使いやすい枕カバーの条件って何?選び方やお手入れ方法について
本体ばかりが注目されていますが、枕を包むカバーも睡眠に欠かせない大切なアイテムです。
枕を選ぶ時は色々悩むけれど、カバーは適当に買っているということはありませんか?
ひとえに枕カバーと言っても素材やサイズ・機能性など色々な物があるんです。
そして忘れてはいけないのが購入後のお手入れ。
今回は枕カバーの選び方やお手入れ方法についてご紹介します。
肩こり・腰痛におすすめのまくら(枕)ランキングベスト3はこちら
枕カバーは本体のサイズに合わせて選ぶ
サイズ選びが一番重要!
枕カバーを購入する際に最も大切なことは本体のサイズに合った物を選ぶことです。
デザインが可愛いからサイズの合わないカバーを愛用している、小さいカバーに無理矢理枕をねじ込んで使っているということはありませんか?
これは絶対にNGです。
カバーのサイズが合っていないと、枕が持つ機能性がきちんと発揮されません。
最近では低反発や高反発・磁気素材入りなどの枕が増えていますが、それがカバーのせいで損なわれてしまったら困りますよね。
たかがカバーと思わないでください。
サイズが合わない枕カバーを使っている人は今夜から早速交換しましょう。
一番種類が多いのは標準サイズの枕カバー
枕の標準サイズは縦43cm×横63cm。
新しく枕を買う時はこのサイズがおすすめです、カバーも標準サイズになるので種類が多く機能や素材・デザインなどの条件を付けてもぴったりな物を選ぶことができます。
最寄りのお店で売っているのも大体標準サイズの枕カバーですよね。
セール対象になることもありますし、急きょカバーが必要という時もすぐに入手することができます。
大きいサイズの枕はこうはいきませんよ。
枕本体のサイズを図ってからカバーを買おう
カバーを買う前に枕本体のサイズを図ってください。
お店で売っている枕カバーのサイズはSやMなどのアルファベット表記になっている物もありますが、縦横の長さを数字で載せていることもあるためサイズを図っておかないと売り場で迷いますよ。
せっかく買ったカバーが使えなかったら困りますし、無駄遣いは避けたいですよね。
枕はカバーから外して形を均一に整えてから図ってください。
カバーに入れたままだと正確な数字が分からないので気を付けましょう。
肩こり・腰痛におすすめのまくら(枕)ランキングベスト3はこちら
ファスナー式と封筒式があるけどどっちがいいの?
カバーの開け方はあまり重要ではないのでお好みで選んで構いません。
枕カバーにはファスナー式と封筒式の2種類があります。
ファスナー式はカバーの縦方向にファスナーが取り付けられていて、封筒式は同じく縦方向に開閉口がありますが、横布が20cmほど長くなっていて余った布をカバーの内側に織り込んだ状態で使います。
ただし、ファスナー式に限ってはもろい物もあるので安価品は避けた方がいいかもしれません。
壊れる時はファスナーからダメになりますし、ほつれやすい薄い生地の物も挟まると面倒なのでNGです。
淡い色のカバーが使いやすい
カバーの色は白や水色・ピンクなどの淡い色がおすすめ。
色が薄いと汚れが目立つので避けるという人もいそうですが、ずばりそこがポイントなんです。
枕カバーは皮膚や髪に直接触れる物なので、常にきれいな状態を心がけていただきたい!
淡い色なら汚れたらすぐに分かるので面倒でも洗濯する気になれます。
濃い色のカバーと違って色移りの心配もないため他の衣類と一緒に洗ってもOK。
黒や紺などの濃い物は、色落ちしたら薄くなって目立ってしまうというデメリットもありますしね。
カバーの素材は何があるの?それぞれの特徴とは
綿
天然素材なので柔らかく、心地いい肌触りが特徴です。
通気性や吸水性も抜群で睡眠中にかいた汗をしっかり吸い取ってくれます。
ただし、天然素材ゆえに洗うと縮みやすくなるという弱点も。
洗濯機を使えるので手入れは簡単ですが、繊維が傷む可能性があるため陰干しで乾かしてください。
ポリエステル
人口繊維の柔らかな素材です。
肌触りが良く耐久性に優れていますが、吸湿性は期待できません。
暑い時期は小まめに洗濯してください。
洗濯機も使えますが手洗いの方が安全です、こちらも陰干しで乾かしましょう。
タオル生地
吸水性に優れているので暑い季節にぴったりな素材です。
肌触りが良くて柔らかく、お手入れも簡単という多くのメリットが揃っています。
洗濯機を使うことができますが、その際は必ず洗濯ネットに入れてください。
天日干しで乾かしてOKです。
ガーゼ
夏は涼しく冬は暖かいという理想的な素材なので季節に関係なく使うことができます。
柔らかくて滑らかな手触りなので肌が弱い人やお子さんの枕カバーにも最適です。
また、蒸れにくいので汗っかきな人にもいいでしょう。
洗濯機を使う際は必ずネットに入れてください。
こちらも天日干しで乾かすことができます。
シルク
アミノ酸などのタンパク質から作られた高級素材。
柔らかくて摩擦が少ないため、肌や髪にも優しくツルリとした肌触りが特徴です。
吸水性や発散性に優れていますが、生地が濡れると摩擦に弱くなるので洗濯機を使うのはNG。
日光にも弱いので陰干しにして乾かします。
接触冷感
触った時にひんやりと冷たいのが特徴。
発熱中も冷たさが続くので、寝苦しい夜の暑さ対策にも使える機能性カバーです。
メインは綿やポリエステルですが、そこに鉱石などの冷たい素材を編み込んだり、熱伝導や拡散率が高い素材を使っていたりなどメーカーごとに様々な手法を用いています。
洗濯機より手洗いの方がいいでしょう、脱水後は陰干しにしてください。
購入後のお手入れも忘れずに!
枕カバーの洗濯頻度
洗濯カバーは定期的に水洗いして清潔にしましょう。
理想的な洗濯頻度は毎日ですが、それでは厳しすぎるので最低でも1週間に1回を目安にしてください。
夏でなくても睡眠中は汗や皮脂、汚れなどが発生します。
小まめに交換して洗っておきましょう。
枕カバーの洗い方
カバーに付いている洗濯表示に従って洗濯機か手洗いできれいにしてください。
使用する洗剤はお洒落着用です、柔軟剤を入れてフワフワに仕上げてもいいでしょう。
柔軟剤に防臭や抗菌効果があればなお完璧です。
洗濯コースは標準コースか弱流で優しく洗ってくれるドライコース。
手洗いの場合はバケツやタライに水を張って、洗いから脱水まで手作業で行います。
頑固な臭いや汚れを落としたい!
洗濯カバーに染み込んだ強烈な臭いや汚れを落としたいなら、つけ置き洗いにしましょう。
普通に洗濯機や手洗いするより洗浄力がありますよ。
- バケツやタライなどにぬるま湯を入れます
- 通常の洗剤より濃い物を使うのがベスト、バケツに入れてよく溶かします。
そこに液体酵素系漂白剤をプラスしてもOK、汚れが落ちやすくなります
- 枕カバーを浸して30分から2時間ほど放置します
- 時間が来たらバケツの中身をそのまま洗濯機に入れて、他の衣類や寝具と一緒に洗います
- 脱水が終わったら表示に従って天日干し・陰干しにして乾かせば洗濯終了
手洗い推奨の素材なら、手作業ですすぎと脱水を行いましょう。
濃い色の枕カバーや色落ちが心配な物は事前に洗剤を垂らしてチェックしておくといいですよ。
まとめ
枕カバーを購入する際は本体のサイズに合っている物を選んでください。
カバーと本体のサイズが違うと枕が持っている機能が発揮されません。
デザインよりそちらを優先してくださいね。
素材はお好みでOKです。
肌が弱い人は肌触りの良いガーゼやシルク。
汗っかきな人は綿やタオル生地はいかがでしょうか。
枕カバーは汗や皮脂で汚れやすいですし、臭いも付くので週に1度の洗濯を忘れないでくださいね。