目的によって正しく使い分ける!骨盤ベルトのタイプ別特徴まとめ

産前産後の骨盤ベルト

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腰痛や恥骨痛の予防に効果があり、妊婦さんに人気の骨盤ベルト。

しかしひとくちに骨盤ベルトといっても、形状から効果、使う時期に至るまで全く異なる様々なタイプが販売されています。

それぞれのタイプに一長一短があり、また使用方法も違う骨盤ベルト。

ここでは、初めて骨盤ベルトを使用するという方のために、骨盤ベルトの種類とタイプ別の特徴についてご紹介します!



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骨盤ベルトを使う意味は?

一般的に、妊婦さんは腰を痛めやすいと言われています。

なぜなら女性の体には、お腹の中の赤ちゃんが大きくなるにつれて骨盤の位置を調節したり、背骨の形を変えたりするなどの変化が起こるため。

こうした体質の変化はスムーズに出産を行うために必要不可欠なものですが、平均して10か月もの長い妊娠期間に、骨盤や背骨、腰回りの筋肉に負担をかけ続けるため、必然的に妊婦さんは腰痛になりやすくなってしまうのです。

妊娠と共に発生する腰痛は病気ではないため、病院に行っても治療するということができません。

あまりに腰痛がひどい場合は痛み止めなどを処方してもらえることもありますが、痛み止めには副作用の危険性もあるため、妊婦さんが痛み止めを常用するのは勧められません。

そこで多くの産婦人科では、妊娠時の腰痛に対し「骨盤ベルト」の使用や、マタニティマッサージを推奨しています。

いずれも腰痛を確実に治してくれるという類のものではありませんが、妊娠後は普段から骨盤ベルトを使用したり、定期的にマタニティマッサージを行ったりすると、腰痛発生の予防、また腰痛の症状緩和などに役立ちます。

痛み止めと違い、骨盤ベルトやマタニティマッサージには副作用もありませんので、正しく使えばお腹の中の赤ちゃんに影響を及ぼすこともありません。

とくに、骨盤ベルトは妊婦さんが一人で過ごしているときでも簡単に使用することができます。

そもそも骨盤ベルトってどんなもの?

産婦人科などでも使用を推奨される骨盤ベルトですが、そもそも骨盤ベルトにはどんな効果があるものなのか知らないまま使っているという方も意外に多いのでは?

なんとなく漠然と、「腰の痛みを和らげるものだから…」とか、「お腹の赤ちゃんを支えるベルト…?」なんて認識の方もいらっしゃると思います。

骨盤ベルト本来の目的は、その名の通り「骨盤を支えること」です。

妊婦さんの体は、赤ちゃんを産むためのスペースを確保するために、骨盤をゆるめます。

骨盤がゆるむと、それまで骨盤にかかっていた負荷が腰回りの筋肉や背骨にかかり始めるため、腰痛や恥骨痛が起こりやすくなるわけです。

そこで骨盤ベルトを使用します。

骨盤ベルトを装着すると体の外から骨盤を支えてくれるため、筋肉に無理な力がかかりにくくなります。

腰痛そのものを治療するのではなく、腰痛の原因となる腰回りの負荷を分散するというイメージです。

また、妊婦さんによっては骨盤がゆるみ過ぎて子宮が下がり、お腹の中の赤ちゃんを圧迫してしまうことがあるのですが、骨盤ベルトを使って日ごろから骨盤の位置を調節していれば、こうしたトラブルを未然に防ぐことにも役立ちます。

骨盤ベルトは、妊娠中の女性と、お腹の中の赤ちゃん両方を守るために使う補助器具なんです。



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骨盤ベルトはタイプごとに使い方がちがう

骨盤ベルトはメーカーによって、形状から使い方・効果に至るまで全く違います。

それぞれに一長一短があるため、どこのメーカーの骨盤ベルトが一番だと断定はできないため、妊婦さんの好みや体調によって選び分けるのが一番です。

ここでは数ある骨盤ベルトの選び方と種類について簡単にご紹介していきましょう。

1.使用方法によって分類する

骨盤ベルトの種類について、最も簡単に見分ける方法が、使用方法による分類です。

大きく分けて以下のような2タイプがあります。

■腰に巻くベルトタイプ

ベルトタイプは最も一般的な骨盤ベルトです。

帯やベルトのように細長い形状をしており、これを服の上から腰に巻き付けることで骨盤を安定させます。

正しく使うことで腰痛や恥骨痛の予防に効果があります。

しかし、巻き方を間違えると効果が薄れてしまうため、使い方をしっかりと把握した上で正しく使う必要があります。

■直接履くことのできるガードルタイプ

妊娠初期から使えるタイプも多く販売されているのがガードルタイプの骨盤ベルトです。

直接履くことができるので、使い方が簡単で、巻くのが苦手な方でも手軽に使うことができます。

しかし巻きつけるタイプに比べると骨盤矯正力が弱いことや、トイレに行く時などに骨盤ベルトを外すのが大変だというデメリットもあります。

2.使用時間によって分類する

骨盤ベルトには、一日中つけっぱなしで過ごせるタイプと、短時間だけ装着するものがあります。

また、寝ている間も装着したままで良いか、起きている間だけ使うか、という違いもあります。

一般的に、短時間の装着を目的とした骨盤ベルトの場合、長時間つけっぱなしで良いタイプの骨盤ベルトに比べて骨盤を引き締める力が強くなっています。

よって、短時間用の骨盤ベルトなのに一日中つけっぱなしで過ごすと血流が停滞し、むくみ等の原因になり、骨盤が締まりすぎて出産に影響が出る可能性があります。

使用する骨盤ベルトがどちらのタイプにあたるのか、必ず確認しておきましょう。

■長時間つけっぱなしで過ごせるタイプ

長時間つけっぱなしで過ごせるタイプの骨盤ベルトは、優しめの締め付け具合で時間をかけて徐々に骨盤を矯正してくれます。

一日中外側から骨盤を支えてくれるので、装着している間は腰や恥骨の痛みがかなり楽になります。

しかし、骨盤ベルトが腰回りの筋肉の代わりになってくれるため、あまりにも長期間頼りすぎると腰回りの筋肉が衰え、いざ出産という時に大変な想いをすることがあります。

腰回りの筋肉が衰えると、開いてしまった骨盤を自力で元に戻す力が無くなってしまうからです。

そのため、いつまでも骨盤ベルトに頼るのではなく、骨盤が開き始めた初期に骨盤ベルトを使用して正しい姿勢や骨盤の位置を体に覚えさせ、徐々に使用時間を減らして骨盤ベルトなしでも生活できるように体を慣らしていくという使い方が良いようです。

■短時間だけ装着するタイプ

短時間だけ装着するタイプの骨盤ベルトは、外出時に巻いている必要がないため、妊娠初期でまだ仕事を継続している方でも使いやすいのが魅力です。

長時間つけっぱなしでよいタイプの骨盤ベルトに比べると、締め付け具合が強いものが多いため、短い時間で骨盤のゆがみを矯正してくれます。

ただし、締め付けが強いため長時間連続で使用すると血行が滞り、母体に負担をかけてしまう恐れがあります。

マタニティマッサージやストレッチを行う間のみ着用するなど、決められた時間に正しい使い方をする必要があります。

また、締め付けが強いために装着後すぐ腰痛が治まることがありますが、これは骨盤が一気に元の位置に押し上げられたことによる一時的な回復だと考えられます。

一度使っただけで腰痛が完治するということはありませんので、使用法に従って継続的に着用しましょう。

骨盤ベルトは産前・産後どちらで使うべきか

かつては産後に使われることが多かった骨盤ベルトですが、最近では妊娠初期から骨盤ベルトを着用する妊婦さんも増えてきました。

骨盤ベルトは使う時期によっても、得られるメリットが違います。

1.産前に骨盤ベルトを使用するメリット

産前に骨盤ベルトを使用する主な目的は、妊娠時に起こりやすい腰痛や恥骨痛を予防することです。

骨盤ベルトで骨盤のゆるみを調節することにより、痛みを緩和できるというメリットがあります。

ただし、骨盤ベルトには妊娠中に使用できるものと、産後に使用するものがあるため、産前に骨盤ベルトを使用する場合は必ず産前専用のものか、産前産後問わず使えるタイプの骨盤ベルトを選ぶようにしましょう。

2.産後に骨盤ベルトを使用するメリット

骨盤ベルトは本来、産後に使うものとして知られていました。

使用目的そのものは現在と同じく、緩んだ骨盤を矯正するためのものでした。

妊娠中に少しずつ緩む骨盤を正すのではなく、出産後にゆるみきってしまった骨盤を元の位置に戻すというのが、産後に骨盤ベルトを使う最大の目的です。

産前に骨盤ベルトを使う時と違い、お腹の中の赤ちゃんを気にする必要がないので、少しきつめの骨盤ベルトを使い、骨盤ベルトをしたまま腰回りの筋肉を鍛えるエクササイズなどを行うことで骨盤矯正効果を上げることができます。

出産後の体の調子を整えるメリットがあるため、出産後にこそ骨盤ベルトを使い、骨盤の位置を整えるのがおすすめです。

まとめ

この記事でまとめた骨盤ベルト以外にも、ちょっと特殊な形状の骨盤ベルトが販売されていることがあります。

しかし選び方の基本は同じ!

まずは産前に使うタイプか、産後に使うタイプかを確認すること。

そして使用時間は、一日中装着したままでよいのか、短時間のみ装着するものかを知り、正しい使用方法・使用時間で骨盤のゆるみを矯正しましょう!

お母さんの健康のために、そして何よりお腹の赤ちゃんのために、正しく骨盤ベルトを選んで出産に備えましょう!