なんとなく身体が辛い・痩せたい・健康を維持したい人へ…骨盤ベルトのススメ
骨盤ベルトといえば、出産直後の女性がつけるもの…というイメージがあります。
しかし近年では、整体師さんの指導のもと、肩こり・腰痛・ヘルニアなどの予後のケア・ウォーキングの効果アップのため…など、多岐にわたる用途で使用されています。
ここでは、ダイエットや姿勢矯正に興味のある方向けに、骨盤ベルトの使い方・購入法を話していこうと思います。
骨盤ベルトの効果
腰回りの強制下着として古くからあるのは「ガードル」で、下着屋さんや東急ハンズ・ロフトなどを往復しつつ、骨盤ベルトor定番のガードルかでお悩みのかたもいらっしゃるとか。
今のところ、ガードルにも数々の弱点が見つかっております。
基本的なガードルの考え方としては「お尻周りを一時的にすっきりと見せる」ことにあるので、強制力が強すぎて
- 血行が悪くなる
- 連続使用に耐えられない
こういたことが起こる可能性も。
フィッティングを間違えれば体調不良を起こす場合もあるので、長い目でしっかりと美容効果を出したいのであれば、骨盤ベルトに軍配が上がります。
しかし、実際にベルトを試したかたならば「この程度の締め付けで効果があるのか…?」という疑問も生じるでしょう。
そこで、ヘルスケアに詳しい医者の本などを参考に、骨盤ベルトの効果をまず列挙していきます。
ウォーキングの効果アップに
一昔前に「正しい歩行姿勢」ブームが起きましたが、ウォーキングの距離や時間より姿勢のほうが重要だという意見は、今も多く見られます。
特に骨盤周り〜肋骨下までのインナーマッスルをきちんと機能させることが鍵になると言われます。
一般的には「体幹」と呼ばれるもので、運動時に身体の重心を安定させる部位ですね。
女性は筋肉が発達しにくい分、この「体幹」にあたるところが全体的に弱くなりがちで、骨盤の位置も安定せず歩行がふらつきがちです。
この状態でウォーキングに望んでも、思うような効果がでないばかりか、無理をすれば足腰の故障につながることもあります。
そんな時に役立つのが、骨盤ベルト。
体幹の筋力に頼らずともしっかりと骨盤の位置を安定させる効果があり、連用するうちに
- とくに女性が苦手とする腹式呼吸
- 体幹の発達
これらをしっかりと促してくれます。
オフィスワークから来る凝りの解消に
オフィスワーカーの職業病である、腰痛・肩こりにも十分な効果が期待できます。
こういった体の不調の原因のほとんどが「椅子が合っていない」ことにありまして、クッションや座面に置くタイプの姿勢強制グッズの購入者も多いのだとか。
しかし、ここにおいても骨盤ベルトの効果は偉大です。
身体の不調を起こさないためには、「座面に対して骨盤が直角に立つ」ことを意識するのが基本となりますが、ベルトをつけることによって腰が前後に倒れこんだり・猫背になったりすることを防ぐことができます。
下腹にも自然と力が入り、意識しなくてもキレイな姿勢を保てるようになるのがポイント。
合わせて、「つけていて苦しい」という感覚がほとんどないのも、骨盤ベルトのメリットです。
お仕事に安心して集中できるので、たいへんおすすめします。
O脚の矯正に
肩こり・腰痛などは日本人の病気と呼ばれており、その理由として「人種的にO脚が多いから」という説が挙げられています。
昔の日本人は、左手と左足・右手と右足を交互に出して歩く「まんば歩き」をしていたため、それに適応するようにO脚になった…というお話も。
しかし、現代人の生活では様々な不調のもとになり、整体院でもO脚の治療に積極的に取り組む場合が多くなっています。
美容という側面からみても、O脚は「スカートを上手に履きこなせない」というささやかな悩みになりがちではないでしょうか。
足の形は、骨盤周りの状態との関係が深く、ベルトによる強制効果がもっとも顕著に出る部分です。
先に述べたウォーキングでも、骨盤ベルトを使うことですぐに「歩き姿がキレイになった」という方がおおいのだとか。
下半身〜下腹のダイエットに
先に体幹について述べましたが、下半身をコルセット上に包むインナーマッスルの矯正・筋力向上に、骨盤の強制は威力を発揮します。
ダイエットといえば筋トレ・有酸素運動などといった地道な努力が必要…と考えがちですが、その限りではありません。
生活習慣と姿勢強制、ヘルシーな食生活を心がけるだけで、自然と痩せる人は意外と多いのです。
無理なトレーニングで気負う前に、ベルトを気軽に試してみるのが筆者のおすすめです。
ヘルニアなどの罹患歴がある人は
ヘルニアや自律神経失調症などの罹患歴があるかたについては、骨盤ベルトの購入について、慎重に検討した方がいいでしょう。
言うまでもないことですが、医師との相談は必要です。
ヘルニアについては「なるほど」とすぐに理由を思いつくかたも多いと思いますが、自律神経系の病気で注意べき理由とはなんでしょうか。
うつ病・自律神経失調症の生活療法で最も大切とされているのは、意外にも「腹式呼吸」です。
ストレスや脳のリズムの乱れには、酸素が1番の薬とまで言われています。
骨盤ベルトで呼吸が苦しくなると言う例は稀ですが、腹式呼吸を阻害せず・むしろ助けてくれる用具としての使い方を、きちんと医師に相談することが重要です。
この製品の発症は整体院なのですが、心や生活リズムの乱れも診察してくれるような整体師さんであれば、そちらに相談をもちかけても構わないでしょう。
骨盤ベルトの基本的な付け方
骨盤ベルトを手に入れたら、付け方をまずはマスターしましょう。
骨盤と言うくらいだから、腰の1番出っ張っている部分に巻くとイメージしがちですが、実はこの位置だと高すぎます。
骨盤の出っ張りの下を辿って行くと、大腿骨の1番上部にあたる部分の骨の出っ張りを感じるでしょう。
この部分に巻いてあげるのがポイントです。
ただし、立ち仕事やウォーキング中にずれてしまうことが多いので、その時は都度巻き直しをするか、固定力の高い商品に買い換えてみてもいいでしょう。
ベストなのは、整体院で巻きかたをレクチャーしてもらうことです。
気軽に相談に応じてくれる整体師さんが多いので、是非相談してみてください。
オリジナルのベルトをオーダーしてみよう
ひどい猫背や腰痛に悩ませているかた、肥満気味のかたが使用を検討される場合、費用はかさみますがオーダーメイドをおすすめします。
2〜4万円程度と値段に上下はありますが、個人の生活習慣までもを織り込んできちんと合うものを作ってくれるので、おすすめです。
ダイエット監修をする有名店でも、整体院と連携して骨盤ベルトの開発に力を入れているところが多く、
- 確実に痩せたい
- とにかく身体の健康を1番大切にしたい
と思う人の究極の手段になり得るでしょう。
ただし、体型の変化に伴って、ベルトサイズや形状が変わってくることも念頭に置かなければなりません。
また、ある程度の減量・姿勢矯正に成功した場合は、ベルトの連用をしなくてもいい場合があります。
簡単なストレッチなどを取り入れれば、いずれ「骨盤ベルト卒業」も叶うでしょう。
まとめ
美容に興味のある女性を意識して、骨盤ベルトの効果を中心に様々な提案をいたしました。
壮年期以降の男性にも体型・体力維持に役立つので、購入の検討をおすすめしたいところです。
筆者も日中は愛用していますが、1〜2週間の連用ですぐに効果が現れるのもメリット。
ご興味をおもちになったかたは、是非様々な商品を手にとってみてください。