シクロクロスを普段乗り仕様にしても未舗装道路を走るためには?

シクロクロス

ブリヂストン アンカー(BS ANCHOR) EXTENZA BICOLORE 700x23C レッド F301300RE

シクロクロスは、ロードバイクの特徴にオフロード走行を可能にしたタフなスポーツバイクです。

ブレーキはディスクブレーキかつタイヤはオフロードに強いものを使用しています。

しかし、シクロクロスを普段乗りに快適な仕様にすることが出来るのか考えてみたいと思います。

実際、舗装された道路では太く、重いタイヤは足枷になってしまいます。






1.タイヤをロードバイク用の23Cか26Cに交換!

先ず、シクロクロスでも普段乗り仕様に変更するのであれば、タイヤを交換するのが一番手っ取り早い方法です。

ただし、この方法はシクロクロス本来の使用をする際はタイヤも交換するという手間が生じます。

手間を惜しまない方には、タイヤ自体の交換は非常におすすめです。

特にロードバイク用のタイヤは安いものであれば、1本2,000円以下で購入出来てしまいます。

リム幅が対応しているのであれば、23Cや26Cといったタイヤ幅に変更するだけで、路面との設置免責が減少するため、走行スピードも向上します。

そもそも、シクロクロスのコンポーネントはロードバイク仕様のため、タイヤ交換さえすればロードバイクと変わらなくなります。






2.安価な予備ホイールを活用しよう!

もし、予算に余裕があるのであれば、予備ホイールを購入する方法もおすすめです。

シクロクロスといっても、ディスクブレーキ仕様でない場合、12,000円程度でシマノ製の完組ホイールを購入することが出来ます。

これにロードバイク用のタイヤをセットして、ホイール自体を交換することで、シクロクロスとロードバイクの切り替えが可能になります。

ただし、スプロケットをもう1セット購入する必要があることやディスクブレーキ用のホイールは高いといった欠点があるため、コストパフォーマンス的にはあまりおすすめ出来ない方法です。

コストパフォーマンスを考えるのであれば、やはり用途に合わせタイヤ自体を脱着する方がお財布に優しいです。

3.自由な走行をするならおすすめのタイヤがある!

もし、タイヤ交換の手間は避けたい、多少の予算があるといった方には、パナレーサーのGravelKing(グラベル キング)がおすすめです。

このタイヤは未舗装道路からオンロードと幅広く使用でき、走行性能を追求しつつ、耐久性や耐摩耗性を考慮しています。

値段は1本あたり3,500円程度ではあるものの、このタイヤにすることで普段乗りから本来のシクロクロスの使い方にも対応出来ることとなります。

特にこのグラベルキングは、耐パンク性を考慮し、タイヤ全面に耐パンク補強材を使用しているため、街乗りでの起こりがちなガラスや金属片によるパンク発生率も低減することが出来ます。

このタイヤで、砂利道もガンガン走行出来るため、普段使いで遭遇する工事現場の未舗装状態も気にする必要が無くなります。

4.走行性を追求し過ぎた軽量化は不要?

さて、ロードバイクやクロスバイクの場合は車体が軽量なほど、走行性は非常に高くなっています。

その結果、カーボンフレーム仕様のロードバイクなどが販売されていたり、より軽量なものへパーツを交換するなどの方法を行います。

しかし、シクロクロスの場合、本来の仕様は過酷な状況を想定しており、それに耐える強度設計や安全性確保を行っています。

その結果、ブレーキがディスクブレーキであることやフレームを構成するパイプ径が太いということもあります。

すなわち、重量増となってしまいますが、これを軽量化する方法はほとんど無く、走行性を追求するのであれば、シクロクロスである必要がなくなります。

そのため、シクロクロスの軽量化は考えない方がおすすめです。

まとめ

シクロクロスは、ロードバイクには無いタフさがあります。

マウンテンバイクのようにガンガン山里を走行するものよりも、悪条件の道路を走行するのに適しています。

特に、田舎道や山道を走行すると舗装はされているものの、アスファルトが劣化して路面状態が悪いことや急に砂利道に変わることがあります。

また、路肩に砂利が堆積していることもあります。

しかし、シクロクロスならこのような悪路でも快適に走行することが出来ます。







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