頸椎椎間板ヘルニアの方のおすすめのまくらの選び方とは?
脛椎椎間板ヘルニアとは、背骨のクッション部分である椎間板が潰れて飛びだし、神経を圧迫・損傷する病気です。
首や肩の異常を感じ、病院へ行ってみると椎間板ヘルニアと診断されて驚いてしまいませんでしたか?
痛み、手のしびれや、筋力の低下など様々な症状が出て、日常生活に支障をきたしてしまうこともありますよね。
普段の生活はコルセットするなどして治療する方法がありますが、就寝中はどうでしょうか。
少しでも首に負担のないように、楽な体勢で寝ることが大切だと思います。
そこで、どんなまくらを選べばいいのか参考にしていただけたらなと思います。
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頸椎椎間板ヘルニアになる原因
頸椎椎間板ヘルニアになる原因は、はっきりわかってはいないようです。
しかし、加齢による椎間板の変形によるものや、猫背などの姿勢の悪さ、スポーツなどによるものだとされています。
今まではだいたい50代から60代が多く、若いうちは関係のないものだと捉えていました。
しかし、最近では携帯電話の普及により発症する若者も増えてきました。
また、インターネットを使用する職業が多くなり、さらに増えていくのではないでしょうか。
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マーサージはしない
頸椎椎間板ヘルニアの方は、痛みや疲れからマッサージをしてもらいたくなったりしますよね。
しかし、それが返って悪化させてしまう原因になります。
自分でゴリゴリするなんてやめておきましょう。
整体ならば大丈夫だと思いますが、ヘルニアとは全く関係のないものなので、これも返って悪化に繋がります。
特に、最近よくどこにでもある激安マッサージなんて絶対に行かないようにしてください。
実際に、重症化した例がいくつもあるので気をつけましょう。
良いまくらとは?
個人の体格などから適合するサイズなど全く違います。
自然な寝返りや首の安定は、枕の素材や形状で決まります。
フラット構造でジャストサイズの高さがいいです。
寝返りの仕方も人それぞれですし、向きやくせなども違います。
また、まくらも日々使用していると、高さも形状も変わってきてしまいます。
よって、定期的に交換も必要になります。
寝返りの重要性
人は寝ている間に何回も寝返りするものです。
健康な方は、1日に20~30回寝返りするとされています。
質の良い睡眠をするために必要な動作なのです。
それがなぜ質の良い睡眠に繋がるのか説明します。
●血行がよくなるため
体重がかかっている部位は血流が滞りやすくなります。
血行が滞ると、栄養や酸素を運んだりする血流の働きができなくなってしまい、そのため体調を崩してしまったりします。
●体の負担を軽減させるため
寝返りをうつことで、腰や肩などにかかる重力を分散でき、よって肩こりや腰痛などになりにくいです。
●熱や湿気を逃がすため
布団と体の間には湿気や熱がこもりやすいです。
よって、熟睡できず睡眠が浅くなってしまいます。
●睡眠リズムを変えるため
睡眠中は、脳が覚醒しているレム睡眠と、脳も体も深く眠っているノンレム睡眠という2つのタイプが周期的に繰り返されています。
このことで、脳と体が休まり、疲れをとっているのです。
また、この2つの切り替わるときに寝返りを多くすることで、正しい睡眠リズムができています。
寝返りの重要性がわかったと思いますが、その時に気をつけなければいけないのがまくらです。
自分のまくらで寝返りしやすいか試してみましょう。
あまりにも柔らかいまくらだと寝返りしにくくなってしまうので避けましょう。
椎間板ヘルニアの方のまくら選び
みなさんそうですが、自分に合ったまくらがあると思います。
ただ、そのまくらに出会っているかいないかだけなのです。
寝ているとき、頸椎が緩やかなカーブを描いている状態がベストだとされています。
特に椎間板ヘルニア患者は、少し高さがあるまくらがいいようですが、高すぎても首に負担がかかってしまいます。
まくら選びで症状が悪化する場合もあるので気をつけましょう。
自分に合った高さで、ある程度硬さのあるものを選ぶといいと思います。
寝ているときに少しでも矯正されるといいですよね。
首をしっかりと支えてくれるまくらが最適です。
正しい姿勢で寝ることで、寝ているときに痛みも少なくなり、熟睡することが出来ます。
数㎝でも変わってくるので、お店でオーダーメイドのまくらをつくることもできます。
オーダーメイドのまくら
オーダーメイドのまくらは、とても高額なイメージがありますよね。
しかし、調べてみると幅広く、お店によって様々ですが、1万円ほどから3万円弱で自分に合ったまくらが手に入れることができます。
評判もよく、はずれがほとんどないのでとてもおすすめです。
普通のまくらより多少金額は高くなりますが、頸椎椎間板ヘルニアの状態が少し軽減すると思うと安いと思います。
まくら選びのダメなポイント
●高すぎるまくら
枕が高すぎると頸椎に負担がかかり悪化する可能性があります。
●寝ていて違和感があるまくら
自分に合うまくらは、何もストレスのない状態になるはずです。
●横向きで寝ると合わないまくら
頸椎椎間板ヘルニアの方は、横向きで寝ると楽になったりするので、横向きでも試してみましょう。
また、寝返りするはずなので、どんな方向に向こうとも違和感のないまくらがいいです。
向いていない枕
椎間板ヘルニアの方には、低反発の枕はおすすめできません。
なぜなら、柔らかいので首に負担がかかっていまいます。
枕選びで、悪化させてしまうこともあるので気をつけましょう。
タオルまくら!
頸椎椎間板ヘルニアの首の痛みを改善してくれるタオルまくらというものがあります。
タオルを使って自分に合ったまくらを作ることができるので紹介したいと思います。
準備するものは大きいタオル3枚と輪ゴム4本だけです。
①バスタオルを半分に折り、さらに半分に折り、できるだけ硬めに巻いていきます。
②棒状にしたタオルの両端を輪ゴムでとめます。
③同様にもう1本作ります。
棒状のタオルが2本できました。
④残っているバスタオルをまた半分に折り、さらに半分に折ります。
今度は片側だけ真ん中部分に向けて折り、折った部分をもう半分に折ります。
⑤これを棒状に巻いたタオルを2本並べた上に、手前に折っている側にしておきます。
これでタオルまくらの完成です。
俵の一本目の溝と二本目の溝が二か所出来るはずなので、上の溝のラインに両耳がくるように寝ます。
このタオルまくらを使うと、頸椎の状態が安定して楽になると思います。
しかし、すぐ崩れてしまったりすると思うので、使用時間は10分程度にして、就寝するときはやめておきましょう。
どうしてもこれを使用したい時は、テープなどでしっかり固定して期間を決めましょう。
頸椎椎間板ヘルニアのほとんどの方が治る
ヘルニアと聞くと、もう一生付き合っていくものだと思う人が多いと思います。
しかし、症状が軽度ならば、ほとんどの確率で半年以内に治っています。
また、症状が軽度でなくても、すぐに手術する必要はありません。
頸椎椎間板ヘルニアには、激しい運動や無理をしないようにしていれば、症状は回復していき完治することもあります。
そこで重要なのが、1日の約3分の1を過ごす就寝中にもありますので、どんな体勢で寝ているかで首の負担はかなり変わってきます。
まとめ
頸椎椎間板ヘルニアは、普段の生活で発症することです。
加齢によるものだとするとあまり関係ないかもしれませんが、姿勢などによるものだとするならば変えなければいけません。
その時に一番効果的なのが、コルセットだと思いますが、寝ているときは無防備です。
ですから、自分の寝ているときの状態を知り、自分に合うまくら選びがいかに大切であるか分かったのではないかと思います。
今までそれほど気にしていなかったと思いますが、これを機に、自分に合うまくらを探してみてはいかがでしょうか。
そして、頸椎椎間板ヘルニアの方は、このまくら選びで完治すると期待しています。