高反発マットレスで腰痛を防ぐには?痛みを抑える5つのコツ
高反発マットレスは、腰痛対策でよく使われるものです。
しかし、高反発だからといって油断してはいけません。
きちんとポイントを押さえて、腰に負担をかけないように使っていかないと、効果的な対策にはならないのです。
適当に使うと失敗してしまうので、十分注意してください。
では、腰痛を防ぐためコツについて、詳しく説明していきましょう。
12年間腰痛の私が絶対おすすめするマットレス・敷布団ベスト16ランキングはこちら
ちょうどよい硬さを選ぶ
高反発マットレスは、体を跳ね返す力が強く、少し硬めの感触が特徴です。
その跳ね返す力が、腰の負担を減らすために役立つわけですが、あまりにも硬すぎる感触になっているものは、おすすめできません。
必要以上に硬いと、逆に腰を痛めることになります。
腰痛対策をするなら、極端なものは避け、ちょうどい硬さの製品を使ってください。
隙間で腰の負担が大きくなる
硬すぎるマットレスを使っていると、体がうまくフィットしません。
沈む余裕がまったくないため、板や硬い床に寝たときのように、腰のあたりに隙間ができてしまうのです。
そのような無理のある姿勢で寝ていては、腰痛を防ぐことができません。
大きな負担がかかってしまうため、朝になると痛みを感じることが多いのです。
その隙間を埋めるためにも、反発力が強すぎるものは使わないようにしてください。
体圧分散ができない
硬すぎて沈まないマットレスは、肩甲骨やお尻など、体の中の出っ張った部分にも負担をかけることになります。
隙間が空いてマットレスに触れない部分ができると、体を支えるのは、そうした出っ張った部分だけです。
つまり、体重がそこだけに集中することになるのです。
そうした圧力の偏りは、痛みを強くする原因になります。
余計な痛みを防ぐには、適度に沈んで体を受け止めてくれるものを使い、体圧分散を図りましょう。
集中を避ければ、痛みにつながるような大きすぎる負荷は発生しません。
反発力ばかり求めない
高反発マットレスを選ぶときは、「とにかく強く跳ね返すものを」と考えることもありますが、上記のデメリットを考慮するなら、それは間違いです。
反発力ばかり求めていても、腰痛を防ぐことはできません。
大切なのは、体に負担をかけない適度な反発力です。
高反発マットレスを使うなら、そのことをしっかり頭に入れておきましょう。
スムーズな寝返りで負担を軽減
ちょうどよい適度な反発力があるものは、体の動きを助けてくれます。
寝返りをうつとき、弱い力でもすんなりと動くことができるため、常に楽な姿勢で眠ることができます。
これが、高反発マットレスが腰に優しい理由です。
姿勢の固定は体を痛める要素なので、なるべく動きやすいものを使い、しっかり寝返りができるようにしてください。
12年間腰痛の私が絶対おすすめするマットレス・敷布団ベスト16ランキングはこちら
柔らかすぎるものは避ける
腰痛を引き起こすNGなマットレスは、硬すぎるものだけではありません。
柔らかすぎるものも、腰の負担を大きくしてしまうのです。
「高反発マットレスなら大丈夫だろう」と油断してしまうこともありますが、選ぶときのチェックは怠らないようにしてください。
高反発といっても、すべて同じ反発力を備えているわけではありません。
反発力が少し低いものを体重の重い人が使ったりすると、予想以上に沈むこともあります。
そのようなものを使わないように、柔らかすぎないことも、しっかり確かめておきましょう。
背骨のカーブが保てない
柔らかすぎて必要以上に沈むマットレスは、背骨のS字カーブを崩してしまいます。
本来の曲がり方が崩れてしまえば、腰への負担も大きくなります。
それを避けるためには、沈みすぎを防ぐことが大切なのです。
低反発マットレスほどは沈まないとしても、背骨に悪影響を与えるような姿勢はよくないので、十分注意してください。
寝返りがうまくできない
体が沈んでいると、うまく動くことができません。
先述したように、それは体の負担を大きくする要素です。
寝返りの回数が減り、同じ姿勢が長く続くようになると、どうしても痛みを感じやすくなります。
スムーズに動くためには、自分の体重も考慮して、沈みすぎるものを避けるようにしてください。
ある程度しっかりした反発力があり、寝返りを妨げないものであれば、腰へのダメージを抑えることができます。
薄すぎないものを使う
高反発マットレスが薄すぎると、底つき感が強くなってしまいます。
ベッドや床の硬さを背中に感じてしまうため、気持ちよく眠れなくなるのです。
余計な硬さがあれば、体への負担も大きくなってしまいます。
そんな状態では、効果的な腰痛対策はできません。
体によくない硬さを避けるには、あまり薄いものは選ばないようにしましょう。
適度な厚みがあるものなら、硬さの影響はありません。
寝心地もよくなるため、ぐっすりと眠ることができるのです。
負荷をかけすぎない
高反発マットレスに負荷をかけすぎると、へたりが進んでしまいます。
それも腰痛の原因になるので、大きな負荷がかかる使い方はしないでください。
へたったマットレスを使っていると、体が不自然な曲がり方をするため、腰痛を抑えられなくなります。
常に劣化の少ないマットレスを使っていれば、腰へのダメージを防ぐことができるのです。
ローテーションで負荷を分散
裏表や上下を入れ替えるローテーションは、同じところに体重をかけないための対策になります。
いつも同じところに負荷を集中させているると、へたりが早くなるので、定期的に敷き方を変えるようにしてください。
ときどき動かしながら使えば、湿気を散らすこともできます。
長持ちさせるためにも、長く固定しないように使っていきましょう。
踏み台はNG
マットレスの上に立ってしまうと、足裏の狭い部分に体重が集中し、大きなダメージを与えてしまいます。
へたりと腰痛を防ぐなら、そうした使い方は避けててください。
踏み台として利用したりせず、常に寝具として使うようにしましょう。
湿気の対策をする
湿気の対策も、へたりを防ぐためには大切なことです。
ウレタンが湿気で劣化すれば、へたりも悪化することになるのです。
腰痛を防ぐには、少しでも劣化を遅らせるように、大切に使うことをおすすめします。
定期的な乾燥を行う
湿気を防ぐなら、やはり干すことは欠かせません。
敷きっぱなしにせず、しっかり乾かすようにしてください。
ただし、日光はNGです。
ウレタンは日光に弱いため、不用意に天日干しにすると、劣化を抑えられなくなります。
それを避けるには、風通しのよい日陰で乾燥させましょう。
空気の流れがある場所なら、日光なしでも湿気の対策ができます。
床に敷くなら隙間を
マットレスを床に敷くときは、密着させないための工夫を行いましょう。
床とぴったりくっついていると、通気性が悪くなってしまうため、湿気がたまりやすくなります。
そうなれば、ウレタンのの劣化でへたりもひどくなり、姿勢が悪くなっていくのです。
床で使いたい場合は、すのこを床に置き、必ず隙間をつくるようにしてください。
すのこの上にマットレスを乗せれば、下に隙間が空くため、湿気の逃げ道を確保することができます。
まとめ
高反発マットレスで腰痛対策をするなら、ここで紹介したポイントはしっかりチェックしておきましょう。
適当に選んで適当に使ったりすると、高反発マットレスでも、腰へのダメージを回避できなくなります。
硬さや薄さ、へたりなどに注意していれば、高反発のメリットを最大限に引き出し、体の負担を和らげることができるのです。
参考URL・参考文献・根拠など
https://高反発マットレスで腰痛改善.com/mattresserabi.html
https://kaimin-times.com/high-resilience-mattresses-5975
https://hineru.com/recommend-highfoam-mattress/
https://suzuki-mattress.jp/how-to-choose-mattress/
https://single-bed.com/souji-oteire/sikke-taisaku
https://kaimin-times.com/mattress-moisture-5534