ランニングタイツを使うときに気をつけることは?6つの注意点

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ランニングタイツは、走るときに着用することで、関節のサポートや疲労の軽減、体温のコントロールといったさまざまな効果をもたらしてくれます。

そのため、多くの人から重宝されていますが、使うときには、注意点をしっかり把握しておいてください。

適当な使い方をしていると、思わぬデメリットが発生してしまうこともあるのです。

では、ランニングタイツを使うときに気をつけたいことについて、詳しく説明していきます。



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必ずサイズが合ったものを使う

ランニングタイツは、どんなものを使ってもよいわけではありません。

きちんとサイズを確認して、自分の体に合ったものを使うことが大切です。

適当に選んだものを使ったりすると、ランニングタイツの効果を十分に得ることができなくなってしまいます。

例えば、大きすぎてゆるいランニングタイツを履いた場合は、コンプレッション効果がうまく発揮されません。

コンプレッション効果とは、ぴっちりとしたランニングタイツの適度な圧迫により、筋肉の無駄な揺れを抑えたり、血流をよくしたりする効果のことです。

これがあると、走るときの疲労を軽減できるため、長く体を動かすことができます。

また、走り終わったあと、いつまでも疲れを引きずることが少なくなるのです。

しかし、ゆるいランニングタイツを使っていると、このコンプレッション効果は弱くなってしまいます。

そうならないためには、体にぴったりと密着し、適度に絞めつけてくれるサイズを使うことが大切なのです。

ただし、あまり小さすぎるのもよくありません。

ランニングタイツの圧迫は、あくまでも適度なものでなければならず、必要以上にギリギリと絞めつけるものでは、足の動きを妨げてしまう恐れがあります。

疲れを軽減し、スムーズに足を動かすためには、大きすぎたり小さすぎたりしない、ちょうどよいサイズのランニングタイツを使ってください。

選ぶときは慎重に

ぴったりなサイズのランニングタイツを使うためには、選び方にも注意しなければなりません。

見た目や値段だけで選んだものを使っていると、コンプレッション効果を得られなくなってしまうのです。

正しい効果を得るためには、本当に自分の体に合っているか、よく確かめてから買うようにしましょう。

そのためには、必ず試着をしてください。

見た目が好みのものがあっても、それが自分に合うかどうかは、実際に履いてみないと正確にはわかりません。

きちんと試着をして、ウエストやお尻の辺りを意識しながら、適度にきついと感じるものを選んでください。

それなら、圧迫によるコンプレッション効果をしっかりと得ることができます。

また、男性用と女性用の違いにも注意してください。

当然ですが、メンズとレディースでは形が違うので、間違えると正しい効果を得られなくなります。

性別の間違いは、普通に商品をチェックしていれば十分に回避できるので、値段や見た目だけで即決したりせず、慎重に選ぶようにしましょう。



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正しい履き方をする

ランニングタイツを使うときの注意点は、履き方にもあります。

自分にぴったりなものを選んでも、履き方が適当になっていると、きちんと体にフィットさせることができず、効果を弱めてしまう可能性があるのです。

失敗しないためには、正しい方法で履いて、正確に体に合わせるようにしましょう。

そこで注意したいのが、ゆっくり確認しながら履くことです。

乱暴に引き上げるような履き方ではなく、少しずつ足を通し、ずれないように慎重に履いていきましょう。

それなら、変によじれたりすることがないため、ランニングタイツの効果をしっかり得ることができるのです。

座って履く

ランニングタイツを体に合わせて履くためには、立ったままではなく、床や椅子に座り、落ちついて足を通すようにしましょう。

普通のズボンを履くときなどは、立ったままで片足ずつ入れていくことも多いですが、体に密着するランニングタイツの場合、そのような履き方をすると失敗してしまいます。

きちんと履くためには、まず座って、つま先から膝までしっかりフィットするように、ゆっくり引き上げるようにしてください。

そこまで完璧にできたら、続いて腰まで、同じようにずれを修正しながら履いていきます。

こうした丁寧な履き方を面倒に感じてしまうと、立ったまま一気に引き上げたくなってしまいますが、失敗して何度もやり直すことを避けるためには、焦らず確実に履いていきましょう。

下着に注意

ランニングタイツを使うときは、そのときに履く下着にも注意してください。

「下着なんて何でもいいだろう」という適当な考えで選んでしまうと、失敗してしまいます。

特に、普段トランクス派の男性は気をつけてください。

トランクスは、体を絞めつけるランニングタイツとは相性が悪く、もこもこした状態になってしまいます。

それでは、きちんと圧迫することができないため、コンプレッション効果を低下させてしまう可能性があるのです。

ランニングタイツの機能を邪魔しないためには、スポーツ用のぴっちりした下着を履くようにしてください。

それなら、体にしっかりと密着するため、効果が弱まる心配はありません。

また、スポーツ用の下着は通気性がよくなっているので、とても快適に運動をすることができるのです。

夏もしっかり履く

ランニングタイツを使うときは、夏の暑い時期を避けてしまうことがあります。

あまりに蒸し暑い季節だと、体にぴっちりと密着するランニングタイツは、とても暑苦しいようなイメージがあるからです。

しかし、ランニングタイツは優れた通気性をもっているので、夏に使ったとしても、それほど不快にはなりません。

それどころか、汗の吸収と発散により、適度に体温を下げることができます。

また、ランニングタイツのコンプレッション効果は、季節に関係なく必要になるので、それを得るためにも、しっかりと履いておくべきです。

夏のランニングタイツは、紫外線対策としても役立つので、夏でも積極的に使っていきましょう。

使いすぎない

ランニングタイツはとても便利ですが、使いすぎには気をつけてください。

あまり使いすぎると、筋肉がきちんと発達しなくなってしまいます。

ランニングタイツは、適度な圧迫によって筋肉をサポートしてくれるため、通常よりも楽に走ることができますが、いつまでもそれを続けていると、筋肉を鍛えることができません。

走ることに慣れていない初心者なら、疲労を軽減するだけでなく、怪我を防ぐためにも、ランニングタイツのサポートは必要です。

しかし、しばらく使ってある程度筋肉がついてきたら、ランニングタイツは卒業するようにしてください。

ランニングタイツは、慣れるまでの間、サポートとして一時的に使うのがおすすめです。

自転車の補助輪のような感覚で捉えておき、あまり頼りすぎないようにしましょう。

手入れは忘れずに

ランニングタイツを使うときは、こまめな手入れを忘れないようにしましょう。

長持ちさせるためには、使い終わったらきちんと洗い、汚れを落とすことが大切です。

ただし、他の衣類と同じように洗濯機で洗うのはNGです。

ランニングタイツの生地は薄くて繊細なので、他の衣類と絡まったり擦れたりすることは、かなり大きな負担になります。

それでは、長持ちさせるどころか、寿命を縮めることになってしまうのです。

本当に長持ちさせるためには、他の衣類とは別にして、優しく手洗いをするようにしましょう。

それなら、余計なダメージを与えずに汚れを落とすことができます。

まとめ

ランニングタイツは、走るときにとても役立つアイテムですが、使い方を間違えていると、デメリットも多く発生してしまいます。

本来の効果を正しく発揮できなかったり、劣化を早めたりする可能性があるのです。

そうした失敗をしないためには、ここで紹介した注意点をしっかり頭に入れておいてください。

注意点を把握して正しく使っていれば、よい効果を得ることができます。