いびきは枕で改善できる?対策のための4つのポイント

まくら

寝ているときは、いびきが大きくなってしまうことがあります。

もちろん、いびきを自分で認識することはできませんが、周囲の人から指摘されることが多いと、かなり気になってしまうものです。

そんなときは、使用している枕を見直してみましょう。

いびきが出るときは、自分に合わない枕が原因になっていることも多いのです。

では、枕でいびき対策をするためのポイントについて、詳しく説明していきます。



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いびきの原因は枕の高さ

いびきが大きく出てしまうときは、枕の高さが自分にあっていない可能性があります。

枕の高さは、頭の角度に影響を与える要素であり、不自然な角度になっているときは、いびきが出やすくなってしまうのです。

そのため、枕選びは慎重に行わなければなりません。

一口に枕といっても、その種類はさまざまであり、高さや低さの種類も多くなっています。

その中から、自分にぴったりの高さを見つけ出さないと、いびきを防ぐことはできません。

いびきを防ぐには、高すぎても低すぎてもいけないのです。

高すぎる枕のデメリット

枕が低いと、頭が下がって寝づらくなってしまうことがあるので、少し高めの枕を選ぶ人もいます。

しかし、あまり高すぎるものは避けるべきです。

高すぎる枕は、頭が極端に持ち上がってしまい、顎を深く引いた状態になります。

これは、単に寝苦しいというだけでなく、いびきの原因となる要素なのです。

頭が高くなり、顎を引いた姿勢だと、気道が狭くなることで、大きないびきが出てしまいます。

気道は、呼吸のために必要となる空気の通り道ですが、頭の角度が悪いと折れ曲がってしまうので、スムーズに空気を通すことができません。

その状態が、いびきを引き起こすのです。

低すぎる枕のデメリット

いびきの対策に高すぎる枕はよくありませんが、かといって、低さにばかりこだわるのは間違いです。

枕が低すぎる場合も、いびきのリスクはあります。

あまり低い枕を使うと、頭の位置が下がり、首が反ったような姿勢になることで、舌が落ちやすくなるのです。

舌が落ちると、やはり気道が狭くなり、いびきが出てしまいます。

このような頭が低くなる姿勢は、高齢の人ほど注意しなければなりません。

加齢により筋肉が衰えると、どうしても舌が落ちやすくなるため、低すぎる枕を使ったりすると、より気道が狭くなってしまうのです。

これは、いびきだけでなく、息苦しさにもつながることなので、十分注意してください。



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ちょうどよい高さを見極める

いびきを軽減するために枕で対策をするなら、高すぎるものや低すぎるものは使わないことが大切です。

対策のためには、「高すぎず低すぎず」という点を意識して枕を選びましょう。

ちょうどよい高さの枕なら、気道を圧迫してしまう心配はありません。

そのような枕を見極めるには、目線をチェックするのがおすすめです。

寝たときの視線がどの位置にあるかで、枕の高さが適切かどうか判断することができます。

例えば、目線が下の方へ向き、自分の足が見えそうになっているなら、それは高すぎる枕ということです。

頭が持ち上がりすぎているため、気道が曲がり、いびきが出てしまいます。

また、視線が上を向き、やや後方を見ているようなときは、低すぎる枕です。

頭が後ろへ反ることで、舌が気道に落ちやすくなっています。

これらの不自然な角度を防ぐには、寝たときの視線が、真上から少しだけ下になることを意識してください。

上にも下にも傾きすぎない、ちょうどよい角度になる枕なら、いびきを防ぐことができます。

実際に試してみる

いびきを軽減する枕を見極めるためには、実際に試してみるのが、最も確実な方法になります。

商品の情報を読み、触って感触を確かめただけでは、本当に合っているか判断するのは難しいものです。

ちょうどよいと思って購入しても、寝てみたら想像と違うというケースは、珍しくありません。

使ってみたときに初めて目線の位置が悪いことに気づき、後悔してしまうこともあるのです。

それを避けるためには、やはり試してみるのが一番です。

買う前に試しておけば、目線の位置だけでなく、硬さやフィット感なども確認することができるので、失敗は少なくなります。

型崩れに注意する

実際に試して高さを確認し、最適な商品を購入しても、長く使っていれば、枕はだんだんへたってくるものです。

すると、いつの間にか低すぎる枕になっていることがあります。

最初はちょうどよい高さでも、劣化して凹んでしまえば、快適に使うことはできません。

そうなると、いびきを軽減することもできなくなってしまうのです。

とはいえ、枕は必ず劣化するものであり、型崩れを完全に防ぐことはできません。

形が変わってしまったら、そのまま使い続けるのではなく、新しく別の枕を購入するのがベストな方法です。

「もったいない」という理由で使い続けていると、いびきの改善はできなくなります。

思い切って交換してしまえば、いびきに悩まされることはないのです。

ただし、劣化の悪影響を防ぐ方法は、交換だけではありません。

枕の劣化をゼロにすることはできなくても、遅らせることは可能です。

劣化が進まなければ、いびきを防ぎながら、長く使うことができます。

そのためには、枕の素材をチェックしてください。

枕の素材をよく見ておけば、型崩れしにくい枕を選ぶことができます。

型崩れしにくい素材

枕の素材は、商品によってさまざまなものがあります。

その中から、型崩れしにくいものを選ぶのであれば、柔らかい素材は除外してください。

羽毛やポリエステル綿といった柔らかい素材は、ふんわりとした心地よさがある反面、中身が偏りやすいというデメリットをもっています。

そのため、型崩れも起きやすくなってしまうのです。

型崩れしにくいのは、そば殻やプラスチックのチップなどが入った、感触が硬めの枕になります。

それなら、簡単に形が変わることはないため、頭が沈みすぎる心配はありません。

姿勢が安定すれば、いびきも軽減することができるので、素材はしっかり見て選ぶようにしましょう。

高さを調節する

いびきの対策をするなら、適切な高さの枕を購入することが大切です。

ただし、ちょうどよい高さの枕を使うなら、新しいものを買う以外にも、方法はあります。

家にある枕の高さが合わなかった場合は、ちょっとした工夫を加えることで、調整することができるのです。

おすすめは、バスタオルなどを枕の下に挟む方法になります。

枕が低すぎる場合には、この方法で高さを調整しておけば、気道を圧迫する心配はありません。

身の回りにあるものを利用して調整する方法なら、お金をかけなくても、簡単にいびきの対策ができるのです。

詰め物で調整する

枕が高すぎる場合の最適な調整方法は、中の詰め物を出してしまうことです。

詰め物が減ると、枕が少し低くなり、気道の圧迫を和らげることができます。

そば殻やパイプストローなど、独立素材を使った枕なら中身の出し入れが可能なので、この方法がおすすめです。

もし低くなりすぎたら、また足すことで元に戻せるので、ちょうどよい高さになるように、何度か試して調整してみてください。

まとめ

いびきには、枕の高さが大きな影響を与えています。

合わない枕を使っていると、気道の圧迫で大きないびきが出やすくなるのです。

そのため、対策をするなら、高さをしっかり確認してください。

いびきは、自分ではわからなくても、周囲の人に迷惑をかけてしまうこともあるため、できるだけ軽減することが大切です。

ここで紹介したポイントを参考にして、いびきに影響しないベストな枕を使うようにしましょう。






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