枕のカバーはどうやって選ぶ?5つのチェックポイント
枕は、ぐっすり眠るための重要な寝具のひとつですが、本当に熟睡するためには、カバーにも注目してみましょう。
カバーにもいろいろな種類があるので、初めて選ぶときは困ってしまうものです。
しかし、だからといって適当に選んだのでは、使いにくいものを購入してしまう可能性があります。
では、枕のカバー選びで失敗しないためのポイントを、詳しく説明していきましょう。
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サイズ
枕のカバーを選ぶとき、まずチェックしなければならないのは、やはりサイズになります。
サイズが合っていないカバーを選んでしまうと、枕に被せることができなかったり、ブカブカになったりするのです。
そのため、「これくらいなら入りそうだな」といった曖昧な考え方で選ぶのはよくありません。
失敗しないためには、適切なサイズがどれなのか、よく考えて選ぶようにしましょう。
そこで注目したいのが、枕本体のサイズです枕カバーのサイズは、基本的に枕と同じになっているので、本体のサイズをしっかり把握して、それに合うものを探すようにすると、間違いは起こりません。
よくあるサイズ
枕カバーで最もよくある標準的なサイズは、43×63cmのものです。
現在の枕では主流になっているサイズであり、バリエーションも豊富なので、自分の好みのカバーを見つけやすくなっています。
それよりも少し大きめになると、50×70cmのものがあり、一般家庭だけでなく、ホテルでもよく見かけるサイズになります。
サイズの大きい枕でゆったり眠りたい人は、ぜひチェックしてみてください。
また、小型のものになると、35×55cmというコンパクトなものがあります。
昔の枕ではよくあったサイズですが、小柄な人などは、それくらいが丁度よいことも多いので、「あまり大きくないものが欲しい」というときはおすすめです。
いずれも枕のサイズと同じなので、自分が使っている枕がどんなものかよく見て、ぴったりなものを購入するようにしましょう。
少し大きいものもある
ほとんどの枕カバーは、枕本体にピッタリ合うサイズになっていることが多いですが、中には例外もあります。
被せてみると、「なんだか妙に余裕があるな」と感じるものがあるのです。
その場合、あえて大きめに設計されたカバーである可能性がありますが、失敗というわけではありません。
大きめの枕カバーは、縮んでしまったときのことを想定して、少し余裕をもたせているのです。
枕カバーは、洗濯しているうちに少し小さくなることがありますが、そうなると、被せるときに窮屈になってしまいます。
その点を考慮して、あらかじめ余裕のあるサイズにしてあるというわけです。
したがって、選んだ枕カバーが微妙に大きいものだったとしても、心配することはありません。
明らかに合っていないサイズはNGですが、少し余裕があるものは、使いやすさを考慮した結果なので、問題なく使うことができるのです。
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装着方法
枕のカバーを選ぶときは、装着方法の違いにも注意してください。
装着方法によって、ファスナー式になったものと、封筒式になったものに分けられるので、自分に合った方を選ぶことが大切です。
そのふたつを比べて、「中身が出てこないものが欲しい」と考えた場合は、きっちり閉じることができるファスナー式がベストなように感じてしまいますが、実際にはどちらでも問題はありません。
中に折り込む封筒式であっても、サイズがまったく合っていないものでなければ、中から出てくるようなことはほとんどないのです。
そのため、中身が出るか出ないかではなく、自分にとって快適に使えることを優先して選ぶようにしましょう。
例えば、金属に触れる感触が気になってしまうのであれば、ファスナー式は避けるべきです。
快適に使える枕カバーなら、ぐっすりと眠ることができます。
素材
枕カバーを選ぶときは、素材をよく見ることも大切です。
素材によって、それぞれ異なる特徴があるので、自分に合わないものを選んでしまうと、睡眠を妨げることがあります。
ぐっすり眠るためには、素材の特徴をよく考えて選ぶようにしましょう。
例えば、コットンの枕カバーは、とても吸水性が高いので、寝ているときの汗をしっかり吸い取ってくれます。
そのため、汗ばむ夏を快適に過ごしたいときにはおすすめです。
また、アミノ酸を使用しているシルクの枕カバーは、肌に優しいという特徴をもっています。
肌が弱い人や、美容に気を使っている人なら、ぜひシルクを試してみてください。
他にも、蒸れを抑えるガーゼや、ひんやりとして気持ちがよい接触冷感素材など、いろいろなものがあります。
使うときのことを想像して、最もメリットが大きいものを選びましょう。
通気性ならメッシュ
枕カバーを選ぶときは、通気性がよいことも重要になります。
通気性が悪く、湿気がこもってしまうようなカバーを使っていると、ジメジメとした不快感を覚えることが多く、快適な眠りを妨げてしまうのです。
特に、湿気が多い夏は注意しなければなりません。
ただでさえ汗の湿気をため込むカバーが、周囲の湿度にも影響され、蒸し暑さをどんどん悪化させてしまう可能性があります。
そんなことになっては、ぐっすり眠ることができません。
夏の寝苦しさを解消し、睡眠不足を防ぐためには、素材がメッシュになっているカバーを使ってみましょう。
メッシュはとても通気性がよいので、湿気による不快感はかなり軽減することができます。
また、サラサラした感触もあるので、肌触りがよいものを求める人にもおすすめです。
色
枕カバーを選ぶときは、サイズや素材だけでなく、色もチェックしてみましょう。
基本的には好みの色で構いませんが、よりぐっすりと眠ることを考えるなら、アースカラーのカバーがおすすめです。
アースカラーというのは、自然の中に存在している色のことであり、安眠を促す効果があります。
例えば、土や木の色であるブラウンのカバーは、リラックスした気持ちにさせてくれるので、寝つきがよくなります。
また、葉っぱの色である緑は、興奮を抑えることで眠る態勢を整えてくれます。
そして、空や海の青は、心が鎮まり、おだやかな気持ちになるのです。
カバーの色は、自分の趣味だけで決めてしまうこともありますが、こうした安眠のための効果も、しっかり考えておきましょう。
ビビッドカラーに注意
枕カバーの色で注意しておきたいのは、赤や黄色などの彩度の高い色です。
そうした派手な色は、脳の緊張や覚醒を促してしまうため、ぐっすり眠ることを優先したい場合は、あまりおすすめできません。
ビビッドカラーには青も含まれますが、薄い色になっていれば、安眠効果が期待できます。
濃く鮮やかな青だと眠りを妨げることがあるので、注意してください。
とはいえ、色の好みは人それぞれです。
派手な色が好みであれば、柄に少し含まれる程度のデザインを選んでおきましょう。
すべてがビビッドカラーになっていると、どうしても刺激が強くなってしまいますが、それくらい控えめになっていれば、睡眠に影響することはありません。
アレルギー対策
アレルギーが気になる人は、その対策ができている枕カバーを見つけることが大切です。
枕カバーの中には、アレルギー防止加工を施した商品があります。
そうした商品は、ハウスダストや花粉などが付着しにくいので、アレルギーに悩んでいるときは、とても助かるものなのです。
アレルギーの症状も、安眠を妨げる原因のひとつなので、どんな加工がしてあるか、よく見て選ぶようにしましょう。
まとめ
枕のカバーには、さまざまな種類がありますが、ぐっすり眠るためには、適当に選んだりしてはいけません。
サイズが合わないものを選んだり、素材や色が合わないものを選んだりすると、快適に使うことができず、眠りを妨げてしまう可能性があるのです。
しっかり熟睡するためには、ここで紹介したポイントをチェックして、自分にぴったりなものを見つけるようにしましょう。