題になった。

長澤まさみ、麻生久美子をはじめ女性陣の女性としての魅力がふんだんに詰め込まれた作品。

多分であるが、本作中に出てくる長澤まさみの役には、世の男性たちが悶絶したであろうと思うくらい魅力的であったのを覚えている。

そして森山未來の適度にダサく鈍臭いキャラクターも案外はまっていた。

ちょくちょく使われる古い音楽も映画にマッチしている。

モテない男の心の中をこんなにもおもしろ可笑しく表現している作品は他にはないだろう。

一昔前に席巻した「世界の中心で愛を叫ぶ」の純愛ペアが、この映画で全く違うキャラクターを演じていたことに気づいたのはずいぶん後だったが、気づいた時には不思議な感傷に浸った。

第89位「あやしい彼女」

あやしい彼女

この映画は、老人が突然に若返るというストーリーであり、展開はありがちな感じではあったが、その分、安心して観ることの出来る作品だと思う。

DVDをレンタルして観たのだが、最初どんな話か知らずに借りたため、このような観やすい映画でとても良かった。

なかなか人気らしく、全てレンタルされていたのも印象的。

特に、主演の多部未華子が老人を演じるというのが可愛らしく魅力的だった。

多部未華子が歌を歌うシーンがいくつか登場するが、まさかあの彼女がこれほどの美声を持っていることに特に驚かされた作品である。

多部未華子は様々なドラマ、映画にも出演しており、これからどんどん先が楽しみな女優である。

ラストもハッピーエンドで終わり、すごく観やすい、ほのぼのとした映画であった。

第88位「ピンポン」

ピンポン

ピンポンは原作を先に読んでいた。

原作では勢いがあり、とてもおもしろ卓球漫画に仕上がっていた。

当時卓球映画など聞いたこともなく、この映画自体、全く期待してはいなかったが、まさしく原作通りの窪塚洋介演じる主人公と井浦新演じる友人役、そして中村獅童演じる敵役で感動した。

躍動感も原作に負けず劣らず、とにかく原作で描かれていたそれぞれのキャラの特徴を見事に掴んで表現してきた一作である。

本映画は原作と、ほとんど内容は変わらないのだが、実写は実写で非常に楽しめたので原作ファンにもオススメである。

もちろん原作を知らなくても、この映画を見ると原作を見たくなるような作品であると思う。

個人的に窪塚洋介の、とてもくだけた演技が印象的で良かった。

第87位「蝉しぐれ」

蝉しぐれ プレミアム・エディション [DVD]

藤沢周平の同名小説の映画化で、日本らしい情緒が随所に散りばめられていた。

これを観たのは、17歳くらいだったと記憶しているが、それまでハッピーエンドのラブストーリーばかりを観ていたので、これを鑑賞後は自分がすごく大人になった気分になった。

幼馴染であっても、どれほど恋い焦がれていても、交わることのない切ない恋物語。

男の我慢というのがこれほど切なく魅せるのか、と胸に迫った。

汗をかきながら、父親の遺体を台車で運ぶ文四郎と無言でそれを手伝うふく、二人の生きる為に必死で奥歯を噛み締めるような姿は名シーン。

原作は未読でも十分に感じ入ることができる。

大人になってもう一度観たら、また泣いてしまうこと必至。

第86位「うた魂♪」

うた魂♪

題名の通り、この作品の魅力は歌に尽きると思う。

歌に魂がのっかっていた。

主人公演じる夏帆の明るさや自意識過剰ぶりの突き進み方はもちろん、出演するキャラクターそれぞれが勢い良く歌うので、元気になれる。

夏帆の演技も可愛いが、特にガレッジセールのゴリが演じるヤンキー役が面白い。

というかゴリを含め、ヤンキー役たちみんなで歌う尾崎豊の15の夜は今でも忘れられないくらいのインパクトを残している。

とても印象的な場所であった。

また最後のシーンの、モンゴル800の歌を歌うシーンは、全員での合唱になり、鳥肌が立つくらい迫力が凄まじかった。

イメージ的にはスウィングガールズに似ているが、非常に話の展開が面白い作品である。

第85位「ただ、君を愛してる」

ただ、君を愛してる スタンダード・エディション [DVD]

まさか最後は静流が死んでしまうという、どうしようもない悲恋ではあるけども、初々しくて、可愛らしくて、清潔な映画だった。

病気の質は違えども、同じように病気というハンデと他人に対するコンプレックスを持っている二人の急速な接近と親密感。

当時はこういうテイストの映画をよく観ていたからその一連で観たが、鉄板だと分かっているのに泣かされてしまう。

恋をすると死んでしまうというファンタジー要素はあれども、最初で最期のキスという文言はずるい。

宮崎あおいのまっさらな子供のような表情と、ラストで魅せる大判の大人っぽい写真のコントラストにやられた。

確かこの映画を観てから、原作を読んだが、映画が良い助けになった。

必要以上に悲しみにくれることなく、どちらかというと、爽やかさが胸に残る。

第84位「世界の中心で、愛を叫ぶ」

世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション [DVD]

原作やテレビシリーズとは一味違う内容。

当時大ブレークした「誰か助けてください」という台詞は真に迫る。

何度も真似したのを覚えている。

高校生役の森山未來と長澤まさみのペアがとても爽やかで、当時学校でも話題になったのを覚えている。

あと、当時高校生だった自分に置き換えたりもした。

あんな風にデートしたい、だとか、自分が、相手が、病気になったら何ができるか、あんな風に支えられるかどうか、なんて話を高校生の頃、当時付き合っていた恋人とはもちろん、友達ともよく話題にしていた記憶がある。

当時は柴咲コウ演じるオリジナルキャラクターに感情移入が出来なかったが、大人になって観返すとまた違った見方ができて、胸が痛んだ。

第83位「ギャラクシー街道」

ギャラクシー街道 DVD スタンダード・エディション

ギャラクシー街道に集まる、様々な事情を抱えた人の物語を、一つづつ丁寧に展開されていくのが面白く感じた。

個々のキャラクターの設定が念密に練られていた印象を受けたので、表に出ていない他の物語要素もあったのでは、と思わせてくれる。

ありえないことを面白おかしく、そして人間らしさも踏まえて描く、まさに三谷幸喜らしい作品ではないだろうか。

それぞれの細かいストーリーが最後一つに集まり、物語が完成されるのが、巧みだと思った。

また三谷幸喜の作品に出演する俳優、女優はすごいキャストばかりである。

この映画もすごいメンバーで構成されているので、三谷幸喜を好きなのはファンだけではなく役者たちも好きなんだろうなと感じる。

第82位「ヒミズ」

ヒミズ

この映画の印象は、とにかく二階堂ふみの怪演が光る作品だった。

彼女は高校生役で主人公に執着する人を演じているが、人間の異常性を演技でうまく表現していると思う。

特に主人公に対する執着心を体全体で表現する演技が印象的。

彼女は役のためならなんでもしそうな印象を受けた作品である。

私は特にヒミズの原作ファンであるため、この作品は原作の印象を離れないように作られている。

そのため、原作ファンにも満足感を十分に与える作品だと感じる。

また原作からの印象は変わっていないが、一方でラストの展開の違いや、原作に出てくる怪物が出てこない、細かい設定などが変わっているため、原作にはない新しい発見もあると感じた。

主人公は若手俳優の染谷将太であり、二階堂ふみだけではなく、彼の猟奇的な演技も見所の一つであると思う。

総じて少し暗くなりそうな映画だが、シリアスな映画が好きな人にはたまらない作品だと思う。

第81位「ONE PIECEfilmStrongWorld」

ワンピースフィルム ストロングワールド [DVD]

ONE PIECEfilmシリーズの一作目で、当時、友人と映画館に観に行ったのを覚えている。

ONE PIECEの原作ファンでとても楽しみにしていた作品。

この映画は原作者尾田栄一郎書き下ろしなので、期待を全く裏切らず、原作と同じくらいとても面白かった。

特に映画内容ですごいと思ったのが、敵役の声優竹中直人の悪役声優っぷりがすごくカッコよかった。

原作にもないキャラクターとして確立されていたし、それを見事に声で演じ切られていて感動した。

短い時間にも関わらず、ルフィだけでなくゾロとサンジの戦闘シーンまで盛り込まれていて見所満載だった。

またブルックのボケるシーンは毎回映画館を笑いに包んでくれるくらい面白い。

第80位「嫌われ松子の一生」

嫌われ松子の一生 通常版 [DVD]

すごい、の一言に尽きた。

当時友人に誘われて一緒に観に行った気がするのだが、ポップに見せているにも関わらず十代の自分たちには刺激が強すぎて、鑑賞後は若干気まづい空気が流れた。

ポスターも本編も、確かに悲惨さを軽妙に仕上げているようだったが、その奥にある映画の中の事実に目がいってしまう。

幼い頃は大人になればお姫様のような幸せな人生が待っていると疑わなかった主人公の松子が、実際には教師をクビになったのをきっかけに絵に描いたような転落人生を送るのだが、選んだ意思とは関係なしに次から次へと不幸へ飛び込んでしまう彼女を見ていると、子供と大人の間だった自分たちにはある意味身につまされるものがあったのだ。

何より役者魂を感じたのが主演の中谷美紀。

この映画によって清楚派だと思っていた中谷美紀のイメージが随分と変わった。

物語の展開スピードが早く、キャラクターも変わるので、一つの映画で五つくらいの映画を見ているような感覚になった。

あまりの早さにドッと疲れたが、しかし目が離せない作品。

第79位「大奥」

大奥

幾つかの大奥作品がある中で挙げたいのは、2006年の仲間由紀恵主演の絵島生島事件を基にした映画。

生真面目で初心な絵島のイメージに仲間由紀恵がよくハマっていた。

警戒心いっぱいに美しい顔を生島に向けるシーンは印象的で、一方西島秀俊演じる生島の全身から醸される男の色気は唯一無二だ。

火事で焼け出された後、船で逢瀬をするシーンは刹那的で、その後の未来を捨ててでもその一瞬を優先するという静かな熱情がグッとくる。

豪華な衣装も、大奥の女性たちの凄む執念の顔付きも大変見モノ。

第78位「間宮兄弟」

間宮兄弟

全然間宮兄弟とは関係がないが、沢尻エリカがとても可愛いと思った映画。

当時この映画を見た時には、沢尻エリカを全く知らなかった。

後で沢尻エリカが有名になった時に、間宮兄弟に出てたのかと驚いたのを覚えている。

やはり無名でも魅力があれば記憶には残るものだと感じた。

内容は、ちぐはぐな見た目の、仲の良い間宮兄弟の「無難に生きていこう」と言う掛け合いがシュールで面白い。

間宮兄弟間の兄弟愛はとてもほのぼのとしており、幸せな気分になったのを覚えている。

最近ではない、緩く静かに進んでいく映画。

最近の映画も、もっとこう言ったゆるいテイストの映画が増えてほしいと思う。

幸せな気分になりたい時には是非オススメしたい映画だ。

第77位「クローズZERO」

映画「クローズZERO」【TBSオンデマンド】

この映画は漫画クローズを元にした作品である。

原作であるクローズだけではなくワーストなど関連漫画は全て読んでいるためとても楽しみだった。

この映画には原作には出てこないキャラクターで話を進めていくが、原作でもおなじみの高校とか、キャラクターが出てくるので原作ファンにはとても嬉しい一作となっている。

話もオリジナルなので、十分楽しめる作品である。

この映画は基本的にヤンキー中心の映画だけあり、とても男臭い、熱い内容の映画になっている。

特にアクションシーンが凄まじいので、アクションの好き嫌いによって評価が分かれるかもしれないが、好きな人にはとても見終わった後にスカッとする映画だと思う。

男性にはたまらない作品ではないかと思う。

第76位「テルマエ・ロマエ」

テルマエ・ロマエ

古代ローマ人が、タイムスリップをして現代文化に触れ合うという、とても面白いテーマだと思った。

古代ローマ人が風呂好きだったとは無知ながら初めて知ったことだったし、現代までとは行かなくても、現代日本と似た趣向の風呂があった形跡から、むしろ古代人がこちらへタイムスリップして技を盗んだのではないかという独創的な発想は新鮮。

何よりも、阿部寛をはじめ、あれだけ濃い顔のキャストを集めたスタッフ陣に感謝したいほど壮観で、役者が並んでいるだけで面白い。

原作と世界観をしっかり共有していて、古代ローマという日本とは縁のない世界をよくあそこまで作りこめたものだと感心した。

ウォッシュレットに感動する主演の阿部寛の表情が今でも忘れられない。

第75位「風立ちぬ」

風立ちぬ [DVD]

何とも複雑な気持ちになった映画。

夢と理想を追い続ける勤勉な二郎は、本当に菜穂子を愛していたのだろうか、というのが鑑賞後の単純な感想だった。

その上で考えてみると、二郎はいわゆる美しさの完成系だけ、を求める人だったのではと思い至り、病気を押してそばにいようとした菜穂子が不憫になった。

いよいよその病気が悪化した時にも、理想と完成を求める次郎には頼ることができない。

その辺りに創作するものとしての薄情さがある。

理想を、美しいものを追い求め創造するということは、同時に「血の通った他の何か」を犠牲にするのではないか。

美しいものを求めるあまり生じる矛盾は、二郎本人も苦しめるが、最後に妻の「生きて」という具体的な許しで爽やかに幕が下がるが、その爽やかさだけを記憶していてはならない内容だと覚えておかなければならない。

第74位「ONE PIECEfilmZ」

ONE PIECE FILM Z DVD

前作に引き続きONE PIECEの世界観をそのまま表しているのだが、海軍の歌と海軍の正義というのが原作以上に細かく書かれていて、ファンには嬉しい映画だった。

原作では海軍というのは敵対していてその悪の部分も描かれいるのが、今作ではひたすら正義を貫き通す海軍らしさを踏み込んで描かれているところに感動する。

モドモドの実で若返ったロビンと幼くなったナミとチョッパーが純粋に可愛い。

ロビンは十二年戻って十八歳な訳だから、戻る必要あったのだろうかということもちらりと邪念に過ぎった。

十二年戻ったところで、変化のないブルックという安定のオチにも笑える。

鈴木おさむが作詞をしたらしい青キジの歌う海軍の歌も味があって耳に残る。

第73位「偉大なる、しゅららぼん」

偉大なる、しゅららぼん

この映画は、また面白い設定の物語を映画化したと思った作品である。

私は万城目学の書く奇想天外な世界観が好きで、特に、淡十郎役が濱田岳にぴったりだと思っていたので、観ているだけで面白かった。

その他の登場キャラクターは小説からのイメージ通りだった。

日常なのかファンタジーなのか、その境目が難しい世界観だったので、映画化となったらどうなるかと多少の心配もあったが、とても満足。

ただ琵琶湖の水が割れるなどのありえないシーンでのCGの迫力には欠けて、そこだけが幼稚に見えてしまったのが唯一気になった。

しかし、キテレツで突飛な話の持っていき方やアウトロー感はしっかり残しているので、小説と合わせて楽しむのがオススメ。

第72位「キラー・ヴァージンロード」

キラー・ヴァージンロード [DVD]

観た直後の印象は、コミカルでイビツで、人形劇を観ているかのようなリアリティをあえて排除されていると思った。

軽く観ることが出来て楽。

岸谷五朗が監督、上野樹里主演。

映画全体はユーモアで、間違って大家を殺してしまったというのに、悲壮感が全くないドタバタコメディ。

主人公が話を回すのではなく、その周りのちょっとズレた人たちによってかき乱されていくという印象。

木村佳乃の姉御っぽいキャラとハチャメチャなキャラクターと上野樹里の妹キャラが噛み合わないのに噛み合っていて、だんだんとこの二人のセットを応援したくなる。

主人公が鈍臭いために多少イライラとさせられるところもあるが、公開前から話題になっていたゴリラバタフライは単純にすごい、と思った。

あと死体の隠し方がありえなくて、本当に秀逸。

第71位「イニシエーション・ラブ」

イニシエーション・ラブ

お笑い芸人がテレビでこの小説が面白いという話をしてから、原作となる小説が話題になっていたので、小説を先に読んでいた。

先に小説を読んでいたので、映画化と耳にした時は一体どうやって映像化するのだろうかと不思議に思っていたが、とても巧みに作られていた印象をもつ。

原作の小説を先に読んでいても、映画でもそのトラップに騙されそうになる程の出来上がりだと感じた。

また前田敦子ってこんなに可愛かったっけ?

と思うほど、あざとく可愛らしい。

映画のラストは原作小説と違っていたので、原作を読んでいる人でも楽しめる作品。

その上でその後の想像も楽しめる。

最後のネタバレの部分で、原作同様、女性の怖さも少し感じる映画だった。

第70位「紅の豚」

紅の豚 [DVD]

これまでのジブリシリーズはいつも名言を残してくれるが、この映画も、やはり「飛べない豚はただの豚」という名言によって当時かなり流行った思い出がある。

男性は女性を守り、女性は男性を支えていく、というのがこれまでの他のジブリ作品でも背景として見えるが、特にこの映画でそれが顕著だった。

紅の豚の男前っぷりには惚れてしまうほどだ。

なぜ豚なのか疑問だが、外見は豚なのに、すごくモテていて、男は外見じゃないのだという価値観を幼心に植えつけるには十分すぎた。

最後、女を取り合って戦うシーンは今も印象深い。

二人がヘロヘロになって殴り合うシーンは熱いものを感じさせてくれた。

ジブリにハズレはないが、これもその中の一作である。

第69位「ノルウェイの森」

ノルウェイの森

村上春樹の同名小説の映画化。

画面が綺麗で、音楽もビートルズの「ノルウェイの森」が使用していて世界観が確立している。

ノスタルジーを感じる映画。

原作を読んでいるという前提で作られている映画だし、原作の繊細で膨大な描写を映画一遍にまとめるのは、難しかったと思うが、それでも、松山ケンイチ演じるワタナベの淡々とした佇まいが良かった。

原作のイメージでは、直子はもう少し儚げで美しい少女のイメージだったけれど、菊地凛子の危うさには頷くものがあった。

わずかに官能的だが、全てが霧の向こうで行われているかのような、叙情的な内容。

物語自体もそうだが、水原希子演じる緑の服装もファッショナブルで、終始救われる気持ちがした。

第68位「白夜行」

白夜行

暗いし、凄惨。

ただ、堀北真希の透明感が美しかった。

演じた時はまだ若かったと思うので、原作を読んで感じた雪穂のような貫禄は備わっていなかったが、それにしても淡々と台詞を話し、全てが自分が手ぐすねを引いているにも関わらず、それら全てにまるで関係のないという態度で姿勢を伸ばす姿が、猟奇的で恐ろしく美しい。

内容としては救いのないものではあるし、亮司は正直に言って不気味。

同時に亮司の歪んでいるのに純粋な愛と贖罪故の献身の仕方は言葉にならないほど辛いものがある。

幼少期の悲惨さはオブラートに撮っていたとは思うが、想像して余りある。

これも一度見れば十分過ぎる程印象深く心に残る作品で、鑑賞後はしばらくは呆然としてしまった。

第67位「太陽の坐る場所」

太陽の坐る場所

痛くて、迫り来るような逼迫感、どこにも行けないような閉塞感、というのが初見での印象だった。

学生時代に与えられた苦痛は、例え他人から見れば大したことのないものであっても、当の本人は忘れることが出来ないだろうし、一方でその苦痛を与えた方は、全能感から悪気なく行えるもので、女優とアナウンサーという立場でなくても誰にでもドキッとさせられる内容だったと思う。

水川あさみと木村文乃がツーショットになるシーンこそ少ないものの、常に互いの存在を感じる。

一度は見て損のない映画。

主演の水川あさみと木村文乃の孤独的な美しさが強調されていて、好きだった。

第66位「スイートリトルライズ」

スイートリトルライズ [DVD]

とても静かな、大人の映画。

子供のいない夫婦の二人は、どちらも小さな不満や、すれ違いを感じているのにそれを二人の性格的にも互いに大声でぶつけ合ったりしない。

趣味も違うために、一体この夫婦がどのように出会ったのかが気になってしまった。

一見平和に穏やかに見える家庭の中で、互いではもう解決しようのない衝動にも似た冒険を家庭外で落とし所を見つけている。

やっていることはいわゆるダブル不倫。

どちらも不倫相手からは猛烈に求められるものの、当人は相手には執着をみせず、最終的に家庭へ戻っていく辺り、嫌悪感を抱かない。

不倫がしたい訳ではないことが分かる。

どころか、どこにでも転がっていそうな日常的な事案なので、空恐ろしく思える。

夫婦やカップルで観るのはお勧めしない。

出来れば、休日の午前中、一人でゆったり観たい映画。

第65位「花とアリス」

花とアリス

青春映画の代表作。

主演の蒼井優と鈴木杏の友情と恋愛による三角関係の距離感や嫉妬心を描いていく映画。

蒼井優の美しさもダンスシーンなどで十分表現されている。

また蒼井優の演技もさることながら、鈴木杏のいかにも普通の高校生を演じた役に感銘を受けた。

二人の掛け合いは、現代の中高生も共感する内容ではないだろうか。

鑑賞後は、ちょっとだけ暗い気持ちにはなるものの、それは自分の青春時代に考えていた将来の不安や希望を感じながら生きてきた、ということを、つぶさに思い出させてくれるからだと感じた。

演技派女優同士の見事な作品に仕上がっていると思う。

若い子にオススメしたい作品である。

第64位「クヒオ大佐」

クヒオ大佐

この作品は、とにかく堺雅人の怪演が光っている映画だと思う。

クヒオ大佐に騙されていることに気づかない、気づいても気づかないふりをする女優の演技も見所の一つだ。

最初から最後まで、基本的に、クヒオ大佐が女性を騙してお金をせびっていく映画だが、バレた時のクヒオ大佐の立ち居振る舞いがすごく面白かった。

堂々としながらも、少しやらかした感をだす演技は秀逸の一言。

観ている自分もクヒオ大佐に成りきった気分になってハラハラしてしまう。

実在の人物の物語をベースにしているということで、純粋に「こんな人がいたのか、すごいな」と感心してしまった。

人を騙すには自らを鍛え上げるストイックな姿も詐欺師ってすごいなと不謹慎ながら思ってしまった。

第63位「ニシノユキヒコの恋と冒険」

ニシノユキヒコの恋と冒険

竹野内豊はスタイルがいいなぁ、ということを終始思って観ていた。

そして軽妙な男の役がとても似合う。

ただ、モテモテの男、という振り込みの割には、それほどモテる描写はされていなかった気がする。

竹野内豊のルックスで優しく女に寄り添うタイプの男性なら確かにモテるだろうとも思うので、原作は未読だがキャストありきでは……と思わなくもない。

とりまく女優陣は申し分なく、もっと官能的なシーンも観たかったな、というのは素直な感想。

どちらにせよ、原作を読まなければ、映画だけでは読み取りにくい部分もある気がする。

そうは言いながらも、映画全体的な雰囲気は洒落ていて、軽快感が好印象だった。

こういうテイストの映画はもっと作ってほしい。

第62位「ポテチ」

ポテチ

この映画は、大好きな濱田岳と原作伊坂幸太郎のコンビの作品だったので、観た作品である。

ストーリーは赤子の取違いに気づいた息子が、母親を思ってプロ野球選手になった本当の息子を見せようとする、ほろ苦い映画。

本編は短いものの、その中に凝縮された切なさが詰め込まれていて、満足度が高かった。

正直、短い!

と思ったものの、このくらいで緩急が丁度良いのだと思う。

濱田岳と木村文乃のゆるい掛け合いも見所の一つ、木村文乃のぶっ飛ばすよ!

という台詞はものすごく可愛かった。

この映画を見て、哀愁漂う男を演じさせたら、もしかすると濱田岳は日本一なんじゃないかと思わせる。

映画の題名のポテチの意味は映画を見てのお楽しみであろう。

第61位「奇跡のリンゴ」

奇跡のリンゴ

本当にボロボロ泣いた作品。

当時、この映画を一人で見ていたが、デートでも一人でも、ぜひこれから映画で泣きたい!

と思うような人には絶対見て欲しい作品だ。

阿部サダヲと菅野美穂にここまで泣かされるとは思わなかった。

「何かをやり遂げるためには人に何を言われようが、諦めずにやれば、絶対に叶う」というテーマに魅力をとても感じた。

借金したり、夢を叶えるために色々家財などを売り払ったり、親族からボロクソ言われたりと辛い部分もあったが、支えてくれた奥さんの優しさに泣かされた。

最後はハッピーエンドで終わり、阿部サダヲが本当に頑張ってよかったねー!

思えるくらい、ホッとして観終えることが出来た。

ハッピーエンドなので是非見て欲しい!

第60位「脳内ポイズンベリー」

脳内ポイズンベリー

こういうことあるある!

と共感が出来て面白かった。

損得勘定とは違うけど、無数の選択肢の中から何かを選ぶ時って確かにプラスとマイナスの気持ちの掛け合いみたいなところがあるな、と気づく。

誰しも脳の中で行っていそうなこと。

それを面白おかしくキャラクターを創造して映像化した作品だと思った。

原作の漫画よりも面白かったというのが素直な印象。

恋を成就させようとする女性の物語ではないところがいい。

冷静な役所である西島秀俊と無邪気な役所の神木隆之介がどちらも両極端でかっこよかった。

それぞれのキャラクターの面白さがよく描かれていて、楽しめた。

この映画のように各キャラたちがしっかりしている作品にハズレはないなぁと思う作品であった。

第59位「虹の女神」

虹の女神 Rainbow Song [DVD]

この頃の上野樹里の佇まいが清廉としていて、清々しく好きだった。

一番初めにヒロインが死んでしまうというのは見せられているものの、その途中経過はごくごく一般的なハッピーエンドに向かう物語にも見えるために、冒頭のシーンがちらつきっぱなしで何度も歯がゆい気持ちにさせられる。

自分の友人に片思いする男の子に片思いするなんて不毛な想いを抱き続けるヒロインと、誰よりも親しく接するのに恋心には至らない主人公。

失ってしまうまでの描き方がとても丁寧で、この時にもう少し、あの時にもっと……と思わせるのが本当に巧み。

智也の無神経な言葉に泣きながら怒るあおいの味方になって失恋の痛さに胸を痛めたし、他にも何度も泣かせるタイミングはあったが、一番はやはり、ラスト。

いわゆる悲恋物語だったが、丁寧で繊細な映画だった。

今ではなかなか実現が難しそうなキャスティングにも注目できる。

第58位「青天の霹靂」

青天の霹靂

割と序盤で、「これは絶対泣くやつだ!」と気づいた。

原作者が劇団ひとり、主人公は大泉洋が出ているし、勧めてくれた人がコメディだと言うから、観ることにしたものの、実際にはヒューマンドラマでボロボロ泣かされる。

何者にもなれないもどかしさだとか、何とか旗揚げしたいという嫉妬や羨望に近い葛藤が描かれているのだが、何より個人的には劇団ひとりの哀愁漂うダメ男ぶりが良かったと思う。

小説も書いて自分でも演者として出るなんて、本当に多彩な人だと思う。

この映画では、お笑い芸人が描くどん底のお笑い芸人ぶりが、多少大げさに描かれているかもしれないけれど、現実味を増させている。

そういった先入観もありながら、しかしやっぱり面白いし、泣ける映画だと思う。

タイムスリップ系が好きな方にはオススメしたい作品だ。

第57位「すべては君に逢えたから」

すべては君に逢えたから

何だか洋画の「ラブ・アクチュアリー」みたいだな、と思っていたら、本当にそれを目指して作られた映画だと知って驚いた。

私は東出昌大と木村文乃のストーリーが一番好きだった。

他の話も、それぞれしっかりと作られているし、六本のエピソードが全て恋愛ものという訳ではないので、胸焼けも起こさない。

何よりオムニバス形式な分、気軽に観ることができる。

それぞれのストーリーには旬の役者が揃っているし、クリスマス映画ということで魅力的に撮られているから、ファンには嬉しい作りになっている。

これは、カップルで観るのがオススメ。

第56位「海月姫」

海月姫

この映画の中での菅田将暉の女装ぶりはとにかく必見。

主人公役である能年玲奈の可愛らしさももちろん必見だ。

オタクが世界的に評価されるべき服を作るなんて、まるで夢物語りのような内容だが、女装が趣味の男の子が偏見なくオタクに関わっていく様はスカッとして面白い。

登場するオタクの種類も、クラゲだったり着物だったり、鉄道だったり歴史だったりと、様々だったのが興味深い。

驚いたのは、天水館に住むキャラクターを一体誰がどの役を演じているのか分からないほど、メイクのクオリティ、役へのなりきりが凄かった。

池脇千鶴は最後まで顔が見えず、原作を忠実に表していた印象。

誰も不幸にならない、海月と蔵之介の続きが気になるキラキラした映画。

第55位「キサラギ」

キサラギ スタンダード・エディション [DVD]

部屋の中で、一人のアイドルの死を巡り、オタクたちがいろんな掛け合いをするのが楽しい映画。

結局の所、誰がアイドル女性を殺したかというのは分からないものの、登場人物一人一人が明確に細かくアイドルとの関わりが設定されていて、少しづつみんなでみんなの互いの秘密を暴いていく様が興味深く面白かった。

最後は、暗い感じではなく、ほのぼのとした雰囲気で終わったので、不思議な鑑賞後の不快感が全くなかった。

二度目に見たりネタバレされても、楽しめる映画。

2回目は見方が変わると思う。

小栗旬、最後よかったねーと言える作品で、個人的にはハッピーエンドな作品であったと思う。

第54位「フラガール」

フラガール

この作品は、とにかく泣ける映画だった。

私は、お笑い芸人が映画に出ると聞くとあまり見る気はしないタイプだったのだが、作品を観てみると,南海キャンディーズのシズちゃんが演じたその役がとても良かった。

まさかシズちゃんにここまで泣かされるとは。

また,演者たちが一致団結してフラダンスをラストに踊る姿、シーンにも感動した。

キャストやスタッフたちの裏での頑張りが見えるものに泣けるのかもしれない。

実話を基にした話だということで,当時は驚き,それを思いやって余計に感動した。

この映画は通じて,複雑な人間模様を,より深く細かなストーリーとして完成させていき,最後にまとめて,フラダンスという一つの形で表す印象を持っている。

最後のフラダンスのシーンまでずっと感動できる映画なので,映画で泣きたい人にはもってこいの作品だと思う。

第53位「ウルトラミラクルラブストーリー」

ウルトラミラクルラブストーリー

つかみ所のない主人公。

一目惚れした相手の迷惑や状況などを全く考えずに突き進んでいくのだが、その仕方が恐怖を感じるレベルで、見終わった後にじわじわくる。

松山ケンイチのバリバリの津軽弁だということも相まって、ほとんど何を言っているか分からない言語で、笑顔で距離を詰められるというのは不気味。

どんなに一途な想いがあったとしても、相手の女性が引いてしまうのも否めない。

もしかしたらこの彼はいわゆる「普通」ではないのかもしれない、と少しづつ違和感を感じる。

途中ヒロインが冷たく突き放してしまうシーンは可哀想だが、仕方がない気も。

最後の結末は、未だに謎。

でも後味を引く。

第52位「7月24日通りのクリスマス」

7月24日通りのクリスマス [DVD]

クリスマスが近づくと毎年観たくなる作品。

常々アメリカにあるようなキュート映画を日本版で観たいと思っていたので、この映画がリリースされた時には嬉しかった。

「女の子」ではなく、成人した女性の恋愛奮闘記は当時あまり邦画では見かけなかったのだ。

ポスターも赤い背景にクリスマスらしいデザインが洒落ていて、映画館でチラシをもらってきたそれを、一時期自室のコルクボードに貼るほど好きだった。

二十歳前後だった当時、長崎には訪れたことはなかったが、石畳、坂ばかりの風景が洒落感いっぱいで行ってみたいと初めて思ったのもこの時。

内容は王道の少女漫画的展開だが、くどくもなければ、ありきたりに終始することもない。

地味でモテない女が決して純粋無垢なわけではないということも含んでいて、そこが人間らしくて面白い。

なんとなく時間があるな、というクリスマス前の夜、まだ観たことのない女性に観て欲しい。

第51位「グーグーだって猫である」

グーグーだって猫である

とにかく猫がかわいいので、この映画は猫好きには必ずお勧めしたい必見映画。

癒し系映画とはまさにこのことか、と思った一作である。

映画全体で猫の目線での散歩や風景が面白く、クルクルと合わせている効果音も効果的で好きだった。

小泉今日子のかすれたウィスパーボイスは、ファンには堪らないだろうなとも思う。

個人的には、森三中の三人と上野樹里が食べ物に食らいつく姿が可愛らしくて、見ていると元気がもらえる。

街中を老人の負荷を背負った彼女たちが疾走するシーンはクスリと笑える。

基本的にはのんびりとした映画だが、その日常の中で登場人物が少しづつ変化したり成長している、というのが見終わった後、じわじわと感傷に浸らせてくれる。

第50位「私たちのハァハァ」

私たちのハァハァ [DVD]

大好きなロックバンド、クリープハイプを土台にした映画だったので、是非観たいと思った。

ほとんどがドキュメンタリーのような撮り方の上に、まだ知名度のない役者たちだったので、彼女たちをすごく身近に感じた。

まるで彼女たちの本当の日常を覗いているかのような感覚。

劇中で女の子の一人がギターを片手に歌を歌うのが、すごく上手で驚く。

鑑賞後に調べたら、どうやら歌手だったらしい。

ところどころそういった「映画らしさ」は出るものの、本編全体としては女子高生らしい青くささや、イラつき、恥ずかしさだとか、痛さなど、そういったものがリアリティを持って描かれている。

北九州から東京まで自転車の旅をするのに制服を着ていくあたり、青春そのもの。

第49位「魔女の宅急便」

魔女の宅急便

魔女といえば、恐ろしいイメージ。

それを払拭して可愛らしい空飛ぶ箒に乗った魔女っ子のイメージを定着させてくれたのは絶対にこの映画。

真っ黒のワンピースに赤いリボン、箒を持った姿は魔女そのものなのに、ドジっ子なのもまた可愛らしい。

魔法が使えると言っても、それには相当の修行が必要で、元から万能なわけでもなく、汚い部屋を手で水拭き床掃除をして、針仕事が苦手で、そんな未熟な魔女っ子を応援したくなる。

飼い猫のジジとのコンビが最強。

ジジがぬいぐるみの身代わりになって、子供に遊ばれたり、大きな犬に怯え大量に冷や汗を掻く姿は、何度見てもくすりと笑える。

これも他のジブリ映画と違わず、子供に観せたい映画。

第48位「月とキャベツ」

月とキャベツ [DVD]

当時、山崎まさよしの大ファンだったので観た映画。

歌にも山崎まさよしの歌を使用しており、とにかく山崎まさよしの音楽、雰囲気に魅了される作品だった。

山崎まさよしファンにはたまらない作品である。

山崎まさよしの演技力は置いておくとするが、歌や雰囲気だけではなく、この映画のストーリーも最後に、なるほど!

と思わせるような、かなりひねっているもので面白かった。

特に感動したのが、最後に流れる山崎まさよしが歌うワンモアチャンス、ワンモアタイム。

この歌がこの映画を、より良いものにしていると思う。

山崎まさよしファンなら必見の映画だと思うし、ストーリーもかなり練られているので、感動したい方なら必見な映画だ。

第47位「大洗にも星はふるなり」

大洗にも星はふるなり

この映画は、男の妄想とバカさ加減をコミカルに描いている印象。

山田孝之が演じる、主人公役の自信過剰っぷりもさる事ながら、マドンナ役の戸田恵梨香をめぐるくだらないやりとりがシュールで、クスクスと笑えるので、気を抜きたい時に観るといい。

この映画に出てくる男性陣は、全員が全員、戸田恵梨香は自分のことが好きだという勘違いをしており、そこも面白いが、映画の中にちょくちょく出てくる、役者たちの掛け合いの中に生じる笑いの間は、たまらない人にはたまらないと思う。

シュールな笑いが大好きな人にはもってこいの映画である。

この映画の作風は悪夢のエレベーターやキサラギにとても似ている印象を受けた。

最初から最後まで笑える素晴らしい作品だ。

第46位「ロボジー」

ロボジー ROBO-G

ほっこりと笑えて面白い作品。

ロボットが準備できずにそのロボットの中におじいちゃんが入るという設定が奇抜。

ロボットというのは、機械的な動きで最先端であるのに、そこにおじいちゃん?

というギャップ。

そのおじいちゃんが無茶苦茶してかき乱すのが本当に笑えた。

そしてそのおじいさん役である五十嵐信次郎だが、恥ずかしながら全く役者さんとして知らなかった。

後日、俳優でもあり、ロック歌手であるということを後で知り、名前はミッキーカーチスという名前で活動されているのだが、ロボジーの破天荒な感じは、ロック歌手である彼自信を表した見事なキャストだったんだと思う。

またこの映画にも私の大好きな濱田岳が登場する。

やはり彼の演技力は本当に人を惹きつけるものがある。

若手でいうと吉高由里子も大学生役で出演するが、彼女のひょうひょうとしたキャラが活きるキャスティングであった。

最初から最後まで笑わせてくれた、面白い映画だった。

第45位「ジャッジ!」

ジャッジ!

これぞドタバタコメディ。

あまり話題にならなかった印象だけど、これは見なくては損だった。

深いことを考えずに、単純に楽しめるし、暇つぶし以上の暇つぶしになる。

邦画でのここまでリズムの良いコメディは珍しいのでは。

随所に嘘とハッタリが散りばめられ、荒技なストーリー展開がなんとも粋で、センスがいい映画。

洋画好きの方は、特に気に入るはず。

妻夫木聡の役がぴったりで、おどおどしたり、周りに振り回されている役が似合うと改めて思った。

第44位「誰かが私にキスをした」

誰かが私にキスをした [DVD]

一人で何か映画を観たい時にはつい借りてしまう。

記憶を失った女の子とその周りのイビツな距離感が堪らない。

じれったいし、遠慮も見える。

「本当」ではないのに、上書きされた思いが「本物」になっていく危うさもあるからこそ歯がゆいし、どうしてミライはもっと彼女へ直接的に訴えかけなかったのか、とも思う。

元からの彼女を知っていた人にはもどかしいだろうと思うし、精神を病んでいるらしいアンバランスなユージに惹かれる十代特有の危機回避能力のなさや、全能感も理解出来る。

好きになったのは、キスをしたのは誰だったのか。

不思議な空気の映画で、理解しきれない部分もあるからこそ、定期的に観たくなる映画。

堀北真希がボーイッシュで可愛い。

インターナショナルスクールの自由な雰囲気も、日本が舞台なのに日本でないような、自由さを感じさせる。

第43位「ツレが鬱になりまして。」

ツレがうつになりまして。

久しぶりに静かに泣けた映画だった。

旦那が鬱になるという重いテーマを、良い意味で軽快に描いてくれていて、身構えることなく観ることができるので、鬱に対して構えがちな人にも受け入れやすい映画だろうなと思った。

大河ドラマ、篤姫で共演した二人が再度夫婦役を演じるということで多少期待していたが、その期待通り、堺雅人と宮崎あおいの良い距離感、空気感がゆるくていいと感じた。

その一方で、真剣に生きて行く夫婦の良さもつまっている。

鬱病とは縁のない人にも、鬱病を患ってつらい思いをしている人にも、見て欲しい。

それから、化粧っ気のない宮崎あおいの素顔が可愛らしくて癒される。

夫婦愛の一つの形を表現している、素晴らしい作品だ。

第42位「ゴールデンスランバー」

ゴールデンスランバー [DVD]

犯人じゃないのに、犯人に仕立てられて追われる話は、よく見るといえばよく見る。

けれど主演が堺雅人で見れて良かった。

特徴的な不幸顔が驚愕に歪み、追い詰められて見ひらく目が印象的に残像に残る。

すごくハラハラさせられて、海外映画を観ているかのような壮大感があった。

殺し屋で出てきたのが、まさかの濱田岳というギャップが意外とはまっていて好きだった。

濱田岳はどんな演技をしても魅了させてくれる素晴らしい俳優だと思う。

第41位「名探偵コナン異次元の狙撃手」

劇場版名探偵コナン 異次元の狙撃手【スタンダード・エディション】 [DVD]

本当に面白い。

これアニメ?

というくらい、迫力満点。

コナンのありえない身体能力が、大人になった今はすごく面白く観れる。

彼の運動神経は日本を代表する内村航平をも圧倒するのではないだろうか。

パズーと被ってしまう。

公開して割とすぐ、家族と一緒に劇場へ観に行ったが、レイトショーでも満員だった。

笑い声が聞こえたり、ハッと同じタイミングで息を飲んで肩を震わせたり、観客の一体感があった。

映画館で盛り上がるアニメ映画というのは珍しいのでは。

最後の最後でネタバレをした時には映画館内のそこかしこから「えぇ〜!」と声が上がった。

子供の頃に好きで、今も原作は連載が続いている上に、大人になっても楽しめるアニメや漫画はやっぱり貴重。

とにかく迫力がありスケールが大きい。

特にこの映画は原作でもネタバレしていないことを映画でやってしまうというシャレも利いていて、大人になって一度コナンから離れてしまった人にも是非観て欲しい。

第40位「しあわせのパン」

しあわせのパン

ほんわかした。

それに尽きる。

ひどく感情が揺さぶられるわけでもなければ、楽しい気持ちになるわけでもないが、観てよかった、と思わせてくれる情緒的な作品。

移り変わる季節を写した丁寧な作品だからこその醍醐味かもしれない。

原田知世の優しい雰囲気に癒される。

タイトルの如く幸せな気持ちになり、そして北海道に行って同じようなパン屋へ旅したくなる。

のんびりと、自然の豊かな場所で素朴で丁寧に作られた食事を食べたくなり、物に恵まれることだけが幸せじゃないんだと思い出させてくれるよう。

主演の二人の空気感、距離感が心地よい。

お節介や世話焼きとまでいかないけれど、誰にも変わらない優しさで時には心配げに見守ってくれるような。

こんな夫婦になりたいと思わせてくれる。

第39位「なくもんか」

なくもんか 通常版 [DVD]

キャストを見て、絶対に面白いと思って観た作品。

結構深刻でヘビーな内容の上に、ところどころにブラックユーモアが入っていて、笑っていいのかどうか迷う部分もあるものの、八方美人ほど心を閉ざしがちな人間像は案外日常でも身近にいるので、主人公のキャラクターが際立っていた。

幼少期のトラウマが人間性に影響を与えて、八方美人にならざるを得なかった主人公の妙の描かれ方がリアル。

自分を抑えることや他人にいい顔をすることで平穏を貫こうとする主人公の山ちゃんが必死で八方美人を発揮しようとしているのに、生き別れた実の弟と新婚の嫁に突き崩されていくところが面白かった。

大きな感動を呼ぶわけではないが、コミカルテイストな人情劇が面白い。

山ちゃんの直線的な親切心や空回り方が少し切ない部分もあるが、憎めないし、そこに突っ込む徹子役の竹内結子がキュートで可愛いと思った。

足蹴りにも注目。

第38位「アフロ田中」

アフロ田中

本当におもしろいギャグ映画だった。

アフロ田中役を松田翔太が演じるが、そのおかしなアフロ田中のキャラクターを見事演じていた。

高校時代との友達の約束のために、今までできたことのない彼女を作るために、アフロ田中が奮闘する姿が滑稽で、最初から最後まで本当に面白かった映画である。

現実世界でも、男子校だったらこんなこと約束して将来話しそうだなぁとか考えることができ、とても面白く見ることができた。

そしてマドンナ役の佐々木希がとても可愛い。

アフト田中と佐々木希とのすれ違いや、アフロ田中が彼女を作るために試行錯誤する姿、必見である。

第37位「いま、会いにゆきます」

いま、会いにゆきます

映画の雰囲気、ストーリー全てが綺麗な映画だった。

二十歳前後の頃はこういうテイストのラブストーリーが好きだったからよく観ていたけれど、その中でも特に好きかもしれない。

森で見つけた澪演じる竹内結子の透明感には息を呑む。

そこでしっかりと掴まれたからか、彼女の一挙一動やちょっとした表情、仕草が儚く見えて仕方ない。

死ぬのが分かっているのに、結婚し息子を産むと決意した澪の女性としての強さには号泣した。

死をモチーフにした作品らしく、全体的に儚げな印象が梅雨時期と相まってより一層この映画を美しく演出している。

澪を発見した森の中や神社でのデート、ひまわり畑でのシーンは眼福。

そして、巧が二度澪に恋に落ちる様はまさに純愛なので、心が洗われたい人は是非。

今は破局してしまった夫婦役の二人も見所になってしまったかもしれない。

第36位「ガチ☆ボーイ」

ガチ☆ボーイ

佐藤隆太主演の映画。

このタイトルからはあまり想像がつかないが、予想外にものすごく泣けてしまった映画の一つ。

簡単に言えばプロレス映画みたいな感じだが、佐藤隆太といえば、ルーキーズなどにも主演しており、元気で熱血的なイメージだったので、話の途中で分かった彼の役どころが持つハンディキャップの意外さに驚いた。

あっと驚くようなストーリーもしっかり構成されており、起承転結全てで楽しめる映画だと思う。

映画のタイトルも、主演のキャストのイメージを良い意味で裏切る繊細な映画。

とにかくその頑張りに泣けた。

最後はハッピーエンドで終わるので、安心して観られる作品だと思う。

第35位「ハナミズキ」

ハナミズキ スタンダード・エディション [DVD]

この映画を見た当時はまだ大学生で、初対面の人とデートで見に行った思い出がある。

泣いてしまいそうなのを必死に我慢した記憶があり、とても切ない気分になる映画。

主題歌と映画の名前が一緒という珍しい作品は言わずもがなだが、その名曲のイメージ通りの切なく愛情深い映画だった。

高校生の頃の恋愛を思い出して、だからこそ成就してほしい、と物語の前半は強く願ってしまう。

進学や就職で離れ離れになってしまい、距離や経済面から自分ではどうにもならなかった恋愛を思い出す人もたくさんいるはず。

悲恋かと思いきや、結ばれるというのもロマンチック。

昨今鉄板ラブストーリーは少ない気もするが、鉄板王道ラブストーリーが好きな人には是非勧めたい。

第34位「るろうに剣心」

るろうに剣心

原作の漫画がとても大好きで、楽しみにしていた映画。

主人公の剣心を演じる佐藤健の、すさまじいアクションシーンに、原作漫画を彷彿させるような剣心の迫力を感じた。

映画化になると聞いたときは、正直、原作漫画で、アクションシーンも難しいだろうと思い、勝手にしょうもない作品に仕上がるであろうと予測していたが、よくぞここまで仕上げてくれたと感じさせてくれる作品であった。

これを可能にしたのがキャストの良さと、前述のアクションシーンの妥協のなさであると感じる。

小さいころに、原作でよくみて真似をしまくった技の数々も登場してきており、原作好きにはたまらない一作に仕上げてきたなと感じた。

久しぶりに映画を見た後に、原作漫画を見返して、改めてるろうに剣心の面白さを伝えてくれた作品であった。

るろうに剣心が好きなら絶対に見たほうがいいと思う。

第33位「アヒルと鴨のコインロッカー」

アヒルと鴨のコインロッカー

この映画は、穏やかな映画かと思ったが、話の内容は基本的に暗い。

濱田岳と瑛太の遣り取りに一部アドリブっぽい印象があって、面白かった。

特に階段で話すシーンだが二人の笑い顔が演技のそれを超えている、とても見ていて気持ちいい場面であった。

瑛太や濱田岳ファンには必見の作品。

先日ノーベル文学賞を受賞したボブディランの風に吹かれてが随所に使用されていて耳に心地よい。

この音楽によって映画の良さをさらに引き立てていると思う。

音楽効果で楽しめる部分も含めて、愛ゆえのサスペンスでもあるので、見所満載。

第32位「パコと魔法の絵本」

パコと魔法の絵本

主演のアヤカ・ウィルソンがとにかく可愛らしい。

彼女は現在でもモデルとして活躍しているが、この映画の中で、子役で活躍している彼女のビジュアルと、特殊メイクでキャラクターに扮したキャスト、そしてセットは、こう言ってはいけない気もするのだが、まるで、ティム・バートンの世界観に似ているものを感じた。

こんなのが邦画でも作れるのだと、当時は新鮮で驚いた。

どんどんこうした奇抜で楽しい映画を作って欲しい。

世界観が童話のようなもので、子どもの頃に読んだ華やかな絵本をみているような懐かしい気持ちもする。

登場キャラクターも動物に扮していて、目が楽しい。

一方で、内容もしっかりと作りこまれているので、大人でも十分に楽しめる作品だった。

第31位「陽だまりの彼女」

陽だまりの彼女 DVD スタンダード・エディション

優しい気持ちになれるラブストーリーだった。

強く個性的なキャラクターを演じることの多い上野樹里がこんなにも可愛らしい女性を演じることができるのか、ととても驚いた。

浩介と真緒のやり取りが、目線から仕草から、演技といえども愛情たっぷりで本当に癒される。

そこかしこで、真緒が実は……というネタバレは含んでいたし、真緒の行動がすごく猫っぽかったけれど、だからこそ最後はどうなるんだろう、とネタバレされているのに、観ている途中からラストがすごく気になった。

松本潤のイメージも随分変わった。

それまではシャープなイメージが強かったが、気弱で心の優しい青年もすごくハマっている。

少しでも一緒にいたいという気持ちを慮るととても泣ける。

ただ、鑑賞後は切ないや悲しいというよりも、ほんわかとした気持ちになれるので、ラブストーリーを観て癒されたい人はオススメ。

第30位「容疑者Xの献身」

容疑者Xの献身

ミステリーなのか、ヒューマンドラマなのか、その融合がまさに成されている。

ガリレオシリーズは全て観ていたが、これはまた別格だった。

堤真一演じる石神の静かな哀愁さが涙を誘った。

「献身」とはまさにこういうことか、とこのタイトルにも脱帽する。

原作も素晴らしいが、映像化も遜色なく素晴らしく丁寧に、切なく、描かれていた。

友情と真実の間、そこに見える友人の気持ちを想って苦悩する湯川も見もの。

寒い時期にふと思い立って観たくなる。

最後は絶対泣いてしまう、堤真一の演技にも必見な作品。

第29位「殿、利息でござる!」

殿、利息でござる!

村の貧困の窮地を、お殿様にお金を貸して、その利息で、村を救おうとする物語。

最初から最後まで笑えるところもあり、感動するところ大いにある。

どうにか当初の目的を達成しようとするために奔走する役者たちの演技も見ものだった。

この映画で久しぶり大好きな俳優である瑛太を見たが、相変わらずひょうひょうとした演技は、私に安心感を与えてくれる。

ネタバレになるが、この映画のキャストですごく驚いたのは、フィギアスケートで有名な羽生結弦がお殿様役で出てきたことだ。

フィギアスケートで金メダリストは、お殿様役でも見事な演技をしていた。

表現者という意味では俳優とフィギアスケーターは通じるものがあるのであろう。

出番は少なかったが、今後も羽生結弦の俳優ぶりを見れる機会が増えればいいと感じる作品であった。

第28位「超高速!参覲交代」

超高速!参勤交代

この映画は、続編も出ているが、一作目を見ると続編も見たくなるような作品。

東北の方には失礼かもしれないが、この映画が面白いと思う理由は役者たちの変なしゃべり方もあると思う。

東北訛りで、なぜか見ている側をほっとさせるようなしゃべり方で安心する。

また、参勤交代という歴史上、映画にするようなことでもないことをここまで面白おかしく作成したのはすごいと思う。

自分が実際の役の中の人間だったら、あきらめてしまうようなシチュエーションに、みんなが知恵を振り絞って解決していこうとするところに面白みを感じる。

個人的感想であるが、一番いい味を出していたのは西村雅彦だった。

名俳優であるが、この映画の中での演技、とくにしゃべり方には注目だ。

何度も見返しても面白いと思わせる、久しぶりに笑った作品であった。

第27位「バクマン。」

バクマン。

原作は未読だが、キャストに興味があったので観たいと思ったがとても面白い作品であった。

少年漫画にはあまり興味はなかったし、漫画家になりたいとも思ったことはないが、純粋に面白かった。

主演の二人の高校生らしい掛け合いが最高。

この二人が今高校生役?

と当初は驚いたが、二人の役柄が意外にもはまっていて、コミュニケーションがとても苦手な男の子にちゃんと見えて見入ってしまった。

少年漫画ってこんな風に出来上がるんだという感心と、その背景にはたくさんの挫折や苦労、文字通り命をかける勢いで作り上げているんだと思うと、漫画業界への見方が変わる。

人気によってリアルに連載の打ち切りが決まるというのがシビアで怖い世界だなという印象も受けた作品であった。

第26位「探偵はBARにいる」

探偵はBARにいる

大泉洋が主演の映画。

本当に大泉洋は、どんな役にも対応できる素晴らしい役者だと感じた。

大泉洋のおちゃらけているが、ものすごく男前な役と、相棒役で出てくる、松田龍平のクールな役どころが見事にマッチしている作品。

松田龍平はアクション俳優のイメージではなかったが、ヤクザと対峙するシーンでは。

、派手なアクションの数々に魅了された。

また劇中における、大泉洋と松田龍平の温度差がさらにこの映画を引き立てていると感じる。

ここにこの映画の面白さを感じる。

先ほど述べたようにアクションが多いイメージがあり、スカッとする映画でもある。

また大人な人間模様、特に大人の恋愛を映し出す映画でもあり、。

探偵はBarにいるというタイトルにも感じ取れる、とてもおしゃれな映画だと思っている。

続編も期待して見たい。

第25位「のだめカンタービレ最終楽章」

のだめカンタービレ 最終楽章 前編

ドラマの時から好きだったので、映画化が嬉しかった。

コメディ部分では相変わらず笑わせてくれるのはそのまま、しかしオーケストラの規模や音が全然違って臨場感があり感動した。

また、ヨーロッパの街並みの中に、日本の音楽家たちが葛藤しながら挫折しながら道を探していく姿もしっかりと描かれているので、単なるコメディ映画にも音楽映画にも終始しない。

あれほど優秀だった三木が日本へ帰る決断をする辺りも個人的にはグッときた。

上野樹里と玉木宏のコンビ、他キャラクターの安定感もバッチリだった。

若干ファンタジー要素が盛り込まれた感は否めないが、原作では分かりづらかった主人公の心情、涙、葛藤や焦りが過大なく描かれていたのでは。

当時ここまでのコメディを演じる女優は観たことがなくて、この映画のきっかけとなったドラマ版で上野樹里を好きになった。

第24位「武士の家計簿」

武士の家計簿

おとなしい映画だったが、随所にユーモアを感じて面白かった。

トンデモ話なんかではなく実際の資料に基づいた物語と思うと、余計に面白さを感じる。

武士といえば、脇に刀を差し威張って町を練り歩くという浅いイメージしかなかったが、この映画を見て江戸時代の武士は生活に困窮していたのだと知った。

また、戦わない武士がいることも初めて知った。

一国の城へ仕え、料理をしたり毒見役がいたり、算盤、書類作成に励んだりと、まるで現代での会社のようで当時の息遣いを感じられる作品。

徹底して質素にし、一つづつ家財を売っていくそのシーンの切り替えも面白い。

第23位「おおかみこどもの雨と雪」

おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)

狼男を好きになって、本能からか川へと落ちて死んでしまった夫の遺体も引き取ることができない辛さや、シングルマザーとなった後も、それだけで人目を引くというのに、奔放な子供達をのびのびと育てることが出来ない辛さは胸を締め付けられる。

田舎へ越しても出来るだけ一人でなんとかしようと頑張る母の強さと、雨と雪の成長物語に泣けた。

親離れ子離れ、それも種族の違いという超えられない壁もあって、ファンタジーとはいえ、自分の子供を見ているかのようだった。

子供がいつの間にか自分の知らないところで自分の考えを持ち、いつの間にか自分の元を離れていく悲しさもうまく描写されていた。

三人が三人とも幸せになってほしいと切望。

第22位「プリンセストヨトミ」

プリンセス トヨトミ

純粋に面白かった。

ワクワクするような、常識では考えられない、しかしどこかリアリティも感じさせる内容。

豊臣時代の石垣が地下に埋められてしまったと初めて知ったので驚いたし、舞台となった商店街を通った時に、「もしかして本当に大阪城へ抜ける秘密の道があるのでは」なんて考えてしまった。

大阪の男達が、一斉に大阪城へ向かうというシーンは背筋が緊張するくらいソワソワした。

瓢箪に神秘性を見出したのはこの映画が初めて。

原作では鳥居役が男性で旭役は女性を映画では性別を逆にしていたが、私はこの方が好きだった。

切なさもあり、現代では希薄になりつつある特定地域に住む人の仲間意識に切り込んでいて、そのあたりが支持を集めるのだと思う。

第21位「ザ・マジックアワー」

ザ・マジックアワー

三谷幸喜監督作品であり、映画の中で映画を作るという意外性が面白かった。

それも、一昔前の映画界の雰囲気を見せてくれて、新鮮だった。

明らかにセットと分かるような世界観で、自分もその世界観に入り込んで映画が作り上がる様子を見ているような感じがする。

当て書きだと聞いたが、妻夫木聡をはじめ、それぞれのキャラクターがはまり役だったのが印象的。

内容はしっちゃかめっちゃかに見えるのに、全く破綻せずに物語が進んでいくので、観る人はその手の内で踊らされているような気分にもなる。

デラ冨樫というふざけたネーミングセンスも最高だしナイフを舐めるシーンではものすごい笑ってしまった。

深津絵里が歌うシーンもあるが、歌声も素敵だった。

第20位「桐島、部活やめるってよ」

桐島、部活やめるってよ

このタイトルに入っている桐島が、作中で一切出てこず、その周囲の友人たちで形成されるストーリーが斬新で興味を持ち観た。

それぞれタイプの違う高校生たちのリアルな心理描写が繊細で面白い。

私は、あまりこういった高校生のなんでもない日常を描いた作品には、リアリティにかけるものが多いと感じており、普段興味がないのだが、この映画に関しては、観終わった後に、何とも言い難い感動を感じたのを覚えている。

世の中で、この映画が様々に評されているのにも納得する内容である。

余談ではあるが、この映画では、東出昌大が出演している。

こののち、朝ドラで有名になるが、東出昌大の雰囲気にも取り込まれそうになる作品でもある。

彼のファンであればぜひ見てほしいと思う。

第19位「風の谷のナウシカ」

風の谷のナウシカ [DVD]

王蟲の気持ち悪さに子供の頃はとても怯えたものの、日本のアニメ映画と言われれば、この映画はやはり外せない。

ジブリの最高傑作の一つ。

ナウシカの凛とした女性としての美しさ、風の民を守ろうとする正義感に憧れを持った人も多いのでは。

今でもこの映画を観ると、若干身構えてしまうところもあるのは、それほどこの映画で描かれる息苦しさが真に迫るからだと思う。

また、環境問題を取り扱った題材も、現在ならではのテーマでなかろうか。

見る人にいろんな感想を持たせてくれると思う。

また、鬼気迫る音楽もこの映画をより良いものとしていると思う。

何年経とうと、構成、映像、音楽、全てにおいてこの映画は次世代に残るアニメ映画の一つであろう。

第18位「鍵泥棒のメソッド」

鍵泥棒のメソッド

何度も何度も騙され、独特のリズムでストーリーが進むすごく面白い映画だった。

環境だけ入れ替えても、人間が変わらなければ、結局同じようにぐずぐずしたり、もしくはどん底から這い上がれたりもする典型的な事例。

身分を入れ替えるという話は割と鉄板だけど、勤勉な男とクズ男の入れ替えはなかなか面白い。

ずっと食いついて観られる。

香川照之の演じたコンドウのキャラクターが濃くて、さすがオールマイティーな役者だと改めて思わせる。

勤勉と嘘とハッタリが入り混じる。

荒川良々がまさかの悪役だったが、そのビジュアルとのギャップが妙な安心感。

すぐにもう一度観たくなる映画だった。

そして、やっぱり広末涼子はとても可愛らしい演技をする女優だと思った。

第17位「鴨川ホルモー」

鴨川ホルモー

この作品は、最初から最後までめちゃくちゃシュールな映画。

こんなにも、大真面目に馬鹿げたことをやっている映画は他に見たことがなかった。

ホルモーという掛け声で、鬼を操るという設定はものすごい面白い。

演者達も山田孝之、濱田岳と個性派俳優が揃い、とても豪華で、インタビューなどではクールぶっている人たちが、振り切ったような思い切った叫び声やポーズを決めているのも面白い。

他のドラマでも見かけるがバカなことを一生懸命やる山田孝之は面白い。

とにかく設定と演技が秀逸。

オニのビジュアルが可愛くて笑えてしまう、記憶に残るような映画であった。

何度も観たいし、人にも気兼ねなく勧める事のできる作品。

笑いたい人はおすすめしたい作品である。

第16位「清洲会議」

清須会議

上映時間が少々長い印象があるものの、中だるみが一切ない映画。

どのシーンも目を凝らして見逃すまいとしてしまった。

大泉洋の豊臣秀吉役はこれ以上ない程ぴったりだったと思う。

ひょうひょうとしていたり、したり顔を見せたり、大げさにへり下ってみたり、大泉洋こそのおかしさと狡猾さ、チャーミングさの入り混じり方が絶妙。

また、黒田官兵衛役の寺島進もイメージ通りで、官兵衛といえばこの人、と今でも思ってしまう。

そもそも清洲会議に焦点を当てるというのが珍しいのではと思う。

この映画によって戦国時代において武将が刀をかち合わせていただけではないと知った人も多そう。

終始三谷節が炸裂していて、三谷ファンとしては、前作「ステキな金縛り」の落武者が登場してくれたのが嬉しかった。

音楽も効果的。

第15位「デスノート」

DEATH NOTE デスノート

見ないと損だと断言できる映画だ。

CGにも無理がなく、内容もとても面白いが、藤原竜也の怪演と、松山ケンイチの役へのなりきり方は、もう二度と他で見る事が出来ない。

藤原竜也は舞台だけではなく映画でも魅了してくれるいい役者である。

Lと月の天才同士の戦いにワクワクした。

原作を読んでいなくても、しっかりと楽しめる。

藤原竜也は他にもダーク側の役をよく演じるが、月役はその最高峰では。

デスノートを使うことによって、少しづつ内部の人間らしさを失っていくのも見もの。

そしてそれを表面上には出さないのも見ものである。

原作の実写化が成功したのは、確実に主演二人のおかげ。

エンターテイメントとはこういう映画だと思った。

第14位「海街diary」

海街diary

この映画の設定からして一波乱も二波乱もありそうで、鑑賞後にすごく疲れてしまうんじゃないかと思ってなかなか観られずにいたが、実際には何とも気持ちのよい映画だった。

とても静かで穏やか、とにかく優しい。

これは登場してくるキャラクターに依存しているのだと思う。

日本の伝統的な暮らし方も丁寧に映されていたので、海外で評価がされたことにも納得。

腹違いの妹との確執など描かれるのかと思いきや、姉妹だけの家族としてのあり方、奔放な母と長女の現実味あるやりとりが描かれる。

そこにあるのは、ままならないことの悪意ではなく、家族だからこそ素直になれない人間らしさだった。

一言で言えば、「これぞ、いい映画」というのがしっくりくる。

第13位「千と千尋の神隠し」

千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]

世界的にもとても人気になったが、公開当時、考えが足らず、私にはどこが面白いのか分からなかった。

抽象的で、この映画を奥まで踏み込んで考えないといけない気もするのだが、一方で、ワンシーンワンシーンがとても印象的である。

内容を正しく掴めなくても、存在感、雰囲気が素晴らしくて、まさに人の記憶に残る映画だと思う。

当時、子供だった私は、親に「ここはどういう意味?」とよく聞いたものだが、親も分からないと首を傾げていたので、やはり解釈の仕方は、それまでのジブリ映画と比べると多少難しい部分があったのかもしれない。

子供でもわかったことは、人のご飯を勝手に食べてしまうと豚になってしまうという恐怖心だったのは覚えている。

第12位「スウィングガールズ」

スウィングガールズ スタンダード・エディション [DVD]

いわずと知れた、上野樹里の注目作品。

ビッグバンドジャズなので、音楽が良くてワクワクする。

主人公も魅力的だ。

はつらつとして、それでいてどこにでもいそうな色気のない女子高生という、「色気のない」というところがミソだと思う。

ぐうたらでわがままな田舎で育った主人公が、少しづつ頑張ることに価値を見出していく様が応援したくなる。

キャストたちが懸命に楽器を練習したという話を聞いて余計に感情移入できた。

自分が高校生の頃は、どこか遠く感じていた映画だけど、大人になって改めて見ると好きなこと、頑張ることの大切さだけではなくその先に見える面白さまで教えてもらえる気がする。

力が湧く映画。

第11位「悪人」

悪人

怖かった、というのが素直な感想。

そして、すごかった、というのが次に出た感想だった。

祐一と光代の持つ、「誰かに愛されたい」という欲求は、満たされないままだと孤独に苛まれ暴走してしまう。

それはおそらく誰にでも起こり得る事象。

だから怖いと思った。

そして当人同士、孤独なものが結びつき合っただけで、本当に心から愛し合っていたのか、という部分は不透明である。

執着と情。

しかし、悪人と言いながらも、一方では孤独と愛情の葛藤や到底悪人とは結びつかない描写があり、本当の悪人とは何か?

を問うていて、見方によって善人と悪人は違うのだろうと考えさせられる。

一言二言では済ますことのできない作品だった。

何度も観るというよりは、一度で十分に印象づけられ心に残る作品。

鑑賞後は気持ちが落ち込むので、元気な時に見るべき。

第10位「天空の城ラピュタ」

天空の城ラピュタ [DVD]

日本でトップ10に入るくらい有名な映画だと思う。

何度もロードショーで流れても見てしまう作品である。

空に島がある、と日本国中に夢を見させてくれた映画ではないだろうか。

この映画での名言といえば、「バルス」。

この有名な単語のおかげで、幼い頃兄弟や友人たちと存分に遊んだ。

また、パズーの女の子に対する接し方から、モテる男はこのように優しくて頼りがいがあるものかという価値観も幼心に植え付けられた。

一方で現実のクラスメートである男の子たちの粗野さを比較して落ち込んだものだが、しかし子供の頃に観ることができて良かった。

これを見ていないと非国民のような扱いをされるのもあるあるだった。

大人になってもなんども見たくなる作品である。

第9位「となりのトトロ」

となりのトトロ [DVD]

何度見ても癒される映画。

子供の頃は単純にまるで絵本のような世界観に夢中になって、森に行ったらトトロがいるんじゃないかと半ば本気で思ったりして、大人になってからは、トトロは風なのではないかと思い至って。

他にもたくさんの考察や感想があるが、観るたびに違う発見ができる。

何より大きなトトロも、小さな子トトロたちもすごく可愛い。

ネコバスが軽快な音楽と共に村を走り抜けるのも観ていて爽快。

また、海外の人がジブリショップでトトロのぬいぐるみを買っているのを見かけると嬉しくなる。

可愛いだけでなく、音楽の荘厳さ、森の偉大さ、自然に敬意を払うことの大切さを教えてくれるので、自分の子供には早いうちに必ず見せたい。

おそらく一生大切に思える映画。

そして必ず後世に残っていく映画だと思う。

第8位「船を編む」

舟を編む

不器用な青年が、辞書作りに真摯に、黙々と打ち込む姿に感動した。

それでいて、恋の相手である女性とのコミカルな対応、やりとり、会話には、ほっこりと胸が温まる。

賞を取った映画というのは、個人的な先入観であまり見ないのだが、嫌な気持ちに全くならない、どこまでも柔らかい映画で見やすかった。

観る者の心を揺さぶるというよりかは、こんな風に真摯に生きていけたら、幸せだろうな、と思わせてくれる。

静かだが、奥深い映画なので、なるべく周りが静かな環境で、じっくり観て欲しい。

平日の夜なんかに観れば、疲れた心を癒してくれ、ただただやるべきことをやろう、と次の日はリラックスして自分のやるべき仕事に向かえるはずの作品である。

第7位「フィッシュストーリー」

フィッシュストーリー

超オススメの映画。

この映画を観せた友人が、これをきっかけに多部未華子のファンになった。

映画の初めはちょっと暗いかな?

とか隕石が落ちるという意味不明な作品だなぁと悪い印象から入ったが、細かい時代ごとのストーリーが一つの音楽を通じて、一本の筋が通り、最後に「あぁなるほどそうだったのか!」と合点してスカッとする映画だ。

一見何の関係もなさそうな一つ一つの話が、最後には非現実的すぎる壮大な事態を回避することに思わず間抜けな笑いが漏れてしまう物語。

この映画の中の森山未來のアクションシーンが本格的で、無駄な動きもなくキマっていた。

さすが森山未來と感じた。

何度観ても飽きない、というよりも、観れば観るほど、新たな気づきが発見できて面白い。

第6位「アフタースクール」

映画「アフタースクール」【TBSオンデマンド】

まず映画を見る前にキャスティングが面白いと感じて好感を持てた作品。

大泉洋、堺雅人、佐々木蔵之介という最高の三人をキャスティングしているのに感動した。

初めて観たときは、あまりに面白くてとても興奮した。

話の展開が単純に面白い。

三人のやり取りと、最後のドンデン返しに思わず声を上げたくなってしまう。

それまでの邦画のイメージが覆った。

ユーモアたっぷりで、あまりに気に入ったので、立て続けに何度も観た記憶がある。

友人に面白い邦画を教えて欲しいと聞かれた時は、必ずアフタースクールを進める。

見なくては損。

あまり気張って観る必要もないからこそ、癖になる映画。

特に大泉洋の存在感を感じたし、堺雅人の哀愁感に少し寄り添いたくなってしまう。

第5位「春の雪」

春の雪 [DVD]

とにかくこの映画は、美しい世界観がお気に入りで、すぐに手元に置いておきたくなった映画。

雅ながらも、排他的な上流階級の危うげな遊宴の魅せ方は見事である。

また、逢瀬での二人の静かな官能感も素敵だった。

着物への手の置き方や、夏のワンピース姿、傘が落ちるなど二人の愛の純粋さを美しく映像で切り取ることによって見せていると思った。

直接的な描写はないものの、二人の逢瀬から悲恋まで、十代には少々刺激的かもしれないが、しかし一方で若いうちに観ておいてほしい作品でもある。

原作では読み切ることの出来ない部分を映像化してくれているので、まだ原作を読んだことのない人は、この映画を見てから原作に挑戦するのもいいかもしれない。

第4位「もののけ姫」

もののけ姫 [DVD]

アニメでは一番好きな映画。

子供心に衝撃的だった。

ナウシカ同様、祟り神に侵される動物も、アシタカの腕に巻きつくアザも怖かったが、それでも森の清涼さ神聖さや、サンの身軽な美しさに惹き込まれて、何十回も見ている。

森が死んでいく様は見ていて恐ろしく、地球を大事にしようと思ったので、ジブリのアニメは子供に見せたいものばかり。

ただ、アシタカが村を出る時に女の子から渡された首飾りをサンにやってしまうところは、いつ見ても「どういうつもりで?」と首を傾げてしまう。

必ず戻ると約束して、故郷にはやはり帰らずサンのそばにある村で暮らすというところも、目の前のことにまっしぐらな一直線の男像だが、村にいる家族やアシタカを想う子を考えると複雑。

第3位「ステキな金縛り」

ステキな金縛り

深津絵里の可愛らしさは言うまでもないだろう。

それを置いておいても、何度観ても同じところで笑ってしまう。

タクシー運転手の勘違い会話が特に好き。

あのワンシーンをあそこまで笑わせてくれるのはすごいと思う。

幽霊を証人にするという奇抜なアイディアから、その幽霊がいることをなんとか証明させようと躍起になるのが、真剣にバカをやっている大人たちを見せてくれていて愛おしささえ感じる。

何がいいかといえば、主人公も含め、誰もわざわざ笑わせようとしていないところだ。

皆がそれぞれ真剣に発言なり行動なりを取っているのに、どこかズレていてそれが面白い。

深津絵里の恋人役に、まさかのお笑い芸人である木下隆行がキャスティングされていて新鮮だった。

第2位「夢」

夢

高校生の頃、十ほど年上の先生にこの映画はとにかく映像が美しいよと教えてもらった。

狐の嫁入りを描く日照り雨と、雛祭りをモチーフにした桃畑の話が特に印象的。

日本の民話的な恐ろしい中にある美を具現化しているような気がして、心が凛として洗われる。

また、子供が自然や民話に畏怖する様にも惹きつけられるのだと思う。

ストーリー云々ではなく、ただ映像にして美しいものを見させてもらっているような感覚。

これを見て思ったのは、日本の美や、民話というのは不気味だということ。

それを再認識できた。

昔の映画で今ではレンタルショップに置いていないことも多々あるが、日本人なら一度は見て損のない映画。

ここで日本人らしい感性を磨くべし。

第1位「サマータイムマシン・ブルース」

サマータイム・マシン・ブルース

ゆるくて、難しいことを考えずに観ることのできる映画。

真剣にタイムマシンについて研究する一方で、それを遊び道具にしてしまえる無邪気な大学生たち。

力の抜けたこんなコメディは十代の頃の自分には新鮮でおかしく笑える反面、なんてセンスが良い映画なんだ、と感銘に近い衝撃を受けた。

未来と現実が少しづつリンクしている点が面白い。

ところどころ話に盛り込まれてくる学校の河童伝説の正体が分かった時には、お腹がよじれるかと思った。

また、必死にタイムスリップを繰り返す理由が、暑さから逃れたいがためのエアコンのリモコン確保というくだらなさも好きだ。

瑛太や上野樹里、真木よう子、ムロツヨシといったメンバーが揃っているのもなかなか感慨深い。

まとめ

読んで頂きありがとうございました。

中には「この映画が何でこのランキング?」と思われる映画もあるかも……しれませんが、あくまで個人的な主観ばかりのランキングです。

自分の観た映画を振り返ることはあまりなかったのですが、こうして百本挙げてみると、私の映画の選び方の一番の基準は、どうやらキャスティングにあるようです。

好きな役者の映画は、多少評判が悪くても気にせずに観ます。

案外そういう映画の方が記憶に残ったり、癖になって何度も手が伸びてしまうことも多いんです。

一度観てしまえば、ほとんどの場合新鮮さは失われますよね。

でも、このシーンのこの役者のこの芝居が好きだ、というのを見つけた映画だと、そのシーンを観たいがために、何度もそこへおびき寄せられてしまう。

キャスティングの他に、私の場合は内容やキャラクターにユーモアがあるかどうか、シャレが利いているかいるかどうか、というのも重要でした。

最後になりますが、人が「面白い」と言う映画は、大抵面白いので、苦手なジャンルでも臆せず観てみると新しい発見があっていいかと思います。





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