食べ物が印象的な洋画ベスト10ランキング

第10位 「ひまわり」

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母親からの差し入れでもらった大量の卵。

もったいないというので、主人公二人は大きなオムレツを作って平らげます。

戦争で引き裂かれた夫婦の数奇な運命を描いて、大メロドラマとして人気のある映画ですが、もともと監督のデ・シーカ、主演のマストロヤンニ、ソフィア・ローレンのトリオによる作品はそれまでコメディ専門で、この映画でも前半部分は喜劇色が濃くなっています。

第9位 「ブラック・レイン」

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日米の文化的人種的違いからギクシャクした関係に陥ったマイケル・ダグラスと高倉健の両刑事。

その二人が唯一食卓をともにして口にするのが、市場でのうどんです。

盛んに音を立てて麺をすすりあげる高倉健に対し、不器用な箸使いでまともに口に運べないマイケル・ダグラスの対比が印象的でした。

第8位 「フェリーニのローマ」

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巨匠フェリーニが、大都市ローマを自由奔放に描いたエッセイ的な映画。

自分の青年期をノスタルジックに描く場面で出てくるのが、皿に大盛りになったスパゲッティ。

とても食べ切れるとは思えない量なのですが、近隣の人達は盛んにフォークを動かしています。

陽気なラテン民族の旺盛な食欲に圧倒される思いでした。

第7位 「Vフォー・ヴェンデッタ」

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政府に体を改造された男が復讐を目論むというポリティカル・アクション。

その主人公がバターを使ってエッグ・イン・バスケットを作る場面が出てきます。

トーストの真ん中に目玉焼きが入っているという料理で、一緒に住む女の子が「バターを食べるのは久しぶりだ」と感激するのですが、その世界では権力者だけがバターを独占しているという設定です。

今の日本のバターの高騰ぶりでは、あながち空想の物語とも言えないかもしれません。

第6位 「道」

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この映画を見たのははるか昔なのですが、ある家でアンソニー・クインたちが大道芸を見せた後で大皿で出されるイタリア料理が妙に美味しそうで、ずっと記憶に残っていました。

何年か前に見直してみるとそれはソースをかけたペンネの山盛りで、記憶ほど美味しそうには見えません。

それだけ日本でペンネ自体が身近になったことも大きかったのでしょうが、残念な気がしました。

第5位 「ジュリア」

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レジスタンス運動に命をかけるジュリアという女性とアメリカの女流劇作家との友情を描いた映画ですが、実話という触れ込みが後に全くの嘘とわかって問題となりました。

およそ食べ物とは無縁に思える内容なのですが、ジュリアに頼まれてアメリカへやってくるマクシミリアン・シェルが空腹を抱えてレストランで食べる目玉焼きがとても美味しそうで、個人的に目玉焼きが出て来る映画のベストワンになっています。

第4位 「バベットの晩餐会」

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使用人として傭っていた女性が、実はフランス社交界でも盛名をはせた一流コックだった――。

そんな設定で描かれる田舎での晩餐会シーンは、豪華な料理がこれでもかと出てきて圧巻です。

なかでも公開当時話題になったのがうずらのパイ包みで、この映画がきっかけで、日本でもフランス料理店でメニューにするところが増えたと言われています。

第3位 「クレイマー、クレイマー」

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全編を通して一番の名場面なのが、ダスティン・ホフマンが奥さんに家出され、仕方なく自分でフレンチ・トーストを焼くシーン。

一々自分で手順を述べながら、不器用な手つきで調理するのですが、フライパンの取っ手が熱くなって、パンを床に落としてしまいます。

そばで見ていた息子ともども、情けない顔つきになるところは、崩壊しかかっている家庭の悲哀を象徴的に表していました。

第2位 「トリュフォーの思春期」

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フランスの田舎での食卓がどんなものなのか、主人公が友だちの家庭に招かれる場面で分かります。

そのなかでも一番印象に残るのが、色々なチーズが並べられた大皿をお母さんがテーブルへ持ってくるショット。

「好きなものをお食べなさい」と言うのですが、思わず全部いただきたくなるくらい美味しそうでした。

第1位 「ゴッドファーザーPART III」

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オペラの場面で暗殺の道具となるのが、カンノーロというイタリアのスイーツ。

もともと「ゴッドファーザー」の一作目で出てきた「銃は置いてゆけ。

カンノーロは持ってゆく」というセリフでアメリカでも有名になったお菓子で、監督のコッポラはそれを意識したのか、この暗殺シーンではじっくりと食べる様子を見せています。

まとめ

食べ物が出てこない作品が例外とされるくらい、映画では色々な食事シーンが見られますが、特に印象の残る場面を独断でピックアップしました。

選んでいてヨダレが出そうになったのは、もともと自分が食いしん坊だからでしょう。