欧米では「フラットヘッドシンドローム」に敏感。赤ちゃんのためのおすすめ枕

まくら

東京西川 医師がすすめる ベビードーナツまくら 【新生児用】  ブルー/ぞうさん

「フラットヘッドシンドローム」は日本では「位置的頭蓋変形症」と呼ばれています。

アメリカでは特に注意されていて、赤ちゃんを持つ親は頭の形にとても敏感です。

一方日本ではさほど頭蓋変形に対する意識が高まらず、危機感を抱く人も少ないようです。

しかし、頭蓋変形は赤ちゃんの将来にもかかわるものです。

赤ちゃん向けの枕を使用し、予防することが大切です。



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フラットヘッドシンドロームってどんな症状?

日本では「位置的頭蓋変形症」と呼ばれるのは前述の通り。

これはどんなものかといいますと、胎児期や乳幼児期に頭蓋に圧力がかかることにより生じる後頭部の扁平や非対称な頭蓋のことです。

日本では「絶壁」と言われる頭の形も立派な変形症の一つと言えるのです。

欧米ではフラットヘッドに対する危機意識が高い!

欧米では「うつぶせ寝」が一般的に行われていました。

しかし、うつぶせ寝が「乳幼児突然死症候群」を引き起こす要因と究明されて以来、赤ちゃんを仰向けで寝かせるようになりました。

その結果、乳幼児の頭蓋変形が飛躍的に増加。

大きな社会問題となり、頭蓋変形への医学的研究が発展し、社会的意識も高まるようになりました。

日本人は「頭の形」に鈍感?

仰向け寝による頭蓋変形が社会的に大きな問題となった欧米とは異なり、日本では赤ちゃんの頭の形についてのんびりと構えている人が多いです。

それというのも、日本には様々な誤った認識があるから。

まず、頭の形は遺伝で決まるというもの。

子供の頭の形が悪いのは「遺伝」であり、仕方ないという風潮です。

乳幼児期の頭蓋圧迫による頭部の変形を全て遺伝と捉えてしまうため、危機意識が高まらないのです。

また、乳幼児期に頭の形が悪くても、大きくなったら治ると考えている人もたくさんいます。

赤ちゃんは寝返りを始めると頭部への圧迫が減るため、頭蓋変形が改善されることがあります。

しかし、一度変形してしまったものは完治しません。

年をとって、頭の形が良くなったように思えてもそれは錯覚である可能性が高いです。

乳児期を過ぎ、髪の毛が生えてくると頭蓋骨の形はわかりにくくなります。

そのため、変形が綺麗に治ったかのように誤解してしまうのです。

このような認識のもと頭蓋変形を放置すると、子供の健康への影響も心配されます。



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フラットヘッドの健康への影響とは?

日本ではあまり気にされない「フラットヘッド」。

健康への影響はないと考えられていました。

しかし、研究の結果以下のような影響があることが判明しています。

  1. 斜頚
  2. 脊椎側弯症
  3. 顎関節症
  4. 歯列異常
  5. 発達遅延

いずれも乳児期の頭蓋変形が原因で発症します。

特に発達遅延はある程度の年齢にならないとわからないため、注意が必要です。

フラットヘッドを予防するには…?

未発達な乳児の頭蓋骨は柔らかく、圧力によって変形してしまいます。

寝返りも打てず寝ているだけの時間が長い乳児期に発症しがちです。

頭蓋変形が大きな社会問題となった欧米では、医学的研究もさかん。

その結果、予防法として提唱されたのが「タミータイム」です。

これは乳幼児が起きている時に、保護者のきちんとした管理のもと腹ばいで過ごさせること。

日本ではあまり一般的ではなく、「腹ばい練習」と呼ばれます。

アメリカで一般的なタミータイムは次の通りで、病院から退院後すぐに行うのが望ましいと言われています。

かならず保護者の厳重な管理の下で行われなければなりません。

  1. 最初のうちは膝の上で1日2、3回腹ばいにさせる
  2. 成長してきたら、おむつ交換やお昼寝のあとにブランケットや床の上で腹ばいにさせる
  3. 慣れてきたらもっと頻繁に、または長時間腹ばいにさせる

毎日のルーティンワークとし、欠かさず行うことがポイント。

このような「タミータイム」をとること以外も、乳幼児の頭が同じ位置ばかりが下に来ないように入れ替えを行うのも大切です。

もしもフラットヘッドがおこってしまったら…治療方法は?

日本では軽く考えられがちなフラットヘッド。

自然に治ると考えている人も多いですが、実は自然治癒はないことが判明しています。

欧米では「ヘルメット」を用いて変形した頭蓋を補正する治療法があります。

ただしこの方法で治療できるのは生後3か月18か月までとされています。

オランダでは新生児の1~2%がこの治療を受けています。

フラットヘッドを予防するために!赤ちゃん用枕のおすすめ

フラットヘッドシンドロームを防ぐために、欧米では赤ちゃん用の枕が多く販売されています。

これらの枕は頭蓋骨を整え、頭と首の圧力をやわらげるのに役立つと考えられています。

おすすめを見てみたいと思います。

東京西川医師がすすめるベビードーナツまくら【新生児用】

東京西川 医師がすすめる ベビードーナツまくら 【新生児用】  ブルー/ぞうさん

日本の寝具メーカー「東京西川」の赤ちゃん用ベビー枕です。

デリケートな赤ちゃんの頭蓋骨のために作られました。

仰向け寝や横向き寝に対応。

ドーナツ型に後頭部分がへこんでいるので、フラットヘッドを防止します。

安心の日本製。

赤ちゃんには信頼のおける日本ブランドを使いたいという方におすすめです。

ESMERALDA(エスメラルダ) ドーナツ枕

ESMERALDA ドーナツ枕 (ナチュラルレインボー) ain01naレインボー

赤ちゃんの絶壁予防だけではなく、寝ハゲの予防にもなるドーナツ枕です。

向き癖のある赤ちゃんの補正にも最適。

わっかの端の部分がマジックテープになっており、月齢に合わせてテープを外したり止めたりしてしよう出来ます。

安心の日本製で、バリエーションも豊富。

ボーダーやスター柄など、見た目にも楽しく可愛らしい枕です。

出産祝いとしてもおすすめです。

Little treeベビー枕

Little treeベビー枕 向き癖防止 斜頭 絶壁頭 変形 猫背 寝姿を矯正 夜泣き 寝ハゲ対策 汗取り 快眠 低反発ピロー 100%綿 無添加 男女兼用 通気枕 ベビーまくら 出産祝い

月齢1か月から使えます。

枕の真ん中にくぼみがあり、赤ちゃんの絶壁を予防します。

こちらのベビー枕は低反発素材を使用。

首の部分は高さがほぼ「ゼロ」の状態です。

後頭部への圧力は分散され、頭部と頸部を優しくサポート。

首が座っていない赤ちゃんにも全く負担をかけません。

肌に優しい綿100%。

裏面は熱がこもりにくく通気性の高いメッシュ素材が使用されています。

汗をかきやすい赤ちゃんでも安心して使用できるのです。

また、綿カバーは吸水性に優れ、赤ちゃんの汗をきちんと吸収。

お洗濯も簡単です。

カラーバリエーションはピンクとブルー。

自然な背骨の形を保ち健康な血液循環を促してくれる、理想的なベビー枕です。

ジェルトロンベビーまくら

【ジェルトロン】ベビーまくら

成長する赤ちゃんの頭部への負担をゼロにしてくれる枕です。

二層一体構造ジェル「ジェルトロン」採用。

ジェルトロンとは、宇宙船内用衝撃緩衝材として研究開発された新素材です。

身体の凸凹に合わせて柔軟に変形します。

また、体圧分散効果も高く、左右のずれやねじれも吸収してくれます。

静止時にかかる垂直の負荷だけではなく、身体を動かしたときの斜めのねじれも吸収。

スムーズな寝返りを助けてくれます。

また、独自のポンピング作用で空気の入れかえがスムーズ。

ムレを感じることなく、一年中さらっとした使い心地です。

つまり、ジェルトロンは低反発素材の弱点を全て克服した新素材なのです。

ウオーターベッドのような不思議な感触とフィット感。

新生児から使える高品質のベビー用枕です。

まとめ

日本人にはいわゆる「絶壁」と言われる人が多いですよね。

近年は注意喚起が見られ、頭の形に気をつけるお母さんも増えています。

それでも欧米のように「病気」と捉え、積極的な治療を行う人はまだまだ少ないのが現状です。

赤ちゃんの柔らかい頭蓋骨はちょっとした圧力で変形しやすいもの。

いわゆるフラットヘッドは将来の健康にも影響すると自覚し、予防するようにしましょう。

赤ちゃん用の枕は早めから使用するのがおすすめ。

大きくなっても綺麗な頭の形になるよう、守ってあげましょう。






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