ランニングシューズはランニングの種類によっても使い分けたいもの

ランニングやジョギングを趣味にしている人、また本格的なマラソンなどの競技に出ている人、それぞれにウエアは揃えていることでしょう。

特にランニングという、当人の脚を使って走るという運動です。

ウエアの中でも注意して選ばなくてはならないのが、ランニングシューズです。

たとえ初心者でも、他のウエアは後回しにしても、脚のためにきちんとしたシューズを選びたいものですね。





ランニングシューズと他のシューズの違いは

非常に簡単に違いを言ってしまえば、スニーカーは普段履きの歩くためのシューズだということです。

それに比べてランニングシューズは、走るという行動に特化されて設計されたシューズです。

またウォーキングシューズも、普段の通りの歩きではないウォーキングというスポーツに合わせて作られたシューズです。

これらを兼用するのは、できるだけ避けたほうがよろしいですね。

ウォーキング用のシューズをランニングに使用したり、普通のおしゃれスニーカーでウォーキングをしたりするのは、結局脚のためによろしくありません。

ちょっとだけだから良いや、と思わずに、その運動にフィットした靴を選んでいきたいものですね。

ランニングにはランニングシューズを、ウォーキングにはウォーキングシューズ、そして普段はおしゃれなスニーカーと履き分けて下さい。





ランニングは過酷な運動です

ランニングというものは、ある程度の距離青走り続ける運動です、フルマラソンの場合は、42.195キロを走り続けます。

時速60キロの車で走っても、40分以上かかる距離です。

これを人間の脚だけで走破するのですから、かなりの過酷な運動ですね。

また10キロ走でも同じことで、これも言葉でいうとそれほどではないように聞こえてしまいますが、かなりの距離になります。

それだけの距離を何も用意しないで走ったら、靴ずれや足の先に水ぶくれが出来るのは当たり前のことです。

歩いたとしても、同じことですね。

どころか途中で足が重くなって持ち上がらなくなることもあるはずです。

そのためにランナーは毎日、トレーニングをしているわけです。

脚だけでなく勿論全身の筋肉が連動していないと長距離を走り抜けられませんので、それこそ全身の筋肉を作っているのです。

ある意味繊細な運動なので

そこまで長距離を走るというのは、勿論普通の何もしていない人間の出来ることではありません。

なのでトレーニングも大事です。

しかし何より、着ているものは履いているものにも、記録は左右されてくるものです。

例えば、100グラムの荷物を持ってひと駅分の距離を歩くのと、1キロの荷物を持って歩くのとではどうでしょう。

勿論100グラムの荷物のほうが楽なのは、言うまでもありません。

マラソンも同じことです。

と言うよりも、何しろ長丁場の競技です。

100グラムどころか10グラムの重さの違いで、記録にも差が出ることもある繊細な競技なのです。

そうなると、ウエアの重さにも注意しなくてはいけないことになりますね。

ランニングシューズは目的別に選ぶべき

しかし単にランニングと言っても、その辺りを1周してくるだけの軽いものから、本格的に長距離を走るまで様々です。

走り方にしても、できるだけ自分の限界に挑戦する走りから、一緒に走るひとと軽いお喋り出来る低喉の速さまで、かなりの違いが出てきます。

ここまで違うとなると勿論、特にランニングシューズは出来るだけそれに合わせて選びたいものですね。

脚を傷めないためにも、出来るだけ目的に応じたランニングシューズを選んでいきましょう。

専門店で相談してみると、その目的に応じたシューズを勧めてくれますので、参考にしたいものですね。

競技用のランニングシューズの場合は

競技に出るほどの人の場合、すでに自分での選び方を把握しているはずですが、一応は目安として見て下さい。

勿論個人差もありますので、その点も差し引いて読んで下さい。

軽量で脚に負担をかけないもの

何よりもこれ、軽量なシューズがおすすめです。

本当に100グラムの差が、記録に関係することもありますので、軽いものを選ぶのが当たり前と言った感じです。

今出ているランニングシューズの場合、軽いものだと片足150グラム前後のものがあります。

普通のスニーカーの場合、片足で500グラム位あるものもありますので、これは大きな差になりますね。

長時間だとこの重さの違いが、脚の疲労に大きく関わって、記録にも差が出てくるのは当たり前と言ったところです。

足の形によくフィットするもの

プロの選手なら、それこそ足形をとってもらっておいて、それに合わせた特注のシューズでということになります。

そこまで行かなくても、専門店で足型を取ってもらって、それにできるだけフィットしたシューズを選ぶのがおすすめです。

何よりも脚にまめができたり水ぶくれが出来たりするのは、靴が合っていないからです。

普段ならスルーできることでも、競技中には命取りですね。

フィット感を調べるためにも、特に競技用の場合は専門店での購入が望ましいです。

クッション性の良いものを

これはどんな靴でも、短距離の競技でもトレーニングでも必要なものです。

しかし特に長距離の場合、クッション性が良くないと、これも疲れの原因になりますね。

何故ここで、当たり前のことをおすすめとして記したかといいますと、軽量のシューズの場合クッション性が犠牲になっていることがあるからです。

靴底が厚いものは勿論、クッションもよく効いていますが、軽量のシューズは靴底も薄めです。

それに負けないクッション性がきちんとしているシューズを、選びたいものですね。

トレーニングや初心者のランニングで使用する場合

競技ではなくトレーニングとか、軽いジョギングの場合はちょっとシューズも違ってきます。

同じものを流用せずに、それ用のものを用意したいですね。

まずは軽量であることは置いておきましょう。

というのも色々と機能が充実していると、どうしても重量も重くなってしまうからです。

普通のスニーカーに比べればまだ軽いですが、クッション性をアップさせるために靴底も厚くなっていますので、片足300グラムは超えてきます。

しかしこの重さも、筋トレには有効ですし、何より競技と違って休憩も取れます。

また特に初心者の場合、重心移動を正しく導いてくれるような機能が搭載されているランニングシューズもあります。

初心者は、こういった点にも気を入れて選んで欲しいものです。

また町中を走る場合は、出来るだけ派手な色合いのシューズがおすすめです。

車の事故を防ぐためにも、目立つ色がいいですね。

リフレクターの装備も、忘れないようにして下さい。

ベテランでも最低2種類のランニングシューズを

競技とトレーニングでは、走りの種類も使う筋肉も違ってきます。

筋肉を酷使して記録を出すのが、競技です。

その筋肉も効率的に作るのが、日々のトレーニングです。

ランニングシューズも、この違いを見極めて最低でも2種類用意しておきたいものです。

また初心者の場合も、短距離を軽く走る時と、ちょっと頑張って距離を伸ばす時があるはずです。

そういった場合に備えて、ここも最低2種類のランニングシューズを用意するのがおすすめです。

大事な脚を壊さないように、筋肉をしっかりと作るために、ランニングシューズの選択を疎かにしないようにしたいものですね。

まとめ

一言でランニングシューズと言っても、やはりその走り方や距離によっての違いというものが、出てきます。

走り方や目的の違いを把握して、それに合ったランニングシューズを選ぶのが、競技では記録更新に繋がります。

トレーニングでは、筋肉の負担は抑えつつ、筋トレが出来るようになります。

その辺りもしっかりと考えた上で、ランニングシューズを選んでいきたいものですね。