体の不調の原因は枕にあった!?理想的な高さと選び方をご紹介!
皆さんは朝起きて体の不調を覚えたことはありませんか?
肩こり、首の痛み、頭痛…などなど。
こうした不調の原因は、ひょっとすると枕にあるのかもしれません。
良質の睡眠をとる秘訣は枕にありました。
今回は理想的な枕の高さと選び方についてご紹介していこうと思います。
枕を正しく選んで、快適で健やかな1日を過ごしましょう!
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枕による体の不調
枕による体の不調は様々なものがあります。
いくつか見ていきましょう。
この中にあなたの身に覚えがある不調があるかもしれません。
肩こり
朝起きた時に方にずっしりと重いものがのしかかってくるような感覚を覚えたことはありませんか。
それは肩こりが原因でしょう。
合わない枕で長時間眠ると不自然な姿勢が続いてしまい、肩と首の筋肉がこわばってしまいます。
長時間筋肉を不自然な状態で緊張させてしまうと血流が悪くなります。
その結果、肩こりに繋がるのです。
首の痛み
首の痛みも肩こりと同様に、長時間不自然な状態が続くことで筋肉が硬直することが原因で起こることです。
血流が悪くなり、酸素や栄養素が届かなくなり、疲労物質である乳酸がそこにたまります。
その結果首の周りの筋肉がカチカチになり、朝起きた時に首に痛みを覚えるのです。
頭痛
頭痛の原因が枕にあるというのは意外かもしれません。
しかしそもそも頭痛がどうして起こるのかと言いますと、約73%が筋肉の硬直や肩こりによって起こる(緊張型頭痛)と言われています。
肩こりによる緊張状態が続くと、後頭部から頭痛が広がっていきます。
やがて眉頭から目の奥が痛くなってきてしまいます。
いびき
そしてこれも意外に思われるかもしれませんが、自分に合わない枕を使うことでいびきをかきやすくなることもあるのです。
なぜ枕が原因でいびきをかいてしまうのかというと、それは気道と関係がありました。
気道とは呼吸をするときの通り道のことですが、高さの合わない枕を使い、不自然な状態になることでこの気道が塞がれてしまうことがあります。
睡眠中の呼吸がスムーズに行えないことでいびきが生じるのです。
それでは、枕によるこうした朝起きたときの体の不調を改善するためにはどうしたら良いでしょうか?
それは枕の理想的な高さを知ることから始まります。
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枕の理想的な高さ
皆さんは枕の理想的な高さを気にしたことはありますか?
学校で習うことではないですし、これまで気にかけたことがなかった人も多くいらっしゃると思います。
この機会に是非知っておいてください。
決め手は「顎の高さ」
枕の高さを決めるのは、枕に頭を置いたときの顎の高さです。
低すぎると顎が上がってしまいますし、高すぎると逆に顎が下がってしまいます。
理想的な高さは、枕の上に頭を乗せたときに顎が前後に移動しない自然な状態です。
ちょうどいつも通り立っている時と同じような状態になっていれば大丈夫です。
それではその「理想的な高さ」をどのように確かめれば良いでしょうか?
お家で簡単にできる確かめ方がこちらです。
理想的な高さの確かめ方
- 壁に背中をつけ、自然な状態で立つ
- 後頭部から方にかけてできる空間の距離が理想的な高さ
日本人男性では平均4cm、日本人女性は平均3cmと言われています。
体型によっても違いがありますが、およそこの程度です。
では枕の理想的な硬さはどうでしょうか。
枕の理想的な硬さ
決め手は「寝返りのしやすさと寝心地の良さ」
人は一晩に平均30回程度寝返りを打つと言われています。
なんのために寝返りを打つのかと言いますと、体への負担を少しでも軽減するためです。
腕を下に敷いてしまい、朝起きたときに腕が痺れていたことはありませんか?
このように、同じ状態を続けていると痺れや痛みなどを覚えることがあります。
こうしたことが起こらないように、人は寝ている間に寝返りを打つのです。
そのため、枕の硬さは「寝返りがしやすいか」「寝心地は良いか」を基準に選ぶようにしてください。
硬さが合わないと…
枕が硬すぎると首や肩の筋肉が硬直してしまい、肩こりや首の痛みにつながります。
逆に枕が柔らかすぎて真ん中が沈んでしまうと、頭が固定されてしまいます。
寝返りを打ってもある程度の硬さがあり、沈みすぎないフラットな硬さの枕を選ぶようにしましょう。
また、首に力が入っていないかどうかも気にしてみてください。
そして最後は、枕の素材についてご紹介します。
枕の素材にも様々なものがありますね。
一つ一つみていきましょう。
枕の理想的な素材
ここでは枕によく使われている素材を取り上げ、それぞれのメリットとデメリットを上げていきます。
羽毛
羽毛素材の枕はおすすめです。
その理由は、通気性と吸湿性が良いというメリットが羽毛にはあるからです。
通気性と吸湿性が優れていると、寝ている間にかく汗による頭皮のムレを起こりにくくしてくれます。
また素材が柔らかいため、枕に弾力性をもたせてくれます。
一方でデメリットとしては、水洗いができないことです。
長年同じ枕を使っていると、頭皮の油分や染料によってシミなどができてしまうことがあります。
また発熱などの際に大量の汗をかいたり、あるいは起き上がれずに止むを得ず胃の中のものを枕の上に戻してしまったりした際、洗濯することができません。
ポリエステル
ポリエステルも柔らかい素材です。
また軽さもあり、弾力もあるので寝心地も良いです。
そして羽毛にはないメリットは、水洗いができることです。
そのため、寝ている間にかく汗や頭皮の油分による汚れも水洗いで落とすことができるので衛生的です。
万が一のことがあても安心ですね。
しかしデメリットは、使っているうちに弾力がなくなってしまうことです。
次第に枕の高さが低くなってしまうので、買い換える必要が出てきます。
綿
棉素材の枕も柔らかい仕上がりになっています。
その上弾力もあるので、後頭部や首周辺を痛めることはないでしょう。
吸湿性が良いので汗を吸収してくれます。
しかしデメリットに、通気性が悪いことがあります。
汗をかきやすい夏はムレを感じることもあります。
パイプ
パイプ素材の枕は短いストローのようなものが入っている枕です。
仕上がりとしては硬めです。
通気性が良いだけでなく、パイプによる硬さが保たれるため耐久性が良いです。
長年使っていて枕の高さが低くなってしまうことは他の素材に比べてありません。
また選択ができることも衛生面から見ても嬉しいですね。
しかし、パイプ素材の枕は寝返りを打ったときにガサガサという音がします。
寝返りを比較的多く打つ人にとっては耳障りに感じてしまうかもしれません。
そば殻
そば殻は案外通気性が良いというメリットを持っています。
また抗菌作用があるため、衛生面も安心です。
また他の素材にはない、香りが良いというメリットもあるため、寝ている間もリラックスすることができます。
しかしデメリットとしては、湿度が高い場合に虫が湧いてしまうことです。
これを防ぐために、定期的に天日干しする必要があり、人によっては面倒に感じるかもしれません。
さて5種類の素材を紹介しましたが、結局どれが良いでしょうか?
もちろん好みの問題ではありますが、通気性の良さと吸湿性の良さを兼ね備えた羽毛とそば殻はおすすめです。
迷った際は柔らかい羽毛か、硬いそば殻の二択で検討して見てください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は枕の理想的な選び方についてご紹介していきました。
朝起きたときに感じる様々な不調は、意外にも合わない枕が原因でした。
また枕の素材も様々な種類があり、それぞれメリットとデメリットがありました。
おすすめは柔らかい羽毛と硬いそば殻でしたね。
ご自身の悩みや好みに合わせて、理想的な枕を選んで見てくださいね。