腰痛の原因と毎日使用する椅子と腰痛の関連性について
パソコンに向かって仕事をしたり、読書をしたり。
日々の疲れが溜まって、身体に異変は起きていませんか?
特に腰痛は軽度なものから重度なものまで沢山の人が悩みだと思います。
日々使っている椅子も腰痛の原因の一つになっているかもしれません。
また椅子は腰痛を改善する道具としても優秀な道具でありお手軽に手に入れられるものです。
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1.腰痛の原因
腰痛の原因と一口に言っても本当に様々です。
骨や筋肉の疲労や老化による痛みや、中には病気が原因で痛む場合もあるので痛みがひどい場合は放置せず病院にいきましょう。
1-2.背骨の構造
まず人間の背骨は首、胸、腰、お尻、の骨から構成されておりそれぞれ、頚椎(7個)胸椎(12個)、腰椎(5個)仙椎(5個)尾椎(1個)という名前がつけられています。
その内人間の体重の大半を受け止めているのは「首の骨」「腰の骨」です。
背骨には脳からの指令を伝える為に脊髄が通る為の穴が空いています。
計30個の穴が連結して一本の管を形成しています。
時代を遡り人の先祖がまだ四足歩行の時は背骨まっすぐなI字型で長い時を経てS字変化していきました。
その進化は重いものや、体の体重を支えることを可能にしてその結果重い物を運べるようになり、急激な体勢の変化にも対応できるようになっています。
また背骨と背骨の間には骨がぶつかったり、擦れたりしないようにクッション代わりになる軟骨成分の「椎間板」があります。
この椎間板も痛みの原因としてあげられます。
また骨それぞれの可動性は全く異なり前(屈曲)、後ろ(伸展)、回旋の方向に分けられて屈強は腰椎の60度、伸展は頚椎、胸椎の75度、回旋は頚椎の50度となっておりこの可動性も腰痛に深く関係しています。
また腰痛の原因は第四、第五腰椎に起こることが多くX線などで診察するのも始めにすることが多いです。
背骨は体における大黒柱のようなものでとても大事な部分です。
1-3腰痛と老化
原因としてまずあげられるのは「老化現象」です。
生き物は植物を含め全てに老化現象が起き避けては通れないものです。
年齢を重ねていくと、肘や膝などの関節が痛むのも老化現象であることが多いです。
またスポーツ選手は普段から身体を酷使しており関節を使う頻度がとても高く、いためてしまうスピードが早いです。
ただ一般的な生活をしている限りは若くし関節が痛むことはそうありません。
腰や背中に感じる痛みの主な原因は「椎間板」によるものです。
人は年齢を重ねていくとこん椎間板にある弾力が失われてしまうのです。
弾力ある内は押してもすぐに戻りますがこれは若い頃の椎間板です。
年齢を重ね、弾力性が無くなると骨に圧迫されて「椎間板ヘルニア」や「椎間板すべり症」の原因にもなります。
他に老化現象で起きる病気は「脊髄菅狭搾症」もあります。
老化現象は避けて通れないものではありますが、日々の生活習慣や腰に優しい生活を心がけるだけで予防や改善にもつながります。
1-4女性ならではの腰痛
女性ならでは腰痛として子宮や卵巣などの病気で腰痛になることもあります。
個人差はありますが。
子宮筋腫や子宮内膜症などたくさんありますので下腹部の違和感と腰痛が気になった時は早めに病院へ行きましょう。
1-5.ぎっくり腰
よく耳にする「ぎっくり腰」ですが本来は「急性腰痛症」と言います。
よくあるパターンはいつもと違う動作で腰回りの筋肉に負担をかけることによって起こります。
重い荷物を持つ際は腰をしっかりと落とし、腰と上半身の力だけではなく下半身の力を使うことによって負担を軽くできます。
これとは逆に慢性的な腰痛が続く事を「慢性腰痛症」と言います。
主な原因は腰の筋肉疲労によるもので、仕事や日常生活で腰に負担をかける姿勢が長時間あるとなりやすい状態です。
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2.椅子と腰痛
実は立っている時より座っている時が腰の負担は大きいのです。
座ると股関節が曲がり、腹筋が緩む為背中や腰の筋肉、椎間板と脊髄で支える必要がある為です。
立っている状態で椎間板にかかる圧力を100とした時座ると140、前傾姿勢だと185まで大きくなるとされています。
また座るという行為が負担になるだけではなく座り方一つで負担のかかり方はよくも悪くも変わります。
2-1.よくない座り方
腰に通常よりも負担をかけてします状態をまとめました。
「背中を丸める」お仕事でパソコンを使う際、本を読む際集中してしまって前のめりになっていませんか?
「片肘をつく」時間が経って椅子の肘掛けや机に頬杖をついて支えていませんか?
「斜めに座る」机に対して斜めになっていませんか?
「骨盤を倒す」背もたれによりかかりお尻が前にずれていませんか?
「足を組む」片方ばかりで足を組む癖は骨盤にも悪影響です。
いずれも体重の重心がずれて腰椎に余計な負担がかかり、腰痛の原因につながります。
2-2良い座り方
では正しい座り方とはどんな座り方でしょうか?
上記の座り方を避けるように意識するとこうなります。
太ももを揃えて膝をつき、角度は90度になるようにします。
お尻を椅子に深く腰掛けお尻と腰の角度も90度になるように意識をします。
顎を引きまっすぐにします。
これを気をつけるだけで腰への負担が軽くなります。
慣れない内は筋肉が疲れると思いますが、その負担を今までは腰にかかっていたと思うと驚きますね。
3.椅子の選び方
では自分にあった椅子はどう探せば良いのでしょうか?
一言で言うと「座ってみてしっくり来る」まで探すことです。
といっても椅子の種類は膨大にあり探すのは大変です。
メーカーによってけっこう違いがあるのでゆっくりじっくり探して下さい。
座面やリクライニング、アームレストの調整が出来る物が自分なりに合わせられ、場面や用途によって変えられるのでおすすめです。
座って試す際は先ほど記載した座り方を意識して無理な姿勢になっていないか注意して選びましょう。
普段使う時に前傾姿勢なのか後傾姿勢なのかでも変わって来るので自分のライフスタイルに合わせて特徴を見極めましょう。
4.おすすめのチェア
種類が膨大にあるチェアですが中でもおすすめのものをいくつか記載しますので是非参考にしてください。
KOKUYOINSPINE
まず一つ目は「KOKUYOINSPINE」です。
日本を代表するメーカーですね。
座る姿勢を固定ではなく動的に捉え、姿勢の変化に着目して開発したチェアです。
背もたれは一本のワイヤーが柔軟に背中に追従する業界初の「ワイヤーランバーサポート」により最適な座り心地を生み出し、サポートしてくれます。
HARA Chaeir nietzsche
二つ目は「HARA Chaeir nietzsche」です。
座面と背面が分割されており独立して動くので常にフィット感があります。
座っていると自然と姿勢も良くなり疲れづらいチェアです。
Steelcase Leap
三つ目は「Steelcase Leap」です。
このチェアは専門チームが5年間研究し作られたチェアで体の動きを阻害する事なく、自然に動かすことができる優れものです。
生産性、健康面でも高い評価を受けています。
上記以外にもたくさんのチェアがあります。
ご自身の体格や用途に合わせた椅子を是非見つけ出してください。
椅子選びは腰痛だけではなく、仕事の効率や趣味の時間をより有意義にしてくれます。
まとめ
腰痛を改善、予防するには座り方や椅子選びが重要な事を見ていただきました。
自分を見つめ直し少しでも腰痛が改善される事を期待します。
そして何より自分にあった椅子を見つけて使い、愛用してください。
毎日使うものがお気に入りのものだと幸せな気持ちにもなれます。
心と身体の為にも自分の座り方や椅子を見直してみてください。