腰痛に悩む妊婦が入浴剤を使うときに気を付けることについて
妊婦はお腹が大きくなるにつれて、身体を支えるために反り返った姿勢を取りやすくなります。
それが原因で腰痛になりやすいです。
入浴剤の中には腰痛を緩和するものがありますが、妊娠中は普通の身体ではありません。
入浴剤の種類によってはおすすめできないものもあります。
腰痛に悩む妊婦が入浴剤を使うときの乳井店について紹介をします。
妊娠中は腰痛になりやすい
妊娠中は普段にもまして腰痛になりやすいです。
単純に身体が重くなるだけでも腰痛を招きやすくなります。
妊娠をすると身体全体が重くなるのではなく、お腹が特に大きくなります。
このお腹を支えるために身体が反り返った姿勢をとりやすいです。
この無理な体勢で腰に負担がかかり、腰痛を招くことがあります。
また、妊娠中は身体が疲れやすかったり、眠くなったりしやすくなります。
横たわる時間が長すぎるのも腰痛を招きやすいです。
さらに、妊娠後期になり、お腹が大きく重くなると仰向けになりにくいです。
横向きで眠ることでさらに、腰痛が加速してしまうことがあります。
腰痛緩和にはお風呂が有効
腰痛の緩和方法はいろいろあります。
骨盤ベルトを閉めたり、体操をしたり、マッサージをしたりなどで腰痛を緩和させることが出来ます。
クッションを利用することで腰に負担のかかりにくい姿勢で座ったり寝たりすることもできます。
腰痛が深刻ならば整体や針、お灸なども良いでしょう。
あらかじめ妊婦であることを伝えれば、配慮した施術を行ってくれます。
損な中でも、日常的に簡単にできる腰痛対策の1つがお風呂です。
お風呂は身体があたたまり、血行が良くなります。
腰回りの血行が良くなることで腰痛対策になります。
妊婦は腰痛だけでなく、むくみに悩まされることも多いですが、お風呂にはいって血流をよくすることで、むくみ対策にもなります。
リラックス効果も高いです。
また、水中では体重がかかりにくいので、お腹が大きくても、ストレッチなどもできます。
入浴剤について
妊婦がお風呂に入ることで、腰痛やむくみなどを緩和しやすくなりますが、入浴剤を使って良いのかについて説明をします。
温泉の中には妊娠中は控えた方が良いとされるものもあります。
しかし、逆に子だからに恵まれたり、安産を促すとされたりする温泉もあります。
入浴剤も同じです。
妊婦さんの腰痛対策になり、健康促進のためにおすすめできる入浴剤もあれば、妊娠中は少し控えた方が良いとされる入浴剤もあります。
腰痛に悩む妊婦さんは妊娠でも使え、なおかつ腰痛に効果のある入浴剤を探してみましょう。
妊娠中に控えた方が良い入浴剤について
ほとんどの入浴剤は妊娠中に使って問題はありません。
しかし、中には妊娠中の使用は控えた方が良いものもあります。
使ったからと言って、即深刻なトラブルになることはかなり稀ですが、避けるに越したことはありません。
パッケージに妊娠中は使わないほうが良いと書いてあるもの
入浴剤のパッケージに妊娠中の人の使用はおすすめできないと書いてあるものは避けましょう。
刺激が強すぎる可能性が高いです。
特定のハーブが使われているもの
ラベンダーやローズマリー、ローズ、タイム、カモミール、ペパーミント、ジャスミン、タイム、アロエなどのハーブが使われている入浴剤は妊娠中にはあまりおすすめできません。
リラックスできる香りとして、人気高く、入浴剤の中でも定番のフレーバーです。
血行も良くなるので、妊娠中でなければ腰痛の緩和として期待することもできます。
しかし、これらのハーブは子宮を収縮させてしまう作用があります。
子宮の収縮が促されるとお腹が張ったり、早産や流産を引き起こしてしまったりするリスクが高くなってしまいます。
逆に、38週を過ぎて、もういつ出産してもいいという状況ならば、問題ありません。
リラックスしながら陣痛を促す効果も期待できます。
発汗作用の強い物
唐辛子入りなど、発汗作用の強いものはおすすめできません。
妊娠中は心臓にいつもよりも負担がかかっています。
さらに、汗をかいて体内の水分が減ってしまったり、身体がほてってしまったりすると危険なことになってしまいます。
肌への強い刺激がある物
妊娠中は普段よりも、肌がデリケートな状態になっています。
妊娠前は問題なく使っていた入浴剤でも、妊娠中には刺激が強すぎてしまう場合があります。
入浴剤入りのお風呂に入ったら、肌がピリピリする、ひりひりするなどということになったらすぐに上がり、シャワーで入浴剤の成分を洗い流しましょう。
泡ぶろやトロミのあるお風呂
泡ぶろやトロミのあるお風呂はとても楽しく、湯冷めもしにくいです。
しかし、これらの入浴剤を使うと、お風呂の底や浴室の床が滑りやすくなってしまいます。
妊娠中の転倒はとても危険なので、あまりおすすめはできません。
ニオイが受け付けられないもの
妊娠中はつわりでニオイや味などの感覚が変わってしまうことがあります。
いくら妊娠中でも問題がない、腰痛に効果があると言われている入浴剤でも、ニオイが受け付けられない場合は使わないようにしましょう。
つわりには終わりが必ず来ます。
出産のあとも腰痛のリスクが続きます。
楽しく使える状態になってから入浴剤を使っても遅くはありません。
妊娠中におすすめの入浴剤
妊娠中におすすめの入浴剤について紹介をします。
保湿作用のあるもの
妊娠中は肌がデリケートな状態になりやすいです。
特に、急激に皮膚が伸びる腹回りの肌が薄くなって乾燥しやすくなってしまったり、妊娠線ができやすくなってしまったりします。
保湿作用のある入浴剤ならば腰痛対策をしながら、潤い対策も行えます。
ただし、保湿作用のある入浴剤の中にはぬるぬるするものあります。
ぬるぬるするものは転倒のリスクが上がるので気を付けなければなりません。
柑橘系のフレーバーのもの
妊娠中は柑橘系の香りを好ましく思う人が多いです。
さっぱりとした気持ちになりやすいです。
グレープフルーツの香りは食べすぎを防止する作用もあるので、食欲を押さえたい妊婦さんにもおすすめです。
ただし、好みには個人差があるので、柑橘系の香りに嫌悪感を感じるのならば、使用はやめましょう。
炭酸ガス入りのもの
癌さんガス入りのものは発泡作用により、血行を促進するので、腰痛に効果は高いです。
ただし、発汗もしやすくなるので、水分補給をしっかりと行い、あまり長湯はしないようにしましょう。
赤ちゃんにも使えると書いてあるもの
パッケージに赤ちゃんにも使える入浴剤とあるものは刺激が弱く、保湿作用が高いことが多いです。
赤ちゃんだけでなく、妊婦さんにも使いやすい入浴剤です。
出産後も赤ちゃんと一緒に入浴剤を使うことが出来ます。
長湯に注意
お風呂はとても気持ちがいいです。
腰痛を一時忘れることが出来るほどのこともあります。
しかし、妊娠中の長湯はおすすめできません。
長湯は脱水症状になりやすいですし、心臓にも負担がかかってしまいやすくなります。
もしも眠ってしまうようなことがあればとても危険です。
妊娠中は普通の身体ではないことを自覚して、あまり長い間はいらないようにしましょう。
まとめ
腰痛に効く入浴剤はたくさんあります。
妊娠をして腰痛になってしまう人はすくなくありませんが、それを緩和するのに、入浴剤はとてもおすすめです。
とはいえ、妊娠中は普通の身体とは違います。
子宮を収縮させてしまう作用のあるものや、刺激の強い物、ぬめりがあるもの、発汗性の強い物、ニオイを受け付けないものなどは使わないようにしましょう。