骨盤ベルトを装着する位置とは?分かりづらい方には対策法も紹介
妊婦さんや、出産をしたお母さんたちは骨盤が歪みやすいので、骨盤ベルトを使用して見たいと思うでしょう。
所が、骨盤ベルトを装着する位置を間違えてしまったら、効果がないばかりか悪影響を及ぼすケースさえあるのです。
そのような事がないように、これから骨盤ベルトを使用する事を考えている方のために、骨盤ベルトを装着させる位置や、おすすめの骨盤ベルトなどを紹介しましょう。
骨盤ベルトの位置
骨盤ベルトを装着する前は、まず骨盤の位置を分からなければいけません。
そこで骨盤の位置を確認する方法を紹介するので参考にしてみて下さい。
恥骨と大転子
骨盤ベルトは、不安定になった骨盤を固定する物ですから、骨盤の位置を知る事が重要です。
その骨盤の位置を確認する方法は、まず『恥骨(ちこつ)』と『大転子(だいてんし)』の位置を確認します。
恥骨とは、へその真っ直ぐ下にあって、股の上のほうにある硬い骨です。
そのため手の指を使っていき硬い所を探しましょう。
恥骨が分かったら、次に大転子の位置を確認します。
その大転子とは、恥骨から左右にある出っ張りのある所で、太ももの付け根近くの骨です。
この2ヶ所が分かれば、骨盤ベルトを装着できるようになります。
骨盤ベルトを装着
骨盤ベルトはベルトやガードルなどのタイプがあって、ベルトタイプの場合は、恥骨と大転子の上に装着させていきます。
実際に恥骨と大転子の上に骨盤ベルトを装着させたら分かるかと思いますが、多くの方がイメージしているよりも、お腹より下側の位置に骨盤ベルトを装着させる事になります。
お腹というよりは、足の太もも近くの位置になるので、骨盤ベルトを装着させる時には位置を間違えないようにしましょう。
アドバイス
骨盤の位置が分かったつもりで、恥骨と大転子のラインに骨盤ベルトを装着させても「本当に、この位置で良いのだろうか」と不安になってしまう方もいるでしょう。
そのような場合には、かかりつけの産婦人科医院で骨盤ベルトの装着方法を教えてもらえる場合には、医師に装着する位置が合っているのか確認してもらったほうが良いでしょう。
日本の数多くある産婦人科医院では、骨盤ケア教室を行なっている所もあるので、間違える事がないように自信がない方は骨盤ケア教室へ通ってみたほうが良いです。
位置が分かりづらい場合
骨盤の位置が分かっても、その位置を探すのが面倒な方や、位置が分かりづらい方もいるでしょう。
そのような時にはベルトタイプよりも装着させやすいガードルタイプの骨盤ベルトがおすすめです。
ただしガードルタイプには注意点もあるので、詳しく紹介しましょう。
ガードルを装着
ベルトタイプよりガードルタイプの骨盤ベルトのほうが装着しやすい理由は、ストッキングを履くような感覚で装着できるからです。
さらにガードルタイプの骨盤ベルトは、骨盤・太もも・膝下などに加圧してくれるタイプもあるので、装着している時だけ痩せているように見せる事ができるのです。
ただし、実際に痩せている訳ではないので、ガードルタイプの骨盤ベルトを脱いだら元の体型になってしまいます。
そのため赤ちゃんを出産した後に痩せたいと考えている方は、健康に悪影響を及ばさない程度にダイエットを行なったほうが良いです。
ガードルの注意点
ガードルタイプの骨盤ベルトは、装着しやすいというメリットがありますが、骨盤を固定する力が弱いというデメリットもあります。
そのためガードルタイプの骨盤ベルトは、産婦人科医院で骨盤ベルトの装着方法を見てもらうのが面倒な方や、ベルトタイプを使用したくない方であれば満足できるでしょう。
しかし骨盤をしっかりと固定したい方は、骨盤を固定する力が弱いガードルタイプよりも、骨盤を固定する力が強いベルトタイプの骨盤ベルトを使用したほうが良いでしょう。
骨盤ベルトの注意点
骨盤ベルトは骨盤を固定して、これ以上は歪んだり傾いたりしないようにしてくれますが、いくつか注意すべきポイントもあります。
その注意点を知らなければ骨盤ベルトを使用する事によって、問題になる事があるので、骨盤ベルトを使用する前に確認してみて下さい。
装着期間
骨盤ベルトには、産前産後用と産後用などの商品があります。
産前産後用の骨盤ベルトであれば、出産する前と後に骨盤ベルトを装着させる事ができます。
実際に骨盤というのは、出産した後だけではなくて、妊娠中から少しずつ骨盤が開いていくのです。
そのため出産する前から産前産後用の骨盤ベルトを装着したほうが良いのです。
ただし産後用の骨盤ベルトは、メーカーから着用期間が出産直後もしくは数週間後などと指定されているので、妊娠中は産前産後用の骨盤ベルトを使用するようにしましょう。
筋力が低下
骨盤ベルトは、骨盤を固定する代わりに筋力が低下するというデメリットもあります。
なぜなら骨盤ベルトは筋肉の代役を果たしてくれるので、骨盤ベルトを装着させている間に筋力トレーニングをしておかなければ、筋力の低下は避けられないでしょう。
ただし妊娠中は安静にしていたほうが良いので、出産してから数週間経ってから筋力トレーニングを行なったほうが良いです。
そして最初の頃は、あまり足腰に負荷をかけないような軽めの筋力トレーニングを行なって、徐々に筋肉をつけていきましょう。
おすすめの骨盤ベルト
骨盤ベルトを装着させる位置や注意点を知った上で、骨盤ベルト利用したくなっても日本には様々な骨盤ベルトが販売されているので、どの商品を購入したら良いのか悩んでしまうでしょう。
そこで、数多くある骨盤ベルトの中から厳選して、おすすめの骨盤ベルトを3種類まで紹介するので、参考にしてみて下さい。
ビューティーレッグスリムトレンカ
ベルトタイプの骨盤ベルトを装着させるのが面倒な方に、おすすめなのが『ビューティーレッグスリムトレンカ』です。
このビューティーレッグスリムトレンカは、ストッキングのような感覚で履けるもので、骨盤・ウエスト・太もも・ふくらはぎ・足首に加圧を加える事ができます。
そのため、ビューティーレッグスリムトレンカを装着させている時だけは、痩せているように見せる事ができるのです。
カラーはブラックになっているので、装着方法だけではなくデザインまでストッキングに似ているので、スカートを履いている時にビューティーレッグスリムトレンカを装着しても違和感がありません。
芦屋美整体骨盤スッキリベルト
芦屋美整体骨盤スッキリベルトは、ベルトタイプに近い商品なので、骨盤の位置を把握する必要があります。
しかし3段階フックで調整する事ができる骨盤ベルトなので、装着しやすい商品と言えるでしょう。
そして芦屋美整体骨盤スッキリベルトを装着している間は、お尻の下から加圧を加える事ができるので持ち上げる事ができます。
そしてお腹やウエストにも加圧を加える事ができるので、装着させている時だけお腹やウエストだけ痩せているように見せる事ができるのです。
デザインはブラックやベージュが用意されているので、若い方から少し年輩の方でも気にいるデザインを見つけられる可能性は高いでしょう。
プーリーマジック骨盤ベルト
ブラックのカラーになっているプーリーマジック骨盤ベルトはベルトタイプなので、装着させる時は少し手間暇をかける事になります。
その装着方法は他の骨盤ベルトと異なっていて、骨盤の位置でプーリーマジック骨盤ベルトを装着させた後に、付属の『プレッシャーバンド』と呼ばれるヒモのような物を引っ張ります。
そうする事によって、後ろ側からも加圧を加える事ができるのです。
まとめ
骨盤ベルトの位置や、おすすめの骨盤ベルトを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
多くの方がイメージしていた所よりも、低い位置にあって驚いたかもしれません。
もしも骨盤ベルトを装着させる位置を間違えてしまったら、骨盤ベルトの効果を発揮する事が難しくなります。
そのため骨盤ベルトを装着させる時は、位置を間違えないようにしましょう。