肩こりや頭痛はまくらに原因があった?枕を選ぶときのポイントを紹介します。
まくらはどのように選んでいますか?
ベッドルームを可愛くコーディネートしたいと見た目で選んだという方も多いのではないでしょうか。
しかし、見た目だけで自分に合っていない枕を選んでしまうと肩こりなどの原因になってしまう可能性もあるのです。
では自分に合った枕とはどのような枕なのでしょうか。
枕の選び方のポイントやおすすめの枕を紹介していきます。
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枕が合っていないとどのような事が起こる?
枕が自分に合っているかいないかというのは意外と大切です。
枕が合っていない時には体に対してどのような事が起こっているのでしょうか。
姿勢が悪くなり体に負担がかかる
寝ている時の理想の姿勢は立ったままの姿勢を90度横に倒した状態だと言われています。
立っている時の姿勢は首もまっすぐになっています。
寝ている時も背骨と首がまっすぐな状態であるのが体に負担がかからない姿勢と考えられています。
枕が高すぎても低すぎてもまっすぐな状態がキープできないので、良くないのです。
隙間ができ首に負担がかかる
枕と首元に隙間があると寝ていても疲れてしまいます。
枕に肩口が当たる位で頭を乗せるのが正しい当て方と言われています。
枕が低すぎると肩口を乗せていても隙間ができてしまう事があります。
その姿勢はブリッジ状態になってしまっているので、首を休ませてあげることができずに首に負担がかかった状態です。
血流が悪くなる
低すぎる枕を選んでしまった場合、横向きになった時に肩がつぶれてしまったりします。
さらに横向きになった時には無意識に体の下に手を入れて、高さを調節しているという事もあります。
手がしびれてしまったり、手を傷めてしまったり、骨の歪みの原因になったりするので高さを合ったものを選ぶのが良いでしょう。
骨が歪む
普段の姿勢や利き手などによっても骨はゆがみますが、寝ている時の姿勢が悪くても体には負担がかかっているので、骨が歪んでしまう原因となってしまいます。
一番体に負担のかかる寝方がうつぶせと言われています。
うつぶせ寝
一番体に負担のかかる寝方がうつぶせと言われています。
体がえびぞりになってしまうため、背骨や首に負担をかけてしまうのです。
うつぶせの時には首も変な方向に向いてしまうため首を寝違えてしまう事も多くあります。
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枕が合っていない時に起こる体の不調
頭痛
枕が原因で頭痛になってしまうというのはよくある事です。
枕が首を圧迫して交感神経を過度に緊張させ、脳への血流が悪くなるからと言われています。
頭痛を起こしやすい枕は硬すぎる枕と低すぎる枕です。
枕が硬いと頭が安定しないので首に負担がかかり、眠りが浅くなります。
枕が低いと心臓の高さより頭の高さが低くなってしまうので頭に血がのぼってしまう状態となるため眠りが浅くなってしまいます。
どちらの枕も深く眠ることができないため、起きた時に頭が重く頭痛などを感じる事が多いようです。
腰痛
背骨は首から腰までなめらかなカーブを描いていますので、一か所でも歪みが出ると体全体に影響が出て不調が起こることがあります。
枕の高さなどが合っていないと首に負担がかかり、首の骨から背中、腰などにも負担がかかります。
女性は全身の筋肉が少ないために影響が出やすいと言われています。
いびき
枕が高すぎるとあごが引けてしまうために器官が圧迫されてしまいます。
寝ている時にその状態で呼吸をするといびきの原因となると言われています。
首には重要な神経や血管が集中しているので、首に負担をかけてしまうと体の不調につながるのです。
首に負担をかけない枕選びが大切になります。
枕の正しい高さ3つのポイント
枕の高さや硬さなどが合わないと体に負担がかかり、様々な不調を起こすことがあります。
では、枕を選ぶときにはどのような事に気をつけたら良いのでしょうか。
眉間とあごの角度
寝た時に眉間とあごの角度は5度というのが理想と言われています。
枕が高い低いを判断する時にはこの5度という角度が基準となっています。
この角度だと気道が開いて呼吸も楽になり、いびきも少なくなると言われています。
さらに首元のシワなどもできにくくなると言われています。
枕が高いとシワやいびきの原因となり、低すぎると頭痛の原因になります。
首の長さと枕
首の長さと枕というのはとても大切なのですが、自分で判断するのが難しいために意識しているという方は少ないでしょう。
枕の首元の幅が問題なのですが、枕に頭を乗せてみて首の付け根や後頭部に圧迫感を感じるのは高さが合っていないか、幅が合っていないと考えられます。
高さがあるわけではないのに、寝てみると額が上がってしまい天井ではなく自分の足が見えるなどの場合は首の長さに対して、枕の幅が広すぎるという可能性があります。
首の隙間が埋まっているか
角度も良く、幅も合っているのに首元が隙間ですかすかしているという場合には、首を休めることができないために体が疲れたり痛んだりします。
枕が首をしっかりと支えてくれる、首の隙間が埋まるような枕を選ぶ事も大切です。
枕と首元の隙間を確認するためには枕と首の間に手が入るかどうかを確認してみて下さい。
圧迫されない程度にほどよく密着しているのが理想的です。
枕の硬さ
枕の高さだけではなく、硬さも選ぶときのポイントがあります。
枕が柔らかすぎると頭が沈んでしまうので枕の両端が盛り上がってしまい頭が固定されて自然な寝返りを打つことができないと言われています。
人は一晩で約30回ほどの寝返りを打つと言われていますが、その自然な寝返りが打てないことで首や肩に負担がかかり肩がこりやすくなると考えられています。
寝返りをすることにより、布団の中の温度や湿度なども調整し、熟睡できるような環境もサポートしてくれます。
寝返りがしづらい枕を使っていると、途中で目が覚めてしまったり熟睡できない状態になってしまいます。
硬さは寝返りが打ちやすいようにある程度の硬さのあるもので、頭が沈み過ぎないフラットな枕が良いでしょう。
寝返りを打てるよう硬さはあった方が良いのですが、硬すぎる枕は頭が安定しないので首に負担がかかります。
また、頭を支えようと無意識に首が緊張した状態が続くため肩こりの原因となることもあります。
寝返りのしやすさだけではなく、それに加え首に力を入れることなく自然に頭が安定するような枕を選ぶようにしましょう。
枕選びに失敗してしまったら?
枕選びのポイントは先ほど紹介したようなことに気を付ければよいのですが、迷ってしまったりするものです。
また、ポイントを頭に入れて購入したけれども実際に自宅で使ってみたら低すぎて失敗してしまったという事もあると思います。
低すぎる枕を選んでしまった場合には、タオルやタオルケットで高さを調整して使う事をおすすめします。
枕を選ぶ時に、もし迷ってしまったり失敗してしまったりした時には、まずは肩がつぶれない、頬が当たる感じがしない、この2点を気を付けて選んでみて下さい。
この2点に注意するだけでも、合っているまくらを選ぶ事ができます。
まとめ
まくらは何気なく選んでいる事が多いと思いますが、実はまくらの高さや硬さが頭痛や肩こりの原因となっていたのですね。
せっかくお気に入りのまくらを選んだのに、熟睡ができずに体の不調を起こしてしまっては意味がありませんよね。
まくらを選ぶときには高さや硬さなどをポイントに自分に合ったまくらを選んで、良い睡眠を取りましょう。