腰痛コルセットは座っていても効果があるか?

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腰痛コルセットは座っていても効果がある

結果から言うと腰痛コルセットは座っていても効果があります。
特に椅子の座り方が悪い場合には、腰への負担を軽減する効果が大きくなります。



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椅子の座り方が悪いと腰への負担が大きい

特に座面に浅く座って寝るような感じで背もたれにもたれる座り方をする人は、腰への負担をコルセットが軽減してくれます。
腰がいつも浮いていて持ち上げているような座り方をすると、座っていても常に腰に負担がかかっています。
腰が重力で落ち込むのを持ち上げるために筋肉を常に張った状態にしておかなければなりません。
座っているときは、精神的には休んでいる状態であっても身体的には緊張した状態が持続するため疲れが出てしまいます。
また、腰が重力で落ち込んだ場合、本来なら股関節で体を曲げるところが、腰椎で曲げることになってしまいます。
腰椎を曲げると椎体や椎間板への負担が大きくなり、椎間板ヘルニアの原因にもなります。

コルセットによる腰の固定が負担を軽減する

腰痛コルセットは、腹腔圧の上昇と支柱による腰椎のサポートにより、筋肉の代わりに腰を正しく伸ばした姿勢を維持してくれます。
椅子に寝るように座った場合でも、コルセットが腰を持ち上げてくれるため、筋肉への負担が軽減されます。
また、腰が落ち込みにくいため、腰椎での無理な曲げが発生するのも抑えてくれます。
このように、椅子の座り方が悪い場合には、座っていてもコルセットの効果が発揮されます。
股関節で体を曲げて、正しく椅子に座る場合でも、背筋を伸ばした状態を維持するのは筋肉のこりにつながりますので、筋肉を休ませる意味でもコルセットは効果があります。

コルセットをつけたまま椅子に座ると圧迫感が強くなる

腰痛コルセットをつけたたまま椅子に座ると、体を曲げる必要がある分、圧迫感が強くなり苦しくなります。
圧迫感が強すぎる場合は、一旦コルセットを緩めて適度なきつさで巻き直すのが良いです。
また、座ったときにコルセットの位置が上方にずれる場合があります。
コルセットの位置がずれると、ただ苦しいだけで、腰への負担は軽減されない場合がありますので、これを回避する意味でも、椅子に座った際は一度コルセットを着けなおすとよいでしょう。
また、椅子から立った時もコルセットがずれる場合がありますので、コルセットがずれていたり、圧迫感が少なすぎるときは、コルセットを着けなおします。

正座する場合もコルセットを着ける効果あり

正座をする際もコルセットを着けることで上半身を容易に支えられるようになり、筋肉の緊張を緩めることができます。
正座の場合は、太ももと腹部が近くなる分コルセットが腹部の肉に食い込む場合がありますので、痛みがあるときはコルセットを巻き直します。

あぐらに対してはコルセットの効果は出にくい

あぐらを組むと、あしが前にかつ上に位置しやすいため、骨盤が寝やすくなります。
このとき股関節が柔軟であれば、骨盤を立てることができますが、股関節に柔軟性がないと骨盤を立てることができません。
するとそのままでは体が後ろに倒れてしまうため、バランスをとるために上半身を起こそうとします。
このとき、骨盤が寝てしまっているため、上半身を起こそうとして、腰椎を曲げてしまいます。
あぐらを組むと常にこの腰椎を曲げる姿勢になってしまうため、とても腰を痛めやすくなります。

これに対し、コルセットを使った場合、コルセットの効果で腰椎を曲げられなくなるため、体が後ろに倒れてしまいます。
体が倒れずかつ腰椎を曲げないようにしようとすると、股関節で曲げる必要があります。
しかし体が硬い人は、股関節で体を曲げる体勢を維持するために、腹筋と太ももの筋肉を使い続けなければなりません。
しかしこれでは疲れてしまい、体勢を維持することができません。
したがって、あぐらに対してコルセットの効果は出にくい、と言えます。
また、可能であればあぐら自体をしないこと望ましいです。

骨盤が寝ると腰椎を痛める

座ったときの姿勢の悪さが腰痛を生みます。
正しい座った姿勢とは骨盤が立っている状態。
座面が硬い椅子に骨盤を立てて座ると、骨盤の下の部分が座面に当たって痛い。
とくにやせている人、お知りの肉が少ない人は痛みを感じやすいです。
骨盤の下が痛くなると、それを避けようと骨盤が後ろに倒れてきます。
この状態で上半身を立てようとすると、腰椎を曲げなければなりません。
これが腰椎を痛める原因になります。

座面のやわらかい椅子に座ると骨盤が立ちやすい

対処法は座面がやわらかい椅子にすること。
骨盤を立てても痛くならないので、無意識に痛みを避けることを軽減できます。
ただし、背もたれは使わず、骨盤を立てて座ることです。
このとき、あごを引いて首もしっかり持ち上げればなお腰への負担が軽減されます。
座面にクッションを敷くのも効果的です。
ただ、椅子や体との相性がありますので、色々試してみる必要はあります。
クッションを使ったせいでかえって痛みが増す場合もありますので注意しましょう。
足は垂直よりも手前に折り曲げるほうが腰を立てやすくなります。
足が垂直だったり、前にだしたりすると、太ももからお尻・背中にかけて筋肉をより引き伸ばす必要があるので
体が硬い人は骨盤をたてずらく、体全体をまっすぐにしようとしがちです。

椅子に浅く座ると腰椎が浮いて痛めやすい

椅子に浅く座って、上半身が寝るように座る人もいるがこれもよくありません。
お尻と背中でで支えて腰を浮かせる座り方になっており、腰を常に突っ張っている状態になってしまっています。
これも腰への負担を高め、腰痛になりやすい。
寝るような座り方の場合、お尻が前方にずれやすくなるため、これを避けるために、お尻に不自然な力がかかり、
お尻の筋肉がコる原因にもなってしまいます。

腰痛チェアは正しい姿勢を維持しやすい

腰痛チェアで、ひざを前方の止め台に当てて、浅く座って、背もたれがない椅子があるが、正しい姿勢で座るには理にかなっています。
ひざを水平より下げ、ひざ下も手前に折り曲げることにより、ふくらはぎ・ふともも裏・お尻・腰・背中・首のラインが極力引っ張らない姿勢になっています。。
このため、骨盤を立てた姿勢を維持しやすくなっています。
膝を水平より下に向けると、お尻が座面から滑りやすくなりますが、膝の止め台がすべりを止めてくれるこれにより無理なく正しい姿勢をとることができるようになります。

やわらかすぎるソファは腰が固定されやすい

背もたれも座面もやわらかいソファなどの椅子は、一見すると腰によさそうですが注意が必要です。
座るとお尻・腰・背中がソファに食い込み、腰椎や背中を曲げるような体勢で固定されてしまう場合があります。
これではかえって腰を痛めてしまいます。

まとめ

腰痛コルセットは基本的には座っていても効果があります。
しかし、使い方誤ったり、コルセットがずれた状態でつけていると、効果がでなくなります。
コルセットがしっかり機能しているか適宜チェックして場合によっては付け直すようにしましょう。
また、あぐらを組むと、コルセットをしていても負担が大きくなりますので、極力あぐらは組まないようにしましょう。