どんな機能がある? マラソンシューズの機能性の特徴とは

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マラソンシューズは、当然その機能性がスニーカーなどに比べて優れているから、ランナーたちがマラソンをする際に履くのです。

それがないのであれば、別段スニーカーでも問題はないということになりますから。

でも、そもそものそのマラソンシューズの機能とは、どのような機能になるのでしょうか?

ここではそんな、マラソンシューズの機能について紹介します。





反発力がある足が軽くなる

マラソンシューズの機能としてまず挙げられるのは、反発性です。

マラソンシューズは、高い反発力があるものがあるのです。

高い反発力があるということは、当然足をついた後で次の足を出すのが軽くなるということになります。

次の足を出すのが軽くなるということはそれだけ走りやすくなるという事です。

走っていると足は重たくなる

なんとなくイメージはつくかもしれませんが、走っているとどうしても足は重たくなっていくものです。

それは、走るペースの早い遅いはあまり関係ないと言えるでしょう。

走るペースが速くても遅くても、足は同じように上がり下がりを繰り返し、いずれ疲れていきます。

もちろんペースが早ければそれだけ回転が上がるので疲れやすくなるかもしれませんが、時間で換算した時、2本の足で立っている時間は同じになりますし、早かろうが遅かろうが疲れることは確実なのです。

そして、足が疲れてしまうと、いくら体力が余っていても、それ以上走り続ける気力はなくなっていくものです。

最低でも30分以上は走らないとならない

でも、ランニングは、最低でも30分くらいは走らないとならないものです。

それがダイエットの為ではなく、ただの健康のための運動なのであれば、10分でも良いかもしれませんが、ダイエットの為に走るという人が圧倒的に多いでしょう。

ダイエットの為に走るのであれば、30分以上は走らないとだめです。

何故なら、体脂肪が燃え始めるのは、ランニングをしてから20分以上たってからだからです。

つまり、10分20分で足が疲れたからとランニングをやめていたら、体脂肪を燃やすことができないのです。

それではせっかく走ったのに痩せなくなります。

そんなに勿体ない事はないので、長時間走らないとなりません。

そしてそれを叶える為に役立つのが、マラソンシューズの反発力なのです。





クッション性も重要な機能の一つ

反発力と同じくらいに重要なマラソンシューズの機能としてあげられるのが、クッション性です。

マラソンシューズには、高いクッション性を持っているものがあります。

高いクッション性があるということは、固いコンクリートの上を走っていても、あまり足が痛まないということになります。

ランニングをする場所は、多くの場合でコンクリートの上になるでしょう。

特に東京都内などの首都圏では、コンクリートの上以外を走ることはかなり難しいのではないでしょうか?

どこを走ろうにも、コンクリートの上を走ることになるはずです。

でもコンクリートというのは、すごく固いです。

たとえばその上に倒れて頭をうったりしたら、それだけ死んでしまう可能性があるくらいに固いものなのです。

それだけ固いコンクリートの上を走るのですから、当然足にはすごく負担がかかります。

ランニング中は体重の3倍も足に負担がかかる

ランニング中には普段の体重の3倍くらいの負担が足にかかると言われています。

普段の体重の3倍くらいの負担ということは、体重60キロの人の場合、180キロもの負担がかかるということになるのです。

180キロの負担というのがどれだけ大きい負担かというのは、想像に難くないでしょう。

ましてや下はコンクリートです。

クッション性のない靴で走っていたら、かかとなどはすぐに痛くなってしまう事でしょう。

だからこそ、ランニングシューズにはクッション性という機能があるのです。

クッションがあればコンクリで問題なくなる

しっかりとしたクッションがあれば、たとえコンクリの上を走るのでも問題無くなるでしょう。

なぜなら、足の下にクッションがあるのですから、コンクリートの上を走っているのではなく、クッションの上を走っているようになるからです。

もちろんいくらマラソンシューズにクッションの機能があるからといって、そのクッションはランニングの負担を全て吸収するほどのクッションではありません。

だから、足が多少痛くなることはあるでしょう。

でも、間違いなく何も衝撃吸収がない時よりは痛くはなくなるはずです。

フォームの矯正の機能もある

ランニングシューズには、ランニングのフォームを矯正するような機能もあると言えます。

ランニングシューズのかかとの部分は、すごく固くなっています。

そこがかかとを包み込むというのが、ランニングシューズの特徴なのです。

なぜそこがかかとを包み込むのかと言いますと、そこで足のフォームをコントロールするからです。

正しいでフォームで足を動かしていくことは、足の疲れの軽減にも役に立ちますし、そして何より、怪我の防止にもなるでしょう。

変なフォームで変な着地をすると足が痛む

いくらランニングシューズにクッション機能があるからといっても、変なフォームで変な着地をしていたら、そのクッション効果があまり活きなくなることは明白です。

たとえば、かかとのある一部にすごく負担がかかったら、当然そこだけで体重のダメージをうけることになります。

負担というのは、設置面積が増えれば増えるほどに軽減されていきます。

それはつまり、逆に設置面積が狭まれば狭まるほどより強く感じられるようになるということになります。

だから、フォームが悪くて変な着地をしていたりしたら、それが怪我に繋がる可能性が高くなると言えるのです。

抗菌消臭機能もある

マラソンシューズには、抗菌消臭機能があることが多いです。

抗菌消臭機能なんて別段どうでも良いと思う方もいるかもしれませんが、これは実はすごく重要だと言えます。

なぜなら、マラソン中はすごくたくさんの汗をかくからです。

マラソン中、靴の中はすごく蒸れています。

靴の密閉性もそうですが、足の裏というのはすごく汗をかきやすいところだからです。

そうして汗をたくさんかくのですから、当然消臭機能や抗菌機能がないと、臭くなったりカビが生えたりしてしまうでしょう。

そんな靴を履いて走りたいと感じる人はいないでしょう。

だから、こういう機能もすごく大切な機能だったりするのです。

スニーカーにはあまりない機能

この機能も、スニーカーにはあまりない機能だと言えるでしょう。

もちろん他の機能も、マラソンシューズならではで、他の靴にはない機能だと言えます。

でも、この機能であれば、スニーカーに合ってもおかしくありません。

ですが、こういう機能を供えたスニーカーというのは他にはあまりないのです。

だからあえて、マラソンシューズを普段使いしているという人もいます。

もちろんマラソンシューズのデザインが好きだからそれを普段使いしているという事もあるのでしょうが、この機能によるところも大きいです。

やはり靴が臭いというのは、致命的なダメージになります。

靴を脱ぐ機会というのは、日常で意外とたくさん訪れるものです。

たとえば居酒屋などで靴を脱ぐこともありますし、急きょ誰かの家に行くことになることもあります。

そうして靴を脱いだ時に、靴が臭いせいで足も臭くなってしまっていたら、まず間違いなくまわりの人に幻滅されます。

幻滅されるだけならまだしも、人に迷惑をかけてしまう事もあるでしょう。

それを防ぐことが出来るというのは、すごく大きいメリットです。

耐久機能も特徴の一つ

マラソンシューズの機能の特徴の一つとして、その耐久性も挙げられます。

マラソンシューズは、ソールも一般的なスニーカーにくらべるとすり減りづらく出来ています。

そして当然アッパーなども破れづらく出来ています。

つまり、長い間履けるように頑丈につくられているのです。

それはやはり、ランニングというハードな運動に耐えうるだけの物を作らないとならないからでしょう。

何度も言いますが、ランニング中には体重の3倍もの負荷がかかります。

それは足だけではなく当然靴にもかかるのです。

そうして靴に負荷がかかるのですから、普通のスニーカーなどであれば、直ぐに破れてしまったり、ソールがすり減っていったりしてしまうでしょう。

ソールのすり減りは怪我にもつながる

ソールがすり減るというのは、怪我にもつながることです。

何故なら、ソールがすり減る時、バランスよくすり減るということはまずないと言えるからです。

ソールがすり減る時、多くの場合でソールの右側だけがすり減ったり、逆に左側だけがすり減ったりします。

そうして片方がだけがすり減ってい行くと、次第に着地する時に足は傾くようになっていきます。

足が傾くようになってしまうと、そのまま足をひねったりする可能性も高くなると言えるでしょう。

それはつまり、怪我をするという事です。

だから、マラソンシューズのソールがすりへりづらいという機能も、実はすごく重要なことだといえるのです。

一つの機能に特化していることが多い

ここまでマラソンシューズの機能を紹介してきましたが、マラソンシューズというのは、こうした機能のどれか一つに特化していることが多いです。

特に多いのが、クッション性に特化しているものと、反発力に特化しているものです。

クッション性と反発力というのは、基本的には相いれないものです。

これがたとえば、クッション性と抗菌消臭機能などであれば、相性は良いでしょう。

もちろん反発力と抗菌消臭機能も相性は良いです。

だから両方の特徴をかねそなえているものも多いです。

逆に抗菌消臭機能だけのマラソンシューズ何て言うのはないでしょうが。

そのように相いれる能力であれば、一緒になっていることもありますが、相いれないものもあるのです。

だから、マラソンシューズを選ぶ際には、自分はどんなマラソンシューズを選ぶべきなのかという事を良く考えて選ばないとなりません。

クッション性が高いのを選ぶべき人とは

では、クッション性が高いマラソンシューズを選ぶべき人とはどんな人になるでしょうか?

まず間違いないのは、ある程度体重が重たい人でしょう。

体重が重たいのですから、当然足にかかる負担もそれだけ大きくなります。

その分だけ怪我をしやすくなると言えるでしょう。

もちろん足が痛くなるのが怖い人にもおすすめですが、特におすすめなのは、やはり体重の重たい人です。

反発力があるものを選ぶべき人は

では、反発力があるものを選ぶべき人はどんな人でしょうか?

反発力があるものを選ぶべき人は、やはり長い時間走ることを目指している人でしょう。

長い時間走ることを楽にするという機能なのですから、短い時間しか走らない人がこういうマラソンシューズを選んでも、あまりその特徴は活かせないと言えます。

あるいは、ランニングの記録をあげたいという人にもおすすめです。

足が出るのが楽になるのですから、それはつまり、より早く走れるようになるという事です。

ある程度マラソンをすることになれていて、どんどんタイムを上げることに楽しみを感じてきたという人は、この靴に変えるとより楽しめるようになるかもしれません。

フォーム矯正は当然初心者向け

フォームを矯正する機能があるようなものは、当然初心者向けだと言えます。

ある程度フォームができている人は、改めてフォーム矯正に特化しているマラソンシューズを買うメリットは少ないです。

でも逆にまだあまりフォームが出来ていない人がこういう靴で正しい走り方を学べば、一旦変な走り方を覚えたりしなくても済むので、すごく効率が良いです。

こういう機能を最大限に活かすことが出来ると言えるでしょう。

初心者で、これからランニングを始めようという人には、フォーム矯正機能に特徴があるマラソンシューズを選ぶことをおすすめします。

その上でクッション性も高いとなお良いでしょう。

まとめ

マラソンシューズには、このようにさまざまな機能があります。

相いれないものもあれば、一緒になれるものもあるので、どのマラソンシューズがどんな機能があるのかというのは、メーカーのホームページを見たり、店員さんの説明を聞いたりして、しっかりと把握しないとなりません。

そうして、自分にあったマラソンシューズを選んでいきましょう。