腰痛を引き起こす骨盤の歪み
腰痛になるととても憂鬱になりますが、そこだけを治そうとしてもなかなか難しい場合もあるでしょう。
腰は体の中心にあるためいろいろな事が絡み合って不具合をおこしている事も多く、いろいろな角度から原因を追究していく必要がありそうです。
また腰痛になる原因としてよく言われるのは骨盤の歪みです。
この2つはとても関係が深いため何かと影響を与え合っている場合も多いでしょう。
腰椎と骨盤の歪み
腰痛には骨盤の歪みが深く関係しています。
腰が痛くなる要因としては腰椎の位置がずれることにより神経が圧迫されるためと言われていますが、腰椎の位置がずれるという点についてよく考える必要があるでしょう。
何もないのに腰椎がゆがむという事はありませんので、やはり何らかの力が働いているという事になりそうです。
そこで考えられるのは骨盤の歪みです。
腰椎と骨盤はつながっているためお互いに影響を与え合っている可能性が高く、どちらかがずれたり歪んだりした場合はそれぞれに悪い力が働いてしまうという事が考えらます。
ですから腰痛を感じたら腰椎と骨盤について少し考えてみたほうがいいでしょう。
骨盤が歪んでいる可能性が高いことを表しています。
デスクワークによる骨盤の歪み
骨盤が歪むと腰痛になりますが、そうなる原因はいくつか考えられます。
例えば長時間同じ姿勢でデスクワークなどしている場合は骨盤が歪みやすいでしょう。
椅子に座って同じ姿勢を続けていると背中の筋肉などが絶えず緊張状態になりますが、背骨のS字カーブが保てなくなるためそれに伴い骨盤も歪んできてしまいます。
また骨盤は腹筋などで支えられていますが、背中が緊張状態の場合は腹筋が緩んできてしまいます。
腹筋が緩んでくると骨盤もまた支えることができなくなるため、歪みを引き起こしてしまうでしょう。
自分では何気なく机に向かっているつもりでも、思わぬところで体に負担をかけてしまっている場合もあるでしょう。
骨盤のためにも少し伸びをしたりして筋肉の緊張をほぐすのがおすすめです。
歯ぎしりも危険?
ちょっと意外ですが、歯ぎしりなども骨盤の歪みと関係があるようです。
寝ている間に歯を食いしばったりする人もいると思いますが、それにより背中の筋肉も緊張状態になってしまうでしょう。
これにより骨盤に歪みが生じることもありますので注意が必要です。
自分ではなかなかわかりにくいですが、家族に聞いたり歯科などを受診した際にわかる場合もあるでしょう。
歯が摩耗してきますので、だいたい見えればわかるようです。
癖になっている場合もありますし、寝ている間は防ぐことができないためマウスピースなどがあると便利でしょう。
加齢による筋力の低下
年齢とともに筋肉も弱くなりますので、それにより骨盤の歪みがおこることもあるでしょう。
腹筋などが弱くなるとそのほかの筋肉にひっぱられ骨盤が歪む場合もあります。
骨盤周りの筋肉はとても重要で、それらが弱まってくると支えきれずに位置が歪んできたり、その他の筋肉をひっぱったりしてしまいます。
例えば太ももの筋肉が弱まるとそれに伴いふくらはぎの筋肉が頑張ろうとします。
ふくらはぎが頑張ると上部にある大腿骨にまで影響を及ぼし骨盤が歪んでしまう事もあるでしょう。
骨盤が歪むと腰痛になってしまいますので、そうならないためにも普段から筋肉を鍛えておく必要があるかもしれません。
まとめ
日常生活の中で知らないうちに骨盤が歪んでしまっていることもあるでしょう。
骨盤が歪んでしまうと腰椎にも悪い影響を及ぼし、腰痛になってしまう場合もありますので注意が必要です。
骨盤周りの筋肉を鍛え、デスクワークなどで筋肉が緊張しているならそれをほぐすようにしてあげましょう。
また加齢による筋肉の衰えなどもありますので、普段から鍛えるようにしておくといいかもしれません。