素材や洗濯表示をチェック!家庭で枕が洗えるって本当なの?
家庭で枕を洗ったことはありますか?
カバーさえ小まめに洗濯していれば平気と思っているかもしれませんが、頭皮や髪と直接触れる枕は臭いや汗・皮脂などで汚れやすくなっています。
汚れや臭いが染み込んだ枕を毎日使う気にはなりませんよね?
そこでご紹介したいのが枕の洗濯です。
枕って自宅で洗えるんですよ!
手順はとっても簡単なのでぜひチャレンジしてみてください。
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目次
そもそも枕って洗わないといけないの?
枕は毎日使う物ですから清潔でないと困ります。
日本人の平均睡眠時間は7時間40分程度、つまり1日の1/3は枕に触れている状態です。
こんなに使用頻度が高かったら汚れたり臭いがつくのは仕方がないですよね。
枕に染み込んでいる汗や皮脂などは雑菌やダニを引き寄せてしまい、頭皮や髪のトラブルに繋がる恐れがありますし、押し入れに閉まっていると湿気でカビが生えてしまうことも…。
小まめに枕カバーを交換したり、天日干しにできたりすればいいのですが、実際そうはいきません。
定期的なお手入れって面倒ですよね?
だから洗濯がおすすめなんです。
1年に1回洗うだけでも構いません、洗濯で丸洗いにすれば頑固な臭いや中の汚れをバッチリ落とすことができますよ。
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洗濯前に確認を!洗える枕と洗えない枕がある
洗濯できるかは素材で決まる
枕は素材によって洗える物とそうでない物があります。
しかし、一般的に洗える素材でもメーカーや製品によっては不可ということもあるので注意してください。
一番確かな見分け方は枕の洗濯表示を確認することです。
洗濯コースや干し方も記載しているので必ず見ておきましょう。
枕本体ではなくてパッケージに洗濯表示がある場合は残しておくと後々助かります。
新しく枕を買う時は高さや硬さも大事ですが、自宅で洗濯できるかもポイントになりそうですね。
洗濯できる素材
ポリエステル綿・マルコビーズ(空洞がある物)・パイプ・高反発素材など。
基本的にプラスティック素材を使用している枕は丸洗いすることができます。
これらは耐久性や弾力があり劣化しにくいのが特徴で、水で濡らしても乾きやすく洗濯向きなんです。
ポリエステル綿はフワフワの軽い素材ですが、人工繊維なので水洗いや天日干しにしてもOK。
マルコビーズやパイプは空洞があるので風通しが良く乾きやすい素材です。
枕から取り出して直接洗えるビーズもあるのできれい好きな人にはそちらがおすすめ。
中身を交換すれば外のカバーは繰り返し使えますし、別々に洗えるので洗濯が楽になりますよ。
洗濯できない素材
羽根や羽毛・そば殻や小豆・低反発ウレタン・スノー低反発・細かいビーズなど。
これらの素材は水と相性が悪く洗濯に向いていません。
羽根や羽毛は水に濡れると形が崩れたり素材が損なわれたりする恐れがあるためNGです。
そば殻や小豆は濡らすと腐る可能性がありますし、乾きにくいので洗濯向きではありません。
低反発素材は洗濯の途中でウレタンが破れて、洗った後に反発がなくなるというリスクがあります。
粒が細かいビーズは水を吸いやすくて乾燥まで時間がかかってしまうのでダメみたいです。
忙しい人はこちら!洗濯機で枕を洗おう
1洗濯の準備
枕カバーを外して洗濯表示を確認します。
枕を大きめの洗濯ネットに入れてファスナーをしっかり閉じてください。
形崩れの原因になるのでネットは大きすぎても小さすぎてもダメですが、劣化や中身の飛び出しを防いでくれるので用意しておきましょう。
2洗濯機に投入
枕を洗濯機に投入します。
枕は他の衣類と一緒ではなく単独で洗ってください。
洗剤は枕に直接かけるのではなく水に溶かしてから浸すのがベストです。
洗濯コースはドライコースや布団コースなど優しく洗えるものを選んでください。
使用する洗剤はお洒落着用や通常の液体タイプ。
漂白剤や柔軟剤は素材にダメージを与えるのでNGです。
枕が大きすぎて回転が難しい場合は手洗いに切り替えてください。
3脱水が終わるまで待つ
洗濯機のメリットは洗いから脱水まで全自動で済むことです。
枕を投入してボタンを押せば後は待つだけでいいので手間がかかりません。
脱水が終わったら枕を叩いて形が均一になるように整えておきましょう。
優しく丁寧に洗いたいならこちら!手洗いで枕をきれいにする
1洗濯の準備
枕カバーを外して洗濯表示を確認します。
枕全体がすっぽり入る大きなタライを用意するか、洗面所のシンクや浴槽を使って手洗いをしましょう。
大きなダンボールにゴミ袋を取り付けてタライの代用にしてもいいですよ。
この方法ならシンクや浴槽を他の用途で使うことができます。
2枕を押し洗いする
タライやシンクに40度くらいのお湯を張って、そこにお洒落着洗剤や液体洗剤を溶かします。
お湯を使うと皮脂や汚れが落ちやすくなるのでgood!
枕全体を沈めて両手を使って洗っていきましょう。
ポリエステル綿などは繊維にダマができてしまうので押し洗いが有効です。
パイプやビーズ素材なら揉み洗いでも構いません、枕の端からゆっくり揉みこむように汚れを落としていきましょう。
3枕をすすぐ
枕全体が洗えたらすすぎを行います。
枕に洗剤が残らないように何度かお湯を換えてしっかりすすいでください。
4脱水作業
枕の上から圧を与えるように両手で押して水分を抜いていきます。
手洗いは洗濯機を使うより乾燥時間が長くなるので、できるだけここで水気をとっておきましょう。
脱水後は崩れた枕の形が均一になるように整えてください。
洗濯後の仕上げ!枕を干して乾かす
洗濯後は完全乾燥させる
天日干しまたは陰干しにして枕を乾燥させます。
基本的に洗える素材は天日干しで乾燥できるのですが、念のために表示を確認しておきましょう枕に水気が残っているとカビや臭いの原因になるので中途半端はNG、完全に乾かしてください。
陰干しは天日干しと比べて少し頼りない印象がありますが、洗濯後の乾燥はもちろん洗えない枕の湿気やカビ対策になりますし、紫外線によるダメージを少なくしてくれるというメリットもあります。
枕の素材によって乾燥時間が変わる
枕の素材によって乾燥が速い物とそうでない物があります。
パイプやプラスティックボール・高反発ファイバーは半日程度。
ポリエステル綿やファイバー素材などは1日半くらい必要です。
ビーズは2日ほどかかります。
天日干しと陰干し、季節や天候などによっても変わりますが、枕は朝洗って他の洗濯物と一緒に夕方に乾燥具合を確認して取り込むのがベストです。
枕の洗濯や乾燥に向いている時期
枕の洗濯は春から夏にかけてがいいでしょう。
完全乾燥させるためには時間が必要なので、日照時間が長くて気温が高い季節の方が向いています。
雨期や冬の間は枕が乾きにくいので避けておいた方が無難です、長い間枕を外で干しっぱなしにしているのは気がかりですしね。
素材によっては完全乾燥まで数日かかることもあるので、枕を洗濯する際は週間天気などを確認して雨や曇りがない日に合わせるのがおすすめですよ。
まとめ
枕は自宅で洗うことができます。
洗濯機を使ってもいいですし、手洗いで優しく洗ってもOK。
家事や育児が忙しい人や、洗うのが面倒なら洗濯機の方が簡単ですよ。
ただし、素材やメーカーなどによって水と相性の悪い枕もあります。
必ず洗濯前に表示タグを確認するようにしましょう。
枕の汚れは頭皮や髪のトラブルにも繋がりますし、毎日使う物だからこそ年に1回のお手入れくらいは頑張りたいですよね。