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骨盤ベルト(トコちゃんベルトII)の使い方とその効果 | HEALTHING

骨盤ベルト(トコちゃんベルトII)の使い方とその効果

産前産後の骨盤ベルト

トコちゃんベルトII(L)+直後ケアベルト+腹巻(丈40cm) 【直後ケアベルト付3点】 紺

妊娠中、妊婦さんたちは何らかの体のトラブルを感じることが多いですよね。

予定日が近づき、お腹が大きくなってくると、腰を中心に体のあちこちに負担がかかって、場合によってはそれが痛みとして現れることもあります。

また無事出産を終えた後でも、骨盤のゆるみから、その時期特有のトラブルがあります。

それらのトラブルを軽減する手助けをしてくれるのが産前産後用骨盤ベルトです。

ここでは私自身の体験を元に書いていきたいと思います。



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骨盤ベルトを使用する際は主治医に相談しましょう

まずは痛みを把握します

主治医の先生にご相談しやすいように、自分の痛みやトラブルが、いつから、どんなふうに、どういうときに起こるのか把握しておきます。

私の場合は、1人目妊娠のとき、妊娠後期になるにつれ、腰痛はもちろんでしたが、歩く際に片方の太ももの付け根が痛くなり、脚を動かしづらくなって、歩行に困難を感じ始めたため、本当に困りました。

また、私は感じませんでしたが、その時期は恥骨痛を感じる方も多いようです。

産院おすすめのものがあるか聞きましょう

まずは骨盤ベルトを使ってもよいか、産院おすすめのものがあるかどうか聞いてみるのがいいと思います。

私のお世話になっていた産院では、トコちゃんベルトを推奨しておられたので、トコちゃんベルトを勧められました。

産院でも販売されていたので、その場ですぐ購入できましたし、看護師さんから付け方も丁寧に直接指導していただけてよかったです。

ちなみにトコちゃんベルトは2種類あり、恥骨結合が緩んでいる方はトコちゃんベルトI、それ以外の方や痛みのない方にはトコちゃんベルトIIが合うようです。

脚の付け根が痛む私はトコちゃんベルトIIでした。



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具体的な付け方とその注意点

まずは寝転んで腰を浮かせました。

これを骨盤高位というそうです。

こうすることで、広がった骨盤に下がった子宮や内臓が持ち上がります。

この状態で、ベルトを気持ちいいぐらいの締まり具合で締めてみます。

締める位置は、恥骨と大転子に当たる位置です。

骨盤の形が理想のハート形になるように締めます。

立ってから、もう一度締まり具合を調節します。

すると、太ももの痛みを嘘のように感じなくなっていました。

本当に悩んでいたので、かなり嬉しかったのを覚えています。

とはいえ、最初から長時間つけるのはこわいので、本当に痛みを感じるときだけに付けることにしました。

また、産院で巻いてもらったときはよかったですが、自宅に帰って、自分で巻くべき位置、自分が気持ちのいい位置を探すのに手間取りました。

だんだん長時間つけられるようになると、トイレに行ったり、座ったりといったさまざまな動作が出てきます。

正しい位置で巻けていれば、そういった動作に差し障りがないはずなのですが、トイレに行くと上に上がってきてしまったり、座るとお腹の下の方に食い込む感じがして痛かったりと、コツをつかむまでなかなか難しかったです。

説明書やネットのサイトで何度も確認し、ようやくベストポジションを見つけました。

そうしているうちに、起きている時はほぼ付けていられる状態になっていき、寝ているときも窮屈に感じないときは装着できるようになっていきました。

ベルトを外す際にも注意が必要です。

立ったまま急にベルトを外してしまうと、突然骨盤が緩み、子宮や内臓が下がってしまいよくないので、寝転んだ状態か座った状態でゆっくりベルトを外しましょう。

実際の出産の様子と骨盤ベルトの効果

とうとう出産日になり、普通分娩で、無事出産を終えました。

初産でしたが、産院へ行ってから2時間後には生まれるほどのスムーズな出産で、生まれてみると、先生が想定されていたよりもかなり大きめの3900gの赤ちゃんだったので、ごめんね、でもよく普通分娩で産めたね、よかったと言っていただきました。

もしかすると、トコちゃんベルトで子宮や骨盤の形をよくしていたからかもしれません。

後にトコちゃんベルトを販売されている有限会社青葉さんのホームページを読むと、そのことについても触れられていました。

トコちゃんベルトで、骨盤を引き締め、子宮を丸く保つことで、お産の進行をよくするだけでなく、早産、逆子、妊娠高血圧症候群などさまざまな妊娠出産のトラブル防止の効果が期待できるそうです。

産後すぐから装着できます

トコちゃんベルトを推奨している産院だったので、産後直後から骨盤ベルトを看護師さんが巻いてくださいました。

産後は骨盤がゆるゆるなので固定してあげないといけないそうです。

その固定の仕方がおかしいと、骨盤の位置がおかしいまま落ち着いてしまうので、骨盤ベルトで正しく固定してあげるのが大切だということでした。

私自身も骨盤ベルトで固定していると、姿勢を保って歩きやすいような気がして、気持ちよかったように思います。

産後1ヶ月は基本ベッドの中にいるとはいえ、赤ちゃんのお世話は最低限することになります。

特に辛いと感じたのは、赤ちゃんをベビーベッドから抱き上げる動作、抱っこして屈伸する動作(こうすると赤ちゃんが泣き止んでよく寝てくれたので)、授乳中の姿勢です。

今考えると、こういった動作のときもずっと骨盤ベルトで正しい位置に骨盤を支えていたのは、やはりいいことだったんだろうなあと思います。

動作自体も支えられていたので楽に行うことができましたし、私はもともと脚を組む癖があったのですが、骨盤ベルトをつけていると悪い姿勢が取りにくいため、自然といい姿勢が身についていくからです。

産前産後に骨盤ベルトをつけたことによる効果

もともと骨盤ベルトをつけ始めたのは、産前の脚の痛みからでしたが、それをきっかけにして、産前産後ずっと骨盤ベルトをつけることになってよかったと思います。

私はもともと生理1日目、2日目は鎮痛薬を飲まずにはいられないほど生理痛がひどい体質でしたが、1人目出産後の生理からは生理痛をほとんど感じなくなりました。

また出産後の体重が産後1ヶ月で10kgほど戻り、今まで気になっていた下半身もスリムになりました。

これらの効果は、骨盤ベルトだけから得られたものかどうかはわかりませんが、骨盤ベルトで骨盤を正しい位置に固定できたことによるものが大きいのではないかなと個人的には思っています。

というのも、その2年後に2人目を妊娠出産したのですが、その際には産前産後ほぼどこにも痛みを感じなかったため、骨盤ベルトの良さを知りながら、装着をさぼっていました。

すると、産後の体重も体型も骨盤ベルトをつけていた1人目のときとはちがって、なかなか戻らなかったのです。

それとともに産後生理が再開すると、また生理痛がつらくなってしまいました。

戻ると思い込んでいた私はショックでしたが、もし3人目を妊娠することがあったら、今度こそは、また骨盤ベルトを巻こうと思っています。

産前産後がチャンスです

女性の骨盤は、出産前後に緩むそうです。

逆にいうと矯正しやすい時期ということでもあります。

そのときが骨盤を矯正できる貴重なタイミングだと思って、痛みがある方はもちろん、痛みのない方も、骨盤ベルトを巻いて気持ち良さを感じる方にはぜひ、骨盤ベルトの装着をおすすめしたいです。

まとめ

産前産後用骨盤ベルトで骨盤を正しい位置に固定することの効果は、痛みがなくなったり、お産がスムーズになったりすることだけではありません。

ダイエット、生理痛の軽減など、産後の生活においても美容的にも健康的にも良い効果が望めるのです。

内臓を上に持ち上げること、それを支える骨盤が正しい形を保っていることが、女性にとって大切だということがよくわかりました。