英語学習には電子辞書を使おう!選び方の8つのポイント

英語の勉強をするとき、あると便利なアイテムと言えば、電子辞書です。

電子辞書がひとつあるだけで、学習の進み具合はかなり違うでしょう。

しかし、電子辞書には多くの商品があるので、選び方には少しコツが必要です。

そこで、英語の学習用に電子辞書を選ぶとき、どんなことに注目して選べばよいのか、詳しく紹介していきましょう。

目的に合わせて選ぼう

電子辞書を選ぶとき、まず最初に注意すべきポイントは、「何のために使うのか」という点です。

ここがはっきりしていないと、適切な商品を選ぶことができず、払ったお金が無駄になってしまうかもしれません。

例えば、社会人がビジネスのために英語を学ぶ場合、中高生向けの電子辞書では役不足です。

ビジネスのためならば、専門用語が多く調べられるものの方が重宝するでしょう。

逆に、中高生が勉強する場合は、あまり難解なものだと、学習の妨げになることも考えられます。

また、日常会話をマスターしたいなら、音声データの有無も重要な要素です。

このように、どのような目的で使うかによって、適切な電子辞書は異なります。

したがって、電子辞書を選ぶなら、最初に目的を再確認することから始めてください。

目的が明確であれば、適した電子辞書がどんなものか、自然とわかるようになります。

英語に特化しているか

英語を学ぶ目的がはっきりしたら、次は、電子辞書の種類に注目してください。

電子辞書には、さまざまな情報を幅広く網羅した「一般用」と、英語や医学など、専門的な分野に特化して作られた「専門用」の2種類があります。

このうち、英語の学習を効率よく進めるために適しているのは、やはり専門用の電子辞書です。

特に、TOEICのスコアを伸ばすなど、より専門的な目的のために使うならば、最適のタイプと言えるでしょう。

専門用の電子辞書の特徴は、複数の辞書が収録されていることです。

これにより、ひとつの単語を調べる場合にも、別々の辞書で調べて意味を比較することができます。

そうした深い学習をするためには、ぜひ英語に特化したものを選びましょう。

どんな辞書が収録されているか

電子辞書を選ぶには、収録されている辞書をよく確認することが大切です。

せっかく購入しても、必要な辞書が入っていないようでは、勉強に支障が出てしまいます。

そのため、目的に合った辞書が入っていることを、必ず確かめるようにしましょう。

英語の辞書は、英和辞典、和英辞典、英英辞典の3つが主なものです。

このうち、英和辞典と和英辞典は、一般的な英語の勉強に役立つ辞書となります。

しかし、より専門的な内容や、英会話を集中して学ぶためには、英英辞典も入っていた方がよいでしょう。

先述のような英語に特化した電子辞書であれば、英英辞典も含めた複数の辞書が収録されているので、専門的な学習には最適です。

使いやすくなっているか

電子辞書を選ぶなら、使いやすさを重視することも大切です。

内容が充実していても、使う際に余計なストレスを感じるようでは、よい電子辞書とは言えません。

そのような商品は、せっかく買っても、長く使い続けることはできないでしょう。

電子辞書は、その中身と同じくらい、使いやすさも重要なのです。

例えば、キーボードの反応速度が遅い電子辞書では、スムーズに調べることができず、勉強を妨げてしまいます。

しかし、操作性のよいキーボードがあれば、サクサクと検索ができるので、勉強もはかどるでしょう。

また、ディスプレイの大きさも、重要なポイントです。

小さいディスプレイだと、スクロールが煩わしく、かなり使いづらく感じてしまいます。

十分な大きさがあれば、そうしたストレスもなく、勉強に集中できるでしょう。

音声機能があるか

音声機能がある電子辞書は、英会話を学ぶためには、とても便利なものです。

単語を調べたとき、文字だけでなく、音声でも確認することができるので、正しい発音やアクセントを身につけることができます。

文字だけの場合、実際の発音や微妙なアクセントまではわからないので、実用的な英語をマスターするには心許ないですが、音声として聞くことができれば、その心配はありません。

また、英単語には、よく似たつづりで別の意味をもつものが多く、文字で確認しただけでは、間違えてしまうことも多いです。

しかし、しっかり音で確認できれば、そうした間違いも防ぐことができます。

このように、音声機能のメリットは大きいので、電子辞書を選ぶ際は、ぜひ注目してみてください。

音声機能をうまく活用すれば、より効果的な学習ができるでしょう。

サイズはどれくらいか

電子辞書の使い方は人それぞれですが、持ち運びを頻繁に行うことが予想される場合は、サイズにも気をつけておきましょう。

英語の電子辞書は、海外旅行のために必要な場合も多いです。

そのような目的で購入するなら、持ち運びのしやすさは、欠かせないポイントになります。

そして、持ち運びのしやすさを重視するなら、サイズは、やはりコンパクトであるべきです。

コンパクトな電子辞書なら、バッグなどに入れるのも容易なので、持ち運びが多い場合は役立ちます。

これは、旅行だけでなく、自宅以外で勉強するときなども便利です。

かさばるものは、わざわざ持参するのを面倒に感じることもありますが、コンパクトならば、常に持ち歩くことができます。

いつでもすぐに使える状態にあれば、効率のよい勉強ができるでしょう。

使える時間はどれくらいか

旅行や外での勉強など、電子辞書を持ち歩く際は、最大使用時間も重要になります。

これをしっかり確認しておかないと、「せっかく持って来たのに使えない」という事態に陥ることもあるので、忘れないようにしましょう。

電子辞書には、モノクロのものとカラーのものがあり、カラーの方がより多くの電力を消費します。

そのため、なるべく長く使いたいなら、モノクロがおすすめです。

また、海外旅行などで使う場合は、電池式のものを選ぶとよいでしょう。

それならば、電池さえあれば使えるので、稼働時間を気にする必要はありません。

ただし、電池の種類によっては現地購入が難しい場合もあるので、よく確認しておくことが大切です。

耐久性があるか

英語の電子辞書は、そう安いものではないので、できれば長く使いたいものです。

そこで重要になるのが、電子辞書の耐久性です。

これは見落としがちなポイントですが、電子辞書は精密機械なので、衝撃には十分注意しなければなりません。

耐久性のないものを選んでしまうと、すぐ壊れてしまう可能性があります。

特に、外に持ち出す場合は、振動や圧迫などのダメージで破損することが多いです。

たとえ室内であっても、机から落とした衝撃で壊れることもあります。

しかし、耐久性の高い商品を選んでおけば、少し衝撃が加わった程度では壊れません。

それならば、外でも安心して使うことができるでしょう。

また、ダメージを軽減するなら、専用のケースを使用するのもおすすめです。

ケースをつけておけば、傷がつくこともないので、長持ちさせることができます。

まとめ

電子辞書は、英語の勉強のにはとても役立つものです。

しかし、そのメリットを得るには、選び方に注意することが大切です。

合わないものを選ぶと、逆に勉強が進まなくなったり、必要なときに使えないこともあります。

そのため、選ぶときは安易に決めず、その電子辞書の特徴やスペックなどを調べて、よく検討してください。

自分にぴったりの電子辞書が見つかれば、よりよい学習ができるでしょう。