干した大根の葉にはスゴイ効能がてんこ盛り!自分で作るも良し!市販の入浴剤を買うも良し!大根干葉の入浴剤で冷え性撃退!
昔の人は身体の芯まで冷えるような寒い日に、干した大根の葉を湯船に入れてお風呂に入っていたということを、どこかで聞いたことがある人もいるかと思います。
おばあちゃんの知恵袋などでも、大根の干葉を入れると身体がよく温まり風邪を引きにくくなるといった内容を紹介されていますが、実は大根干葉には風邪の予防だけでなく慢性化した冷え性や他の症状に対しても、いろいろなスゴイ効能がてんこ盛りなのです。
そこで今回は頑固な冷え性で悩んでいる人にもぜひ試して頂きたい、大根干葉の入浴剤の作り方や市販の入浴剤について紹介したいと思います。
目次
大根干葉の入浴剤で冷え性が改善できる3つの理由
大根を買う時に大根の葉は料理に使わないので、捨ててしまっているという人も少なくないようですが、非常にもったいない話です!
大根の葉には実は私たちが知らないような、非常にすばらしい効果や栄養成分がたっぷり含まれていて、食べても干してお風呂に入れてもスゴイ健康効果を得ることができます。
そして大根干葉を入浴剤として湯船に入れれば、冷え性で悩んでいる人にもうれしい効果を実感することができるのです。
ではなぜ大根干葉の入浴剤が冷え性を改善するのに効果的なのか?
その3つの理由について挙げていきたいと思います。
血行促進作用で身体を温めるビタミンが詰まっている!
まず大根干葉には血行促進作用で、身体を温めるのに有効なビタミンがいっぱい詰まっています。
末梢の血行障害を解消し抗酸化作用のあるビタミンEや、毛細血管の血行を促進させる作用のあるビタミンKが含まれています。
これらのビタミンには特に手先や足先の末端の冷えを解消して、しもやけや末端神経痛などのつらい症状を緩和する効果を発揮します。
さらに大根干葉に含まれる毛細血管の柔軟さを保つビタミンPが、ビタミンEとビタミンKの持つ末端の血行促進作用を高めることで、根本的に冷えの原因となる血行不良を解消して冷え性体質を改善していきます。
陽性の栄養素で貧血による冷え症を解消!
大根の葉にはカロチン、ビタミンDなど、身体を温める作用のある陽性の栄養素が含まれていますが、干葉にするとさらに太陽エネルギーの陽性因子が加わり、より冷え性を改善する効果がアップします。
カロチンには主に貧血による冷えを改善する効果がありますが、ビタミンDが加わることでさらにカロチンの効果がアップして、慢性的な貧血による冷え性を改善する効果が高まります。
入浴で温まった身体の保温を長時間持続させる効果!
大根干葉を入浴剤として使用すると入浴時に温浴効果が実感できるだけでなく、お風呂からあがってしばらく経っても身体の保温状態が長時間持続されて湯冷めしにくくなり、就寝時の足の冷えも緩和されて靴下が要らないくらいに体質改善されることが期待できます。
保温効果が長時間持続されるのは、大根干葉に含まれている硫黄やカルシウム塩化物による効果です。
温泉ミネラルやにごり湯の入浴剤にも配合されている硫黄イオンとカルシウム塩化物が、入浴で温まった皮膚に膜をはってくれることで湯冷めしにくくなり長時間温かい状態が続くので、就寝時も冷えを感じることなく質の良い睡眠が取れるようになります。
自宅でもできる大根干葉の入浴剤の2通りの作り方
大根干葉の入浴剤は大根を買う時に大根の葉を捨てずに取っておけば、自宅でも簡単に作ることができます。
しかも捨てる葉の部分を使って作るので、材料代はほぼ無料でとてもコスパの良い入浴剤になります。
作り方には2通りありますが、お好みの作り方でぜひ大根干葉の入浴剤のお湯を楽しんでみて下さい。
軒下で大根の葉を陰干しする
大根干葉の入浴剤の作り方はとってもカンタン!
出来れば有機栽培の大根の葉を使うのが理想的ですが、そうでなければしっかりと水洗いをしてから使います。
洗った大根の葉を水分がなくなるまで1週間から10日間乾燥させて、湿り気がなくカラカラになったものを細かく刻んでティーバックかガーゼの袋に入れれば出来上がりです。
陰干しすることで大根の葉があまり変色されず、きれいに仕上げることができます。
もし1週間から10日間という期間が待ちきれない場合は、レンジに入れてチンして水分を飛ばすという方法もありますが、飛ばし過ぎると発火するおそれがあるので注意しながら行いましょう。
ポイントはしっかりと乾燥させることです。
湿り気があると虫が付きやすく長期保存できないので、作り置きする場合はレンジでチンするよりも陰干しすることがおすすめです。
太陽の日が当たるよう天日干しする
大根の葉を太陽の日が当たるように天日干しすれば、さらに硫黄やビタミンD、カルシウム、、カロチンなどの陽イオン因子が増えるので保温効果が高まります。
その代わり見た目は茶色くなりますが、湯冷ましにくく冷え性に最適な入浴剤が出来上がります。
作り方は天日干しさえすれば、陰干しして作った入浴剤と全く同じです。
天気の良い日が続く時に1週間から10日間干しておけば、より保温効果の高い入浴剤に仕上がります。
ほかの植物や薬草とブレンドしてもGOOD!
大根干葉の入浴剤は煮出して使用するとより効果がアップしますが、その時に少し臭いがありますのでそれが気になるという人は、ほかの植物や薬草とブレンドしてもGOODな香りの入浴剤に仕上がります。
とは言ってもハーブや特別な薬草は必要なく、みかんやグレープフルーツなどの柑橘系の皮を干してブレンドすれば香りが良く冷え性によく効く入浴剤が出来上がります。
冬の寒い時には特におすすめです。
冷え性以外にもまだまだうれしい効果が得られる!
大根干葉の入浴剤にはビタミンEやカロチンなど、新陳代謝を高めて活性酸素を除去する働きがあることから、冷え性以外にもアンチエイジング効果や美肌効果を実感することができます。
また硫黄には殺菌効果があることから、ニキビや吹き出物、アトピーなどの肌トラブルの予防や改善にも効果的です。
大根の葉が手に入らない時は市販のものもおすすめ!
大根の葉は家族が多い家庭の場合はある程度まとまった量を取っておくことができますが、一人住まいの人や大根をそれほど食べないという人の場合は、まとまった量の大根の葉を手に入れることはちょっと難しいかもしれません。
そこで手作りの量が集まらない場合は、市販の大根干葉の入浴剤を利用するのも良いでしょう。
市販の場合は原材料の大根の葉が無農薬か低農薬、あるいは有機栽培のものを使っているものが多いので、自分で作るよりもさらに安心して使用することができます。
そこで今度は市販の大根干葉の入浴剤の中でも、クオリティーの高いおすすめの代表的な商品を2つ紹介していきたいと思います。
オーサワの長崎産大根干葉湯の素
オーサワの長崎産大根干葉湯の素は長崎県産で有機栽培された大根の葉を使用した、100%天然成分のみの入浴剤です。
頑固な冷え性やそれに伴う神経痛や関節痛、しびれ、痛みなどを緩和するのに使用されているもので、100gひと袋を3リットルの水で30分煮出してからお風呂のお湯に混ぜて使用します。
よく煮出せば煮出すほど大根のエキスがお湯に溶け込み、なかなか良くならない冷え性やそれに伴う神経痛や関節痛などに手ごたえのある効果を実感することができます。
天日干ししてあるので茶色くなっていますが、陽性の栄養素がいっぱい詰まっているのでそれだけ高い効果が期待できます。
無双本舗 大根干葉 入浴剤
こちらも長崎県産の有機栽培の大根の葉を使用した100%天然の入浴剤で、長時間陰干ししたものをティーバッグに詰めてある商品です。
無双本舗 大根干葉 入浴剤は大根の葉だけでなく、キパワーソルトと塩田結晶塩を一緒に入れて入浴します。
ミネラル豊富で根酸化作用に優れたキパワーソルトと塩田結晶塩を一緒に湯に溶け込ますことで大根干葉の温浴効果と保温効果をさらに高め、眠る時も靴下が要らなくなるほど保温性が持続し冷え知らずのポカポカが過ごせます。
最近は低体温症の人が増えていると言われていますが、無双本舗 大根干葉 入浴剤のお湯につかれば深部体温も上がり、免疫力がアップして冷え性だけでなく病気知らずの身体に改善されることも期待できます。
この入浴剤も熱めのお湯にティーバッグを30分くらいつけておくか、あるいは煮出してから湯船のお湯に入れて使用すると、より大根干葉と2種類のソルトの強力パワーが身体の芯までガツンと実感できます。
まとめ
大根干葉の入浴剤はおばあちゃんやそれ以前の時代から、民間治療法としても長らく愛用されてきたものですが、これほどの優れた栄養素と効果があることを知っていた人はあまりいなかったのではないかと思います。
今まで何を試しても解消されなかった頑固な冷え性も、大根干葉の入浴剤に入れば案外早く解消されるかもしれません。
ただし大根干葉の入浴剤の効果を最大限に生かしたい場合は、手間はかかりますがいったん30分くらい煮出してからお湯に混ぜるのがおすすめです。
毎日は少し大変ですが、つらい冷え性の症状が少しでも早く改善されるためにも、今一度頑張ってみてはいかがでしょうか?