ヘルニアの腰痛に泣いた日々とその後、腰痛用の座椅子はとってもお役立ちだった
人生何が起きるかわからないものです。
普通の軽い腰痛ならお友達関係の筆者ですが、重くてどうしようもない腰痛とは縁がありませんでした。
しかし世の中何があるかわかったものではありません。
ある日突然のとてつもない痛み、そのための日常生活の問題、治療後の副次的なあれこれと、本当に苦しい思いをしました。
その中で助けになってくれたのが、腰痛用の座椅子でした。
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目次
腰痛なら整体とかで治るものと思っていた
普通の腰痛なら整体に行ったりマッサージに行ったりして治療していましたし、ちょっと重い腰痛の場合はカイロプラクティクで治してもらっていました。
まあ正直、ぎっくり腰をやった時にはこれは病院行きかと思ったのですが、それも何とかカイロで治療ができました。
なので特に、腰痛用のクッションとか座椅子などは縁がなく、家にあるわけでもない暮らしをしていたのです。
たまに椅子に腰掛けているときなど、長時間座りすぎて腰が痛くなったり、坐骨があたって痛いということはありました。
でもその程度のものだったのです。
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とんでもない痛みがある日
そんな筆者でしたが、ある日とてつもない痛みに襲われたのです。
とにかく座れない、特に床に脚を投げ出して座ることが出来ない、身体を前に曲げることが出来ない、結果着替えなどにも問題が起きました。
腰から太ももにかけての激痛としびれ、マッサージでも整体でも首を傾げられてしまいました。
仕方なく病院で検査してもらった結果、出た病名はヘルニアでした。
腰椎と言うか仙骨にヘルニアが出来ていて、それが運悪く腰から脚の神経を圧迫刺激して、激痛を生んでいるとのことだったのです。
とにかく自然治癒が一番だと言われ、保存療法をとることになりました。
早い話、鎮痛剤と末端神経の炎症を抑える薬で症状を緩和しつつ、自然にヘルニアが引っ込むのを待つ、ということです。
鎮痛剤でかなり痛みは引いたので
幸い強い鎮痛剤の処方で、かなり痛みはましになりました。
何とか座ることも出来るようになりました。
でも以前のように、普通に動こうとするといきなり痛みが襲ってくるので、油断ができない状態でした。
あまり動き回らないようにとも言われていたのですが、普通に座るのが辛くて何か無いかとネットで探していて見つけたのが、腰痛用の座椅子でした。
しかし普通の座椅子の場合、まったりと長時間座っていると、腰痛を生んでしまったりするものです。
それが腰痛に効果のある座椅子というのですから、どう言ったものなのかと少々疑問にも思いました。
しかし何もなしに床に座るのは苦痛でしたし、立ち続けるのは勿論疲れてしまいます。
かと言って寝ていたのでは、今度は筋肉が衰えてしまします。
という事で、腰痛用の座椅子を試してみることにしたのです。
腰にフィットするように作られているもの
筆者の場合、腰椎つまりウエスト部分のアーチが乱れると、痛みが襲ってくるタイプのヘルニアでした。
つまり常にいい姿勢でいないと、腰痛が襲ってくるわけです。
なので数ある座椅子の中から、ウエスト部分に膨らみがあってしっかりアーチを作ってくれるものを選びました。
これなら筋肉はある程度リラックスできますし、でも骨格はアーチをキープできることになるからです。
加えて状態が状態だったので、組み立てしないで済むものを選びました。
正直、到着までの時間が待ち遠しかったですね。
座る過程がちょっと大変だったけど
さて座椅子が到着して、どんな具合か座ってみることにしました。
座る姿勢まで行くのに結構痛みを感じたのですが、何とか座ることが出来ました。
ウエスト部分の膨らみのおかげで、しばらくぶりに背筋の力も多少抜くことが出来ました。
実はヘルニアの場合、長座が辛いのです。
なので座椅子に座るということ自体、難しいかなと思ったのですが、鎮痛剤も効いていたので何とか座れたようです。
その後工夫して、最も痛みの少ない角度に背もたれを調整しました。
膝を多少緩めて座ると、激痛からは逃れられました。
座椅子というのはくつろぎのためにあるので
腰痛で辛いのは、痛みという感覚が全てを支配するからです。
この痛みの感覚をちょっとでも忘れることが出来れば、非常に楽になれるのはわかっていました。
例えばゲームをするとか本に夢中になるとか、動画などを楽しむなどの行為です。
しかしそれも、身体がある程度リラックスできて初めて可能なものです。
じっと座っていられないのでは、何をしていても結局集中できません。
なので座椅子に座れたということは、なにかに集中が可能になったということで、その点大変救いだったのです。
結局腰痛は悪化してしまい
様子を見ていて何とか、と思っていたのですが残念なことに腰痛はひどくなる一方でした。
腰痛用の座椅子のおかげで、それなりにリラックスできたのですが、今度は歩くのが辛くなってしまいそれこそ日常生活に支障が起きてきたのです。
これはもうどうしようもないと、医師に頼んで手術してもらうことにしました。
内視鏡での手術なので、1週間位の入院で済むということになりました。
これで腰痛と別れられると、本当にホッとして手術を受けたものです。
術後も即痛みが消えるわけではありません
さて手術も成功して、かなり痛みは減りました。
代わりに傷の痛みが加わりましたが、まあこれは時間の経過で治るものです。
しかしヘルニアの痛みというのは、手術してすぐに引くものではないそうです。
神経が圧迫されて互いに擦れてしまい、それによって傷つくのでそれが治るまでは痛みは完全に治らないとのことでした。
まあそれでも、手術前に比べれば格段に増しになったのは事実です。
退院して帰宅して、ホッとしたものです。
腰痛はともかく思いもしない置き土産が
さて腰痛もましになったし、腰痛用の座椅子もあまり必要なくなったかな、と思ったのですが実はそうではありませんでした。
歩くのがつらい痛みが何日も続いて、歩行が少なくなった時間も結構ありました。
入院中は歩くことを勧められましたが、それでも病院内は完全バリアフリーです。
外部に比べればアップダウンがなく、その分筋肉は使わないで済んでしまいます。
結果として、大腿四頭筋などは勿論ですが、臀筋も落ちてしまったのです。
早い話、お尻の肉が減ってしまったのですね。
あってよかった腰痛用座椅子
帰宅して普通の椅子に座った時に、お尻が痛いなあと感じたものです。
臀筋が落ちてしまっていたので、坐骨が椅子の座面に突き刺さる感じがしたわけです。
クッションがあってもあまり効いている感じはしません。
そんな時に腰痛用座椅子の存在を思い出しました。
座面がしっかりと出来ていたので、確か座面のクッション性も良かったはず、と遅まきながら気がついたのです。
早速座ってみると、座面のクッションがお尻を包んでくれて痛みをあまり感じずに済んだのです。
しかも前滑りの心配が少ない、メッシュ素材だったのも大変にありがたかったです。
腰痛用座椅子の背骨S字カーブキープのありがたさ
ヘルニアの原因の1つは、背筋の衰えにあります。
それによって背骨の隙間がつぶれる感じで、ヘルニアが発症するのですね。
長時間の座り仕事でヘルニアを起こす人が多いのは、このせいです。
ありがたいことに、筆者の購入したのは背骨のカーブをキープするような背もたれのシェイプの座椅子でした。
これのおかげでその後のヘルニア発症率は、多少なりとも減ったはずです。
また特に、病後の筋肉の弱ったときなど、背骨をキープするのに大変におすすめと言える製品でした。
偶然だったとは言え、本当に自分の症状に合った品を選べたのは、本当に幸いでした。
まとめ
座椅子と言うと、姿勢が悪くなると言うイメージが大きいのですが、実はヘルニアなどの発症を軽減してくれる製品もあるのです。
また実際に、その機能で腰痛を軽減してくれる製品もあります。
リラックスしつつ、しかし腰痛や背骨のトラブルを回避できる座椅子もあるということです。
腰の痛みに悩む人にも、おすすめタイプのものが無いとは言えません。
自分に合った座椅子に出会えて、正直非常に助かった筆者でした。