腰痛持ちの人は特に、椅子に座る時立ち上がる時に注意を

椅子

腰痛というのは原因も様々ですが、痛む時の状況も様々です。

歩いている時に痛む人もいますし、立っている時に辛いという人もいます。

また椅子や床に座っている時に、特に腰痛を感じるという人も勿論多いですね。

しかしこの腰痛持ちの人達、共通して言えるのは立ったり座ったりの時に痛むことが多いということです。

この立ち座り、結構身体に負担がかかるものなのです。



12年間腰痛の私が絶対おすすめする腰痛によい椅子ランキングはこちら




腰痛の種類は幾つもあるので代表的なものを

腰痛の原因は本当に様々です。

急激な運動などによる怪我や故障が原因というのも、勿論あります。

ちょっとしたひねりだけでも、普段あまり運動していない人だと関節部に負担をかけてしまって、結果腰痛を起こすこともあるのです。

立ち仕事や座りっぱなしの仕事でも、毎日となると腰痛の原因になってきます。

加えて、これが一番多いのですが、年令による筋肉や関節部の摩耗が原因のこともあります。

これが一番厄介で、しかも慢性的な腰痛になってしまいますので要注意ですね。

勿論他にも、ヘルニアなどの病気が原因のこともありますし、原因不明の神経的な問題から来る神経痛でということもあります。

どれもこれも厄介であることに、まあ変わりはありません。



12年間腰痛の私が絶対おすすめする腰痛によい椅子ランキングはこちら




腰痛の原因に共通すること

さてこれらの多くの腰痛の原因には、ある共通点があります。

それは多くは姿勢の悪さです。

S字カーブを描いているはずの背骨と、床に対して垂直になっているはずの骨盤の角度が、変わってしまっているのですね。

これのおかげで、身体の要である腰の部分に大きく負担がかかり、腰痛を引き起こしてしまうのです。

何故姿勢が悪くなるのかも、これも原因は様々です。

座る時間が長い人の場合、つい腰をずらして座るくせがついていて、骨盤が前滑りしてしまうということもあります。

また何かに夢中になっていて、前かがみだけでは済まず猫背になっていることもあります。

長時間立ってる時にも同じことが起きますし、椅子に座っている時にも同じことが起こります。

また立っている時に片方の足に重心をかけることが癖になっていたり、椅子に座る時に脚を組むのが当たり前だったりすることはありませんか。

これも骨盤の歪みを呼んでしまいます。

筋肉がしっかりしていれば、姿勢をすぐに戻すことが出来ますが、もし筋肉も弱っていたりすれば姿勢はどんどん崩れていってしまい、結果腰痛も起きてしまうのです。

高齢者に腰痛持ちの人が多いのは、これらの原因を満たしてしまっているからですね。

勿論若い人でも、身に覚えのある人は少なくないと思われます。

椅子に座っている時は負担が大きい

それでも立っているときというのは、足の裏に体重がかかっていることになります。

しかし座っている時には、坐骨やお尻に体重がかかってきます。

立っている時よりも腰回りに、体重による負担が大きくなるわけです。

なので、デスクワークや長距離ドライバーを仕事にしている人に腰痛が多く発生することになります。

一見立っているよりも楽に見える座るという姿勢ですが、実は身体への負担特に腰への負担は大きいのです。

しかも座り方が悪ければ姿勢も崩れ、腰痛もひどくなるというおまけまで付いてしまいます。

座り仕事の長い時には、また長時間座りっぱなしの旅行での移動も、この姿勢については気をつけたいものですね。

椅子に座る立つという行動

さてこの椅子に座る、もしくは立ち上がるという動きについてです。

実はこの時の身体の動きが、腰痛をもっている人、腰のトラブルのある人には負担が大きい動きなのです。

普通に座る時にまず取る姿勢は

普通に座る時、腰痛などなにもない時には無意識に誰でも同じ動きをします。

これは電車の中などで見てみると明らかですが、椅子の座面に対してお尻を乗せるという動きから、座るのが普通です。

つまり一時的ですが、お尻をちょっと突き出した出っ尻姿勢になるわけです。

所謂、中腰というものですね。

大体の人はこの姿勢を通過して、お尻を座面に乗せていきます。

中腰というのは実は腰に負担の大きい姿勢

この中腰ですが、実はこれ腰への負担が大きい姿勢なのです。

お尻を突き出していますので、腸腰筋などのインナーマッスルがあまり働いてくれない状態です。

ということは、上半身と下半身をつなぐ筋肉がちょっとお休みしている状態なわけです。

結果、特に腰椎に負担がかかってきます。

腰痛持ちの人が座る時、声を出しているのを聞いたことがある人もいるでしょう。

無意識にですが、掛け声で少しでも他の筋肉を緊張させて、痛みを少なくしようとしている結果ですね。

立ち上がる時も同じ姿勢を通過

では立ち上がる時にはどうなのかと言いますと、同じく中腰を通過して勝ち上がることになります。

なので同じく腰へ負担がかかってきます。

しかし幸いなことに、座るという休憩の姿勢に入る時の筋肉よりも、行動の始まりである立ち上がるという動きをするのですから、筋肉も緊張してくれています。

勿論長時間座り続けた後は、腰回りが固まって立つのも大変ということになりますが、その点を差し引けば座る時よりは少しは楽だと言うことですね。

椅子に座ったり立ったりする時腰痛を起こさないために

この椅子に座るという行動で、ぎっくり腰を起こした人もいます。

すでに腰痛を抱えている場合、充分に注意をしたいものですね。

座る時には手助けを

手助けと言っても、誰かに手を貸してもらうのではなく、自分の手でちょっと助けるということです。

椅子の肘掛けなどがあれば、それに手をかけて少し体重を引き受けてもらいましょう。

これでずいぶんと楽になります。

電車などで座る時も、ポールのそばの席がおすすめです。

ポールを支えにして座ると、姿勢もあまり崩れませんので痛みも緩和されます。

立ち上がる時にもちょっと手を添えて

立ち上がる時にも同じように、ちょっと手を使って助けてもらうと格段に楽になります。

デスクワークの後なら、椅子の肘掛けは勿論デスクの端に手をかけて立ち上がるだけで、かなり違いが出ます。

懸垂の要領で手を使うと、ついでに脇の筋肉の鍛錬にもなりますのでおすすめです。

また腰痛がひどくて杖を使っている人の場合、この杖をやはり懸垂の要領で立ち上がる時の支えにすると、腰への負担が減ります。

腰痛の時には手助けは大事

良く健康チェックなどで、椅子から支えなしに立ち上がれるか、などという課題が出てくることがあります。

勿論それが出来るだけの筋力があれば、それに越したことはありません。

しかし立ち座りという日常行動は、自分で思っているよりも回数多くやっている行動なのです。

筋肉を鍛えるためにも手助け無くやろうという気持ちは大切ですが、そこで無理をして壊してしまっては元も子もありません。

特に腰の感覚に不安定さを感じる場合、手助けをして下さい。

筆者の場合、ヘルニア後に坐骨神経痛と言う問題を抱えてしまいました。

ヘルニア最盛期には、椅子に座るのにも棒を飲み込んだような姿勢でなくては座れませんでした。

立ち上がる時も、支え無しには勿論、真っ直ぐな背骨を維持できませんでしたので、何かの支えを必要としました。

その後の神経痛が時々、非常に腰回りに不安定さを感じるので、その時には食事の席から立ち上がる時にも、ちょっと机に手を添えて立ち上がっています。

特に痛い時に無理して我慢しても、結果腰に負担がかかるだけで良いことはありません。

痛みを上手くやり過ごせるように、特に椅子に座る椅子から立つという行動には注意をしてくださいね。

まとめ

椅子に座り続けて腰痛になるという人も、その後立ち上がる時にもっと痛みを感じるということ、ありませんか。

それだけ立ち座りの行動というのは、不安定で負担の大きなものなのです。

しかも無意識にやっている行動なので、気がついた時には痛みでビックリ、などということにもなりかねません。

転ばぬ先の杖、近頃腰の調子がいまいちという時には、椅子に座ったり立ったりの時に、少しだけ注意を払ってみて下さい。






椅子