体力回復にはこう使う! 疲れのとれる入浴剤の使い方とは
入浴剤を使う目的は人それぞれなところがありますが、多くの人が、疲れをとるために使っているのではないでしょうか?
大人になるにつれて疲れは取れづらくなっていきますし、こうして入浴剤などに頼りたくなる気持ちは痛いほどわかります。
そこでここでは、より疲れのとれる入浴剤の使い方について紹介していきたいと思います。
お湯の量はあまり多くしすぎない
疲れがとれる入浴剤の使い方としてまず紹介したいのは、水の量です。
なんとなく水の量は一杯入っていた方が疲れ落ち着くという方も多いでしょう。
だから何も考えずに入浴剤を入れようとすると、入ったらこぼれてしまう位に水の量が多いお風呂に入浴剤を入れてしまうこともあるでしょう。
しかし、それだけの量水を入れて、そこに入浴剤を入れても、結果的に入浴剤の成分が流れてしまうことになりますし、良くないです。
なので、しっかりと疲れをとりたいと思ったら、お風呂のお湯の量はみぞおちのあたり位までにしておきましょう。
血流の面でも効果がある
それは、何も入浴剤の成分が勿体ないからと言うだけの話ではありません。
それならば、こぼれないぎりぎりの量でも良くなります。
なのにみぞおちのあたりに水分量をとどめておくのですから、そこにはまた他の理由もあるということです。
そしてその理由は、血流にあります。
みぞおち以上の、心臓のあたりまでお湯が入っていたら、心臓のあたりがその水圧で圧迫されて、すごく負担がかかるようになります。
するとやはり血流も上手く流れなくなってしまいます。
ところがみぞおちのあたりまでしかお湯が無いのであれば、心臓のあたりが水圧で圧迫されることはないので、血流はしっかり流れていきます。
それ以上にお湯が少ないと、今度は足のあたりにかかる水圧が弱くなります。
足のあたりは、特に血流が流れづらいところでもあります。
そんな血流が流れづらいところにしっかりと圧をかけていくことで、足の血流を促していくというのも、お風呂においては大切なことです。
だから、みぞおちのあたりにとどめておくべきなのです。
血流が流れていくと体力も回復する
血流というのはすごく大切なものです。
血流がきちんと流れていかないと、栄養もきちんとあるべき場所に届かなくなりますし、老廃物等もきちんと排出されなくなるでしょう。
ということは当然身体は錆びついていきます。
疲れをとりたいのであれば、きちんと栄養を届けて、老廃物も排出していく必要があるでしょう。
だから、血流がきちんと流れるようなお湯の量のお風呂に中に、入浴剤を入れていくのが正解になるのです。
色は緑を選ぶのが吉
体力を回復させたいのであれば、入浴剤の色もすごく重要になります。
入浴剤の色は、それぞれ意味があります。
というのも、人は視覚からうける影響にすごく左右される生きものなのです。
だからたとえば、ご飯が青かったりしたら食べる気がなくなるでしょう。
別に味が白いご飯と変わらなかったとしても、味すらも違って感じてしまうはずです。
そういうことがあるので、入浴剤の着色料というのも、ただ何となくついているわけではないのです。
きちんとその色によって効果を高めようとしてつけられているというわけなのです。
では、疲れを取りたい人はどんな色の入浴剤を使うのが正解になるのでしょうか?
疲れをとりたい人が使うべき入浴剤の色は、緑です。
緑は癒し効果がある
なぜなら緑と言う色には、癒しの効果があるからです。
青色も、気持ちを落ち着かせてくれる効果がありますから、青でも問題はないですが、緑の方がより効果的だと言えるでしょう。
緑と言えば森や自然をイメージする方が多いでしょう。
そういうところはやはり心身のリラックスが出来る所というイメージがあるものです。
そういうこともあって、緑の癒し効果は、心身ともに効果的だと言えるのです。
疲れというのはえてして、体力的なものとメンタル的なものが同時に訪れます。
体力は疲れてなくなってきているけど気持ちは元気とか、気持ちは元気ないけど体力はあり余っていてたくさん動けるとか、そういうことはまずないでしょう。
基本的には疲れている時には体力も気力も両方ともないのです。
なので当然、疲れをとるためにはそれらの両方にアプローチしていかないとならないのです。
そしてそれが出来るのが、緑の色の入浴剤になります。
温めのお湯に入浴剤を入れる
疲れをとるために入浴剤を使うのであれば、なるべくぬるめのお湯に入れるのがおすすめです。
というのも、熱めのお湯に入ると人は交感神経が活発になってしまうのです。
でも疲れを取る時に動かしたいのは、副交感神経です。
そんな副交感神経を活発にするためのお湯の温度が、ぬるめの温度なのです。
なので、疲れを取りたいのであればぬるめのお湯を選んでください。
40度以下くらい
では具体的にぬるめのお湯とはどのくらいなのでしょうか?
あんまり冷たいと風邪を引いてしまう可能性もありますし、そして何より、入浴剤の効果がいきづらくなるでしょう。
身体を温めて血行を促進する効果があるのが入浴剤なのに、そもそものお湯が冷たすぎたら当然それが勝ってしまい、その効果も弱くなるでしょう。
しっかりと入浴剤の効果を出して疲れを取りたいのであれば、40度以下くらいの温度が適切になります。
温度設定が出来るお風呂ならば、是非そうして適切な温度にキープしていってください。
温めが良いのは長く入れるからということもある
温めのお湯に入浴剤を入れるのが良いというのは、その方が長く入れるからと言うこともあります。
温めのお湯でないと、せっかく入浴剤を入れたお風呂に入っても、10分もはいっていられない可能性があります。
しっかりと血行を良くしていくためには、当然できれば長く入った方が良いに決まっています。
それなのに、お湯が熱すぎるとそれができなくなるのです。
お風呂では入浴剤の香りを楽しむようにする
疲れのとれる入浴剤の使い方として、香りを楽しむようにするということも言えます。
最近の人は入浴剤を入れたお風呂に入っていても、スマートフォンをいじりながら入るという方も多いでしょう。
しかしそうしたスマートフォンなどは交感神経を刺激します。
つまり、せっかく入浴剤を入れたお風呂で体力を回復させようとしているのに、スマホによってソレを阻害することになってしまうのです。
それは勿体ない話です。
なのでそうならないように、お風呂では入浴剤の香りを楽しむようにしましょう。
香りにも体力回復効果がある
香りを楽しむというのは、何もスマートフォンを触らせないためだけではありません。
香りにも体力回復効果があるからだと言えます。
もちろんそれは香りの種類によっても違いますが、緑色の入浴剤につかわれている香りは、だいたいの場合で体力回復効果があると言えるでしょう。
せっかくそういう効果があるのにソレを使わないというのはすごく勿体ないです。
だから、入浴剤を入れたらしっかりと香りも感じるようにしていきましょう。
まとめ
疲れをとるためには、これらの事を意識しながら入浴剤を使っていけば良いでしょう。
疲れと言うのは、時にすごく大きな病気を引き起こしたりしてしまうものです。
なんとなく我慢できることも多いですから目をつぶりがちですが、それでもやはりじんわりと身体をむしばんでいることは確実です。
なのでそうならないように、しっかりと疲れをとっていってください。