腰痛と椅子の関係と正しい姿勢と正しい座り方について

椅子

腰痛と椅子は深い繋がりがあります。

正しい姿勢と正しい座り方をすれば、腰痛は予防出来るのです。

しかし正しい座り方を指導してもらった経験はあるでしょうか?

正しい椅子の選び方を意識している人はいるでしょうか?

毎日、利用するので知っているのと知らないのでは、大きな差がでます。

腰痛と椅子の関係から、正しい座り方や姿勢についてまとめてみました。



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腰痛と椅子の関係性

座り仕事の人に腰痛が多い

腰痛と椅子の関係の前に、なぜ椅子に長く座っていると腰痛が起こりやすいのか考えないといけません。

本来ならば、椅子に座ってるほうが楽なはずです。

しかし腰痛を訴える人の多くが、立ち仕事よりデスクワークなどの椅子に座ってする仕事のほうが多いのです。

長時間、椅子に座ることで腰に何らかの負担がかかっていると考えられます。

腰痛が起きやすい職業

座り仕事の人に腰痛が起きやすいと言われています。

座り仕事の代表と言えば、デスクワーカーです。

会社にいる時間のほとんどを椅子の上で過ごしているのです。

そのほかにも、タクシーやトラックの職業ドライバーです。

職業ドライバーは1日に10時間以上、座り続けている人なども多いです。

また営業マンなどもデスクワークとクルマの運転の両方を求められますので含まれるでしょう。

腰の筋肉の負担

椅子に座り続けると疲れてきますから、楽な姿勢を無意識にとります。

楽な姿勢とは?

身体を丸めた猫背と呼ばれる姿勢です。

確かに楽な感じがするのですが、身体を丸めると腰の筋肉が引っ張られて硬くなってしまうのです。

多くの人は、猫背が筋肉を休ませている姿勢と思っているのです。

椅子に長時間座り、猫背になり、腰の筋肉に負担を掛け続けたらどうなるでしょう?

もちろん腰の筋肉が悲鳴をあげて痛みを引き起こしてしまいます。

セルフチェック

周りから指摘されても自分で理解しないとなかなか改善しません。

そんな人は、姿勢による筋肉の状態をチェックしましょう。

やり方は、腰の筋肉を触りながら背中を丸めます。

筋肉が硬くなるのがわかるはずです。

次に正しい姿勢に戻します。

腰の筋肉が柔らかくなっているのが、理解できるはずです。



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腰痛にならない椅子の座り方

セットアップ

腰痛を予防する椅子の座り方は、まず深く腰かけることが重要です。

深く腰かけて、背もたれに背中を合わせて座るのです。

座った時に、足の裏が地面についているのも重要なポイントになります。

正しい座り方のチェックポイントとして後頭部、背中、骨盤が一直線になるのが正し椅子の座り方のセットアップポジションなのです。

正しい姿勢のコツ

正しい姿勢にはコツがあるのですが、そんなに難しくありません。

正しい姿勢は重要なのですが、学校などで正しく指導していないのが現状なのです。

専門家による指導だと難し過ぎて一人で再現するのがとても難しくなってしまいます。

意外と知られていませんがポイントは、顎を引くことだけなのです。

顎を引くと連動して背骨もまっすぐになります。

背骨がまっすぐになりますと、仙骨もまえに倒れます。

仙骨が正しい位置にあると腰回りの筋肉は、疲労が溜まりにくくなるのです。

休めの姿勢も覚える

正しい姿勢のコツを記しましたが、いくら正しい姿勢でもずっとしていたら疲労がたまります。

休憩時間などには、背中を丸めて筋肉を休ませるのです。

椅子に座り続けるデスクワーカーには、50分に一回の休めの姿勢をするのがおすすめです。

セルフチェック方法

正しい姿勢で椅子に座れているか、自分でチェックできる方法があります。

正面から鏡で上半身を映すのです。

この時に自分のきているYシャツやブラウスのボタンに注目します。

ボタンがまっすぐであればOKですが、右に曲がったり左に曲がったりしていたら身体が傾いていることになるのです。

たまにセルフチェックすることにより腰痛を予防することが出来るのです。

椅子の選び方のポイントト

背もたれ

椅子選びの1つ目のポイントは、背もたれがついているものを選びます。

背もたれがあると意識せずに良いか姿勢をキープしやすくなるからです。

背もたれがついた椅子に正しくすわると背骨のS字カーブを描き負担が分散されるのです。

背もたれがあれば何でも良いわけではありません。

特に柔らかすぎるものは、避けましょう。

S字カーブが崩れ、分散されていた負荷が一部の筋肉や腱に集中してしまうからです。

椅子の高さ

背もたれの次にチェックしておきたいのが、椅子の高さです。

深く腰かけて足の裏の全体が、地面についていなければなりません。

この時の膝の角度も重要になります。

膝の角度は100度くらいが一番、腰に負担がかからないのです。

オフィスなどで椅子の高さが選べない場合などは、いらない雑誌などをセットして高さの調節をすれば大丈夫です。

また雑誌が足を固定してくれるので正しい姿勢のキープにもなる効果もあるのです。

クッション

椅子のクッションもチェックしておきたいです。

柔らか過ぎるクッションは、お尻が沈んでしまい良い姿勢をキープできなくなります。

柔らか過ぎないものを選び、仙骨を立てるように座ります。

まとめますと、背もたれ付きの椅子に負荷腰かけて足裏全体を重要につけ、ひざの角度は、100度です。

ちなみに股関節の角度は、45度が良いとされています。

股関節の角度は、骨盤の歪みと腿裏の筋肉の緊張にも関係あります。

その他の椅子

バランスボール

最近は、オフィスの形態が変わり自由に空気のオフィスも増えています。

そんな自由度の高い職場の人に人気なのがバランスボールを椅子変わりにすることです。

バランスボールは、正しい姿勢でなければ座っていることが出来ないのです。

しかも正しい姿勢をキープするために、体幹にあるインナーマッスルを鍛えてくれる効果があります。

インナーマッスルとは、腰痛の原因となる脊柱起立筋も含まれています。

脊柱起立筋は、姿勢筋とも呼ばれ姿勢と深いつながりがあります。

バランスボールを椅子変わりにすることにより、脊柱起立筋を疲れにくくし筋力アップにもつながりますからおすすめの椅子です。

座椅子

家の中で椅子を利用する人も多いです。

高齢者などは、1日の大半を座って過ごしますから椅子選びは、重要となります。

そんな人におすすめしたいのが座椅子です。

座椅子の特徴は、足を伸ばして座れますから腰に負担がかかりにくくなることです。

座椅子には、背もたれが必ずついていますから正しい姿勢をキープしやすい利点もあります。

椅子を使わずに胡座などで座る人も多いですが、あまりおすすめは、できません。

あぐらは、背中が丸くなりやすく猫背や腰痛を誘発しやすいのです。

また正座は、腰には良いのですが膝や足首に負担がかかります。

長い時間、座る場合は正座や胡座は避けましょう。

高齢者などが家で長時間座る場合は、座椅子をおすすめします。

高齢者は、身体の耐久性も低くて悪くなってしまうとなかなか改善も難し区なりますから注意しましょう。

まとめ

腰痛と椅子は、深く関係しています。

しかし椅子をうまく利用すれば腰痛になりません。

ポイントは、姿勢と椅子の選び方です。

コレをマスターしていれば、腰痛のリスクはかなり減ります。

腰痛の原因の80パーセントが筋肉や腱などの軟部組織に有ことがわかっています。

正しい姿勢の座り方してで、この軟部組織を労わり、腰痛にならない身体を目指しましょう。






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