なにを選べばよいの?腰痛に効く入浴剤と効果的な使い方
お風呂に入る時に入浴剤を使うという方は、最近ではすごく多いのではないでしょうか?
それくらいに入浴剤というのは一般化してきています。
でも、そんな入浴剤、効かせたいところにきちんと効かせることができていますでしょうか?
ここではそれができていないかもしれない方の為に、腰痛に効く入浴剤とその効果的な使い方を紹介します。
炭酸系の入浴剤が効果的
腰痛には、炭酸系の入浴剤を選ぶと効果的です。
たとえば、炭酸ガス含有の有硫酸マグネシウム等がそれにあたります。
そういう入浴剤は、血行をよくしてくれるように努めてくれます。
それが、腰痛に効果的になるのです。
血行が良くなるということは、身体全体から冷えが消えていくということになります。
冷えは腰痛の原因となる
冷えが起こると、体中の筋肉は固まっていきます。
体中の筋肉が固まっていくということは、当然ながら腰のあたりの筋肉も固まっていきます。
ましてや腰のあたりの筋肉というのは、普段あまり大げさに動かすことはありません。
たとえば座り仕事の場合、ずっと同じ姿勢で固定されていることでしょう。
つまり、余計にその状態で固まりやすい状態にあるということになります。
そんなところですから、冷えが起こるとそのまま固まってしまい、いざ動かそうとした時などに腰痛が起こるようになるのです。
でもそれが分かれば解決策も簡単な話です。
冷えがおこらないようにすればよいだけなのですから。
そしてそんな、冷えを起こさない為に活躍してくれるのが、炭酸系の入浴剤だという事です。
炭酸系の入浴剤はたくさんある
入浴剤はたくさんありますが、その中でも炭酸系の入浴剤というのは特によく目にするでしょう。
なので、選ぶ際にも特に困ることはないはずです。
それだけみんな腰痛や肩こりなどに苦しめられているという事でしょう。
ただそうしてたくさん入浴剤があると、逆に選ぶ際に困るかもしれません。
そういう時には、口コミを調べてみると良いでしょう。
同じような効果が期待できる入浴剤がたくさんある時には、とりあえず人気の物を使うのが無難です。
そしてその人気の度合いを確かめる事が出来るのが、口コミです。
レビューの数などを見て、まずはどれがどれくらい人気があるのかを調べてみてください。
効果のほどは個人差があるので、よほど効果がないというレビューでもない限り、口コミの内容は気にすることはありません。
最初に腰痛対策の入浴剤を選ぶ時に大切なのは、口コミの数です。
生姜系の入浴剤も効果的
生姜系の入浴剤も、炭酸系の入浴剤と同じく、腰痛の人にはおすすめできる入浴剤になります。
生姜系の入浴剤は、炭酸系の入浴剤と比べると街中で目にする機会も少ないかもしれません。
でも、それなりの規模のドラッグストアにいけば売っているでしょう。
なので、一度そういうものを探してみてください。
なぜ生姜系の入浴剤が腰痛に良いのか
ではなぜ、生姜系の入浴剤が腰痛の良いと言えるのでしょうか?
それは、生姜系の入浴剤にも、身体を温める効果があるからです。
生姜は昔から身体を温めてくれる効果があると言われています。
それは、身体の中に摂取した時だけの話ではありません。
お風呂などに入れて、身体の外から生姜を与えていった時にも、同じような効果があるのです。
だから、身体を温めてくれて、腰痛をなおしてくれる可能性があると言えます。
ただし臭いが苦手な人もいるので注意
ただし、生姜系の入浴剤には、炭酸系の入浴剤とは違う注意があります。
それが、臭いが苦手な人もいるという事です。
生姜の臭いを嗅いだことがないという人は、日本人にはあまりいないかと思います。
なので、そのにおいが好きか嫌いかはなんとなく分かるでしょう。
生姜系の入浴剤は、食べる生姜とだいたい似たようなにおいがします。
もちろんそこまで強いわけではありませんが、だいたいジンジャーティー位の臭いはしてくるものです。
もしそのにおいが苦手なら生姜系の入浴剤は避けた方が良いでしょう。
嫌いなにおいのお風呂に入っていると、せっかくのお風呂のリラックス効果が薄れてしまいます。
お風呂でしっかり心をリラックスさせることも、腰痛のためには大事な事なのです。
ストレスが血行を悪くするから
なぜなら、ストレスは血行を悪くしてしまうからです。
ストレスがたまると、自律神経が乱れていき、血液の流れは悪くなります。
だから、それが冷えをおこし、腰痛を起こしてしまうことがあるのです。
お風呂でしっかりとリラックスができれば、そういう冷えの原因を立つことができますが、苦手な香りのお風呂にはいってさらにストレスがたまっていたら、本来ならば腰痛に効くはずのそれも、むしろ逆効果になってしまう可能性が出てきます。
なので、苦手な場合は無理して生姜系の入浴剤を使わず、炭酸系の入浴剤を使うと良いでしょう。
リラックスできる香りの入浴剤も正解
上記のことから考えると、リラックスできる香りの入浴剤も正解だと言えます。
たとえば、ヒノキっぽい香りがリラックスできるのであれば、ヒノキの入浴剤。
ミルクっぽい香りがリラックスできるのであれば、ミルクっぽい入浴剤を使うのです。
香りで選んでいくと確かに入浴剤の成分としての腰痛対策の効果は薄いこともあるでしょう。
でも、香りが好きな香りで、お風呂に入ることで極上のリラックス感を与えることが出来るのであれば、それは冷えには効果的です。
より副交感神経を働かせられるようになる
お風呂とは本来副交感神経を働かせてくれるところです。
だから高いリラックス効果があり、それによってストレスが解消されていったりします。
でもそこに、自分の好きな香りが加わったら、さらにその効果が高くなることは当然なのです。
だから、好きな香りの入浴剤は、ストレスを解消して、自律神経を正常に働かせることができるようになり、腰痛にも効果が期待できると言えるのです。
実際に使用してみないと香りは分からない
ただ香りに関しては、実際に入浴剤を使用してみないと分からないというところもあります。
もちろんなんとなくどんな香りかというのは表記されているものですが、その香りの表記の中にも濃い薄いなど様々な違いがあります。
そして当然、なになにの香りという表現だけでは全くイメージできない香りもあるものです。
だからおすすめは、最初はお試しサイズのようなものをつかって、色々な入浴剤を試すことです。
色々な入浴剤を試していけば、いずれ本当に自分がリラックスできる、好きだと思える香りにも巡り合えることでしょう。
お風呂の温度は少しだけ熱めにする
入浴剤をより効果的に使うためには、お風呂の温度は大切です。
いくら身体を温める効果があるからといって、お風呂の温度がぬるすぎたら、やはりその効果は薄くなってしまうでしょう。
だからといって、高ければ高いだけ良いのかと言われるとそんなこともありません。
たとえば、お風呂の温度が44度くらいだと、あつすぎて長時間入ることは難しいでしょう。
5分くらいで限界を迎えてしまう方もいるかもしれません。
そうなるとやはり入浴剤がしっかりと力を発揮することもできません。
もちろんお風呂によるリラックス効果もあまり感じられなくなるでしょう。
それは良くありません。
だからお風呂の温度は、ほんの少しだけ熱めにするように心がけるのがおすすめです。
具体的には41度くらい
具体的には、41度くらいです。
41度だと人によってはもしかしたらちょっとぬるいと感じることもあるかもしれませんが、一般的にはこのくらいがちょっと熱めだと言えます。
なので、このくらいの温度を目指して温めていってください。
お風呂は10時頃には入る
腰痛対策の為には、お風呂は10時頃にははいった方が良いです。
というのも、入浴剤でせっかく身体を温めても、そこから起床している時間が長いと、その間にどんどん身体が冷えていってしまう可能性があるのです。
そうしてお風呂で温めた分をプラスマイナス0にしてしまっていたら、入浴剤の効果も出るはずもありません。
だから、身体が冷える前に寝てしまうのが効果的なのです。
そのタイムリミットは、だいたいお風呂に入ってから2時間くらいになります。
社会人として働いている人の多くは、0時くらいには寝るのではないでしょうか?
だから、10時頃にお風呂に入るのが効果的なのです。
遅すぎるのも良くない
身体が温まっている状態で眠りにつくのが良いのであれば、お風呂に入るのは寝る直前が良いのではないかと思う方もいるでしょう。
でも、寝る直前にお風呂に入ると、それは逆に睡眠を妨げてしまうようになります。
お風呂には覚醒効果もありますから、しっかり目が覚めてしまうのです。
そんな状態で眠りつこうとしたら、当然ながらあまり深い睡眠には入れないでしょう。
でも、深い睡眠にはいれないということは、冷えに繋がります。
深い睡眠には、高いストレス解消効果がありますが、浅い睡眠にはそれがありません。
そして当然、浅い睡眠では身体の疲労感もあまりとれません。
だから、疲労やストレスでどんどん自律神経の働きが悪くなっていってしまうのです。
自律神経の働きが悪くなったら冷えが起こるということは紹介してきました。
こんな風に冷えがおこってしまうので、お風呂に入るのが遅すぎると腰痛に良くないのです。
お風呂後はストレッチが効果的
入浴剤の効果をより感じたいのであれば、お風呂後にはストレッチをすると良いでしょう。
腰痛は、冷えによって筋肉がこり固まってしまっているから起こります。
凝り固まってしまっているということは、それはほぐすことも出来るという事です。
だから、ストレッチをしてほぐしてあげることは効果的だと言えます。
そしてそんなストレッチは、当然身体が温まっている状態でやった方が効果的だと言えるでしょう。
入浴剤には身体を温める効果があります。
だから、その入浴剤をいれたお風呂にはいった後でストレッチをすると、より効果的だと言えるのです。
そもそも入浴剤を入れる目的もストレッチをする目的も同じなのですから、ストレッチの効果を高くすることはイコールで、入浴剤の効果を高くすることになるということになります。
ストレッチは簡単なもので良い
腰痛対策のストレッチは、特別難しいものではありません。
たとえば、うつぶせに寝転がって、そこから腕立てのように腕で上半身だけ持ち上げていけば、腰のあたりの筋肉をほぐすことができます。
逆に立って前屈のような姿勢をとれば、腰のあたりの筋肉を伸ばすこともできます。
なんとなく、どんな姿勢をとれば腰のあたりの筋肉をほぐしたり伸ばしたりできるのかというのは、分かるのではないでしょうか?
もちろん上記の2つの姿勢以外でストレッチをすることも正解です。
自分なりに色々な方法を考えてストレッチをしてみてください。
ストレッチはお風呂上りの後、なるべく早く
ストレッチを行うタイミングは、お風呂上り後なるべく早くにするのが正解です。
お風呂上り後はついついダラダラしてしまいがちになりますが、お風呂上り後になるべく早くやらないと、せっかく温まった身体が元にもどっていってしまいます。
つまり、入浴剤の効果があまり感じられなくなったところでのストレッチになってしまうのです。
もちろんそれでもやらないよりはましにはなりますが、せっかく入浴剤をつかっているのですから、その効果を感じられるうちにやった方が良いに決まっています。
それに、あまり寝る直前にストレッチをすると、それもまた深い睡眠を妨げてしまう事になります。
ストレッチというのはいうなれば運動の一種です。
寝る直前に運動をしたら眠ることができなくなるのはどんな方でも想像できるのではないでしょうか?
お風呂上り後しばらくしてからストレッチをすることにはこうした色々なデメリットがあるので、ストレッチはお風呂から出たらなるべく早くするように心がけてください。
まとめ
腰痛に効果のある入浴剤は、身体をあたためてくれて冷えを解消してくれるものか、あるいはストレスを解消してくれるものだと言えます。
入浴剤の中には、確かに高価なものもあります。
でも、多くの入浴剤はそこまで値段がするものではありません。
特にドラッグストアで売っているようなものは。
なので、是非一度こういうものを探して効果的な方法で使用してみてください。