ランニングタイツってマラソンランナーで履いている人を見るけど、一体どんな特徴があるの?

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ランニングタイツと言われれば、マラソンとかジョギングの時に履くタイツの事、とすぐに思い当たることと思います。

実際に、特にフルマラソンなどでは現在、このランニングタイツを着用することが筋肉の疲労を軽減し、翌日に持ち越さないために必要だとされています。

でもジョギング初心者や素人には、一体どのような効果があるのか良く解らないことでしょう。

一般にランニングタイツと言われるものの特徴を、簡単に述べていきましょう。



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一昔前のマラソンなどでは

テレビなどでマラソンや駅伝を見ていますと、20年前と現在ではマラソンウエアにも大きな違いが見て取れます。

特に下半身に着用するパンツ系に、大きな違いが見て取れます。

今でも勿論いないわけではありませんが、昔のランナーの場合出来るだけ身を軽くする意味もあって、下半身は短パンでと言うランナーが多く見受けられました。

短いパンツをひらひらさせて、疾走するランナーの姿を覚えておられる方も多いでしょう。

身体に、着ている物の重量で負担をかけないようにとの意味では大変に有効な服装だったのですが、機能的にはあまり意味がないものだったと言えますね。

夏などは風通しも良かったので、まあそういう意味では機能的といえなくもありません。

なのでこの頃にランニングタイツと言うと、冬のシーズンでのフルマラソン等での防寒用と言う意味合いが多かったのです。



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脚の関節部への負担を減らすと言う事

長距離のランニングと言うのは、筋肉を鍛えてあっても下半身の関節部にかなりの負担をかけます。

股関節、膝関節、足首などの軟骨がすり減ったりもしくは、関節自体にトラブルが起きたりもするものです。

周りの筋肉を鍛えてサポートしていても、どうしても避けられない部分はあります。

膝関節のサポート用としてのランニングタイツ

歩く走る跳ぶと言う行為で、一番負担が集中するのが膝関節です。

しかもここには靭帯などの大切な筋も多く存在していますので、この関節を守ると言うのはランナーだけでなく一般の人にも重要な課題となります。

膝周りの筋肉をしっかりとつけ、上半身を引き上げて負担を減らすことも可能ですが、それでもなおかつ膝のトラブルに泣くアスリートは少なくありません。

関節部を守るための筋肉サポートを目的とした、テーピングの理論を用いたランニングタイツの場合、この膝関節周りの筋肉を補助してくれますので、負担はかなり減ることになります。

こちらはある意味、走ると言う事がまだ身についていない初心者さんへの、膝関節を守ると言う意味でも使用をおすすめしたいです。

ロングタイプでも7分丈の物でもカバー出来ますので、季節によって履き替えるのもよろしいのではないでしょうか。

足首への負担を減らすためのランニングタイツ

足首と言うのは、全身の体重が最終的にのしかかる関節です。

普段の生活では、軽くくじいたけど冷やしておいたら治った、程度の故障を感じるくらいでしょう。

お年寄りなどでも、股関節の故障やひざの故障は多く報告されますが、足首そのものの故障と言うのはあまり気にされないようです。

しかし何十キロと言う体重がかかる足首です。

特に走ると言う行動では、軽くジャンプして着地すると言う運動と同じことを、初心者さんの場合フルマラソンで4時間以上も続けるわけです。

ここをサポートしてくれるのはやはり、テーピングが一番面倒無いのですが、肌への負担を考えると足首まであるロングタイプのランニングタイツが一番でしょう。

股関節周りの軽いサポートのためのランニングタイツ

股関節全体へのサポートと言うのはさすがに中々難しいのですが、大転子の辺り簡単に言うとお尻周りへのサポートはどのランニングタイツも対応しています。

ひと言で股関節と言っても、結構範囲が広いのでどこを傷めたか傷めやすいかなど、経験によって探っていくしかありません。

殆どの機能性のあるランニングタイツの場合、この腹から骨盤周りにかけてサポートするような構造になっていますので、軽くはあっても普通のウエアとは大違いになります。

翌日以降の疲労や筋肉の負担を減らすと言う事

脚全体の筋肉のサポートを、かなりの部分で請け負ってくれるランニングタイツです。

つまりは着用することで翌日翌々日の筋肉疲労が、かなり軽減されると言う事です。

勿論これを着用しただけで、走りが快適になるとか記録が伸びるとか、そんなお手軽さがあるわけではありません。

個人個人のトレーニングなどで、記録は変えていくものですしそれでしか記録は変えられません。

しかし筋肉疲労が長引かないと言う事で、すぐにまたトレーニングが再開できると言う事は、次の大会などへの調整も早く出来ると言う事です。

また、その次の日には普通に仕事に行かなければならないなどと言う方にも、よれよれになった姿で会社に行かないようにするために、着用をおすすめしたいです。

ランニングタイツ着用での注意点

まずランニングタイツは、万能では無いことを覚えておいてください。

これを着用すれば、パフォーマンスが劇的に変化するものでは、絶対にありません。

履いたら重く感じた

初めて着用すると、何か脚が重いような感じもすると思います。

サポート用に作られているランニングタイツですので、普通のスパッツなどに比べて締め付け感も大きいですし、最初は脚が重くなったように感じるかもしれません。

しかもタイツによっては、ストレッチ感があまり無いように感じることもあるでしょう。

普通のスパッツやタイツとは違って、履き心地の良さより機能を優先させているタイツですので、その辺りは履き慣れていく事を目指してください。

履くのが大変

筋肉や関節部のサポート用に設計されているランニングタイツですので、履く時には時間がかかってもしっかりと履くことをおすすめします。

特に関節部のサポート用のランニングタイツの場合、縫い目をきっちりと関節部分に合わせて履いていきましょう。

面倒だからといい加減に履いていくと、肝心の関節のサポートは出来ず、要らない場所に負荷がかかると言う事にもなりかねません。

最初のうちはいささか時間がかかるかもしれませんが、慣れということもあります。

また履いているうちにフィット感が出てくると、脚に馴染んできます。

焦らずにきちんと履くことで、大きな効果が得られると心得ておきましょう。

ランニング以外にはこんな時にお役立ちのランニングタイツ

脚に怪我などのトラブルがあって、筋肉が弱ってしまった時などのサポートにも、役立つランニングタイツです。

テーピングなどだと、脚全体にしなくてはいけないことになる場合でも、ランニングタイツならそれだけでサポートしてくれます。

テーピング程にはピンポイントのサポートにはならないかもしれませんが、それでも肌への負担も無いことを思うと、ランニングタイツをおすすめしたいですね。

またお年寄りなどで下半身の関節にトラブルがあった場合も、ランニングタイツ着用で筋肉をサポートして、関節部の痛みを軽減することも可能です。

お年寄りの場合は関節部周囲の筋肉も弱っていますので、ランニングタイツで筋肉のサポートが出来れば、歩行も楽になるはずです。

ただし正確にきちんと着用するように、手助けも忘れないでください。

まとめ

現在のランニングタイツの場合、本当に機能性タイツと言っていいほど色々な機能が搭載されるようになりました。

その為に走る場合も、かなりの部分で脚全体への負担が軽減されるようになりました。

ランナーの数もこのおかげで、増加しているのも事実です。

ただしやはり最後にもう1度だけ確信していただきたいのは、ランニングタイツはあくまでもサポート用であると言う事です。

サポートを上手く受けつつ、ランニングに普段の生活に利用していってください。