筋肉疲労からくる慢性腰痛に、入浴剤は本当に効くの?

入浴・入浴剤

バブ メディケイティッド 森林の香り 6錠入

妊娠や加齢など腰痛の原因はさまざまありますが、筋肉疲労からくる慢性的な腰痛に悩む方も多いですよね。

そのほとんどが毎日の家事や労働によるものです。

そんな日々の筋肉疲労を、毎日入るお風呂で解消できたら嬉しいですよね。

この記事では、腰痛と入浴に関係する情報と合わせて、腰痛に効くおすすめの入浴剤を紹介します。



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お風呂で腰痛は解消する?

そもそも入浴で慢性的な腰痛は解消されるのでしょうか?

せっかく入浴剤を買ってきて毎日使っているのに、その効果に疑問があったらガッカリですよね。

まずは入浴することで期待できる腰痛への効果について説明します。

湯治の風習

日本は海外でも珍しい温泉大国であり、その歴史も長く、神話の時代からすでに存在していました。

人々は長年の経験から、温泉には体の調子を良くする効果や、ケガの治りを早める効果があると知っていたのです。

昔の日本において、温泉地に長期間滞在し病気の回復を願うことは、まだ医学が発達していなかった当時では「温泉療法」という医療行為でした。

その医療行為こそが、今でもよく耳にする「湯治」なのです。

昔の日本人は科学的な根拠など不明でも、実際に効果を感じられたからこそ湯治をしていましたし、だからこそその風習は今でも続いているのです。

ちなみに、現在行なわれている「温泉療法」は、自然環境が整った場所で、化学的に証明された温泉成分を使い、食事や運動などを取り入れています。

体が温まれば血行促進

慢性的な腰痛は、毎日の家事や労働などで筋肉の血行が悪くなり、疲労物質である乳酸がたまり、筋肉が硬くなり、こわばった筋肉に痛みが生じることで起きます。

硬くなった筋肉はさらに血管を圧迫して、疲労物質の乳酸はたまりやすくなり、痛みも増してきます。

痛みのスパイラルとも言えますね。

慢性腰痛を完全に解消するには、原因となる家事や労働を止めれば良いのですが、当然そんなことはできません。

ただ、家事や労働を長時間続けることを避け、休憩をきちんと取るようにして、その時にストレッチなど軽い運動を取り入れるようにすれば、ある程度は腰痛の原因を取り除くことができます。

そして、こわばった筋肉、縮こまったままの筋肉をほぐすために効果的なのが入浴なのです。

入浴時、温かいお湯に浸かることで、血行が良くなる血行促進効果が期待できます。

血流が良くなった筋肉は、柔らかくなり、伸び縮みしやすくなりますね。

筋肉が伸び縮みしやすくなった分、血流はさらに良くなり、疲労物質である乳酸は筋肉から排出されます。

乳酸が筋肉から排出されれば、筋肉は柔らかい状態でいられますし、痛みもありません。

これこそが、慢性腰痛解消のスパイラルです。

ほとんどの人が毎日欠かさず行う入浴には、このような素晴らしい効果が期待できるのですね。



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温泉と入浴剤はどっちが効果的?

入浴の効果が腰痛に期待できることはわかりましたが、温泉と入浴剤はどちらがより腰痛に効くのでしょうか。

温泉のほうが効果的だとしても、近所のコンビニに行く感覚で温泉施設に毎日通える日本人は、そう多くはいません。

そこで温泉と入浴剤のメリット・デメリットについて説明しますね。

温泉のメリット・デメリット

温泉のメリットとして、「温泉成分」が濃いことが挙げられます。

水道水はもちろん、入浴剤に含まれるミネラル成分よりも濃いミネラルが含まれていて、ミネラル以外の有効成分も濃く含まれています。

ミネラルにはさまざまな効果が期待できますが、お肌をコーティングすることで湯冷めしにくく、体をずっとポカポカと温めてくれる効果もあるのです。

温泉のデメリットとしてよく耳にするのが「温泉に行くと悪化する」という言葉です。

その原因はもちろん温泉そのものではありません。

温泉のpH値や温泉の成分をきちんと確認せずに入ってしまったことや、激痛を伴うなど本来入浴に適さない体の状態なのに入ってしまったことが原因です。

そして、温泉のph値や温泉の成分をきちんと確認して、慢性的な腰痛のためにと温泉に行ったのに、ちっとも良くならず、むしろ悪化したというのは「温泉地までの移動」が原因となります。

慢性的な腰痛の原因は、毎日の家事や労働で筋肉に溜まった疲れです。

ところが温泉地が自宅に近くにある人ばかりではありませんよね。

ほとんどの方は、電車やバスに乗って移動しますし、車を持っていたら自分で運転して温泉地まで出かけるかもしれません。

日常生活の行動でも疲れが溜まるのに、長時間の移動でも疲労が蓄積されるのです。

行きは良くても、帰りはどうでしょうか?

せっかく温泉で慢性腰痛を解消しても、帰りの数時間の移動でまた疲労がたっぷり筋肉に蓄積されてしまいます。

この長時間におよぶ長距離移動が慢性的な腰痛を悪化させてしまうが故に「温泉に行くと悪化する」と言われてしまうのです。

入浴剤のメリット・デメリット

入浴剤のメリットは、自宅で利用できることです。

わざわざ遠くの温泉地まで行かなくても、手の平に収まるほどの小袋ひとつで、慢性的な腰痛を解消する効果が期待できます。

確かに温泉に比べると有効成分は濃く含まれていませんが、年に何回しか行けない温泉よりも、毎日活用できる入浴剤のほうがどれだけ体に良いか比べようもありません。

また、慣れ親しんでいる自宅のお風呂という安心感もあります。

さらに入浴剤には「アロマ」「色」を楽しめて、「腰痛以外の効果」も期待できる+αがあり、その種類や組み合わせは豊富で、毎日違う入浴剤を使うことができるほどです。

「アロマ」には、入浴のリラックス効果をさらに高めるラベンダーなどがあり、「色」なら、赤やピンクでは気分が華やぎ、「腰痛以外の効果」には、ヒアルロン酸などには嬉しい美肌効果があります。

入浴剤のデメリットとして、香料や着色料といった添加物が入っていること、風呂釜を使っていると汚れてしまう、あるいは浴槽の種類によっては使えない入浴剤もあることです。

入浴剤を入れた後のお湯は、洗髪や洗濯ではすすぎに使えなかったり、色やニオイが洗濯物に移る可能性があるので柔軟剤が使えなくなったりします。

慢性腰痛におすすめの入浴剤

日々の疲労が溜まりに溜まってしまい、とにかく辛い腰痛持ちの方は、早速今夜からでも入浴剤を使ってみたいですよね。

今や入浴剤はドラッグストアやコンビニでも手軽に買えますが、その反面、種類が多すぎてどれを選んだら良いのか迷ってしまいます。

そこでおすすめの入浴剤を3点紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

バスクリン きき湯 マグネシウム炭酸湯

きき湯 マグネシウム炭酸湯 気分ほぐれるカボスの香り 柑橘色の湯 360g 透明タイプ 入浴剤 (医薬部外品)

バスクリンから販売されている「きき湯・マグネシウム炭酸湯」は、「きき湯シリーズ」の中でも腰痛と肩こりに特化した製品です。

入浴剤の形状はブリケット剤型で、他のシリーズよりも「温泉ミネラル」と「炭酸ガス」が増量された状態で凝縮されています。

水に溶けた炭酸はお肌に浸透しやすく、血管に入ると血管を拡張する効果があるのです。

お湯に入れるとすばやく発泡し、有効成分がサッとお湯に溶けるので、浴槽の外で入浴剤が溶けきるのを待つ時間も少なくて済みますね。

この「進化した温泉を科学したツブ」が、腰痛を抱えた現代人の悩みを解消に導いてくれるのです。

お湯は透明タイプで、色は青緑色になり、香りはカボスです。

クナイプ バスソルト グーテエアホールング ウィンターグリーン&ワコルダーの香り

クナイプ バスソルト グーテエアホールング ウィンターグリーン&ワコルダーの香り 850g

ドイツの有名な入浴剤、クナイプから販売されている、腰痛などに特化した製品です。

2億5千万年前の古代海水を精製した岩塩や、鎮静作用や血行促進作用を持つ天然ハーブのエッセンシャルオイルから作られていて、防腐剤は不使用です。

お湯は透明タイプで、ピンク色になり、森の中にいるような香りがしますが、人によっては湿布薬のように感じます。

花王 バブ メディケイティッド

バブ メディケイティッド 森林の香り 6錠入

バブは30年以上も多くの人から愛され続けるロングセラー入浴剤ですが、「メディケイティッド」は腰痛などに特化した製品です。

血行促進効果のある炭酸の濃度が、他のバブに比べて1.5倍で、泡の数は何と10倍にもなります。

「メディケイティッド」の他にはない特徴は、異なる香りが楽しめる4タイプが揃っていることです。

気分まで和らぐ「柑橘系の香り」はお湯の色がオレンジ色、気分まで安らぐ「森林の香り」は緑色、気分まで華やぐ「花果実の香り」はピンク色、気分までリフレッシュ「冷涼クール・レモングラスの香り」は青色となります。

それぞれお湯は透明タイプです。

最後に注意点を

お風呂上りに湯冷めしてしまっては、せっかくの効果も台無しです。

冬の寒い時期でも、しっかり体の水分を拭き取ってからパジャマを着るようにします。

お風呂上りに保湿効果のあるボディクリームを塗る方法もおすすめです。

まとめ

温泉は、例えるなら栄養価の高いスーパーフードです。

そして入浴剤は、手軽に摂れるサプリメントです。

昔の日本人は「湯治」をするために、長い日数をかけて温泉地に滞在する必要がありました。

今では便利な入浴剤があって、しかも腰痛に特化した製品も多く出回っているのですから、これを利用しない手はありません。

数多くの製品が出回っていますから、その日の疲れはその日のうちに、お風呂でまったり解消しましょう。






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