ランニングシューズを正しく選ぶ為に、足のサイズ・形を知る

運動靴ならどれでも大丈夫と言う訳ではなく、重さやサイズ感などそのスポーツに適しているシューズがそれぞれ存在しています。

ランニングシューズについても、その目的によって少しずつタイプが異なります。

自分の目的に合うランニングシューズを選ぶ事で、日頃のランニングが楽しくなったり効率がかわる大切なアイテムなので、しっかり選ぶ必要があります。





足の形をしっかり見極める

ランニングシューズを選ぶ上で、絶対に知っておいて欲しいことは「自分自身の足の形状」です。

気持ちよく快適に毎日のランニングを楽しむ為には、靴擦れにならず、怪我もせず、足にフィットする快適なシューズを選ぶ事が必要です。

足の形は、足低から足の甲・幅や足の周囲・指の長さなど、一人一人で少しずつ異なっているので、まず自分の足について、しっかり観察し自身がどんな足の形でどのタイプに属するのかを理解する必要があります。

足の裏の形で変わるランニングシューズのタイプ

足の形は大きく分けて、エジプト型・ギリシャ型・スクエア型の3つに分けられます。

日本人に1番多く存在していると言われているのはエジプト型で、親指から小指に向かってほぼ一直線になっているタイプを現します。

スニーカーなどで親指が、靴の先によく当たったり擦れる方はこのタイプです。

ランニングシューズとしては、すこし爪先に余裕があるタイプを選ぶことをおすすめします。

つぎに、ギリシャ型と言われるタイプで、人差し指が一番長く、山型になっているのが特徴です。

最近の若い方に多いようてすが、このタイプの人は、成長期の小中学生の頃に、スニーカーの真ん中だけ穴が空いたり、擦れたりした経験のある方も多くいます。

ランニングシューズとしては、比較的どのような形のものであっても問題なく使用することができる万能型です。

横幅(足囲)をしっかり合わせることができれば、それほどシューズ選びに悩むこともないでしょう。

最後はスクエア型と言い、親指から小指までか真横にまっすぐ並んでいる形をいいます。

ぺったりとしているので、横幅(足囲)が広くなりがちです、ランニングシューズを選ぶときは幅広のタイプを選んでください。

幅広タイプのシューズは、サイズを選ぶのも難しいので試し履きをしっかりした上で、慎重に決めてください。





足のサイズの図り方

生まれてから幾度となく靴は購入していますが、足のサイズをしっかり図って購入したと言う方は少ないのが現状です。

なんとなく「このサイズは合わないからもう少し大きめにしよう」と考えて購入する方も少なくありません。

普段のファッションを楽しむための靴であれば、多少の大小やフィット感については我慢できますが、ランニングシューズとなると話は違います。

長距離や中距離を走るためには、きちんとサイズが合っているものを選ぶ必要があります。

靴が大きすぎたり小さすぎることで、足を傷めてしまったり、走り方に癖がつく場合があるので、それらを回避するためにもしっかり正確にサイズを計ってください。

サイズは、足の長さと幅の両方図る必要あり

初めてランニングシューズを購入する時に、よく失敗をするのがこのサイズの測り方です。

女性によくありがちなのは、自分のサイズよりも小さく見せようとする女心です。

しかし、ランニングシューズについては一旦これを忘れてください。

また、男性によくありがちなのは、自分のサイズよりも少し大きく見せようとする見栄ですが、これも一旦忘れてください。

ランニングシューズの測り方で重要なのは足の縦の長さと横幅(足囲)です。

縦の長さは、「踵から自分の足の一番長い指の先までの長さ」です。

一番長い指は人によって足の形やタイプが様々に異なりますので、自身の足の形を見ながら一番長い指がどこなのかをしっかりと観察して計測してください。

足の長さを正確に測るには、身長測定のように両足を揃えて壁のような平らな所に、足の踵をくっつけて、そこから一番指の長いところまでの長さを測ってください。

横の幅は、周囲全体を計ります。

この計測を足囲といい、「親指の付け根から小指の付け根までの関節までの幅」を計ることを表します。

もし難しいですが簡単に言うと、足の幅の一番大きい部分を一周ぐるりと回った長さです。

足の甲から初めて一周してはかると、ずれることなく正確な数値を測ることができます。

測り方のコツを覚えることは簡単なので、この機会にしっかりと自分の足を測定してください。

あなたはどのタイプ?ランニングレベルで選ぶタイプが変わる

ランニングシューズはご自身のランニングレベルに合わせて選ぶ必要があります。

様々なメーカーからいろんなタイプが出ているので、自分自身がどういったランニングライフを過ごしたいのかを考える必要があります。

ランニングは軽めにして、運動不足を解消したい

運動不足が気になるから、ジョギングのような比較的軽めのランニングから始めたい、などと考えている方の身体は日頃の運動不足で膝や股関節、筋肉などは硬くなっています。

このような方には、衝撃を吸収してくれるような、クッション性のあるランニングシューズがおすすめです。

身体は、ランニング中に左右に振られるため、慣れるまでの間は足元が安定しやすくサポートをしてくれるようなタイプを選ぶことで、筋肉にかかる負荷を和らげることができます。

がっつりフルマラソンをめざしたい

あちこちで開催されているようなマラソン大会や、海外のフルマラソンをめざしたい、と考えているランニング中級から上級の方は、選べるシューズが増えてくるので好みも加えることができます。

軽量化されているようなレーシングタイプは、スピード感のあるランニングができるので、目標タイムをクリアしたい方にはおすすめです。

また、完走することが目的で、しっかり一歩一歩着実にすすみたい方には、長距離であっても膝や筋肉に負荷のかかりにくい、クッション性やホールド感を重視した安定感のあるものを選ぶことをおすすめします。

走り方の癖は、普段の靴のヒールで解る

人間の走り方には、多かれ少なかれそれぞれの癖や特徴があります。

自分自身で気がつかない間に、自分がバランスのとりやすい走り方をしており、これから長くランニングを続けると、その癖が身体の負担になってしまったり、時には怪我に繋がることがあります。

その個人個人の癖によって向き不向きのシューズタイプがあるということを頭に入れて選んでみてください。

踵がまっすぐに削れたり、外側が削れている人

このタイプの人は、足にかかる衝撃に対しての緩和が苦手な方が多いです。

膝や間接などの負担がかからないように、クッション性のある軟らかめのランニングシューズを選ぶことで、楽に走ることができます。

踵の内側が削れている人

内側が削れてしまう人は、衝撃を吸収しやすい動作が苦手なタイプです。

安定したホールド感のあるランニングシューズを選ぶことで、間接にダイレクトにつたわる衝撃を吸収する助けになります。

まとめ

都会の公園や、閑静な住宅地などで早朝に散歩をすると沢山のランナーに出会うほど、今ではメジャーなスポーツで手軽に始めることのできるランニングは、年齢を選ばないとしてとても人気があります。

より楽しむために、自分にぴったりのランニングシューズをみつけ健康的なランニングライフをこれからも是非楽しんでください。