ランニングシューズを購入する前に知っておきたいこと

ナイキ(NIKE) レボリューション 3(ダークグレー/ホワイト/ブラック) 819300-001 001 26.0cm

ランニングを始めるには、ランニングシューズを選ぶことでスタートすると思います。

しかし、現在では様々なスポーツメーカーメーカーから多種多様のランニングシューズが発売されていて、どれを選べば良いのか迷ってしまう人も少なくないと思います。

そんな人に対し、今回はランニングシューズの選び方に関連する情報をお伝えしてきいたいと思います。





足の特徴を知る

同じ人間でも足の形状は人それぞれとなっていますので、トレーニングシューズを選ぶ上でも重要な要素となっています。

これを踏まえ、足の形状を3タイプに分けてお伝えします。

エジプトタイプ

日本人の足の形状で最も多いのがエジプトタイプとなっています。

このエジプトタイプの特徴は、足の最先端が親指となっていて、そこから小指にかけてなだらかに短くなっている形状になっています。

このような特徴になっていますので、サイズが合わないシューズだと親指に大きな負担が掛かってしまい、外反母趾になりやすい傾向が強い足の形状になっています。

ギリシャタイプ

日本人の2割程度の人に該当する足の形状となっているギリシャタイプは、人差し指が最も長くなっているのが特徴となっています。

このギリシャタイプは、トレーニングシューズのつま先の形状とフィットしやすくなっていますので、シューズのサイズと横幅に注意して選べば失敗しにくい傾向があります。

スクエアタイプ

足の最先端が親指と人差し指になっていて、つま先がほぼ一直線になっている形状をスクエアタイプと言います。

このタイプの形状の人は、つま先にかけて細くなり過ぎているシューズを選ぶと小指が圧迫されて痛める原因となりますので、シューズのサイズよりも横幅に注意して選んだ方が失敗が少なく済みます。





シューズの特性を知る

ランニングシューズと一括りに言ってもシューズの性能や用途は異なっており、ランニングの経験値や目的によって選び方は変わってくると思います。

それを踏まえて、ランニングの特性についてお伝えします。

シューズのクッション性

ランニングシューズのみならず、スポーツ系のシューズを中心に足の負担を軽減させる工夫が施されています。

その核となるのがクッション性となっていて、吸収性に優れたソールを用いたり、エアークッションが内蔵されているシューズがあるなど、ランニングシューズは時代と共に開発技術が進歩し続けています。

ランニングシューズを選ぶ上でクッション性はとても大切な要素の一つになっていますし、特にランニング初心者はデザインや重量よりもクッション性に重きをおいて選んで頂きたいと思います。

シューズの重量

ランニングシューズの重量は、シューズの性能によっても変化します。

イメージ的には軽いシューズほど良いと思われがちですが、軽さにこだわり過ぎるとクッション性が物足りないという結果に繋がってしまう場合がありますので、本格的なレースに参加するわけではない場合はある程度の重量があってもクッション性や機能性に優れたランニングシューズにすることをおすすめします。

シューズの機能性

ランニングシューズには負担軽減や軽量化だけではなく、様々な機能性が盛り込まれています。

例えば、ソール部分には滑り止めの溝が施されていると思いますが、その溝の作り方によってはスムーズに足が運べる工夫がされているシューズもあり、ランニングをサポートしてくれる機能が備わったシューズがあります。

また、速乾性、保護機能、紐なしリール機能、ポンプ機能など、様々な機能が採用されていますので、機能性に関してもシューズ選びの大切な要素になっています。

シューズメーカーの特徴を知る

ランニングシューズは様々なスポーツメーカーから発売されていますが、メーカーによって履き心地も異なりますし、機能性もメーカーによって違いがあります。

これを踏まえて、大手スポーツメーカー数社の特徴を紹介してます。

ナイキ

ナイキ(NIKE) レボリューション 3(ダークグレー/ホワイト/ブラック) 819300-001 001 26.0cm

スポーツメーカーの代表格であるナイキですが、全体的に横幅が狭いシューズになっている印象があり、横幅とは逆に甲の部分にはかなりゆとりがある作りになっています。

シューズの規格が欧米向けになっているのが横幅が狭い設計になっていると思いますので、日本人にはフィット感の良し悪しは大きく意見が分かれる思います。

ミズノ

[ミズノ] ランニングシューズ ウエーブライダー 20 [メンズ] (旧モデル) 13 オレンジ×ブラック 27.0cm

ミズノは昔から陸上競技に深く関わっているスポーツメーカーの一つとなっていて、シューズの規格も日本人に受け入れやすい設計になっていると思います。

また、ミズノのランニングシューズは高いクッション性があり、ランニング時の揺れを軽減してくれる機能も備わっていますので、ランニング上級者から上級者までの幅広い層に受け入れやすいメーカーだと思います。

アディダス

[アディダス] ランニングシューズ GLX 3 WIDE U コアブラック/コアブラック/ランニングホワイト 23.5 cm

アディダスは、ミズノの並んで昔から陸上競技者の支持を集めるスポーツメーカーです。

アディダスのスポーツシューズは、日本人にマッチするように研究開発されていますので、ランニング中のフィット感は他社よりも優れている印象があります。

また、アディダスではゲルというクッション材を採用していて、通常のクッション材よりも耐久性がありますのでクッション性を長期間維持してくれます。

プーマ

[プーマ] ランニングシューズ SPEED LITE アクエリアス/ホワイト (12) 27 cm

昭和の時代ではランニングシューズのイメージが薄かったプーマですが、陸上競技100m走の世界記録保持者であるウサインボルト選手が着用していたことで陸上競技者も注目度が増したスポーツメーカーです。

そんなプーマのランニングシューズですが、日本人には窮屈さを感じる作りになっていますので、足が痛くなってしまう場合も少なくありません。

ニューバランス

[ニューバランス] スニーカー ML574(現行モデル) EGO(オリーブ) 27 cm D

ニューバランスはファション性が高く、オシャレの一つとしてスニーカーを取り入れる方が多いと思いますが、ランニングシューズとしての性能も優れたメーカーになっています。

ニューバランスのランニングシューズには、独自のクッション材が採用されていて、衝撃を吸収するだけでなく、受けた衝撃を反発力に変換してくれるクッション材になっていますので、ランニングによる負担軽減と走りのサポートを同時に行ってくれる性能があります。

また、シューズ自体は幅が広い設計になっていますので、日本人には受け入れやすい作りになっています。

走り方の癖を知る

シューズの消耗が一目で分かるのがヒール部分だと思いますが、この消耗の仕方がその人の走り方の癖と直結してきます。

これはランニングシューズ選ぶにも大事な要素になっていますので、ヒール部分の消耗の仕方を3つのタイプに分けてお伝えしていきます。

内側と外側が平行に削れる

ヒール部分が平行に削れる人は、足の運びがフラットになっている証となっていますので、足首などを痛める心配は少ないと思います。

このタイプの人は、クッション性に優れたランニングシューズを選ぶことで失敗しにくいと思います。

外側に偏って削れる

ヒール部分が外側に偏っている人は、足の外側から着地している走り方になっています。

このタイプの人は、ランニング時の衝撃が大きくなってしまう場合があり、ランニングが足の故障に繋がってしまいますので、クッション性の高いランニングシューズを選ぶことをおすすめします。

内側に偏って削れる

ヒール部分が内側に偏っている人は、ランニング時にかかとが内側に傾いて走っている人に見られる特徴です。

このタイプは、ランニングすることによって足首などに負担が大きく掛かり、ランニング障害になってしまう可能性がありますので、足の運びが内側になるのを抑制してくれる機能や安定性に優れたサポート機能が備わったランニングシューズを選ぶことをおすすめします。

まとめ

ランニングシューズの選び方に関連する記事を掲載してきましたが、最も重要なことは実際に履いてみて感覚を確かめることだと思います。

また、販売店によってはフィッティングを入念にさせてくれる店舗もありますので、足を守る大事な道具であるランニングシューズを選ぶ時はなるべく妥協することが無いようにしてください。

さらに、ここに記載した情報を参考の一つにして頂いて失敗しないランニングシューズ選びに繋げてください。