ミニベロを選ぶときのポイントである406・451とは?

ミニベロ

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ミニベロは20インチのホイールを採用しているものが多いです。

ママチャリの多くは26~27インチ、ロードバイクは700C(29インチと同じホイール径)、マウンテンバイクは26インチですので、ミニベロの20インチという大きさの立ち位置はかなり小さいホイールだと言えますね。

その20インチのホイールなんですが、これまたサイズが二種類あって406と451と呼ばれる二つの大きさが異なるモデルがあります。

今回は406と451のそれぞれの特徴と意識しておきたいポイントをご紹介します。



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概要

406と451のホイールを比べると406は小さく、451は大きいモデルとなっています。

この406・451という数字が表しているのは、ホイールの「ビード」の直径のmm単位での大きさです。

「ビード」とはホイールの外側にある、タイヤを引っ掛ける部分を指してそう呼ぶのですが、それぞれビードから換算した大きさが406と451では45mm違います。

この大きさの違いからどんな特徴やメリット・デメリットが生まれてくるのか見ていきましょう。



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406のメリット

・取り回しが良いので、場所を取らずに置くことのできるミニベロに向いている。
・ハンドリング操作が軽く曲がり角やカーブも簡単に曲がることが出来るので、小回りの多い街乗りに向いている。
・タイヤの径が小さいのでホイールの重量も軽く、楽に漕ぎ出しができる。
・ほとんどのミニベロが406を採用している点も、406のサイズ感がミニベロに合っていると言える。
・街乗りの時に多く出合う、信号のストップアンドゴーの動作が楽にできる。
・451よりも太い幅のタイヤを選ぶことができるので路上の凹凸の影響を少なくすることができ、柔らかい走行感を味わうことが出来る。

406のデメリット

・巡航速度が451と比較しても遅く、ロングライドにはあまり向いていない。
・同じ速度を維持しようとしても、径が大きい451と比較すると406の方が多くのエネルギーを要する。
(径が大きいほど転がりの慣性が大きいので速度を維持しやすい)

451のメリット

・タイヤの径が大きいので一漕ぎで進む距離が406と比較すると大きく、一度スピードに乗ってしまえば速度も失いにくいので長距離走ることに向いている。
・ホイールの径が大きいだけ自転車は走行時の安定感を持つので、406よりもぐらつきが少なくて安定して走ることが出来きる。
・ロードバイクの様な走行感を持つミニベロのモデルに採用されるので、タイヤの種類も早く走行するのに向いたものが多いのでロングライド向きにカスタマイズしやすい。

451のデメリット

・ホイールとタイヤのそれぞれが406よりも大きく、重量があるためストップアンドゴーのしやすさの点で劣る(加速が苦手)。
・また、ホイールが大きいほどにタイヤが細くなるため、路上の障害物や悪路を走行する時には注意を要する。
・タイヤが細い事から、406に比べると路面の凹凸による振動が車体に伝わりやすいことから、コンフォート性では劣る。

以上の結果をまとめると、

・停止からの加速のしやすさ 406 > 451
・コンフォート性 406 > 451 ※タイヤの幅によって変わります
・街乗りのしやすさ 406 > 451
・速度の維持(長距離走行のしやすさ) 451 > 406
・高速走行のしやすさ 451 > 406
・スポーツバイク寄り 451 > 406

との様に違いを表すことができます。

ゆっくり走りたい方には406がおすすめですし、サイクリングロードなどで速度を出して走ってみたい方には451がおすすめできます。

まとめ

ミニベロにも街乗り向けの物とロード寄りのスポーティーな物がある理由がお分かり頂けたと思います。

ホイールの大きさのほんの少しの違いでこれほど多くの差が生まれてくるので、ミニベロの用途からどちらのメリットを取るべきなのか考えてみてください。

ポイントとしては、手軽なミニベロなら406・スポーティーなミニベロなら451、といったイメージを持っておけば大丈夫です。








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