腰痛にならないための椅子の背もたれの理想の角度はどのくらい?
デスクワークをしていて腰痛にならないためには、椅子の背もたれを活用していく必要があります。
そうして背もたれを活用する際には、やはり背もたれの角度が理想的な椅子を使用していった方がより効果的になります。
では、椅子の背もたれの理想の角度とはどのくらいの角度になるのでしょうか?
ここではそんな、腰痛にならないための椅子の背もたれの理想の角度を見ていきます。
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後傾になるのはよくない
腰痛にならないためには、椅子に座った際に後傾になるのはよくありません。
いや、後傾になること自体が悪いわけではありません。
しかし、後傾の姿勢のまま長い間仕事をしていくというのが良くないのです。
後傾の姿勢のまま長いこと仕事をしていくと、腰にかかる体重の負担をうまく支えることができなくなってしまいます。
腰にかかる体重の負担をうまく支えることが出来なくなるというのは、骨盤で体重をささえることが出来なくなるということです。
椅子に座っている時の体重は、何も腰の筋肉でだけ支えられているわけではありません。
むしろ筋肉よりも骨盤で支えられているところがあるのです。
でも、背もたれに寄りかかった際に後傾してしまうと、必然的に骨盤も後傾していきます。
結果、骨盤で支えられてなくなってしまいます。
そうすると、腰は筋肉で支えるしかなくなり、いつしか痛みを発生するようになってしまうのです。
それを防ぐためには、背もたれが後傾している椅子は避けることです。
背もたれが後傾している椅子は多い
ただ残念なことに、背もたれが後傾している椅子は多いです。
だから、避けないとならない椅子は多いということになります。
特に、あまりデスクワークで使用するような椅子ではないものは、だいたいが後傾しています。
後傾している方がリラックス度は高くなりますから、それも仕方ないところはあるのです。
しかし、そういう椅子で仕事をしていて腰痛になってしまっていたら、仕事もあまり進まなくなります。
腰が痛いと集中力もなくなりますから。
そうなったら困るので、背もたれが後傾しているような椅子はあまり使用しないようにするのがおすすめです。
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背もたれの理想は90度
では実際、背もたれの理想的な角度はどのくらいの角度になるのでしょうか?
腰痛にならないための背もたれの理想的な角度は、だいたい90度になります。
背もたれが90度であれば、自然と骨盤もまっすぐ立っていきます。
骨盤がまっすぐ立っていけば、その分だけ体重を骨盤で支えることが出来るようになります。
なので、あまり腰痛になりづらくなるのです。
腰のあたりが90度であればよい
ただ基本的に、背もたれの角度が90度の椅子というのは、腰にはよいかもしれませんが、座りづらいです。
壁にピッタリと沿って座ってみるとわかりますが、すごく圧迫感を感じるものなのです。
だから、完全に背もたれが90度の椅子は、あまりありません。
あったとしてもそのように座りづらいわけなのですから、あまりおすすめはできません。
でも腰にとって理想的な背もたれの角度は90度です。
だから困りものになります。
ただ実は、90度であるべきなのは腰のあたりのところだけになります。
そのあたりさえ90度になれば、きちんと骨盤は立っていきますから。
なので、そこさえ90度であれば、それより上は多少後傾していたりしていてもよいのです。
そういうものを探していけば、骨盤が立つような、腰痛に効果的な椅子に座っていても、あまり座りづらさを感じることはなくなります。
だから、腰痛対策の椅子としては、そういうものがおすすめになります。
背もたれの上のは後傾していた方が身体にも良い
そしてそれは、何も座りやすくなるからそういうものがおすすめだというだけの話ではありません。
確かに座りやすくなることは間違いありませんし、座りやすくなるのに越したこともないです。
ただ90度の背もたれの上の方が後傾していると、それによって身体にも良い影響を与えるのです。
だからこそ、90度の背もたれの上の方は後傾気味であるべきなのです。
背骨はカーブしているものだから
その理由は、背骨にあります。
背骨というのは、基本的にカーブしているものになります。
カーブしているものに対してずっと90度で来ているから、座りづらさや圧迫感を感じてしまっていたのです。
でもしっかりと後傾していれば、そのカーブにそった動きになります。
だから、変な負担がかかることはなくなるのです。
背もたれには後ろまでしっかりと腰かけるように
背もたれの理想の角度は腰のあたりが90度で、それよりも上の方は後傾気味であるということになりますが、それを活かすためには座り方もきちんと考えないとなりません。
たとえば、背もたれがせっかく90度であっても、その背もたれに当たる腰の角度が90度でなくなるのであれば、それはもはやその背もたれは腰痛対策として効果的なものではなくなってしまいます。
なので、しっかりと90度に、骨盤が立つように座らないとなりません。
そのためには、椅子にはきちんと深くまで腰かけるようにしていってください。
浅く腰掛けていると、その分だけ腰が背もたれに当たる角度が悪くなっていきます。
常にしっかりと置くまで腰掛けるように気を付けてください。
上の背もたれは頼りすぎない
また、90度より上の背もたれは、あまり頼りすぎないようにするのも座り方のポイントの一つです。
そこに頼りすぎていると、腰が反ってしまうようになることがあります。
背もたれに寄りかかろうとする際にお尻がやや前に出て、90度の背もたれがあっても結果腰が反るようになってしまうことがあるのです。
そうして腰が反ってしまうと、当然腰に負担になります。
それは避けないとならないので、90度より上の後傾している背もたれのところには、あまり頼りすぎないようにしてください。
背もたれは固めで動きづらいものを
また、背もたれの理想の角度の椅子があったとしても、その背もたれの質感がいまいちなのであれば、それはあまり腰痛対策として効果的な椅子ではなくなってしまいます。
たとえば、背もたれが柔らかめの背もたれだったとします。
柔らかめの背もたれの場合は、そこに腰を支えてもらおうと思っても、それが動いてしまい、結果腰を90度に支えてくれなくなったりします。
当然ながらそれでは腰痛対策にはなりません。
だから、腰痛対策としての椅子が欲しいのであれば、背もたれは固めのものを選んでいくべきになるのです。
座り心地もそのうち慣れる
背もたれが固めのものは、最初のうちは座りづらいです。
しかし、次第にそれの座り心地にも慣れていきますから、その点は心配いりません。
デスクワークの方は椅子に座っている時間も長いです。
椅子に座っている時間が長いということは、当然それに慣れるための時間も長くとることが出来るということになります。
だから、背もたれが固めの椅子についても、次第に座り心地に慣れていくのです。
是非そういうものを購入して、椅子から腰痛対策をしていってください。
まとめ
腰痛対策としての椅子の背もたれの理想の角度は、腰のあたりが90度で、それより上がやや後傾しているものになります。
腰のあたりからずっと後傾しているものは、腰痛を悪化させてしまう可能性が高いので、そういうものを使用するのは避けていくことをおすすめします。
正しく腰痛対策していける椅子を選んで、腰痛に対抗していってください。