どれでも良いわけではない?腰痛が気になる時の入浴剤の選び方
年齢を問わず腰痛に悩まされている方が多くいます。
様々な腰痛の原因がありますが、身体を温めて血行を促すことは大きなサポートとなります。
忙しい時はバスタイムにシャワーだけで済ませることが多くなりがちですが、入浴剤を入れたお湯にゆっくりと浸かって身体を温める習慣を持つことが大切です。
ここでは、腰痛が気になる時の入浴剤の選び方をご紹介したいと思います。
血行不良が原因で腰痛になる理由について
姿勢の悪さによる骨格の歪みや筋肉疲労によって腰痛になることがありますが、姿勢が悪いと周囲の神経や血管を圧迫することで血行も悪くなります。
また、筋肉に負担がかかっている部分は疲労物質が溜まりやすくなり痛みとなって現れます。
血液は疲労物質を回収する大切な役割を持つため、血行が悪い状態では疲労物質の回収がうまくいきません。
腰に負担がかかる姿勢を続けるなどして、腰の筋肉に疲労物質が溜まった状態が続くと腰痛になってしまうのです。
血行を促すことは、腰の筋肉に溜まっている疲労物質を回収する身体の働きを活性化することに繋がるため、腰痛が気になる時の大きなサポートとなるのです。
入浴剤を使用することのメリットについて
お湯に浸かることが楽しみになる
忙しい方の場合、毎日のバスタイムをシャワーで手早く済ませてしまうことが多くなるため、身体が冷える原因となってしまいます。
特に冬場はきちんとお湯に浸かる方が血行が促されるので、意識的にお湯に浸かって身体を温める習慣を持つようにしましょう。
入浴剤を使用することでバスタイムが楽しみになると、お湯に浸かる習慣が身につきやすくなります。
入浴剤には豊富な種類があるので飽きることなく、ゆっくりとお湯に浸かることができるようになります。
血行をサポートする働きを持つものがある
入浴剤の中には身体をじっくり温めたい時に役立つ成分が配合されているものがあります。
お湯に浸かるだけでも身体が温まり血行が促されますが、血行をサポートする入浴剤を入れることでより効率良く身体に働きかけることができます。
炭酸が含まれているものや、自然の生薬配合のものなど、幅広い種類の中から自分が使い心地が良いものを選ぶことでお湯に浸かる時間を有意義なものにすることができます。
退屈せずにお湯にゆっくり浸かることができる
通常のお湯は色や香りもないので退屈してしまい、長く浸かることができない場合があります。
血行を促したい場合には、ある程度時間をかけてじっくりお湯に浸かることが大切なので、適度な時間お湯に浸かる工夫をすることが大切です。
入浴剤を使用すればお湯に浸かっている間に色や香りを楽しむことができるので、自然とお湯に長く浸かる習慣を身につけることができます。
腰痛が気になる時の入浴剤の選び方
薬用入浴剤と記載されているものを選ぶ
入浴剤は薬用入浴剤と浴用化粧品の二種類がありますが、浴用化粧品タイプの入浴剤は素肌をケアしたり香りを楽しむなど、どちらかと言えばスキンケアをサポートする働きが期待できるものです。
薬用入浴剤は、17種類の効果・効能が認められているので腰痛の予防対策に役立ちます。
好ましい香りの入浴剤を選ぶ
入浴剤を使用してゆっくりとお湯に浸かるためには、好ましい香りのものを選ぶことが大切です。
人それぞれ香りに対する好みが違うため、インターネットの情報などをもとに入浴剤を購入すると、イメージと違う香りで使いにくいこともあります。
ゆっくりお湯に浸かることを考えた場合、テスターなどが店舗に置いてあり、購入前に実際に香りが試せるものを選ぶことをおすすめします。
継続的に使用できる入浴剤を選ぶ
入浴剤の中には品質が良いものがありますが、高価なものは日常使いしにくい場合があります。
お湯に浸かる習慣を持つなど継続的に使用することを考えた場合、購入しやすい価格のものを選ぶと良いでしょう。
また、簡易パッケージになっていることでお得な容量となっている入浴剤もあるので日常使いしやすいでしょう。
バスタブの素材に合わせて最適なものを選ぶ
入浴剤の中には身体をじっくり温めたい時に役立つ品質の高いものがありますが、入浴剤に期待できる効果や効能だけではなく自宅のバスタブの素材に合うか確認することが大切です。
特に注意が必要なのがイオウ配合の入浴剤で、イオウが配合された入浴剤を使用したい場合には、バスタブの素材を店舗スタッフに伝えて使用可能かどうか確認しましょう。
腰痛が気になる方におすすめの入浴剤をご紹介
バスロマン ひのき浴(医薬部外品)
バスロマン ひのき浴は、天然のヒノキの香りが心地良くゆったりとしたバスタイムを過ごすことができます。
疲労回復・肩こり・腰痛などが気になる方をサポートして、お湯にゆっくり浸かることで血行を促す対策をとることができます。
乳白色のお湯の色が心地良く、リラックスした気分になるので1日の疲れをリセットしたい時などにおすすめです。
パインハイセンス(医薬部外品)
パインハイセンスは松葉油配合の入浴剤で、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い方が使用できます。
松葉浴は古い時代からヨーロッパで親しまれてきた入浴方法で、優しいグリーンのお湯の色でリラックスした気分になります。
腰痛や冷え症が気になる方をサポートして、お湯に浸かることでじっくりと血行を促すための対策がとれます。
ツムラのくすり湯(医薬部外品)
ツムラのくすり湯は、トウキやセンキュウをはじめとする生薬抽出エキス配合の入浴剤です。
バランス良く配合された成分により、お湯に浸かることで身体をしっかり温めて血行をサポートする対策がとれます。
柑橘系の香りと生薬の香りがバランス良く重なり合う独特な香りで、リラックスした気分でバスタイムを過ごすことができます。
お試しサイズとお得用サイズがあるので、使い心地を試した上でじっくり入浴剤を使用できるのでおすすめです。
バスクリン きき湯(医薬部外品)
バスクリン きき湯は炭酸ガスを含む入浴剤で、お湯に溶かして浸かることで身体をじっくり温めることができます。
腰痛や肩こりが気になる方をサポートする特徴があり、独自の香りで心地良いバスタイムを過ごすことができます。
炭酸の働きをより発揮させるためにも、炭酸ガスタイプの入浴剤は、お湯に溶かしきってからお湯に浸かるようにしましょう。
お湯にゆっくり浸かるための工夫について
入浴剤を使用することでお湯にゆっくり浸かる習慣を身につけることができますが、入浴剤と共に便利なグッズを取り入れることで、お湯に浸かる時間をもっと楽しむことができます。
お湯に浸かりながら読書を楽しめるグッズや、天井がまるで星空のように見える浴室専用のライトなど、バスタイム専用の楽しいグッズがあるのでお湯に浸かる時間をより豊かに過ごすことができます。
血行を促すことだけを目的としてお湯に浸かる習慣を無理に持とうとすると長続きしない場合がありますが、ちょっとした工夫をすることで楽しみながら血行を促す対策をとることができます。
まとめ
入浴剤は豊富な種類がありますが、特徴をよく把握した上で選ぶことが大切です。
腰痛が気になる方は血行を促すための対策をとる必要があるので、香りや色などを重視した浴用化粧品タイプの入浴剤よりも、薬用入浴剤タイプのものがおすすめです。
必要な成分配合で心地良く使用できる入浴剤があれば、毎日の中で無理なく血行をサポートすることができます。