腰痛にならないための椅子の座り方について説明をします

椅子

椅子に座るというのは日常の様々な場面で行われます。

赤ちゃんのころから行う動作です。

特に意識をせずにやっている人がとても多いはずです。

しかし、椅子の間違った座り方や間違った姿勢が腰痛を引き起こしてしまうことがあります。

椅子に座るという当たり前の動作を少しだけ見直すことで腰痛を予防したり、軽減したりすることができるかもしれません。



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腰痛になりにくい椅子の座り方を身につける

腰痛対策のための椅子やクッション、体操などはたくさんありますが、まずは腰痛になりにくい椅子の座り方を知り、習慣づけることをおすすめします。

良く座る椅子が腰痛になりにくくものであることはもちろん大切ですが、外出先でもたくさん座る機会はあります。

また、どんなに腰痛対策のされた椅子であっても正しい姿勢で座らなければ意味がありません。



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椅子の正しい座り方とは

椅子に座ると言う動作はいちいち意識はしにくいですが、腰痛が気になるのならば、少し意識をする習慣をつけましょう。

椅子に座る時には少し前屈みになり、お尻を椅子のクッションの一番後ろまで引きます。

それから起き上がり、顎を引いて背筋をピンと伸ばします。

椅子に深く座るところが大きなポイントです。

顎を引いて視線はまっすぐにしましょう。

足は垂直に床へと下ろします。

椅子の座りが浅いと前屈みに合ってしまいやすい

椅子に座る時、浅く腰かけてしまうのはよくありません。

最初はまっすぐと背筋を伸ばしていることが出来たとしても、時間が経つにつれ、段々と前屈みになってしまいやすくなります。

前屈みになることで背中が曲がり、猫背になりやすいです。

そうなると身体をささえようとして腰に負担がかかり、腰痛を引き起こしてしまいやすくなるのです。

椅子の座りが浅いとふん反りかえってしまいやすいです

椅子の座りが浅いと前屈みなるだけではありません。

逆にふんぞり返るような姿勢になってしまう人もいます。

背中と背もたれの間にスペースがあるので、長時間座っている間に背もたれに背中をあずけようとしてふんぞり返ってしまうのです。

ふんぞり返ったままさらに猫背になってしまう人もいます。

いずれにせよ、腰に不要な負担が多くかかってしまい、腰痛を招いてしまいやすいです。

机と椅子は離れすぎないようにする

机で何かを書いたり、キーボードやマウスを操作したりなど、なんらかの作業をする場合は机と椅子の距離を離し過ぎないようにしましょう。

机と椅子の距離が開き過ぎていると、作業に熱中しているうちに無意識に前屈みの姿勢になってしまいやすいです。

前屈みの姿勢は腰に負担を強く書けてしまいます。

椅子に座り、机で作業をする場合にはペンや紙、キーボードやマウスなど使うものを可能な限り自分の近くに引き寄せておくようにしましょう。

これによって背中がまっすぐな状態を保ちやすくなります。

なるべく、ひじ掛けのある椅子を使いましょう。

ひじ掛けるにかける肘は直角が理想です。

そして、肩の力を抜くことを心がけましょう。

腰痛予防だけでなく、肩こりの予防としてもおすすめです。

脚はまっすぐ下ろしましょう

椅子に座る時、上半身については意識が行きやすいですが、足もとても重要です。

椅子に座った時、かかとをしっかりと床につけるようにしましょう。

膝は股関節と平行、あるいは少し高いくらいが理想です。

膝は開きすぎるのもぴったりと閉じてしまうのも良くありません。

膝と膝の間にグーにした手が1つ分入るくらいがちょうどよいです。

脚を組むのはやめましょう

椅子に座る時に足を組むのは病めるようにしましょう。

骨盤が歪んでしまい、腰痛を招いてしまいやすいです。

骨盤の歪みは生活習慣の積み重ねなので、なかなか取れません。

足を組むのがとても好きで、しないとどうしても落ち着かないと言う人は左右の足を交互に組むように心がけましょう。

高過ぎる椅子の場合

椅子の高さが高いと踵を床につけることが出来ません。

踵で体重を支えられないので、足が圧迫され、モモの裏側の結構が悪くなってしまいます。

椅子の高さを調整することが出来ないのならば脚の下に足置き台を設置するようにしましょう。

少しだけ高さが足りないのならばスリッパを履くのもおすすめです。

低すぎる椅子の場合

椅子が低すぎる場合は窮屈な気分になったり、作業に集中しにくくなったり、座ったり立ったりするときの負担が大きくなってしまいやすいです。

椅子の高さが調整できないのならば、クッションなどを引いて高さを出すようにしましょう。

クッションは柔らかすぎると腰痛の原因になってしまったり、高さを出しにくくなってしまったりします。

程よい高さとフィット感があるものがおすすめです。

適度な休憩を

椅子に正しい姿勢で座り続けることはとても大変です。

また、どんなに正しい姿勢で椅子に座っていたとしても、座るという姿勢は寝ている時よりも立っている時よりも腰に負担をかけています。

長時間座り続けることのないようにしましょう。

1時間1回くらいは作業を中断してリラックスタイムを設けるようにしましょう。

軽いストレッチをしたり、散歩をしたりするのがおすすめです。

腰だけでなく、頭もリフレッシュすることが出来ます。

トイレまで歩くのも立派な散歩です。

椅子に座ったまま首や肩を回してみたり、伸びをしてみたりしましょう。

少し立ち上がったり、歩きまわったりすることが出来るのならば、屈伸運動が腰をグルグルと回す体操もおすすめです。

特に極度に集中して作業している時には身体が緊張してしまい、凝り固まってしまいやすいので、休憩はとても大切です。

休憩を入れた方が集中力を保ちやすく、作業効率が上がることが多いです。

日本向けの椅子がおすすめ

オフィス用品が家庭用の家具のデザインはとても大切です。

しかし、海外メーカーのものがオシャレなものが多いですが少し注意が必要です。

海外のメーカーの商品の中には長身の白人のためにデザインされている椅子が多くあります。

これらの椅子が平均的な体型の日本人が座るとやや高過ぎてしまうことが多いです。

日本のメーカーが日本人向けに作った椅子が日本人の標準体型に合わせた高さに作ってあります。

椅子と組み合わせて使うことの多い机も同様に日本人の体型に合わせたものがいいでしょう。

Sの字カーブを意識する

背骨はまっすぐではありません。

横から見るとゆるやかなSの字カーブを描いています。

このSの字カーブを維持することも腰痛対策には大切なことです。

たいていの椅子の背もたれは真っすぐなので、背もたれにそのまま背中を預けてしまうとSの字カーブが崩れてしまいます。

これが腰痛を引き起こしてしまうことがあります。

背中のくぼみにフィットさせることのできるコンパクトクッションがあると腰への負担を軽くすることが出来ます。

椅子だけでなく、長時間車を運転するときにもおすすめのアイテムです。

っこの、背中に当てるクッションはクッションならばならばなんでもいいというわけではなく、椅子の背もたれ専用の物を選ぶようにしましょう。

まとめ

普段、椅子に座るという動作を特別に意識せずにやっている人がとても多いです。

しかし、浅く座ったり、かかとをつけずに座ったりすることで姿勢が崩れやすくなり、腰痛を招いてしまいやすいです。

腰痛対策のための椅子やクッションはたくさんありますが、まずは腰痛になりにくい正しい椅子の座り方について知るようにしましょう。






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