ミニベロを購入したらまず確認すべき7つの調整ポイント

ミニベロ

虫眼鏡でチェックする女の子

日本人にとって一番馴染みのある移動手段は、自転車ですが最近は20インチ以下のミニベロが人気になっています。

やはり、タイヤが小さいため小回りが利くことや保管スペースの問題が無くて済むといったメリットがあります。

また、折り畳み機能があるミニベロは、引っ越しの多い方などにとって便利移動手段になります。

しかし、ミニベロを購入した後、微調整が必要です。

今や自転車は、自転車専門店だけでなく、ホームセンターや大手自転車量販店、そしてインターネットショッピングで購入することが出来ます。

しかし、これらの自転車は完全組立販売を謳ったり、組立オプションがありますがお粗末な作業がされていたりします。

特にミニベロなどは需要が少ないため、適当な組立がされている場合があり、注意する点が多数あります。



私が絶対おすすめするミニベロ ベスト7ランキングはこちら





ブレーキワイヤーの長さ調整は必須!

さて、自転車の中で一番重要なパーツと言えばやはりブレーキだと思います。

どんな粗悪な自転車やミニベロであれ、ペダルを漕げば走行できます。

しかし、ブレーキが利かないといったことは、安全上非常に問題です。

近年では工場出荷状態の自転車にペダルを取り付けて完成といった自転車もあります。

ミニベロにもそのような商品は少なからずあります。

一見、組立が簡単でメーカーが適切に整備をしているように思えますが、ブレーキワイヤーが異常に長いといった問題があります。

ブレーキワイヤーの長さは、アウターケーブル内での抵抗が増加し、ブレーキの制動性を弱めるだけでなく、瞬時にブレーキが作動しないといった問題があります。

ブレーキワイヤーの調整は、販売店でもなかなか調整することが無いため、実際に試乗してブレーキの制動性を確認することをおすすめします。

稀にブレーキパットの調整だけをする整備士がいますが、ワイヤーの長さを確認して頂きましょう!



私が絶対おすすめするミニベロ ベスト7ランキングはこちら





チェーンテンションは、適正なテンションに!

ミニベロの場合、どうしても20インチ以下の小径車であるため、ペダリング回数がロードバイクやクロスバイクより多くなります。

そのため、チェーンテンションが不適切な場合、ペダリングの抵抗が増加し、非常に疲れやすくなるといった問題があります。

そこで、購入した直後はチェーンの弛み具合を確認しながら運用することが重要です。

一般的に、チェーンには初期伸びと呼ばれる現象が存在します。

これは全ての金属製品に当てはまり、引っ張り動作を繰り返すことで生じるものです。

そのため、少しチェーンテンションが張り過ぎている程度の場合、一定期間経過後に調整することをおすすめします。

しかし、チェーンが緩過ぎるまたは張り過ぎて抵抗になっている場合は、チェーンのコマ数を増減したり調整ボルトで対応する必要があります。

この調整だけでペダリングは劇的に変化するので、ミニベロを購入した際は自分で調整するのもメンテナンス技術習得として実施する必要があります。

特にチェーンが緩いと外れる原因になるので定期的にチェックする必要があります。

ハブの玉当たりは、要チェック!

実は、ミニベロは他の自転車より需要が少ないため、工場でのノウハウが少なかったりします。

本来は、工場出荷時点で不備のある自転車を微調整するのが自転車整備士の役割ですが、整備士の資格取得自体も容易になり、まともな整備すらできない方がいます。

特に、ホイールのハブに於いてベアリングの玉当たり調整などはほとんど実施しません。

ベアリングの玉当たり調整は、自転車の走行性に直結し、抵抗があると非常に走り難くなります。

特にミニベロなどの場合、ハブの玉当たり調整が狂っていたりするため、購入後はホイールの回転状態を確認する必要があります。

前後のホイールを無負荷で回転させた際、回転に抵抗が確認された場合は何らかの理由により、ベアリングに不可が掛かっています。

もし、回転に抵抗がある場合は、モンキーレンチまたはメガネレンチなどで玉当たり調整が可能なので、快適にミニベロで走行したい際は調整をおすすめします。

これをするのとしないのでは、ミニベロの寿命は大きく変化します。

ビアンキやルイガノでもハブの調整不足はあるので重要確認ポイントになります。

ナット類は一度締め直し!

ハブの玉当たり以外にミニベロを購入した際は、すべてのボルトやナットを一度緩め、一定のトルクで締め直すことをおすすめします。

基本的にメーカーの組立工程ではエアーインパクトレンチが使用されていることが多く、規定トルク以上で締め付けがされています。

そのため、錆などが発生し、ボルトを外そうとしても外れないといった不具合が生じます。

そのため、購入後は一度、ボルトやナットを緩め、グリスを塗布するのがおすすめです。

ネジ切りされた部分をグリスが保護するため、将来的なメンテナンス性が向上します。

一度タイヤとチューブを外す

さて、多くの方は自転車は大手自転車量販店やホームセンター、インターネットショッピングの組立オプションを利用すれば購入後直ぐに乗れると考えます。

しかし、そのままの状態では不備が多く、日常的に使用すると多くの問題が発生します。

先ず、一番起きやすい問題はパンクです。

パンクの原因はタイヤに何か突き刺さること以外にリム打ちといった現象やホイールの異物が原因だったりします。

特にリム打ちと異物はホイール自体に問題があるため、購入後に、タイヤとチューブを一度外すことが必要です。

ホイール内部のリムテープのズレやホイールにバリなどの突起物が無いか確認をおすすめします。

特にミニベロのホイールは、後から購入するのが難しいため、購入時点で点検が必要です。

おすすめはリムをスコッチブライトなどで研磨した後、適切な厚さのリムテープを使用するのが一番です。

これだけでパンクの頻度は大幅に減少します。

シフターワイヤーは類は適切な長さに調整!

次に調整が必要なことは、ワイヤー類の長さを調整します。

シフターワイヤーの場合、長さが多少長くても変速機のレスポンスが悪いまたは変速しないギアがあるということがあります。

ミニベロの場合、製造メーカーが少なく、大手メーカーもあまり参入していないため製品の精度がイマイチといった問題があります。

ブレーキパッドは適切な位置にあたるように!

意外に納入時点で調整されていないのが、ブレーキパッドとリムの当たり調整です。

近年では、メーカーから納入されたものを組み立てて販売するのが当たり前になり、ブレーキパッドの調整がされていない自転車が販売されています。

ブレーキの効きが悪い、または異音がする、タイヤに干渉するなどといった不具合があります。

特にタイヤに干渉する事象は非常に危険性があるため、購入後は必ず確認するポイントの一つになります。

ブレーキパットの当たりは、ホイールの精度やフレームの精度で異なるため、各車体ごとに調整が必要です。

まとめ

筆者自身、格安ロードバイクのオーバーホールでひどい目に遭ったことがあります。

ボルトやナットは全て錆で固着しており、分解に苦労しました。

それ以降は、購入した自転車は一度解体して、再度組み直しと調整を行っています。

現在はミニベロをセカンドバイクで検討していますが、格安品を購入して完全解体後、組み直しを検討しています。

グリスアップや調整だけで寿命や問題個所を修正できるので、興味のある方は是非、実施することをおすすめします。

ミニベロは、非常に人気が増えています。

しかし、人気が上昇するほど販売前の整備不完全品が出回ったり、設計不良品を購入してしまう可能性があります。

ただし、フレーム自体に問題が無ければ、個々のアッセンブリパーツの調整だけで対応することが可能なので、購入後は自分の目と感覚で問題が無いか確認する必要があります。

自転車整備士にも様々な方がおり、まともな整備が出来ない方やアルバイト君に任せる方も多くいます。

そのため、信頼性の於ける整備士や自転車に詳しい人に相談するのが一番です。

一番おすすめなのは昔ながらの輪業店でバイクと自転車を扱うお店がまともに整備をしてくれます。








ミニベロ