腸の動きが良くないしお腹の調子も良くない、これって腹筋のせい? 骨盤ベルトでサポート出来る?

腰痛用骨盤ベルト

お腹の部分、おへそ周りの辺りというのは非常に大事な内臓の入っている部分です。

背中側には骨盤という大きな骨があって、これが身体を保護してくれています。

しかし前面はと言うと、骨が無い無防備な状態なのです。

筋肉を鍛えている人の場合内蔵を筋肉が守ってくれますが、鍛えていなかったり弱ったりした場合保護してくれるものがないのが、このおへそを中心とした部分なのです。

骨盤ベルトの使用で、実はこの部分の保護も出来るのです。



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骨盤ベルトという名前なので骨盤だけと思ってしまうけど

骨盤ベルトというと、その名前からして骨盤の保護やサポートという役目を持った健康アイテム、と思われる方がほとんどでしょう。

実際、骨盤ベルトの大きな役目は、骨盤のサポートと保護であることは事実です。

しかし反面、保護してくれる骨のないお腹側の保護という点でも、骨盤ベルトは非常に有効に働いてくれるのです。

腹筋が弱っていたり、もしくは衰えてしまうとこの部分の内蔵、大腸や小腸も内部でしっかりと支えることが出来ずにヘタれてしまいます。

またのう少し上の部分、胃の辺りも筋肉のサポートが出来ずに、いわゆる胃下垂になってしまいがちです。

勿論腹筋や背筋を鍛え直すという手もありますが、そこに至るまでのサポートとして骨盤ベルトの使用も考えることが出来るわけです。

骨盤だけでなく、腹筋ひいては内部の臓器のサポートもある程度こなしてくれるのが、骨盤ベルトです。



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筋肉が弱った結果内臓がきちんとしていないと起きてしまう問題

腹筋や背筋は勿論、姿勢や運動に関わってくる筋肉です。

それに加えて、内蔵保護の役目も持っています。

特におへそ周りは、骨もなくサポートも保護も腹筋に任されています。

なので腹筋が弱れば、腸の位置も変わってしまったりもします。

胃下垂なども、その辺りの筋肉の弱体が原因で起きることもあります。

腸も、サポートしてくれている腹筋が弱ると、位置だけでなく働きにも問題が起きてきます。

また逆に、鍛えすぎて硬くなりすぎれば今度は、上から抑えてしまうので腸の動きを止めてしまうことも無いとは言えません。

かなりデリケートな部分ですので、どうも近頃お腹の調子が良くないと思ったら、この腹筋の問題を疑ってみるのもいいかもしれません。

硬くなりすぎや、腹筋が弱りすぎていると便秘などの問題も出てきます。

結果、健康の問題にもつながりますので、注意していきましょう。

骨盤ベルトには形も色々ありますので症状に応じて

骨盤ベルトというと、代表的なのは骨盤を丁度カバーするサイズのものでしょう。

しかし、コルセットタイプのもの、胃の下辺りからヒップの上辺りまでを覆う、コルセット型のものも骨盤ベルトとして販売されています。

ベルトという単語からのイメージとはかけ離れた形状のものもあるということです。

腹筋や背筋が弱って、内臓の調子も良くないという人の場合、症状に応じて縦サイズを選ぶと言いでしょう。

胃の調子も良くない方はコルセットタイプのもので、腸の調子の良くない方は骨盤サイズのものでと、使い分けるのも手です。

多くのサイズと形状がありますので、充分に選択してご自分に合ったものを選んでいきましょう。

まあコルセットタイプのものだとさすがに、ちょっと締め付けすぎの危険性もありますので、特に最初の使用はベルトタイプのもののほうがいいかもしれませんね。

腰よりも内蔵の方をメインで使用したい場合の骨盤ベルト

腰をサポートする場合の骨盤ベルトは、実際サポート能力の優れたものを選ぶのが一番です。

しかし前面の内蔵をサポートの場合、少し選び方にも違いが出てきます。

素材はソフトなものがおすすめ

素材も色々出ている骨盤ベルトです。

どの素材が一番いいかは、個人差もありますので断言は避けておきましょう。

しかしお腹の内部のサポートを考えた場合、素材はできるだけ柔らかいものがおすすめです。

腹筋の代理でのサポートですので、ソフトなだけでは務まりません。

しかしここに硬い素材のものを使用してしまうと、お腹自体を抑えすぎてしまう危険があるからです。

そうなるとお腹、内臓の動きを妨げてしまうことになります。

腹筋の筋トレで、腹筋を固くしすぎてしまうと今度は腸の動きを阻害してしまうことがあります。

運動してるのに便秘気味と言う人は、これが原因であることも多いのです。

硬い素材の骨盤ベルトを選んだ場合、この硬い腹筋の状態になってしまうこともあります。

良くしようと思ったら、便秘が悪化などということのないように、素材は厳選しましょう。

強く締めすぎないまたはサイズはあまりきつくないものを

骨盤のサポートの場合や開いた骨盤を元に戻す場合、ちょっときつめに締めてサポート力を強くすることがあります。

しかし内蔵メインで使用する場合、強い締め方はこれもまた内臓の動きを鈍くする元になります。

腹筋も内蔵も動けるような締め方で、使用していきましょう。

例としては、サラシを巻くもしくは帯を締めるイメージです。

どちらも布なので、きっちり巻いても巻いているうちに丁度良く緩みが出てくるものです。

この自然な緩みが、苦しくなくまた呼吸もきちんと出来る元なのです。

しかし骨盤ベルトの場合は、その緩みが出てきません。

なので当初の装着の時から、それを想定して巻くのがおすすめです。

マジックテープなどで調整のできるものを選ぶと言いでしょう。

判断基準としては、深く呼吸が出来るか否か、最低でも横隔膜の辺りまで呼吸がイン・アウトできるか、をベースにするといいでしょう。

呼吸は筋肉や内臓を動かす原動力なのを、どうぞお忘れないようにしてください。

使用する時に注意したいこと

普通に骨盤サポート用に使用する時との共通注意ももちろんありますが、また独自の注意点も幾つかあります。

ベルトの下にはクッションを

ベルトを巻く時には下に1枚、下着は必須です。

もしくは薄い晒や手ぬぐいなど、巻いておきましょう。

直接の装着は肌にもよくありませんし、傷めてしまう危険性もあります。

加えて、お腹のために使用するのですから、ここで冷えも防いでしまいましょう。

お腹の冷えは万病の元とも言います。

コルセットを巻くとどうしても、汗をかくことになります。

その汗が冷えにつながらないためにも、1枚薄い布を使用したいものですね。

汗を書いたら布を変えて、汗をよく拭き取ることも忘れないでください。

長期間の使用は出来れば避けたい

腰などの場合、何となく状況が良くなると痛みも取れて、骨盤ベルトを外すタイミングが分かるものです。

しかしお腹のために使用していると、何時外せばいいのか迷ってしまうことがあります。

その為、外したらまた調子が悪くなるのではないかと心配になって、中々外せないこともあるでしょう。

しかし骨盤ベルトは、自分の腹筋で腸をサポートするまでの代理としての使用です。

あまり長期間の使用は避けたいものです。

骨盤ベルトに甘えて、筋肉がサボった挙句もっと弱ってしまっては、本末転倒というものです。

少しずつ筋肉を鍛えて、できるだけ早く自前の筋肉で内蔵保護できるようになりたいものですね。

ちなみに筋トレをするような場合は、外してからやるのがおすすめです。

邪魔にもなりますし、これまた筋肉の動きを阻害してしまうこともありますので、そういった時には外すようにしてください。

まとめ

腹筋のサポートとして、結果内臓のサポートとしても使用できる可能性を秘めた、骨盤ベルトです。

体調の悪さが腹筋の衰えや、内臓の衰えから来ている場合にも、役立ってくれることがあるわけです。

上手く使用すれば、お腹の調子も良くなるかもしれません。

あくまでも骨盤ベルトだけに頼らないようにしたいものですが、調子が改善されるまでの一つの手として、使用してみてはいかがでしょう。






腰痛用骨盤ベルト