そのまくらで本当にだいじょうぶ?

まくら

ベッドルーム

まくら。

寝るときにお布団の上にあって当たり前で横たわるときには頭の下に入れて、当たり前。

あまりに当たり前すぎて深く考えることがほとんどない、まくら。

でも…実はまくらは人間にとってとても大事なもので選択を誤るととてつもなく危険なことにもなりかねないのです。

実際に私はまくらを軽視したために大変な目にあってしまいました。



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まくらがない!でもうっかり寝てしまった…

まくらをしないで寝るなんて考えたことがありますか?

しかも横向きに寝て、まくらをしない。

これでは頭が下向きにぶらさがったようになってしまい、とてもまくらをしなくてはいられませんよね。

でもわたしはやってみたことがあるんです。

もちろんわざとやってみたわけではないのですがそのときはあまりに疲れていたので横になったとたんに眠くなり。

あ、枕がない…とは思ったもののそのまま深い深い眠りに堕ちてしまいました。



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ああっ!肩も腕もすべてが、痛い!!

朝目覚めると前夜横になったままの姿勢で寝ていた私は突然の激痛に教われました。

肩から腕にかけてがとにかく痛い。

今までに味わったことのない種類の激痛です。

寝違えたのか?

それにしては痛すぎる。

息をするのも痛いほどに、痛い。

一体なにが起きたのか・・・?

わけがわからぬまま、座ったきりまったく動けない一日を過ごしました。

なぜ?寝ただけなのに?

謎のの激痛で眠れぬ一晩を過ごした翌朝、このままではよくなる気配もないと思い、鍼灸の先生に診てもらいに行きました。

すると先生から「頚椎症です。」との一言が。

頚椎症…?

今までの人生で一度も聞いたことのないその言葉。

なんで?

ただ寝て起きただけなのに??

と思いつつその寝たときの様子を思い起こし原因を探していました。

首の骨のズレが引き起こした激痛

鍼灸の先生の説明によると頚椎症とは首の骨と骨の間には神経がたくさん通っているのですが骨の位置がずれると神経が骨と骨の間にはさまって圧迫され起こる痛みのことだそうでした。

肩や腕が痛いのはそこへ行く神経が骨と骨の間に挟まっているから、と。

なるほど…なにもしていない肩や腕が痛いのはそういうことだったのか…しかし首の骨がずれるなんてそんなに簡単に起きることなのかとなんとも納得しがたい感じがしていました。

寝ている数時間の間に私の首には一体どれだけの負担がかかっていたと言うのでしょうか。

首はとても重い「頭」を必死で支えている

人間の頭の重さは4~5kgと言われているそうですが頭に比べるとかなり細い首がその重さを支えています。

普段は意識をしていないだけで、常に首は頭を支えるために大きな力がかかっているのです。

私が頚椎症なったとき、横向きに寝てまくらはしていませんでした。

重い頭がその重さで首を目いっぱいひっぱった状態で何時間も寝ていたため首の骨が正しい位置にいられなくなってしまったのでしょう。

骨がずれ骨と骨に神経をはさむことになったのです。

もしもあの時どんなに眠くてもまくらをして寝ていればこんなことにはならなかった。

後悔してもそれはなかったことにはならず、毎日のように鍼灸院に通い、痛みがなくなるまでに三ヶ月間もの日々を費やしました。

改めて知る、枕の重要性

首は人間にとって一番大事といってもいい神経がたくさん通っているところです。

その首は頭の重さを保持すると言う大きな役割もあります。

睡眠中、体を横たえているときに頭を支えるのは「まくら」です。

横たわった状態でまくらがないのは論外たとえまくらを使っていたとしてもそのまくらが合っていなければ首に大きな負担をかけることになります。

わたしのように朝起きたら頚椎症の激痛に驚くことにならないとも限りません。

必ず自分に合ったまくらを

まくらが合う、と一言でいっても何がどう合えばいいのかをしっかり知ったうえでチェックしなければ、間違ったまくらを使い続けてしまうかもしれません。今はさまざまな高さや硬さのまくらを実際に試せたり専門のアドバイザーが一番合ったものを選んで下さる寝具店がたくさんあります。

正しいまくらを使えば健康も姿勢も維持できる上に心地よいぐっすりとした睡眠が得られます。

合ってないまくらを使い続けていれば気づかないうちに首をゆがめ肩こりなど慢性的な痛みを起こすこともあります。

自分の感覚だけで判断するのではなくぜひ一度専門家に相談してみることをおすすめします。

まとめ

あまり頻繁に買い換えることのないまくらですが使うのはほぼ毎日で何時間にもおよびます。

人間にとって一番大切な頭を支えてくれる、まくら。

まくらは寝ていて意識のない間、私たちの体を一生懸命守ってくれているのです。

まくらの重要性をもう一度見直して本当に体に合った心地よいまくらを使い健康で快適な睡眠をしていただきたいと思います。




まくら