まくらが人に果たす役割を知ろう!実はとても奥深い寝具なのです。
あなたは自分の健康に自信がありますか?
年齢的なものもありますが、みんな何かしら体の不調だったり、不調とまで言わずとも何かしら体の異変を感じたりする経験があることでしょう。
そんな体の調子を左右するものの1つである睡眠。
いつもよい眠りにつける人と、そうでない人では体調にも差が出てくるでしょう。
その質のよい睡眠をとれるかどうかの鍵を握っているのが「まくら」です。
まくらについての知識を深めることで、今まで寝具の1つとしてしか見ていなかったものが、とてつもなく大事なものだということに気づくでしょう。
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枕に対する意識を高める
好みの数だけまくらはある
世の中にはいろんなまくらがあり、好みも人それぞれです。
高い、もしくは低いまくらが好きな人。
柔らかい、もしくは硬いまくらが好きな人。
高さにこだわる人もいれば、中身の素材にこだわる人もいるでしょう。
人の好みの数だけ、まくらの種類も豊富に出回っています。
最近では、まくらが人間に果たす役割の重要性に視点が集まり、昔に比べると随分研究がすすんできました。
そういった世の中の流れも加わり、いろんなタイプのまくらが存在するようになってきたのです。
まくらが果たす役割
まくらの役割を思い浮かべてみてください。
言ってしまえば寝具の1つにすぎません。
ですが、よくよく考えてみればまくらは人間の1番大事な部分である頭と、首を支えているのです。
寝ているのに支える?
と思うかもしれませんが、横になっていても体重という重力が体にかかるので、まくらは頭と首を支える大事な役割を果たしているといえます。
そう考えると毎日何気なく使っているまくらが、実はとても重要な役割を果たしているものだということに気づかされるのです。
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枕が原因で引き起こされる体調不良
体調不良の原因
毎日肩こりがひどい、頭痛がとれない、イビキがひどくて朝すっきり起きれない。
そんな慢性的な体調不良に悩まされることはありませんか。
原因がわかるならば、原因を取り除くことで痛みや不調は改善されるでしょう。
ですが、どうもイマイチ原因がはっきりしないため、改善する術もないまま毎日を過ごしている人も少なくないのではないでしょうか。
そんな人は今自分が使っているまくらを疑ってみてください。
まくらが原因で血液の流れが悪くなり、肩こりや頭痛を引き起こしてしまっている可能性があるのです。
その人の体に合った正しい位置で頭と首を支えなければ、血液の流れに悪影響を与え、肩こりや頭痛を引き起こすことになってしまいます。
硬めのまくらが好みの人は首部分を圧迫されやすいので、なおさらその可能性は高くなるといえます。
血行不良はいろんな体調不良を引き起こしてしまうことで有名です。
なかなか治らないイビキもまくらが原因の可能性があります。
合わないまくらが原因で気道がちゃんと確保できず、イビキをかいてしまうのです。
合わないまくらは寝ている間でも筋肉の緊張状態を引き起こしてしまい、結果的に熟睡できなかったり、朝体が重く感じたりといった体調不良の原因となるのです。
睡眠というせっかくの休養時間に、体に負担をかけてしまっていては本末転倒です。
正しいまくらの選び方
まずは今の自分のまくらを確認してみる
自分が使っているまくらはどんなまくらなのか。
高さ、硬さ、素材などを今一度確認してみましょう。
まくらはそうそう買い替える機会が多いものではないので、これを機会にご自分のまくらを確認してみることをおすすめします。
長年同じ物を使い続けたりしていませんか?
そのせいで、大事な中心部がへたってしまったりはしていませんか?
へたってしまったまくらを使い続けていては、質のよい睡眠を得られるはずもありません。
買い替えるタイミングを考えることも忘れてはいけないのです。
自分に合ったまくらとは
①高さ
では、自分に合ったまくらとはどんなまくらなのでしょうか?
1番大切なポイントは「高さ」です。
その人の体に合ったまくらを決定づけるもの、それは「高さ」だと言われています。
では、どんな高さが理想的なのでしょうか。
まずは、壁を背にして軽くあごを引き、正しい姿勢で直立してみてください。
その時の頭と首の位置が、正しいまくらの高さを決める材料となります。
直立した時、壁と首の間に隙間ができますが、その隙間部分にまくらがほどよくフィットするかどうかが大切になってきます。
その隙間を埋めてくれる高さのまくらを選ぶことが、自分に合ったまくらを選ぶための必要最低限のポイントです。
きちんと首の隙間が埋まっているかどうか、なおかつ首や頭に負担のかかる角度になってはいないか。
自分ではわかりづらいので、まくらをあてて横になった姿を誰かに確認してもらうことをおすすめいたします。
②硬さ
次に大事なのが「硬さ」です。
せっかく自分に合ったよい高さがわかっても、この硬さがよくなければ台無しになってしまいます。
もちろん硬すぎてもよくないし、柔らかすぎてもよくありません。
硬すぎると先に話したように、首を圧迫してしまい血液の流れに悪影響を与えることになります。
無理な姿勢が続くことで、筋肉の緊張も持続させてしまいます。
逆に柔らかすぎると頭が沈み込んでしまい、結果寝返りが打ちづらくなってしまいます。
人は寝ている間に何度も寝返りを打ちますが、これは血液の流れが滞るのを防ぐためのものだといわれています。
やはりここでも登場する血液の流れ。
これを妨げてしまっては、快眠はあり得ないのです。
自然な寝返りが無理なく打てるためにも、柔らかすぎる枕は避けましょう。
③大きさ
大きさもとても大切です。
人は就寝中に20~30回寝返りを打つといわれています。
それだけの寝返りを打っても、まくらからずり落ちないだけの、充分な横幅のあるサイズのまくらが理想的です。
また奥行も大事です。
奥行は、頭だけではなく肩先までのるくらいの幅を考えたサイズのまくらがおすすめです。
冬場などの寒い時期、肩先までまくらにあたるくらいのサイズだと、冷えの防止にもなります。
枕選びは慎重に
実際に触ってみてあててみて選ぶ
いろいろなサイズを確認し、これで間違いないはず。
と、インターネットショッピングなどでまくらを選んでしまうと失敗することが多いようです。
まくらは毎日使うもの。
そして自分に本当に合うものでないと、逆に体に負担を与えてしまうことにもなりかねません。
どんなに面倒でもまくら選びだけは自分の手で触って、そして自分の頭にあててみることがとても大事です。
できれば、アドバイスをしてくれる専門のスタッフがいるようなところで選ぶことをおすすめします。
いろんなまくらを試してみる
選んだまくらがどうも自分に合わないような気がする。
そんな時は思い切って、そのまくらの使用をストップする勇気も大事です。
たかだがまくら・・そう思い、合わないままのまくらを使い続けるとどうでしょう。
体調不良を引き起こすだけではなく、長年の使用で体の歪みまで引き起こすことになるのです。
そして、その体の歪みがまた違う体調不良を引き起こす。
そんな悪循環になりかねません。
なんか合わないと感じるのは体の素直なSOSです。
聞き逃さず、またほかのまくらを探してみましょう。
ちなみにですが、私のおすすめのまくらは低反発まくらです。
頭をあてた時の感触や反発具合がとても今の自分に合っているので、気に入ってます。
低反発の反対の高反発まくらや、真ん中にくぼみのあるまくら。
どんなに寝返り打っても心配のない横幅がとても広いまくらや波型のまくらまで。
最近では本当にたくさんの種類のまくらがあります。
いろんなまくらを試してみることで、自分に合うタイプのまくらがわかるはずです。
まとめ
自分に合ったまくらを選ぶことがとても重要なことだとわかっても、なかなかそのまくらに出会えない人もたくさんいます。
高さや硬さは自分の体のサイズに合っているはずなのに、なぜかしっくりこない。
よい睡眠が得られないという人もいるでしょう。
それだけまくらは奥が深いのです。
諦めずに自分に合ったまくらを探し続けることが、快眠へのそして健康な体への1歩となるはずです。
自分の好みのまくらが自分に合ったまくらとは限りません。
あなたの体にぴったりな、快眠をしっかりサポートしてくれるまくらにきっと出会えるはずです。
最近では、オーダーメイドでまくらを作る人も増えています。
まくらの重要性に気づき、徹底的に自分に合ったまくらを探す人たちが増えていることの象徴だといえます。
少しお値段は高くなりますが、オーダーメイドで自分だけのまくらを手に入れてみるのも1つの方法です。