なんだか毎日調子が悪い!そんな人はストレートネックが原因かも?枕で改善してみよう

まくら

近頃メディアでも取り上げられるようになった「ストレートネック」。

近年は増加傾向にあり、ストレートネックによって引き起こされる様々な不調に悩んでいる人が多いようです。

首は多くの神経が通り、脳と体をつなぐ大切な部分です。

不調を感じたらそのままにせず、きちんと原因をみつけ、対処しましょう。

ストレートネックの症状とおすすめ枕を見てみたいと思います。



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腰痛や肩こりは日本人の国民病!

日本人は腰痛や肩こりで悩んでいる人が多く見られます。

中高年以降は特に腰痛、肩こりを経験していない人のほうが少ないくらい。

もはや国民病ともいえる肩こりや腰痛。

そんな症状の原因は、姿勢にあるかもしれません。

人間の身体は理想的な湾曲で支えられている

二足歩行になって以来、人間は重たい頭をバランスよく支えて歩かなければならなくなりました。

通常ですと、上半身と下半身をつなぐ腰部にはとてつもない負荷がかかるはずです。

しかしそのようなこともなく、普通に過ごすことが出来るのは背骨がまっすぐではないから。

頭部と腰部を結ぶ背骨は緩やかなS字を描いてカーブしています。

これは「生理的湾曲」とよばれ、上半身の負荷が一点に集中するのを防ぐ役割を果たしてくれているのです。

直立して生活する人間にとってこの湾曲はかなり重要。

重量を分散するサスペンションの役割を果たし、重たい頭を支える筋肉の負担を軽減しています。

この湾曲が何等かの原因で崩れてしまうと、サスペンションの役割を果たすことができません。

負荷の分散がうまくいかなくなり、身体のあちこちの筋肉に負担がかかります。

腰痛や肩こりの原因の多くはS字カーブのくずれからくるものが多いのです。



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背骨のS字カーブが崩れてしまうとどうなるの?

人間の身体にかかる負荷の分散に欠かせないS字カーブ。

このカーブが崩れには、カーブがなくなってしまう場合と、カーブが強くなる場合があります。

カーブがなくなり、頚椎前部のカーブがなくなってしまった状態が「ストレートネック」。

後部のカーブが強くなりすぎ、背中が丸まった状態が「猫背」です。

ストレートネックと猫背は正反対の症状のように見えますが、どちらも背骨の生理的カーブが崩れてしまったことによって首部分の湾曲が少なくなってしまいます。

背骨のS字が崩れてしまうと、バランスをとるためにカーブ全体が歪んだものとなってしまうのです。

ストレートネックってどんな弊害があるの?

ストレートネックは頚椎の生理的湾曲の前部の角度が30度以下の状態を指します。

正常な人の前部の角度は30~40度。

これ以下の角度になっていると、背骨の生理的湾曲の理想形が崩れているおそれがあります。

もし日ごろから肩こりや頭痛、めまいやふらつき、手足のしびれなどを感じることがあったら、原因はストレートネックかもしれません。

さらにひどい場合は吐き気を催すこともあります。

さらに首には大切な神経がたくさん通っています。

自律神経失調症やうつ、逆流性食道炎などを引き起こすことがあると言われていますので、軽く見て良い症状ではありませんね。

どうしてストレートネックになってしまうの?

背骨のS字カーブを崩し、身体に様々な不調を引き起こすストレートネック。

背骨を歪ませてしまうため、腰痛や肩こりをも引き起こします。

どうしてストレートネックになってしまうのでしょうか。

姿勢の悪さがストレートネックを招く!

ストレートネックの原因は「姿勢の悪さ」です。

現代社会ではパソコンやスマホが必須です。

仕事においても、デスクワークが主な人は一日中パソコン画面を睨んでいるということがあるのではないでしょうか。

実はこの姿勢がいけません。

眼前のパソコンを見続けると、自然と姿勢は前傾します。

首を前に突き出すような形になり、一日中その姿勢をとり続けることになります。

これを長期にわたりくりかえすことにより、頚椎前部の湾曲がなくなり、ストレートネックになってしまうのです。

さらに、スマホの使用も問題。

スマホを見る時は手元で下を向きながら使用することが多いですよね。

この姿勢もストレートネックの原因となります。

スポーツによってストレートネックになることがある!

こちらはスポーツをする人に限られるので限定的です。

スポーツといっても通常のスポーツではストレートネックにはなりにくいです。

同じ姿勢を強要されるもの、例えばバレエやダンスなどがストレートネックになりやすいと言われています。

また、格闘技などハードなものも強烈な外的刺激を頸部に与えることがあるので、ストレートネックになる可能性が高いと考えられます。

枕の高さがあっていない

毎日安眠のために使用しているはずの枕。

実は枕が原因でストレートネックになることがあります。

注意すべきは枕の高さ。

高すぎる枕を使用していると、ストレートネックになることがあります。

枕でストレートネックが改善できる?

ストレートネックの原因はほとんどが慢性的な姿勢の悪さから来ています。

ですから、根本的に改善するためには姿勢を正していく必要があります。

人間の一日のうち、1/3は睡眠時間。

この時間に理想的な姿勢をキープできれば、ストレートネックの改善につなげることが出来るのです。

枕の高さを整える!

ストレートネックであると思われる人は、どんな枕を使っていますか?

頚椎前部の湾曲がなくなっているこのタイプの人は、高すぎる枕は厳禁です。

枕は本来、頸部とマットレスの隙間を埋め、頭部から頸部、肩までを支えるためのもの。

この枕が高すぎてしまうと正しい姿勢を保つどころか、悪化させてしまうのです。

理想的な姿勢で眠るためのポイントは、「傾斜」です。

理想的な傾斜は肩口から頭の傾斜が10~15度ほど。

この角度をキープできれば、肩や首の筋が負担を感じることなくリラックスできます。

頚椎の状態も自然になり、正しい姿勢になるのです。

さらに、頭部が心臓よりも高い位置にくるため、血液が頭に上るのを防ぎ、「冷頭温足」の状に近づくことができます。

また、顔面の傾きは5度が理想。

顔が少しうつむく程度の角度なら、気道の通りが最適の状態になり、睡眠中の呼吸がとても楽になります。

太り気味の人や顎の下に皮下脂肪を蓄えている人は顔の傾き0度の方が呼吸しやすいようです。

0度から5度の間で自分の理想のポジションを見つけてみましょう。

重要なのは毎日きちんと正しい姿勢で眠る事。

ストレートネックは日々の姿勢の悪さから起こったもの。

改善するためには毎日積み重ねがおすすめなのです。

理想の寝姿勢を保つには…タオル枕がおすすめです!

睡眠中の姿勢を正しく保つことで改善が期待できるストレートネック。

適切な枕を使用することがとても重要です。

しかし、人によって理想的な高さは異なります。

市販品ではなかなかあうものが見つからない、ということがあるかもしれません。

そんな時におすすめなのが「タオル枕」。

お手持ちのタオルで簡単に作れるので、コスト面からも気軽に試すことができますね。

タオル枕のつくり方をご紹介!

タオル枕には、お手持ちのバスタオルが必要。

バスタオルを使って簡単に枕を作ってみましょう。

1.バスタオルを広げる。

2.長い辺を半分に折りたたむ。

3.もう一度長い辺を上から下に折りたたむ。

4.長い辺の端からコロコロと丸める。

5.体育マットのように丸まったら完成。

この枕の形状を「ヒトコブ枕」と呼ぶそうです。

頭をのせるのではなく、頸部のカーブに沿わせて使用します。

首の自然なカーブを損なうことなく、睡眠中も正しい寝姿勢をキープしてくれます。

まとめ

様々な不調を引き起こす原因となるストレートネック。

日常生活においては常に前傾しすぎないよう心がけ、正しい姿勢を意識しましょう。

また、睡眠時間中の姿勢も大切。

自分の頸部のカーブに沿った枕を使用し、正しい寝姿勢をキープしましょう。

この度ご紹介したタオル枕は手軽に試せるうえ、コストもかからないのでおすすめです。

しかし、タオルだけに形状が崩れやすく、弾力性もないので圧迫感を感じることもあるかもしれません。

そのようなときはストレートネック専用の枕を購入されることをおすすめします。

体の不調を引き起こし、フェイスラインにまで悪影響を及ぼすと言われているストレートネック。

毎日のケアできちんと治していきたいですね。






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