腰痛が起きるのって、骨盤が原因?それとも筋肉が弱っているから?

腰痛用骨盤ベルト

筋肉

骨盤の歪みが腰痛を起こす、よく言われる言葉です。

骨格が正しい位置にあれば最低限の負担で済む筋肉の疲れが、身体の中枢をなす骨盤が歪んだために大きな負担になってしまい、腰痛を引き起こしてしまうと言うことですね。

でもこの骨盤の歪み、骨だけの問題でしょうか、筋肉には関係のない事なのでしょうか、その辺りをちょっと考えてみましょう。



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腹筋背筋が弱ると腰痛になる?

腹筋や背筋、と一言で言ってしまっていますが、どちらも多くの筋肉が入り混じって構成されています。

これらの筋肉が、腰骨を支えていてくれるわけですので、筋肉が弱ってしまうと勿論骨の位置もずれたりまた骨と骨の間の軟骨もつぶれてしまったりして、場合によってはヘルニアを引き起こしてしまうこともあります。

骨と筋肉は、どちらも大事な相棒なのです。



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筋肉が弱ると骨盤にも影響が出る?

骨盤と言うのは、身体の中でも一番と言っていい大きな骨です、腰の後ろ半分をカバーしてくれています。

がしかし身体の前側お腹の部分ですが、こちらには骨はありません、筋肉と脂肪だけでお腹の前側は支えられているのです。

特にお腹の上部には、腰椎(ウエストの部分の骨)しか骨はありません、腰椎だけで支えているわけです。

これらを囲んだ筋肉、所謂腹筋が緩んだり弱ったりすると、後ろ側にある骨盤に影響があることは言うまでもありません。

そして腹筋が弱っているということは勿論、後ろ側にある殿筋(お尻の筋肉)も弱っていると推察されます。

こうなると骨盤だけでなく腰椎にも歪みが出てしまうことになりますね。

骨と筋肉の両方が腰痛に影響するの?

骨がずれたり歪んだりすると言うのは、他にも事故などで骨格がずれてしまったとか、毎日の生活で少しずつずれて行くなど、色々な理由があることは勿論です。

ただしこれをサポートしてくれるのが筋肉ですので、筋肉でしっかり支えられれば歪みなどは最低限に抑えられるはずなのです。

これは私の経験ですが、急性の盲腸炎でしかも腹膜炎を併発、腹部は炎症を起こしてしまい化膿もひどく、虫垂除去の手術をした時に炎症を起こしていた筋肉も、多少除去されてしまったことがあります。

この時にリハビリで歩くことから始めたのですが、とにかく腰が痛くて仕方なくて、腹筋をあれだけ痛めつけたのだから仕方ないと、臨時にコルセットを装着して腰痛をしのぎました。

筋肉の弱りが骨に影響して腰痛になったと言う、例でもあります。

ではコルセットは有効?

どうしても我慢出来ない腰痛の場合、でもリハビリをしなくてはいけない場合、そういう時に一時的に使用するならおすすめです。

ただし長期に渡っての使用はあまり、おすすめ出来ません。

と言うのは、コルセットで支えてくれるのに甘えて、筋肉が怠けてしまうと言うことがあるからです。

あくまでも緊急時の使用と言うことが、望ましいと思われます。

腰が痛いので腹筋とか筋トレは無理

これまで書いてきましたように、筋肉の強化は腰痛に対する有効な手段です。

でも腰痛がひどいのに筋トレは、逆に腰椎や骨盤に負担をかけて痛めてしまうこともあるのです。

ここでの軽い筋トレのおすすめは、何と言っても歩くことです、それもただ漫然と歩くのではなく、歩幅を大きく取って遠くを見ながら歩くのが一番の筋トレになります。

この時に、折々に腕を上に上げて背伸びも加えつつ歩くと、骨のつなぎの部分にもゆとりが出来ますので、深呼吸しながら休憩がてら背伸びしてみてください。

本格的な筋トレとリハビリは、大きな痛みが去ってから行いましょう。

まとめ

筋肉が弱れば、骨を正しい位置にサポートできなくなり、骨がずれれば筋肉もねじれてしまう。

これを繰り返すと本当の、負のスパイラル状態になってしまいます。

腰痛と言うのはその負のスパイラルの注意信号のようなものです、骨盤の辺りにもしくは腰椎の辺りに痛みが来たら、骨盤の歪みや筋肉の衰えに気を付けてください。

身体の中心となる骨盤の位置が正確な場所にあれば、全ての骨の位置もまたいい場所に行くはずです。

筋肉と協力しつつ、腰痛と別れを告げましょう。






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